大将優（ハイキュー!!）の徹底解説・考察まとめ

音駒高校バレーボール部1年。ポジションはリベロ。自分にあまり自身が無く、控えめな性格。戸美学園との試合では、足を怪我してしまった夜久の代わりにコートに入る。始めは緊張している様子で、大将たちの威圧感や煽りに圧倒されていた。夜久との交代後、戸美学園の選手たちにサーブやスパイクで狙われてしまう。しかし、試合が進むにつれ、だんだんとレシーブ力を発揮する。「僕後ろに居るから！」と灰羽に対して声を掛け、自分の存在をアピール。そして、灰羽とブロック＆レシーブの見事なコンビネーションを見せる。

大将優の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「でも しつこさで負ける気がしねえよな」

春の高校バレー東京都代表決定戦、3位決定戦での、音駒高校との試合直前の言葉。レシーブ力が要であり、粘りのプレーを得意とする音駒高校に対し、「しつこさでは負ける気がしねえよな」と一言。主将として、メンバーの士気を高めている。この言葉を受けたメンバーは、「粘り勝ァつ！！！」とやる気は最高潮になっている様子だ。大将の言葉通り、音駒高校に負けない粘り強さで、繋ぎのプレーを見せている。

「どうして手を尽くさないんだろうな？」

戸美学園の試合の回想シーンにおけるセリフ。試合後に、戸美学園に負けた相手チームの選手が「セコい試合しやがって」「ほんと姑息」と言ってきたことに対し、大将は「勝ちたかったって言うなら どうして手を尽くさないんだろうな？」と疑問を口にしている。大将は、試合に勝つためには舌戦や「審判に好印象を植え付けて有利な判定を引き出す」など、あらゆる工夫をするべきだと考えており、たとえどんなに悪い印象を持たれても仕方ないと考えているのだ。大将の、プレースタイルに対する考えがよく表れている言葉だ。

「敗者（コッチ）側へようこそ」

彼女の美華ちゃんと一緒に、試合を見に来ていた大将。試合を終えた音駒高校のメンバーとばったり出会った際のセリフ。お土産を見てくると言い、美華ちゃんが離れた一瞬の隙に、大将の本性が現れる。試合に敗れ、引退が決まった黒尾たちに対し、「敗者（コッチ）側へようこそ」と、悪い笑みを浮かべながら話している。黒尾たちを煽っている最中に、美華ちゃんが「もういいの？」と突如現れると、態度をコロッと変えいつもの“優しい彼氏”姿に戻るのであった。そんな大将の姿を見た黒尾たちは、「なんだあいつ」「面白いやつだ」と話していた。

大将優の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

大将は“蛇”のイメージ

戸美（のへび）学園は、その名の通り“蛇”に関する名前が付けられている。大将（だいしょう）の名前は、日本では最大級の蛇である「アオダイショウ」に由来しているとされる。作中にも、コート全体を包囲するような、巨大な蛇のイラストが描かれている。

作中屈指の解説上手

大将は、実は解説がものすごく上手い。試合観戦に来た際、そのチームによったプレースタイルや作戦を考察している。さらに、攻撃パターンやブロッカーの一瞬の判断なども、細かく説明している。バレーボール未経験者である、彼女の美華ちゃんにも分かりやすいように、小さなことでも丁寧に解説している。その様子を見た美華ちゃんは、「…優ってちゃんと凄いんだね…」と思わず褒めている。しかし、大将は上から見ているため気づくことが出来るのであって、実際に自分がプレーするとなると、そう上手くは行かないようだ。

美華との意外な上下関係

『ハイキュー！！』の登場人物には、それぞれ能力パラメータがある。そのパワーの部分が大将は2であるのに対し、彼女の美華ちゃんは3なのである。大将は、美華ちゃんの前では良い彼氏でいようとしているが、本性はかなりの性格の悪さだ。番外編では、2人が一緒にお昼ご飯を食べに行く様子が描かれている。そこでは、美華ちゃんが「優のガラの悪さは今に始まった事じゃないじゃん」「誰かにとってのクソヤローも 誰かにとっては優しい彼氏なんだよ」と話している。美華ちゃんには、大将の性格の悪さも全てお見通しなのだ。