ダイの大冒険（ダイ大）の必殺技・呪文まとめ
『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』とは、原作：三条陸、漫画：稲田浩司、監修：堀井雄二による漫画作品。
世界征服を目論む魔王が、勇者によって倒されてから十数年。デルムリン島に住む少年ダイは、ある日「勇者の家庭教師」を名乗る男アバンと出会う。勇者に憧れるダイはアバンの弟子となるが、やがて彼こそが伝説の勇者であることを知る。戦いの中倒れたアバンの志を継ぎ、ダイは仲間たちと共に壮大な冒険の旅に挑む。
魔王軍の猛者たちとの戦いも作品の魅力であり、その中で数多くの必殺技が登場する。
ライデインストラッシュ
剣では及ばず、呪文も通じない。強敵ヒュンケルを倒すため、ダイは咄嗟に両者を重ね合わせることを閃く。
勇者のみが使えるとされる雷撃呪文「ライデイン」の力を上乗せしたアバンストラッシュ。
ダイはこの技で兄弟子ヒュンケルを下し、その後も長らく彼の切り札となった。
アバンストラッシュX（あばんすとらっしゅくろす）
宿敵ハドラーに、アバンストラッシュXを叩き込むダイ。
アバンストラッシュには、剣に込めた闘気を放つA（アロー）タイプと、剣に闘気を乗せたまま直接切り裂くB（ブレイク）タイプがあり、双方の威力を組み合わせることを考えたダイが物語終盤で編み出した技。
Aタイプのアバンストラッシュを放ち、相手に当てると共に突撃してBタイプのアバンストラッシュを叩き込む連続技で、ABそれぞれのアバンストラッシュの剣筋がXの形になることからこの名がつけられた。
自他ともに認める天才剣士であるヒュンケルをして「俺にはできない」と言わしめるほど難易度が高く、事実上ダイオリジナルの必殺技である。
ギガストラッシュ
父が使っていた呪文と師から学んだ技を組み合わせ、最強の一撃を放つダイ。
最上位の雷撃呪文である「ギガデイン」の力を乗せたアバンストラッシュ。
ダイは剣技と比べると魔法を不得手としており、作中では最後までギガデインを修得できなかった。そのため、刃にライデインの力を蓄えてから、魔法の力を増大する特殊な鞘に剣を収め、ライデインがギガデイン級の威力になるのを待ってから使用する。
父バランの必殺技ギガブレイク、師アバンの奥義アバンストラッシュ、双方の威力を合わせたダイ最大の必殺技である。
ヒュンケルのオリジナル必殺技
ブラッディースクライド
ブラッディースクライドを放つヒュンケル。
ダイの兄弟子である、ヒュンケルの必殺技。
捻りを加えながら突きを繰り出し、発生した螺旋状の剣圧で対象を貫く。初登場した時から終盤までヒュンケルが頼みとした技で、その威力は原型となる技をアバンに放った際は「反撃しなければやられていた」と彼を戦慄させ、最終的には伝説の金属オリハルコンをも砕くほどにまで達した。
父の仇であるアバンを憎み（後に誤解であることが判明）、アバンを倒すためにこそ彼から剣術を学び、そこに独自の工夫を加えて編み出した技法である。分析していくと岩をも貫く威力は大地斬、剣圧を放つ点は海波斬の要素が感じられ、アバン流刀殺法の流れを汲む技であることがうかがえる。
ブラッディーは血を意味する英語だが、スクライドはアバンストラッシュの「ストラッシュ」と同じく造語。スクリュー（捻る）とライド（襲撃）を合わせたものとする説が有力である。後にヒュンケルは剣から槍へと得物を変更するが、“突き”で攻撃する技であるため応用するのは容易だったらしく、以降も変わりなく使い続けた。
アバン流究極奥義無刀陣（あばんりゅうきゅうきょくおうぎむとうじん）
バランとの戦いでほとんど何もできずに打ち倒されたヒュンケルが、彼のような圧倒的強者と戦うことを考え、それに備えて体得した技。もともとは若かりし頃のアバンが編み出した奥義であり、ヒュンケルは彼が残した書物からこの技の存在を知り、修練の末に己の物とした。
武器を捨て、完全に無防備な状態を曝け出し、敵の攻撃を誘う。その際に必然的に生じる隙を見極め、敵の攻撃を受け流しつつ、必殺の一撃を叩き込む。簡単にいうとカウンター戦法だが、極めれば自分と相手の得物を選ばず使用可能。
距離を取られて呪文などの攻撃を受けることには弱いが、ヒュンケルの鎧には呪文が通じないため、相手が「ヒュンケルを倒そう」という意志を持つ限り無傷で打ち破る術がない恐るべき技である。
作中では再会したバランに披露し、その術理を見抜いた彼から「恐ろしい男になった」と言わしめた。ヒュンケルはこの技をさらに昇華し、ヒムとの最後の戦いにおいては拳によるカウンターで彼のオリハルコンの肉体を砕いている。
『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』の闘気系の必殺技
クロコダインの必殺技
獣王痛恨撃（じゅうおうつうこんげき）／獣王会心撃（じゅうおうかいしんげき）
獣王クロコダインの切り札。闘気を片腕に収束させ、籠手や肩当てが弾き飛ぶほどに膨張させた後、それを解き放つことで竜巻状の衝撃波を生み出す。その威力はすさまじく、ロモス城の戦いで初披露した際はダイたち数人をまとめて戦闘不能に追い込み、バルジ島の決戦では複数の攻撃呪文を弾き飛ばし、無数の魔物を巻き込みつつ、炎魔塔をも倒壊せしめた。
竜の騎士の力を発動させたダイに対して「いかに今のお前の肉体が鋼のような強度でも、至近距離からこれを食らわせれば砕けぬはずがない」と言い切るほど、クロコダインはこの技に自信を持っており、後に実際に成熟した竜の騎士であるバランにすら手傷を負わせている。収束する闘気の量によってかなり自由に威力を調整できるらしく、牽制や目くらましとして使用することも可能。ザボエラにトドメを刺したのも、威力はごく弱いながらこの技だったと思われる。
後にパプニカ王国の老騎士バダックから「痛恨撃とは名前が物騒で良くない」とアドバイスされ、獣王会心撃に名称を変える。ドラゴンクエストシリーズでは味方のクリティカルヒットを“会心の一撃”、敵のクリティカルヒットを“痛恨の一撃”と表記しており、これは「クロコダインが主人公の味方になった」ことを暗に表しているエピソードである。
獣王激烈掌（じゅうおうげきれつしょう）
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目次 - Contents
- 『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』の概要
- アバン流とは
- 呪文とは
- 『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』のアバン流刀殺法
- 基本技
- 大地斬（だいちざん）
- 海波斬（かいはざん）
- 空裂斬（くうれつざん）
- アバンストラッシュ
- ダイのオリジナル必殺技
- 火炎大地斬（かえんだいちざん）
- ライデインストラッシュ
- アバンストラッシュX（あばんすとらっしゅくろす）
- ギガストラッシュ
- ヒュンケルのオリジナル必殺技
- ブラッディースクライド
- アバン流究極奥義無刀陣（あばんりゅうきゅうきょくおうぎむとうじん）
- 『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』の闘気系の必殺技
- クロコダインの必殺技
- 獣王痛恨撃（じゅうおうつうこんげき）／獣王会心撃（じゅうおうかいしんげき）
- 獣王激烈掌（じゅうおうげきれつしょう）
- ヒュンケルの必殺技
- 闘魔傀儡掌（とうまくぐつしょう）
- グランドクルス
- 『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』の竜の騎士（どらごんのきし）の必殺技
- 竜の騎士とは
- 竜の紋章（どらごんのもんしょう）
- 竜闘気（どらごにっくおーら）
- 紋章閃（もんしょうせん）
- 竜魔人（りゅうまじん）
- 双竜紋（そうりゅうもん）
- 『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』の格闘系の必殺技
- 武神流の必殺技
- 閃華裂光拳（せんかれっこうけん）
- 猛虎破砕拳（もうこはさいけん）
- 親衛騎団の必殺技
- ヒートナックル
- オーラナックル
- 『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』のその他の必殺技
- ハドラーの必殺技
- 超魔爆炎覇（ちょうまばくえんは）
- 生命の剣（いのちのつるぎ）
- 『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』のオリジナル呪文
- ダイの使用した呪文
- ドルオーラ
- ポップの使用した呪文
- マホカトール
- ラナリオン
- トベルーラ
- ベタン
- メドローア
- レオナの使用した呪文
- ベホマ
- ザオラル
- マァムの使用した呪文
- ベホイミ
- キアリク
- マヌーサ
- アバンの使用した呪文
- マホカトール
- ドラゴラム
- アストロン
- 凍れる時の秘法（こおれるときのひほう）
- ハドラー の使用した呪文
- メラゾーマ
- イオナズン
- ベギラゴン