ウィザードリィ #2(Wizardry #2)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウィザードリィ #2』(Wizardry #2)とは、1982年アメリカのサーテック社より発売された3Dダンジョン・ロールプレイングゲーム。副題は「ダイヤモンドの騎士」(Knight of Diamonds)。
「ハック&スラッシュ」の元祖とも言える古典RPGシリーズの第二作。「ダバルプスの呪いの穴」に消えた、リルガミンの街を守護する「ニルダの杖」を持ち帰る事が、冒険者たちに与えられた使命である。

AC(アーマークラス)

キャラクターの物理防御力を数値化したもの。何も装備しないキャラクターのACは10で、防具を装備したり防御呪文を唱える事で強化できる。
特筆すべきはACは低ければ低いほど高性能である点と、『ドラゴンクエスト』等に代表されるダメージを軽減するような守備力ではなく、どちらかと言えば回避力に近い概念である点。
ACが下がれば敵モンスターの物理攻撃の命中率を下げ、当たりにくくする事ができる。

キャラクターの職業

8つの職業(戦士、魔法使い、僧侶、盗賊、ビショップ、侍、ロード、忍者)がある。
前半の4つ(戦士、魔法使い、僧侶、盗賊)は基本職と呼ばれ、低い能力値でも選択する事ができ成長が早い。
後半の4つ(ビショップ、侍、ロード、忍者)は上級職(エリートクラス)と呼ばれ、特に侍・ロード・忍者は非常に高い能力値を要求される。複数の基本職性能を併せ持つぶん、レベルアップに必要な経験値が多くなり成長が遅い。

戦士(FIG)

条件:力が11以上
前衛に立ち武器を振るい、直接攻撃を行う職業。成長が早くHPも高い。またほとんどの武器防具を装備する事ができる。

魔法使い(MAG)

条件:知恵が11以上
魔術師呪文を扱う職業。攻撃的なダメージ呪文が多く活躍しやすいが、HPは低く直接戦闘には向いていない。13レベルで全魔術師呪文を習得可能になる。

僧侶(PRI)

条件:信仰心が11以上。性格が善か悪であること
僧侶呪文を扱う職業。主に治療呪文を覚え、不死怪物(アンデッド)を複数破壊・退散できる「呪いを解く」(ディスペル)も使用可能。13レベルで全僧侶呪文を習得可能になる。

盗賊(THI)

条件:素早さが11以上。性格が中立か悪であること
モンスターに勝利後得られる宝箱の罠を外すのに特化した職業。戦闘力は低く呪文も使えないが、パーティを強化するレアアイテム発見のためには欠かせない職業。

ビショップ(BIS)

条件:知恵と信仰心が12以上。性格が善か悪であること
魔法使いと僧侶を兼ね備えた上級職。迷宮内で拾った不確定名アイテムを鑑定可能。成長は非常に遅く、全呪文習得の為には魔術師呪文は25レベル、僧侶呪文は28レベル必要。

侍(SAM)

条件:力15・知恵11・信仰心10・生命力14・素早さ10以上。性格が善か中立であること
戦士と魔法使いを兼ね備えた上級職。成長は遅く、全魔術師呪文習得には22レベルが必要。

ロード(LORD)

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