キングスマン:ゴールデン・サークル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングスマン:ゴールデン・サークル』とは、2017年に制作されたアクション映画。
『キングスマン』の続編であり、前作と同じくマシュー・ヴォーンが監督を務め、タロン・エガートン、コリン・ファースが出演する。
日本では2018年に公開され興行収入17億円を超えるヒット作となった。
イギリスのスパイ機関キングスマンの拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受けて壊滅してしまい、キングスマンのエージェントであるエグジーは同盟を結んでいるアメリカスパイ機関ステイツマンに協力を求める。
Manners maketh man.(マナーが人間を作る)
前作でも使われていたハリーの名言である、“Manners maketh man.”(マナーが人間を作る)。
このセリフは今回も劇中に登場する上、予告の中でも使われるほどこの映画を象徴したものとなっている。
ド迫力のアクションシーンが魅力
前作の『キングスマン』でも魅力的なアクションシーンが多く登場したが、今回も数々のアクションシーンを見ることができる。
傘やペンといったガジェットを駆使した英国紳士的なアクションを見せるハリーとエグジーは健在なのだが、今回はさらに二丁拳銃と電気が流れる投げ縄の使い手であるウイスキーのアクションも魅力的である。
ウイスキーはアメリカのスパイ機関ステイツマンに属するエージェントのため、テンガロハットにウエスタンブーツにデニムといったコテコテのアメリカンスタイルをしており、英国紳士スタイルのエグジーたちとの対比もまた見どころとなっている。
マーリンのラストシーン
ポピーのアジトを発見し、エグジーとハリーとマーリンは潜入を試みる。
しかし、アジトの入り口の数メートル先でマーリンは地雷を踏んでしまう。
アジトの入り口にはポピーの部下が多くいるため、エグジーとハリーがそこを突破させるためにマリーンは『カントリー・ロード』を大声で歌い、部下を自分の元へ引き付け自爆する。
地雷を踏んで死を悟ったマーリンと、仲間の犠牲の元にアジトへの潜入を成功させたエグジーとハリーの言葉ではなく目で会話をするシーンは、この映画を見た多くの人から感動するシーンとしてあげられる。
『キングスマン:ゴールデン・サークル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
サブタイトルがゴールデン・サークルではなく、ゴールデン・トライアングルであった
映画のサブタイトルは、ゴールデンサークルなっているが、もともとはゴールデン・トライアングルが案となっていた。
これは世界最大の麻薬密造地帯である「ゴールデン・トライアングル(黄金の三角地帯)」からとられたもので、東南アジアのラオス、ミャンマー、タイが接するメコン川上流の山岳地帯のこと。
けれど、公開前に行われた3回のテスト公開で、ほとんどの観客が「ゴールデン・トライアングル」のことを地理的にも歴史的にも理解していないことが判明したため、サブタイトルとゴールデン・トライアングルではなく、作中に登場する麻薬組織であるゴールデン・サークルに変更することとなった。
映画のためだけの特注品
冒頭でエグジーとチャーリーが社内でアクションを繰り広げるタクシーは、このシーンを撮影するために作られた特注車。
オリジナルのタクシーのボディを特注のシャシーに載せて、シェヴロンのV8エンジンと680ブレーキ馬力を搭載したものとなっている。
また、映画中盤でハリーとウイスキーが解毒剤を奪いチャーリーから逃げるために乗り込んだゴンドラも撮影のためにつくられたもので、1分間に最高30回転できるものである。
『キングスマン』シリーズ第3弾の制作が決まっている
監督であるマシュー・ヴォーンは『キングスマン:ゴールデン・サークル』の公開前に『キングスマン』シリーズの第三弾の準備をしていることを発表した。
しかし、同時に監督はこの3作目でエグジーとハリーの関係を終わらせるとも発言しており、次回作で二人の物語が完結すると言える。
また、第3弾の悪役に元プロレスラーであるドウェイン・ジョンソンを起用したいと述べている。
監督は、スピンオフ作品の制作も視野に入れており、2021年3月12日には1次世界大戦を背景に、イギリスのスパイ組織キングスマン誕生の秘話を描く『キングスマン: ファースト・エージェント』を日米同時公開を予定している。
『キングスマン:ゴールデン・サークル』の主題歌・挿入歌
ED(エンディング): Elton John『Jack Rabbit』
挿入歌:Prince & The Revolution『Let's Go Crazy』
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目次 - Contents
- 『キングスマン:ゴールデン・サークル』の概要
- 『キングスマン:ゴールデン・サークル』のあらすじ・ストーリー
- 攻撃されるキングスマン
- ステイツマンを訪れるエグジーとマーリン
- ゴールデン・サークルの登場
- 『キングスマン:ゴールデン・サークル』の登場人物・キャラクター
- キングスマン
- ゲイリー・“エグジー”・アンウィン(演:ガラハッド - タロン・エガートン)
- ハリー・ハート(演:コリン・ファース)
- マーリン(演:マーク・ストロング)
- ロキシー・モートン(演:ソフィー・クックソン)
- アーサー(演:マイケル・ガンボン)
- ステイツマン
- ジンジャー(演:ハル・ベリー)
- テキーラ(演:チャニング・テイタム)
- シャンパン(演:ジェフ・ブリッジス)
- ウイスキー(演:ペドロ・パスカル)
- ゴールデン・サークル
- ポピー・アダムズ(演:ジュリアン・ムーア)
- チャーリー・ヘスケス(演:エドワード・ホルクロフト)
- クララ(演:ポピー・デルヴィーニュ)
- その他
- ティルデ王女(演:ハンナ・アルストロム)
- アメリカ合衆国大統領(演:ブルース・グリーンウッド)
- フォックス首席補佐官(演:エミリー・ワトソン)
- エルトン・ジョン(演:エルトン・ジョン)
- 『キングスマン:ゴールデン・サークル』の用語
- キングスマン
- ステイツマン
- ゴールデン・サークル
- 『キングスマン:ゴールデン・サークル』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- Manners maketh man.(マナーが人間を作る)
- ド迫力のアクションシーンが魅力
- マーリンのラストシーン
- 『キングスマン:ゴールデン・サークル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- サブタイトルがゴールデン・サークルではなく、ゴールデン・トライアングルであった
- 映画のためだけの特注品
- 『キングスマン』シリーズ第3弾の制作が決まっている
- 『キングスマン:ゴールデン・サークル』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング): Elton John『Jack Rabbit』
- 挿入歌:Prince & The Revolution『Let's Go Crazy』
- 挿入歌:Tom Chaplin『Quicksand』
- 挿入歌:John Denver『Take Me Home, Country Roads』
- 挿入歌:BossHoss『Word Up』
- 挿入歌: Elton John『Saturday Night's Alright (For Fighting)』