スクールガールストライカーズ（スクスト・SGS）のネタバレ解説・考察まとめ
『スクールガールストライカーズ（スクスト・SGS）』とは、スクウェア・エニックスが配信しているスマートフォン向けの基本無料アイテム課金制のソーシャルRPGゲームである。キャッチコピーは「級友が、戦友になる。」「これは、『もしもの私』の物語。」など。「フィフス・フォース」と呼ばれる超能力を得た少女たちが、「妖魔（オブリ）」と呼ばれる怪物と戦いながら、妖魔が現れる異次元の世界の謎へと挑んでいく姿を描いた物語が主なストーリーとなっている。
メモカ
本作の重要なキーワードのひとつで、本作における武器にして装備品に相当するアイテム。正式名称は「メモリーカード」で、アクセントは平板型。設定されている数値や能力で体力、攻撃力、スキル（ボーナス効果）などが決まり、メモカの種類はレアリティの低い順から「N（ノーマル）」「HN（ハイノーマル）」「R（レア）」「SR（スーパーレア）」「UR（アルティメットレア）」「EXR（エクストリームレア）」の6つに大別され、これらは当作におけるガチャのメインコンテンツの1つとなっている。
なお、SRには語頭に「究極」と「究極if」とつく上位種が存在し、これらには通常のSRよりも強力な効果をもたらすというステータス優劣が、URには第2・3・4・6・7チーム分、アザーズ分、第5チーム以外の究極変身if分の順で体力と攻撃力の合計値が高いというキャラクターと種類における優劣がそれぞれ存在している。
パトリ
本作の重要なキーワードのひとつで、フィフス・フォースのストライカーとなった少女たち1 人ひとりに支給されているメモカ専用の携帯端末。正式名称は「パラレル・トランスファー・リーダー」。メインとサブの2つのスロットに1枚ずつで計2枚セットすることができ、このセットした2枚から読み込まれたデータの姿に変身して戦うことができる。形状はスマートフォンとほぼ同じで、普通のスマートフォンとしても使用することもでき、ちなみにカラーリングは所持者の戦闘服とほぼお揃いになっている。
戦闘服（せんとうふく）
本作の重要なキーワードのひとつで、「変身服」「勝負服」とも呼ばれている。前項のパトリにセットしたメモカから読み込んだ力によって人間離れした運動能力と戦闘能力を得ることができ、妖魔に対抗することができる。「変身」「変身・艶」「零号変身」「変身・蝕」「究極変身」「究極変身if」「神装変身」「神装変身・覚醒」など様々なバリエーションがあり、エピソードIIIのif世界では装身型戦具（インカーネイト・フレーム）とも呼ばれている。
『スクールガールストライカーズ』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
サトカが悠水のイタズラとカレーパンで大暴走
日常編エピソード「カレーパンと宇宙のさだめ」にて、悪ふざけで激辛カレーパンを片手にまなを追い回す悠水にぴったりとくっついていくサトカ。この恍惚とした表情から、サトカのカレーパンへの入れ込みの深さを感じられる。
食べることが大好きで、特に好物であるカレーパンには異常なまでのこだわりを見せるサトカは、カレーパンのことになるとアルタイル・トルテのメンバーはもちろん、他のフィフス・フォースの少女たちを巻き込んで暴走することがあり、特にその暴走の被害を誰よりも受けているのはまなとなっている。そんなサトカの暴走ぶりを描いたのが日常編のサブストーリーのひとつである「カレーパンと宇宙のさだめ」となっている。ある時、サトカがカレーパンをいつも美味しそうに食べているのを見て、まなが「サトちんって、本当にカレーパン好きだよね」と言った。
それにサトカが「人類の叡智です。まなさんも食べるですか？」と、大袈裟なまでのコメントと共にカレーパンを勧めようとすると、まなは苦笑いして自分はカレーパンのように辛いのはダメだと断った。するとそれにまた大袈裟なまでのショックの表情を浮かべたサトカは、まなを部屋に呼び出した。そして部屋の近くを通りかかった伊緒も巻き込む形でふたりにカレーパンに関する蘊蓄を頼んでもいないのに披露し出す。その後、サトカはまなを連れて悠水にカレーパンを作るようお願いするが、悠水は何を思ってか、かなり真剣な表情で宣言した。
「悪いけど、もうこれ以上サトカちゃんにカレーパンを……いや、カレーと付くものを作ることはできないんだよっ！！」という悠水の宣言に三度、大袈裟なショックの表情を浮かべるサトカ。そして悠水もサトカのその表情に戸惑いながらも、「サトカちゃんは、白だから……むしろまなちゃんに、もっとカレーを食べてもらわないといけないんだよ！」と、意味不明な言葉を言い出した。それに戸惑いながら拒否しようとするまなだが、悠水は「カレー好きは、イエローのまなちゃんじゃないとダメ……これは何万年も前から定められていた宇宙の決めごとなんだからっ！」と、意味不明な言葉を叫ぶ。
自信満々な表情で口にして、激辛カレーパンを急ピッチで作り上げる。その後、悲鳴を上げて逃げるまなを悠水が楽しそうに激辛カレーパンを片手に追い回す。そしてサトカは恍惚とした表情を浮かべて「おおおおお、カレーパン、激辛カレーパン！！そこのカレーパン、待つですよー！！」と唸りながら、運動が苦手なのにも関わらず、まなと悠水の後にピッタリとついてきてチームハウス中を駆け回る。そんな悠水に追い回されるまな、そして激辛カレーパンに食いついたサトカの様子を見て椿芽が何をしてると怒鳴り、伊緒はひとりで可笑しさのあまり笑い転げているのだった。
ケチャップライスのトマトですら苦手な伊緒
日常編エピソード「ある完璧系女子の克服 〜食物編〜」より。ムキになってトマト料理に挑戦する伊緒だが、なんと2つ目の料理のケチャップライスでギブアップという惨敗ぶりを喫した。そして本気で泣きじゃくる伊緒を見て、まなが何やら不穏な表情を浮かべている。
スポーツ万能で成績優秀、容姿端麗で非の打ちどころがない才女であり、おまけに人当たりも良く周囲の気遣いも絶やさない人柄から、まなや遥も含めた周囲から憧れの目を向けられる伊緒。そうした一面から完璧女子と思われがちな伊緒だが、実は少々私生活がだらしなく、笑い上戸な上に食べ物の好き嫌いが多いという意外な一面を持っている。そんな伊緒の苦手な食べ物のひとつがトマトで、スパゲッティミートソースやケチャップライスに使われているものですら苦手であるのが、日常編のエピソード「ある完璧系女子の克服 〜食物編〜」で確認できる。
ある日、他のチームメンバーからチームハウスに呼び出された伊緒は、まなから突然「ニガテを克服してより完璧女子になってもらおう大作戦」を実施することを言い渡される。同時に伊緒が目にしたのは、トマトを使った料理の数々がテーブルに並べられている姿だった。これを見てどこか血の気が引いた顔になる伊緒に、まな、そしてサトカと悠水は伊緒がトマトが苦手であり、さらにトマトが苦手な女子は完璧女子だとは言えず、むしろ女子失格と言われても仕方がないという言葉を突きつける。
そんなまなたちの言葉と、彼女たちの真剣な表情に戸惑いながら伊緒は、その場に居合わせた椿芽に助けを求める。しかし椿芽も「好き嫌いがなくなるのはいいことじゃないかな」とまなたちの肩を持つ。これに青息吐息になり、そして「あたしだって全く食べられない訳じゃない」とムキになった伊緒はトマト料理に挑むが、サトカ曰くレベル2のケチャップライスで呆気なくギブアップ。「ごめんなさい、もう許してください……」と、本気で泣きじゃくる伊緒の姿を見て、椿芽たちは言葉を失い、まなは「なんか、イイ……ちょっとクセになりそう……」と、恍惚とした表情を浮かべたのだった。
遥「高嶺アコっちさん！100メートル走しようよ！！」
アコの対話編エピソード「遥とのちょっとした一幕」より。遥の全国レベル入りする走力を前にどうすればいいのか悩んだアコは、障害物競争という妥協案で彼女を納得させた。
走るのが趣味で特技な遥は、伊緒、イミナ、アコといった高い身体能力を持つ他のメンバーに勝負を申し込んで、彼女らの持つ能力の秘密や秘訣を得て自分の走りに活かそうと研究熱心な一面がある。そんな彼女の研究熱心な一面が、アコの対話篇エピソード「遥とのちょっとした一幕」で見ることができる。このエピソードはアコが何気なくエテルノを歩いているところへ、遥が効果音付きのダッシュと共に走り込んでくるところから始まる。それにアコが気づいて振り返ると、遥は笑顔で「高嶺アコっちさん！100メートル走しようよ！！」と、笑顔で申し出てきた。
それに「ふにゃっ！？」と驚かされたアコは、遥が走ることにおいては全国トップレベルの成績を持っていることを知っており、どう答えればいいのか迷った後、「アコっちは長距離の方が得意なのだ！」と妥協案を出す。だが遥は「んじゃ、間を取って800メートル走！あたし、飽きっぽいからそれ以上は走れないよ！」と、切り返してきた。これに困ったアコだが、すぐに「じゃあ、障害物競争ならアコっちにも勝ち目があるかもなのだ♪」と、得意げにさらなる妥協案を出すと、遥もそれならいいとばかりに笑顔になり、頷いたのだった。
マリ「正直言って、迷惑なんだ。やめてくれない？」
マリの親愛編エピソード2「迷惑なんだ」より。隊長に理由を問われ、マリは自嘲気味に笑いながらその理由を話す。この時の彼女のクールさに混じった儚さに心惹かれたプレイヤーとファンは多い。
感情を表に出さず、人と馴れ合うことを好まないであるクールビューティーな雪代マリ。そんな彼女の風貌とクールさはもちろん、そのクールさの中に見え隠れする儚い雰囲気が多くのプレイヤーの心を掴むものとなっている。そんなマリの儚い雰囲気を強く感じられるのが、彼女の親愛度編エピソードのひとつ「迷惑なんだ」となっている。このサブストーリーはある日の夜、隊長を見かけたマリは「……ねえ、あんた。どうしてそんなに私に構うの？」と、呼び止めてくるところから始まる。マリは隊長に「正直言って、迷惑なんだ。やめてくれない？」と、冷たく突き放すように言ってくる。
隊長がどうしてそこまで自分も含めた他人を拒むのかと訊ねると、マリは「……まあ、それで諦めるなら話しておくけど」と、自嘲気味に笑い、自分の胸の内をこう語り始める。自分はこれまでの人生で大事なものを失ってばかりで、その度にいちいち落ち込んで傷ついてきた。そうして傷つくことが嫌になったマリは、もう二度と大事なものを作らないと決めたのだという。語り終えたマリは、「少し疲れたから、先に戻るよ」と言い残して、静かにその場から立ち去っていった。その立ち去る時の彼女の後ろ姿が儚く、美しく感じられたプレイヤーたちは多い。
イミナ「アタシ、小さい頃から何もしなくても体格良くってさ……」幸子「いえ！かっこいいと思います！」
幸子の対話編エピソード「イミナのちょっとした一幕」より。小さい頃から何もしなくてもいい体格になったと自嘲するイミナに、幸子は大真面目な顔で「かっこいいと思います！」と言った。
「刹鬼のイミナ」と呼ばれる伝説の不良だった過去を持ち、現在では空手部に所属し、ココナッツ・ベガにおいても格闘における前衛を担当しているイミナは、身体能力はもちろん、優れた体格の持ち主でもある。しかし自身はこれについては、小さい頃から何もしなくても体格はいい方だったと自嘲する一面が、幸子の対話編エピソード「イミナのちょっとした一幕」で見ることができる。このエピソードはエテルノにて幸子を見かけたイミナが、幸子はいい体つきをしてると羨ましがる言葉を口にする。
それに恥ずかしがって顔を赤くした幸子は「きっと、バレエやってたから……ですかね……？」と言葉を濁し、イミナのほうが全然すごいと謙遜の言葉を口にする。これにイミナは照れに顔を赤くして「いやあ……アタシ、小さい頃から何もしなくても体格良くってさ……」と、謙遜する。そしてイミナが空手で鍛えてしまった今、自分の身体はもう引き締まってるとかいうレベルではなくなったから恥ずかしいと自嘲すると、幸子は「いえ！かっこいいと思います！あの……私、強くて優しいイミナさんに……憧れてます！」と言って走り去る。イミナはひとり、さらに照れに顔を赤くするのだった。
小さなカリスマたちの大きなスケールの会話
シャルロッテの対話編エピソード「二穂とのちょっとした一幕」より。最初は戸惑った二穂だが、自身の実家であるヒノミヤ財閥の将来も考えてシャルロッテの提案を前向きに検討することを誓った。
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目次 - Contents
- 『スクールガールストライカーズ』の概要
- 『スクールガールストライカーズ』のあらすじ・ストーリー
- エピソードI
- エピソードII
- エピソードIII
- エピソードChiral（エピソードIV）
- エピソードV
- 『スクールガールストライカーズ』のゲームシステム
- 対戦（たいせん）
- ミッション
- ノーマル
- 突発ミッション
- チャンスゾーンフィーバー！
- ハナちゃん接近中！
- レアガチャ券を強奪せよ！
- レアダイヤを掘り当てろ！
- 協力戦（きょうりょくせん）
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- イミナ「アタシ、小さい頃から何もしなくても体格良くってさ……」幸子「いえ！かっこいいと思います！」
- 小さなカリスマたちの大きなスケールの会話
- ヤンデレと言っても過言ではない華賀利の独占欲
- その1：26分の空席で物騒極まりない宣言
- その2：デート中でも他のメンバーの話は厳禁
- その3：たった一日会わなかっただけで危険な拗らせっぷり
- 前途多難な風紀委員あおいの初仕事
- 栞「あきらめなさい！だってそういうギアスなんだから」
- 『スクールガールストライカーズ』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- フィフス・フォースが他作品のキャラクターたちとイベントで共演
- 真冬のエテルノに現れた電子の歌姫・初音ミク
- 『Fate/stay night』のヒロインたちがビスケット・シリウスと夢の共演
- スクスト名物の「メロンパン」と「焼きそばパン」がメニュー化
- エイプリルフールネタで設定された男性キャラクター「五界堂学園パトリ部」
- フィフス・フォースのチーム名は恒星と菓子と果実から命名
- 本作の裏の人気者となっている変態妖魔たち
- 『スクールガールストライカーズ』のメディアミックス作品
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- 小説『スクールガールストライカーズ Novel Channnel』
- 小説『スクールガールストライカーズ Novel Channel Festa！』
- 音声ドラマ『スクールガールストライカーズ Drama CD』
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