光月おでん（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

真実を知った民衆たちはおでんの処刑を取りやめるようにオロチに進言した。しかし、その者達はすぐさま矢で貫かれた。オロチはそんな民衆たちを見て「ゴミクズ共」と吐き捨てた。その瞬間、民衆たちは復讐者の恐ろしさと、眼前で油に浸かっている者こそが唯一の希望だという事を知った。5年に及ぶおでんの奇行の理由は瞬く間に伝わり、おでんの処刑に人々は駆けつけた。だが、そこにはオロチとカイドウの部下が武器を手に集っていた。
釜の油は700度を超えて上がり続けていた。民衆はおでんに「おでん様！生きてください！」「何も知らず罵倒してごめんなさい！」「我々を守ってくれてありがとう！」と声をかけた。錦えもんたちは今更手のひらを返す民衆に憤ったが、おでんは「かたじけない！頑張るぜ！」と答えた。

おでんは煮えたぎる油に耐えながら家臣たちに話を始めた。
おでんは「お前達…！もしこの釜茹でをしのいだら、おれはこの国を「開国」したいんだ…！大昔…この国を海外から閉ざしたのは…「光月家」だった！――それは"巨大な力"からワノ国を守る為…！「ワノ国」は、いや…世界はある人物を待っている…！その者が800年の時を越え現れた時、迎え入れ協力できる国でなきゃならぬ。――はっきり言うぞ。あいつらは今日…必ずおれを殺す。おれの代わりに「ワノ国」を"開国"して欲しい！」と話した。「それならばおでん様と共に…」と言う傳ジローを雷ぞうは止め、「あんたの夢なら、拙者達の夢でござる！」と話した。それを聞いたおでんは「よく言った！」と言って笑った。
時間が進み、釜はもはや熱気だけでも殺傷能力を得るほどの熱さになっていた。しかし、おでんは死ぬことがなく1時間を耐え抜いた。民衆や家臣たちは涙を流してそれを喜んだ。しかし、次の瞬間、オロチとカイドウの部下がおでん達に銃を向けた。オロチは「"銃殺の刑"に変える事を…一分前に思いついた。さらに一家皆殺し。」と言って笑った。民衆は「約束が違う」と口を挟むが、銃撃されてしまう。その瞬間、おでんは「頼んだぞ！お前ら…！「ワノ国」を開国せよ！」と言って家臣たちを橋板ごと放り投げた。家臣たちは涙を流しながら、一心不乱に九里を目指して走った。

カイドウは残ったおでんに「どの道、お前の体はもう死んでる筈。せめてもの"情け"だ。おれが撃ってやる。「光月」の時代はここで終わりだな！全員死ぬ…！」と話した。しかし、おでんは「…ウチの侍達をナメンじゃねェぞ！」と言って笑った。
カイドウはおでんの最後を讃えた。それに対しおでんは「忘れてくれて構わねェ。おれの魂は生きて行く！」と答えた。カイドウは最後に「ババア（おでんとカイドウの戦いでモモの助に化けておでんを欺いた黒炭ひぐらし）の件は悪かったな。殺しておいた。」と話し、おでんは「真面目だな…せいぜい強くなれ」と返した。

おでんは最後に名乗りを上げた。「一献の酒のお伽になればよし。煮えてなんぼのォ〜！」とおでんが口にした所で、カイドウはおでんを撃ち抜いた。それを見ていた民衆は「おでんに候！」と泣きながら叫んだ。

おでんの手紙

おでんの妻・トキはおでんの訃報を受けた。おでんは死ぬ前にトキに手紙を渡していた。

「トキ、おれはもう限界だ。おれが討ち取れなかったら――カイドウを倒せる者は当座現れない。20年以上先の話――世界ではおそらく大海を分かつ程の"巨大な戦"が起きる。つまりあと20年もすれば…その"巨大な戦"の主役達が新世界に押し寄せる…！カイドウを討てるのはそいつらだ！ワノ国には長い冬が来る――トキ、お前の能力を使ってほしい。もしおれが死んだら」
トキはおでんの手紙を破り捨て、釜茹での刑の前におでんに会った時の事を思い出した。おでんは自身の刀を渡し、子供達に託すように話した。その時、トキはいつもと変わらない様子だった。不思議に思ったおでんが「悲しくないのか。死刑だぞ。」と聞くと、トキは「あなたは死なないでしょ？」と言って笑顔を見せた。それを聞いたおでんは「わっはっは！さすがおれの妻！」と言って笑った。

トキは「泣いてたら笑われちゃうよね。私達はあなたの弱点じゃない！見てておでんさん！20年後の未来！」と涙ながらに言った。

光月おでんの関連人物・キャラクター

ゴール・D・ロジャー

本名：ゴール・D・ロジャー
異名：海賊王、ゴールド・ロジャー、大海賊
年齢：処刑時53歳（24年前）
身長：274cm
懸賞金：55億6480万ベリー（海賊史上最高額）
所属：ロジャー海賊団船長
所属船：オーロ・ジャクソン号
出身地：東の海 ローグタウン
誕生日：12月31日（1年のゴール）
血液型：S型
好物：酒、ヒガシザメのステーキ

グランドラインの最後の島『ラフテル』へと辿り着き、『海賊王』となった海賊。
白ひげの船に乗っていたおでんがポーネグリフを解読する事ができると知り、おでんを白ひげから借り受けた。その後、おでんと共にラフテルへと辿り着き、全ての真実を知った。

ゴール・D・ロジャー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ゴール・D・ロジャーとは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。偉大なる航路（グランドライン）を制覇し、海賊王と呼ばれた男。最後の島・ラフテルへとたどり着き、すべての謎を解き明かした重要人物である。
ロジャー海賊団解散後、海軍に自首し故郷・東の海（イーストブルー）のローグタウンで公開処刑された。死の間際に放った遺言は多くの人間を海へ駆り立て、世に大海賊時代を巻き起こす。主人公のルフィもその一人である。

シルバーズ・レイリー

シルバーズ・レイリーとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、「ロジャー海賊団」の副船長として「ラフテル」に到達した重要人物である。もともと家を焼かれて盗んだ船で生活していた所、ロジャーに誘われて航海に出た。白ひげやガープ、金獅子のシキなどの敵と戦いながら仲間を集め、ついに最後の島「ラフテル」に辿りついて世界の全てを知った。

解散後はシャボンディ諸島にて隠匿し、コーテイング屋を営んでいた。島にやって来てトラブルに巻き込まれていたルフィ一味の手助けを行い、ロジャー海賊団としての冒険の数々を彼らに語った。レイリーは「ラフテル」にて世界の全てを知っていたが、ルフィたちの希望によりそれらの謎は明かしていない。

その後ルフィたちを狙って上陸してきた大将の黄猿を足止めする。同じく島に来ていた「王下七武海」のバーソロミュー・くまの能力によって一味が離散した後は、わずかな手掛かりからルフィの居場所を推測し、頂上戦争によって傷つき倒れたルフィのもとに現れた。
一味との一刻も早い再会を望むルフィを説得して、一年半に渡り覇気など基礎的な訓練を行う。そして一足先にシャボンディ諸島に戻ってきた。一味崩壊から二年後、再結成した彼らの船出を涙ぐみながら見送っている。

「ロジャー海賊団」の主なクルーとして、ロジャー船長と知己の中であるスコッパー・ギャバンや船医のクロッカスのほか、見習いとして船に乗り込んでいた少年時代のバギーやシャンクスがいる。また一時的に光月おでん一家（トキ・モモの助・日和は途中離脱）を乗せた。

シルバーズ・レイリー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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シルバーズ・レイリーとは尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE（ワンピース）』に登場する海賊。今はなき伝説のロジャー海賊団で副船長を務めていた。大海賊時代のきっかけをつくりだした海賊王ゴール・D・ロジャーの右腕として活躍し「冥王レイリー」という異名を持つ。ロジャー海賊団解散後は、シャボンディ諸島に身を潜めながらコーティング船のコーティング職人をしている。戦闘能力は年老いても健在で、その力の大きさから海軍にまで恐れられている。

スコッパー・ギャバン

スコッパー・ギャバンとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、「ロジャー海賊団」のクルーとして「ラフテル」に到達した重要人物である。両手に持った二振りの斧を武器としており、サングラスと一つに束ねた長い黒髪が特徴である。
ロジャーとの出会いは描写されていないが、「長い付き合い」だと明言している。また性格に関しては、常に沈着冷静なレイリーと比較するとやや豪快である。
「ラフテル」に到達してロジャー海賊団が解散した後の消息は不明。

「ロジャー海賊団」の主なクルーとして、副船長のシルバーズ・レイリーや船医のクロッカスのほか、見習いとして船に乗り込んでいた少年時代のバギーやシャンクスなどがいる。また一時的に光月おでん一家（トキ・モモの助・日和は途中離脱）を船に乗せた。
ロジャーは「ラフテル」到達の為に必須となる、古代文字を扱えるおでんをライバル・白ひげの船からスカウトしており、当初はおでんに対していい感情を持っていなかった。「ロジャー船長が欲したのは知識だけだ。オレたちは仲間とは認めない」とまで宣言していたが、おでんの人柄ゆえかいつの間にか打ち解けており、別れ際には号泣しておでんを見送っていた。

スコッパー・ギャバン（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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スコッパー・ギャバンとは、漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、ロジャー海賊団の船員である。ロジャーとは古い付き合いであることを自ら語っており、「ロジャーの片腕」と言われていたシルバーズ・レイリーとも対等に話していることから、No3の地位にいるのではないかと目されている。武器は両手に持った斧。サングラスをかけ、黒い長髪を一つに結んだスタイルをしている。

クロッカス

クロッカスとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、「ロジャー海賊団」の一員として「ラフテル」に到達した重要人物である。もともと「偉大なる航路（グランドライン）」入り口にあたる双子岬で灯台守をやっており、船の故障で数日留まる内に親交を深めた「ルンバー海賊団」から、迷子の仔クジラ「ラブーン」を預かっていた。
数年たっても戻らない彼らを心配したクロッカスは、たまたま通りかかったロジャーの船に船医として乗船し、彼らの消息を辿る。3年かけて「ラフテル」に到達してラブーンの元へ戻った後、「ルンバー海賊団全滅」の報をラブーンに伝えた。しかしラブーンは納得せず、大海を二分する巨大な大陸「赤い土の大陸（レッドライン）」に頭をぶつけ始めた。

暴れるラブーンをすぐになだめる為彼の身体を改造して、くじらのおなかの中に住み始める。その後船ごと飲み込まれてしまった麦わらの一味と邂逅し、彼らに最低限の知識と「偉大なる航路（グランドライン）」を航海するのに必須となる「記録指針（ログポース）」を与えた。
クロッカスは彼らに経歴を明かさなかったが、ルフィの中にロジャーと似た気配を感じ取っており、出航する彼らを見送りながら「我々が待ち望んだ海賊だろうか」とロジャーに呟いている。

「ロジャー海賊団」の主なクルーとして、副船長のシルバーズ・レイリーや船医のクロッカスのほか、見習いとして船に乗り込んでいた少年時代のバギーやシャンクスなどがいる。また一時的に光月おでん一家（トキ・モモの助・日和は途中離脱）を乗せた。

クロッカス（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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クロッカスとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、「海賊王」ゴール・D・ロジャーのクルー（船医）である。ロジャーと出会う前に知り合った「ルンバ―海賊団」が残していった迷子の仔クジラ（ラブーン）を双子岬で預かっていたが、いつまでも戻ってこないルンバ―海賊団の身を案じ、通りかかったロジャーの船に船医として乗船した。解散後は双子岬に戻り、そこでルフィたちに出会う。「偉大なる航路」を進むために必須となる「記録指針（ログポース）」と基礎的な知識を彼らに与えて冒険を後押しした。

シャンクス