光月おでん(ONE PIECE)の徹底解説・考察まとめ
光月おでんと(こうづき おでん)とは、『ONE PIECE』の登場人物。新世界・ワノ国の統治者で「歴史の本文(ポーネグリフ)」を作った光月家の人間である。破天荒すぎるゆえに民の多くに嫌われているが、その大きすぎる器に惹かれている者がそれよりも多い。四皇"白ひげ"ことエドワード・ニューゲートの白ひげ海賊団、海賊王ゴール・D・ロジャーのロジャー海賊団に在籍。ロジャーと共に偉大なる航路の最果ての島・ラフテルに到達し、世界の全てを知った。物語開始時点では故人。「ワノ国を開国せよ」という言葉を遺している。
カイドウ相手に使用した技。
刀を十字に交差させて敵を切り裂く。「最強の生物」と呼ばれているカイドウに大きなダメージを与え、後に癒えぬ傷をつくりだした。
ゾロの「虎刈り」によく似ている。
光月おでんの来歴・活躍
生まれつきの破天荒・おでん
ワノ国の将軍である光月スキヤキの息子として生を受けた。
おでんは生まれつきの破天荒で、0歳で乳母を投げ飛ばす、2歳で兎を2匹同時に捕獲する、4歳で大岩を投げて熊を撃破、6歳の時に城の金を使い込んで遊郭へ入り浸る、8歳で酒に酔って博徒相手に大喧嘩など、次々に事件を巻き起こす。そして9歳の時に賭場への出入りを禁じられた事の腹いせとして、賭場に火をつける。その結果、ヤクザとの抗争が勃発し、暴行傷害事件で逮捕される。その後、囚人として石切り場へと出る事になる。光月の血筋なだけあって、おでんはそこで才能を発揮し石工の棟梁となった。その後、14歳でシャバへ出る。その時、ワノ国は日照り続きで、民たちは苦しんでいた。それを見たおでんは川をねじ曲げて都へと水を流す。その結果、大水害が巻き起こり、再び逮捕命令が出てしまう。おでんはそのまま水路で海外へと逃亡しようとするが、失敗に終わる。15歳の時に山奥の寺の住職を脅して隠れ住み、都の女たちを攫ってハーレムを築く(女たちは常に自由の身だった)。しかし、それに怒った女たちの恋人や夫、そして屈強な侍たちが寺へ刀を持って駆け込む。おでんはそれを嬉々として迎え討った。その騒ぎを止めるべく、ヤクザの大元である『ヒョウ五郎一家』が動くが、結果的にはヒョウ五郎一家も乱闘へ加わることになった。この事件は後に『ハーレムの乱』と呼ばれた。それ以降もおでんは順調に問題を起こし続けて18歳になった。
錦えもんたちと出会い、九里の大名となる
おでんは鎖国国家であるワノ国が窮屈に感じ、38回に渡り違法出国を試みるが、全て失敗に終わっていた。
都にいたおでんは、半鐘の音を聞きつける。それは『山神』と呼ばれる巨大な猪が都へ押し寄せて来ている事での警報だった。おでんは隣にいた悪ガキ『錦えもん』と『傳ジロー』の会話を聞き、錦えもんが連れていた猪の子供を追いかけて山神が都へ来た事を知る。おでんは都を襲う山神を一刀両断し、自身が山神の子供を連れて来た事にした(斬れ味が良すぎた為に山神はその後生き返っている)。民衆から非難されるおでんを見て、錦えもんは真実を話そうとするが、おでんは「しょうもねェ事するな!」と言って錦えもんを殴りつけてそれを止めた。その時、おでんは数々の事件を起こした事が理由で父親から絶縁と都からの追放を言い渡される。だが、おでんは落ち込むどころか「片腹痛いぞ将軍殿!いやさ花の都が!このおれを持て余しただけのこと!絶縁上等!」と言って笑い、都を去った。その際、おでんの漢気に惚れた錦えもんと傳ジローがおでんに付き纏うようになった。
おでんたちは悪人たちが集い、無法地帯となっている『九里』を目指した。
その道中おでんは、父親が罪人となり一家が離散した『イゾウ』『菊の丞』という兄弟、通行人の髪を切って筆を作っていた変態『カン十郎』、くノ一に振られて光月家のお庭番衆を辞めた天才忍者『雷ぞう』に慕われ、さらに従者を増やした。そして九里を訪れたおでんは、錦えもんたちに知らせることなく九里の無法者たちの元を出向いて、一人で全員をねじ伏せた。その後、九里一番の悪党だった『アシュラ童子』は、おでんの従者となった。おでんは錦えもんたちに「お前らの知恵と力を貸せ。おれはこのどうしようもねェクズ共の王になることにした!」と告げた。その後、おでんは無法者たちをまとめ上げ、九里を人の住む『郷』へと変えた。その功績を称え、父のスキヤキは絶縁を解いておでんを九里の大名にした。
それから6年後、おでんは海で異形の姿をした3人と出会う。それは光月家と兄弟分の間柄である『ミンク族』の子供『イヌアラシ』と『ネコマムシ』、そして迫害される為に魚人という事を隠して河童として生きてきた『河松』だった。行く当てのない3人もおでんの従者となった。
おでんの従者たちは大名の1人である『康イエ』におでんが恥じる事のない家臣になるように言われ、身なりを整え、礼儀と学問を身につけた。3年後、おでんは都の者が腰を抜かすほどの立派な大名となった。そんな時、ワノ国の海岸に大海賊・白ひげ海賊団が漂着する。
白ひげ海賊団への加入、天月トキとの出会い
浜辺に海賊が漂着した事を聞きつけたおでんは、すぐさま浜辺へ走った。白ひげたちを見つけたおでんは、白ひげに斬りかかった。そして嬉々とした表情で「おれの名は光月おでん!誰だか知らんが!お前の船に!乗せてくれ!」と叫んだ。
もちろん錦えもんたちはおでんの出国に猛反対した。白ひげも、おでんが王子の立場に等しい立場の人間である事や、おでんが人に付き従うような男ではない事から船に乗せる気はなかった(白ひげが独立する前に所属していた『ロックス海賊団』は後の大海賊が集結しており、そういうチームに飽き飽きしていた)。2週間後、白ひげはおでんに何も言わずに夜に出航した。しかし、おでんはそれを察知しており、鎖を船に巻き付けて海へ飛び出した。おでんの行動を予知していたイゾウは、おでんを引き留めようとおでんにしがみ付き、一緒に海へ飛び出した。白ひげはイゾウを船に引き上げ、おでんを止めたければ3日以内に説得するように言った。そしておでんには3日間鎖を手放さずにいられれば船に乗せると約束した。おでんは度重なる障害物への激突と水によって膨れ、原型をとどめていなかったが、鎖を放すことはなかった。しかし、約束の3日まであと1時間という所でおでんの姿が消えた。おでんは女の悲鳴を聞きつけ、女を助けに行く為に鎖を手放していた。
悲鳴の先には人買いに襲われる『天月トキ』という女性がいた。満身創痍だったおでんは、人買いを追い払った所で気を失い、トキに介抱された。気を取り直したおでんは、白ひげの船には乗る事ができなかった事を悔いたものの、ワノ国を出られた事が何より喜んだ。トキはずっとワノ国を目指して放浪しており、おでんにワノ国へ連れて行ってくれないか、と頼んだ。それを聞いたおでんは非常に嫌そうな顔を浮かべた。その時、白ひげがおでんの前に現れる。白ひげはおでんが鎖を離した理由を知り「お前の想像を遥かに超える大冒険に出かけるぞ!弟よ!」と告げた。こうしておでんは白ひげ海賊団の一員となると共に、白ひげの兄弟分となった。
おでんが白ひげの船に乗ると、そこにはおでんの行動を読んで船に潜伏していたイヌアラシとネコマムシの姿があった。こうして、おでん、イゾウ、イヌアラシ、ネコマムシは白ひげ海賊団へと加入した。トキも白ひげの了承を得て船に乗り込むことになった。
ロジャー海賊団への加入
それからおでんは、想像を超える様々なものを目撃し、自身が果てしなく大きい世界のほんの一部であることを知った。
おでんはトキに年齢を聞いた。するとトキは「私の歳?26よ。生まれたのは…800年くらい前。」と話した(トキは『トキトキの実』の能力者。自身や他者を未来へと送る事ができる)。
出航から2年経った頃、おでんはトキと結ばれ息子のモモの助を授かった。また、乗組員が増えた為に部隊を設立することになり、おでんは2番隊の隊長を任された(おでんは嫌がったが、白ひげが強引に任命した)。
その頃、ワノ国ではおでんの父親である光月スキヤキが危篤になり、後継を誰にするかで揉めていた。スキヤキはおでんが帰ってくるまで『黒炭オロチ』という男を代理の将軍として任命した。しかし、実はこのスキヤキは『マネマネの実(触れた人間に姿を変えることができる)』で姿を変えた黒炭家の老婆・黒炭ひぐらしだった。
オロチの祖父は将軍の座を狙って大名たちの暗殺した人物だった。しかし、スキヤキが産まれた事で将軍になる事は出来ず、悪事が明らかになって黒炭一族は路頭に迷う事になった。オロチはその事実をひぐらしから聞いてスキヤキを恨み、将軍の座に就こうとしていた。
出航から4年後、おでんとトキの間には長女の『日和』が生まれていた。
白ひげ海賊団はある島に辿り着く。その島周辺の魚や動物は島から逃げるように移動していた。その島にはロジャー海賊団がおり、動物たちはロジャーたちから逃げていたのだった。島へ上陸した白ひげ海賊団はロジャー海賊団との戦闘を始める。おでんはロジャー海賊団の船員を倒していくが、そこへ船長のゴール・D・ロジャーが立ち塞がる。おでんはロジャーに一撃で吹き飛ばされた。それからロジャー海賊団と白ひげ海賊団は3日3晩戦いを続けた。そして4日目には仲良さそうに物々交換を行なっていた。
おでんは白ひげとロジャーと話をしていた。おでんはロジャーにポーネグリフを読める事を話した。それを聞いたロジャーは驚きの顔を浮かべていた。ロジャーはポーネグリフを読む事で行ける最後の島がある事、その島へ行く事を世界政府が禁じている事を話した。そして「たどり着けば名実共に俺たちは世界一の海賊団だ!」といった。続けてロジャーは「そしたら俺はよ…!」と何かを話し、白ひげを大笑いさせた。一方おでんはロジャーにド肝を抜かれていた。
ロジャーは「頼む!おでんを1年貸してくれ!ニューゲート!後生の頼みだ!こいつがいればきっと最後の島に辿り着ける!」と言って白ひげに頭を下げた。白ひげは「フザけんなロジャー!おれから"家族"を奪おうってのか!?」と言って激怒するが、気づいたらおでんは「白吉っちゃん…!行ってみたい!行かせてくれねェか!」と口走っていた。白ひげは嫌がったが、1年という期限付きでおでんはロジャー海賊団に移る事になった。おでんの家臣であるイゾウは「我々(イヌアラシとネコマムシを含む)は残りますよ!この船が好きだからここであなたの帰りを待ちます!」と言って白ひげの船に残る事を表明する。おでんは「もちろんだ。お前らももう立派な海賊!自由にやろうぜ!」と言って快諾した。おでんはトキと子供たちを連れてロジャーの船へと乗り込み、白ひげ海賊団と別れを告げた。その後、ロジャーの船に密航していたイヌアラシとネコマムシが発見された。
ラフテルへの到達、ロジャー海賊団の解散
おでんはロジャー海賊団のクルーからは歓迎されていなかったが、すぐに打ち解けて仲間となった。おでんとイヌアラシたちは、自分たちの故郷に赤いポーネグリフ(グランドラインの最後の島へと導く4つのポーネグリフ。『ロードポーネグリフ』と呼ばれている)をロジャーに伝えて驚かせた。それからおでんとロジャーたちはポーネグリフを求めて世界中を旅した。
おでんたちは空島のポーネグリフを読んで魚人島に『ポセイドン』という古代兵器があることを知り、魚人島へ向かった。その途中、ロジャーたちは『ウォーターセブン』に行き、ロジャーの船オーロ・ジャクソン号を作った船大工トムに会った。おでんは幼少のフランキーに「なんだ身なし子か!ウチの船長に口聞いてやろうか。」と話したが「海賊ならいいよ!海賊に捨てられたばっかだぞ。」と断られている。
魚人島に行く途中、おでんとロジャーは深海で誰かが話しているのを聞いた(話していたのは海王類である)。
魚人島へ辿り着いたロジャーたちは、魚人島の王であるネプチューンたちに囲まれた。ネプチューンたちは『魚人島の門が何者かに壊される』という予言を真に受けて警護をしており、門を壊すのがロジャーたちだと思ったのだった。ロジャーとネプチューンたちが話していると、海王類が魚人島の門を破壊したという知らせが入った。大人しい海王類が門を壊した事にネプチューンたちは驚いていた。すると予言をした魚人島の少女・シャーリーが「かい王るいがあばれるのは、にんぎょひめが生まれるのを待ってるからよ。」と話した。ネプチューンは「数百年に一度、海王類達と対話できる"人魚"が生まれる」と話し、「古代兵器が魚人島にある」というロジャーの言葉とシャーリーの予言から自身の娘が『ポセイドン』ではないかと考えた。ロジャーは「もじゃもじゃした娘を奪いに来やしねェよ!」と笑った。
魚人島には2つのポーネグリフがあった。1つはロジャーが求めていたロード・ポーネグリフだった。そしてもう1つは『ジョイボーイ』という人物が残した謝罪文だった(ジョイボーイは『空白の100年』の時代に実在した人物である。ポーネグリフには当時の人魚姫への謝罪文が綴られていた)。
ポーネグリフの写しをとったロジャーたちは魚人島を後にした。
その後、ロジャー達はロードポーネグリフを求めてワノ国へと向かった。ワノ国へ近づいた時、長年ワノ国へ行く事を望んでいたトキが長旅の疲労により倒れた。ロジャー海賊団の船医・クロッカスはトキはワノ国に残った方が良いと言う。おでんもトキと一緒にワノ国に残ろうとするが、おでんの旅を邪魔したくなかったトキは「行って!おでんさん!こんな事で止まる様なあなたなら私は…!離縁を申し込みます!」と宣言した。その時、ワノ国は巨大な煙突ができ、雰囲気が一変していた。おでんはワノ国に何かが起こっているのを察していたが、ロードポーネグリの写しをとって振り返る事なくワノ国を後にした。4年ぶりにして僅か数時間の帰郷だった。イヌアラシとネコマムシはトキに付き添うためにワノ国へ残った。
そしてロジャーたちはイヌアラシ達の故郷『ゾウ』へと向かい、ロードポーネグリフの写しをとった。その時、ロジャーとおでんは巨大な何かにずっと見られているような奇妙な感覚を覚えていた。
こうしてロジャーたちは全てのロードポーネグリフを集める事に成功した。
最後の島へと向かったロジャーたちは『空白の100年』『Dの一族』『古代兵器』といった全ての謎の真実を知った(おでんは自身の日誌に「ワノ国はかつて世界と接していた」と書き残している)。本当に存在した『莫大な宝』を前に、ロジャーやおでんたちは涙が出るほど笑った。ロジャーは「ジョイボーイ。俺は…!お前と同じ時代に生まれたかった。とんでもねェ宝を残しやがって…!飛んだ笑い話だ!」と話した。そして最後の島の名前を『ラフテル(Laugh Tale)』と名付けた。
『ラフテル』へと辿り着いたロジャーは『海賊王』となった。ロジャーは「思い返せば全ては奇跡だった。死ぬと決まった命でよくここまでこれたもんだ!お前らには感謝しかねェ!」と礼を言った後でロジャー海賊団の解散を宣言した。
ロジャーは最初に船を降りる事になった。ロジャーは死ぬ前に白ひげに会うつもりだった。ロジャーは「おれァ死ぬ前に白ひげに会うつもりだ。イゾウもワノ国に帰すか?」とおでんに聞くが、おでんは「いや、あいつはあの船に馴染んでた。「白吉っちゃんを頼む」と。」と伝えるように言った。そしてロジャーは笑って船を降りていった。船員たちは涙を流してロジャーを見送った(おでんの日誌には「男の別れだ。誰も涙など流さなかった。「海賊王」の船員は涙など流さないのだ。」と記してある)。
ラフテルで何かを知ったおでんは「いままではこの鎖国に意味があった…!だがいつかジョイボーイが現れる日までに開国せねば…!」と言い、ワノ国の開国を目的とした。そしておでんもワノ国で船を降りた。
オロチへの襲撃
おでんはトキや子供達、そして家臣達と久方振りの再会を果たした。錦えもんたちは「おかえりなさいませ。ろくでなし。」とおでんをなじった。おでんが町に出ると民衆は大歓声をあげた。勝手に出国した事で民衆からは嫌われていると思っていたおでんは驚く。人気者になっていたのは、トキや子供達がおでんの冒険譚を話し、おでんを褒め続けたからであった。だが、おでんの帰郷が喜ばれたのはもう一つ理由があった。錦えもんはおでんが出国してからの話を始めた。
おでんがワノ国を出た後、おでんの父親が病に倒れ、その代理としてオロチが将軍の座に就いた。オロチはワノ国に武器工場を作り、将軍命令で男たちを暮らしてゆけぬほどの賃金で働かせていた。オロチは『カイドウ』という強力な海賊を味方につけており、誰もオロチに手を出せなかった。
そんなある日、武器工場での労働を拒否した男が家族諸共処刑される事件が起きる。その事に憤慨した錦えもん達は怒り任せにオロチの元へ乗り込んだ。しかし、その時カイドウの部下がおでんの城へ潜り込んでいた。カイドウの部下はおでんの子供達を狙っていた。城に残っていたイヌアラシと河松によってカイドウの部下は撃退されたが、トキが子供たちを庇って足を矢で貫かれてしまった。錦えもんは「申し訳ございません!我らの不用意な行動のせいでトキ様は足に大ケガを…!ご家族を命の危機にさらしてしまいました!申し訳ございません…!申し訳ございません…!」と頭を下げて詫びた。それを聞いたおでんは、トキを抱いて「我らの子を…よくぞ守った!痛かったな…!」と言い、怒りの形相を浮かべた。おでんの行動を察したトキは「待っておでんさん。こんな事で腹をたててたら…また敵の反撃に…。」と言って止めたが、おでんは「こんな事…!?トキお前…おれの"昔話"聞いてねェんだな…。オロチのやり口よくわかった!お前達!おれの家族を守れ!九里を守れ!」と言って城を飛び出した。
おでんはたった一人でオロチの城へ乗り込み、行く手を遮る者を全て倒した。そしてオロチの前まで辿り着く。オロチは刀を手に眼前に迫るおでんに対し「よく考えろ!おれを斬ればカイドウが黙っちゃいない!この国に何が起きるか考えろ!」と訴えるが、おでんの答えは「斬ってからな。」だった。
しかし、おでん刀はオロチに届くことがなかった。オロチの背後には『バリバリの実(指を結ぶことでバリアを張ることができる)』の能力者である黒炭せみ丸と、ひぐらしがおり、オロチはバリアによって守られていた。オロチは「怒りと暴力で解決するなら他の郷の大名達が頭にやっている!誰にもおれは殺せん!」と勝ち誇った様子だった。おでんはオロチに「どういう理由かはしらねェが、父がお前を将軍代理に推したらしいな…。おれが帰ってくるまで!だったらすぐに将軍の座をおれに渡せ!そんな偉いものになる気はなかったが、お前よりいくらかマシな国にできる!」と告げた。だがオロチは「あの言葉に将軍の権力はない」と言って笑った。その瞬間、ひぐらしがスキヤキに化け、おでんは驚きの顔を見せた。オロチは、スキヤキに化けたひぐらしがオロチを将軍代理に任命したことを話した。それを聞いたおでんが「てめェ父に何をした…!本当に病で死んだのか!?」とオロチに問うと、オロチは不敵な笑みを浮かべた。
民衆たちは、城へ乗り込んだおでんがオロチを倒して将軍になる事を望んでいた。しかし、その思いは叶う事はなかった。オロチの城から出てきたおでんは、城の前でふんどし一丁になり踊りだした。そしてオロチとカイドウの部下に笑われ、わずかな賃金をもらって帰っていった。民衆は見事に裏切れおでんに対して失望を抱いた。そしてそれはやがて怒りへと変わっていった。おでんはそれから週に一回オロチの城の前に現れ、裸で踊ってはした金を貰うようになった。
おでんがオロチの城へ乗り込んでから一年が経った頃、おでんはオロチから海外の新聞を貰った。その新聞を見たおでんは海岸を走り回り、泣いて笑ってを繰り返していた。新聞にはロジャーが処刑され、ロジャーの財宝を求めて多くの者が海へ出た事が書かれていた。『大海賊時代』の幕開けである。おでんは「ロジャー!すげェなお前は!すげェ人生だ!」と言って涙を流した。
その一年後、ゲッコー・モリア率いる『ゲッコー海賊団』とカイドウ率いる『百獣海賊団』との戦争、ワノ国の刀神・リューマの墓荒らし事件が勃発する。そんな中でもおでんは踊り続けていた。民衆たちはおでんを『バカ殿』と呼んでバカにしていたが、大名の康イエや、ヤクザのヒョウ五郎とその妻はおでんに信頼を寄せていた。
おでんが踊りを始めて4年が経ってもワノ国は依然として変わらない状態だった。
その翌年、オロチが九里にやって来て武器工場を作ると言い出した。その時、おでんオロチに「船の方は…?カイドウと…」と問いかけた(この言葉の意味は分かっていない。オロチとの間に何か約束を結んでいたと思われる)。するとオロチは「何の話だ?」と答えた。さらにオロチは「ヒョウ五郎だが、おれの手には追えねェんでカイドウに譲った…。まァじき殺されるだろうな!それにすがりつくババーが撃ち殺されてた。ムハハハ!侠客の妻がみっともねェ!」と言って笑った。5年の間『何か』を抱え込んでいたおでんの張り詰めていた糸が切れ、おでんは大粒の涙を流した。おでんは錦えもんたちに「カイドウを討つぞ!」と告げた。そんなおでんに錦えもんたちは「そのお言葉!ずっと!お待ち申し上げておりました!」と笑顔で答えた。
カイドウとの戦い
おでんは康イエに家族の警護を頼み、カイドウの元へ向かった。
おでんたちは酔って寝ているカイドウの首をとるつもりだった。しかし、カイドウは花の都で多数の部下と共におでんたちを待ち受けていた。カイドウの軍勢を見たおでんは「想定外だ…!周到すぎやしねェか!?なぜわかった?あの無人島で酒をのんで寝てるお前の首を斬りに行く所だった。兵力戦を想定してねェ。」と零した。カイドウは「お前の城にスパイでもいるのかもな。ウォロロロ。新しく建ったばかりのおれの屋敷を戦場にしたくねェんで…出向いてやったまでだ…。」と言った。
おでんは「全てウソだったんだな!カイドウ!」と叫んだ。するとカイドウは「そうさ…。ウォロロ。全てウソだった。あの時、おれ達は分が悪いと踏んだ。お前が帰還しヒョウ五郎と手を組めば…ワノ国中の侍と侠客がおれ達の敵に回る。まだ部下も少なかったおれ達には苦しい勝負になっただろう…。あの時お前が何の犠牲にも動じねェ…前評判どおりのイカレた男だったなら…ウォロロロ!だがお前は誰も傷つかねェ方法を選んだ…!ニューゲートやロジャーは確かにそんな海賊だった。強ェがどこか甘い奴ら…!お前も同類よ!バカは踊り続けた!裸になって笑われ、蔑まれながら!ウォロロロ!お前にはもう「光月」の威厳も何もねェ!」と笑いながら答えた。おでんは「あの日の判断はアレでよかった。話を未来へ進めようぜ。」と言ってカイドウ達に斬りかかった。こうしてカイドウたち1000人と、おでんたちの戦いが始まった。
戦いの最中、おでんたちに加勢する女性がいた。それは光月家に仕えていた忍『しのぶ』だった。しのぶを含めたおでんたち11人はカイドウ達の想像より遥かに強く、戦いは長期戦となった。おでんは『おでん二刀流 桃源十拳』でカイドウの腹部を斬り裂いて、カイドウを地に落とした。おでんはカイドウの首を取ろうとしたが、城で守られているはずのモモの助がカイドウの兵に捕まっているのを目にする。おでんは咄嗟にモモの助に手を伸ばすが、背後からカイドウの攻撃を受け気を失ってしまう。モモの助はマネマネの実の能力で化けていたひぐらしだった。おでんが敗れたことに動揺した錦えもん達は総崩れになり、次々に倒れていった。
おでん達は花の都で投獄され、『将軍への謀反人』として処罰を受ける事になった。内情を知らない民衆達がおでんに向ける視線は冷たかった。おでんはカイドウ達に捕縛される際「知らん!そんな女おれの家臣にはいねェ!狙いはおれの命か!?どこのどいつだ!失せろくの一!」と言い、しのぶだけは逃していた。
おでんとその家臣たちは『釜茹での刑』を宣告された。
おでんとオロチの約束
処刑当日、おでん達の前には煮えたぎった油が入った大釜が用意された。おでんは処刑を楽しそうに見ているオロチとカイドウに「チャンスが欲しい!おれは生きねばならない。」と話した。その時、オロチの部下が足を滑らせて大釜に落ちた。オロチの部下は一瞬で焼け焦げて死亡した。おでんは「十人全員で釜に入る。もしお前達の決めた時間耐えきった者がいたら解放してくれ!」と頼んだ。するとカイドウは「一時間だ!ウォロロロロ!耐えてみろ。風呂でものぼせる時間だ!」と言って笑った。おでんは「二言はないな?」と確認して釜へと入った。
油へ浸かったおでんは苦しみの声を上げた。錦えもんたちはおでんに続き油に入ろうとしたが、おでんに橋板の上に乗っているように命じられた。おでんは錦えもんたちが乗っている橋板を取り外し、頭の上に担ぎ上げた。家臣たちは立場が逆だと言ったが、おでんは「黙って乗ってろ!おれの命令だ!」と告げた。それを見たオロチは「何だありゃあ!家臣共が油に浸かってねェじゃねェか!」と憤慨したが、カイドウは「ウォロロロロ!確かに10人窯に入ってやがる!くるしうねェぞ!おでん!」と言って笑っていた。
四分が経過した頃、見物に来ていた野次馬たちが「一瞬で終わるって聞いたのに意外とつまらねェ。」「先急ぐんだよなー。「バカ殿」にこれ以上付き合えねェな!」と漏らした。それを聞いていたしのぶは野次馬を押し倒し「誰がバカ殿だ!もう一度言ったら殺してやる!」と叫んだ。「誰のお陰であんた達が今平和に生きてられると思う!?ここでおでん様を失ったらみんな思い知る事になる!どれ程の不幸が食い止められていたか!オロチは「将軍」でも「独裁者」でもない!オロチは人の上に立ちたいんじゃない!」と言って話を始めた。
おでんがオロチの城に踏み入った時、オロチは自身の目的を話した。
オロチは「いいか。おれにとってはこの国の奴ら全員が!「黒炭家」を虐げた罪人だ!皆いつ死んでくれても構わねェ!おれが「将軍」の座についたのは!この国を滅ぼす為だ!復讐する為だ!昔、おれのジジイが罪を犯し切腹させられた!お家は転覆、そこまではいい!だが残された親族まで見ず知らずの "正義の味方"に追い回され!殴られ、あるいは川へ投げ込まれ!殺された!おれはバカが怖くて眠れなかった!罪を犯した張本人はとうに死んでんのによ!「黒炭」の名がつけばガキでも罪人になるらしい!だからワノ国の奴らは全員復讐されて然るべきなんだ!お前らの身から出たサビだ!」とおでんに話した。
オロチは奥の部屋から『カイドウへの貢ぎ物』である『大量の武器』『誘拐された数百人もの人々』を出した。オロチは攫った人間たちの事を「売るか遊ぶか殺すかだ」と話した。おでんはそれに怒り、その場へやって来たカイドウと戦いを始めた。しかし、おでんとオロチの立場は違い、おでんの方が失うものが大きいのは明らかだった。その時、オロチはおでんに条件を出した。その条件とは『毎週定時刻に黒炭家への謝罪の裸踊りをすれば一回100人の命を救う』『造っている船が完成すれば5年後にカイドウとワノ国を出る』というものだった。おでんはその条件を呑んだ。それからおでんは異変がないか各郷を巡りながら、裸踊りを続けた。
「おでん様はずっとこの国を守り続けてたんだ!誰がバカ殿だ!?言ってみろ!」としのぶは叫んだ。
おでんの最後
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ONE PIECE(ワンピース)の白ひげ海賊団まとめ
白ひげ海賊団とは、海賊を題材とした尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する組織で、世界最強級の海賊であることを示す「四皇」の筆頭として君臨していた“白ひげ”ことエドワード・ニューゲートを船長とする海賊団。 決して略奪を許さず、堅気にも手を出さず、多くの者から敬意と信頼を寄せられる。白ひげは部下たちを「息子」と呼び、部下たちも彼を「オヤジ」と呼んで慕い、家族同然の強い結束力を誇った。マリンフォード頂上戦争にて大敗し、その後の抗争にも敗れて組織としての命脈を絶たれる。
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ONE PIECE(ワンピース)のロジャー海賊団まとめ
ロジャー海賊団とは漫画『ONE PIECE』に登場する海賊団の一つであり、800年間誰も到達できなかった「偉大なる航路」最終地点に辿りついた重要人物たちである。船長のゴール・D・ロジャーや副船長のシルバーズ・レイリーのほか、「四皇」の一角を担うバギーやシャンクスがかつて船員見習いとして乗船していた。最後の島に到達するためには古代文字が刻まれた四つの赤い石碑「ロード・ポーネグリフ」が必要であり、ロジャーは文字を扱うことができる光月おでんを仲間に加え、最後の島「ラフテル」に辿りついた。
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ONE PIECE(ワンピース)のネタバレ解説・考察まとめ
『ONE PIECE』とは『週刊少年ジャンプ』にて連載されている尾田栄一郎による漫画作品。海賊王を目指して「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求める主人公「モンキー・D・ルフィ」を中心に仲間との友情や夢、バトルなどの海洋冒険ロマンが描かれている。また、2015年に「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネスにも認定されているほど人気の高い作品である。
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ONE PIECE(実写版ワンピース)のネタバレ解説・考察まとめ
『ONE PIECE』(実写ドラマ版ワンピース)とは、海賊王を目指す男と仲間たちの冒険と戦いを描いた、尾田栄一郎による同名漫画をドラマ化した作品。海外の制作会社が制作する日本の漫画原作の実写作品ということで、公開前から大きな注目を集めた。制作には原作者の尾田も関わっており、「原作ファンも楽しめる」と太鼓判を押している。 海賊王を目指すモンキー・D・ルフィは、仲間を求めて海へと繰り出す。そこでルフィは一騎当千の剣士ロロノア・ゾロ、女航海士ナミ、ホラ吹き狙撃手ウソップらと出会い、絆を深めていく。
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ONE PIECE(ワンピース)の悪魔の実と能力者まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、海賊を題材にした尾田栄一郎の描く少年漫画。海賊王になることを夢見る少年モンキー・D・ルフィが、仲間とともに大海原を大冒険する物語である。作中には「悪魔の実」と呼ばれる不思議な果実が登場し、「悪魔の実」を食べて何らかの能力を得たものを「能力者」と呼ぶ。様々な能力者が繰り広げる数々のバトルは、『ONE PIECE』の中でも最大の魅力とも言える。この記事では、「悪魔の実」とその能力者についてまとめてみた。
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ONE PIECE(ワンピース)の海賊船・軍艦・客船・乗り物まとめ
『ONE PIECE』は1997年から『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された、尾田栄一郎による海賊を題材とした海洋冒険漫画。 世界中の海を海賊が行き交い、様々に活躍する大海賊時代。主人公モンキー・D・ルフィは海賊王になることを夢見て故郷を飛び出し、仲間と共に大海原へと、冒険の旅へと臨んでいく。 舞台が海洋であるだけに、作中には数多くの海賊団、海軍、民間の船乗りが登場し、それぞれが個別に個性豊かな船舶を所有している。本記事では『ONE PIECE』に登場する多種多様な船舶を紹介していく。
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ONE PIECE(ワンピース)の海賊旗まとめ
『ONE PIECE(ワンピース)』とは、尾田栄一郎による漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 海賊王に憧れるモンキー・D・ルフィが「ひとつなぎの大秘宝(=ワンピース)」を見つけるために仲間と共に冒険を繰り広げる。迫力のあるバトルシーンだけでなく、ギャグシーン、仲間との友情を描いている。『ONE PIECE(ワンピース)』において、1つの海賊団につき1つの「海賊旗」が存在し、作中では様々な海賊旗が登場する。
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ONE PIECE(ワンピース)の全海賊団の船長・メンバーまとめ
尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中では「四皇」を筆頭に、実に多くの海賊たちが日々しのぎを削っている。本記事では『ONE PIECE』に登場する海賊団の船長やメンバーの情報を、「四皇」「王下七武海」「超新星」のほか、アニメ・映画オリジナルなどジャンルごとにまとめて紹介する。
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ONE PIECE(ワンピース)の海軍まとめ
海軍とは、尾田栄一郎の漫画作品『ONE PIECE』に登場する海上治安維持組織である。海軍本部は「偉大なる航路(グランドライン)」の三大勢力の一つとして世界の均衡を保っている。主な任務は海賊を始めとする違法行為の取り締まりや罪人の逮捕で、悪魔の実の能力者、覇気使いといった猛者が多く所属する。「正義」の名のもとに民間人を守る立場だが、海兵の中には自らの正義を暴走させる者、正義よりも己の利益や権威を重視する者もいる。不都合な事実の隠蔽や奴隷売買の黙認など、海軍には闇も多い。
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ONE PIECE(ワンピース)の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ
『ONE PIECE』とは、尾田栄一郎による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。海賊王の称号とひとつなぎの大秘宝「ワンピース」を目指し、主人公のモンキー・D・ルフィと仲間たちが冒険をする。王道的な少年漫画要素と社会問題を絡めた作品で、『週刊少年ジャンプ』の看板作品である。作中には、実在するものから架空のものまで多くの料理、食べ物、飲み物が登場する。冒険や感動で胸を躍らせ、登場する料理や食べ物に思いをはせるのも楽しみの一つだ。
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ONE PIECE(ワンピース)のアニメオリジナルキャラクターまとめ
『ONE PECE』とは、尾田栄一郎による海洋冒険漫画作品である。1997年より『週刊少年ジャンプ』で連載開始。王道的な少年漫画の要素、独自の世界観からたちまち人気を博し、1999年からフジテレビ系列でアニメ化された。敵、味方共に個性と魅力に溢れたキャラクターが多い。長きに渡るアニメ放送、10を超える劇場版作品においては、オリジナルのキャラクターも多数登場。物語を盛り上げている。
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ONE PIECE(ワンピース)の懸賞金ランキングまとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)における「懸賞金」とは、作中に登場する海賊たちの中でも“特に勢力などが強大な者”の捕獲もしくは殺害が成功した場合に世界政府から与えられる報酬のことである。 金額は“世界政府にとっての脅威度の高さ”とほぼイコールとなっているが、個人としての戦闘力もそこに含まれる。社会への影響力も重視されるため、それほど悪事をしていなくても高額の懸賞金をかけられることもある。懸賞金をかけられるようになって初めて、海賊としては1人前の扱いとなる。
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ONE PIECE(ワンピース)の異名・通り名・二つ名・別名まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。海賊王の名称と、ひとつなぎの大秘宝「ワンピース」を目指し、主人公モンキー・D・ルフィが仲間たちと冒険を続ける物語。本編には広く世に名を轟かせる海賊や海兵が多く登場する。彼らはその特徴や能力を元にした異名、通り名、二つ名、別名を持つ。麦わら帽子を被ったルフィが「麦わらのルフィ」と呼ばれるように、異名は各人の特徴を示し、キャラクターの魅力を一層味わい深いものにする。
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ONE PIECE(ワンピース)の生物・植物・種族まとめ
『ONE PIECE(ワンピース)』は、世界的な人気を誇る少年漫画。海賊を題材としており、世界の大半が海である架空の世界が舞台だ。作中では様々な生物や植物、種族が登場し、ユニークでオリジナリティ溢れる世界観を引き立てる。海が舞台であるため水棲生物が多いが、各島特有の陸上生物や鳥類も多数登場。植物も面白い特性を持つものが多く、人々の生活を支えている。人間以外の種族も登場し、見上げるほど大きな巨人族から、手のひらに乗る小人族まで活躍する。
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ONE PIECE(ワンピース)の巨兵海賊団まとめ
尾田栄一郎による大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中ではおよそ百年前、強大な力を持った巨人たちによって構成された「巨兵海賊団」が世界を震撼させたと言及されている。「山ひげ」ヤルルと「滝ひげ」ヨルルが創り上げ、後に「赤鬼」のドリーと「青鬼」のブロギーに受け継がれた。しかしドリーとブロギーの些細な諍いによって海賊団は自然消滅してしまう。船員だったオイモとカーシーは二人を探しに出た先で海軍に捕まり、50年間に渡ってエニエス・ロビーの門番を務めていた。
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ONE PIECE(ワンピース)の病気・奇病まとめ
大人気海賊漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の作中には、様々な病気・奇病が登場する。それらの中には「壊血病(かいけつびょう)」のように実在するものもあれば、「樹熱(きねつ)」や「珀鉛病(はくえんびょう)」のように『ONE PIECE』にだけ登場する架空のものも存在する。架空の病気の多くは、モデルとなっている現実の病気もあり、読者の間でも考察が繰り広げられている。またウソップの持病「~してはいけない病」やボア・ハンコックの「恋煩い」など、ユニークな病気も多数登場する。
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ONE PIECE(ワンピース)の電伝虫まとめ
電伝虫(でんでんむし)とは、漫画家・尾田栄一郎が描く、大人気海賊漫画『ONE PIECE』(ワンピース)に登場する生物の1つ。電波(念波)で他の個体と交信する性質を持つカタツムリのような生物で、『ONE PIECE』の世界で欠かすことができない通信手段である。もともと野生の生物で、受話器などは人間が後付けしている。擬態機能があり、人間が受話器に喋ると、受信側の個体が喋っている人間の声や表情を真似する性質があり、同じ電伝虫でも使用者によって外見が異なっている場合が多い。
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ONE PIECE(ワンピース)の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎原作の少年漫画及びアニメ。主人公のモンキー・D・ルフィが海賊王を目指し、仲間たちと共に「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡る海洋冒険ロマンである。作中の恋愛シーンはあまり多くなく、公式のカップルも少ない。しかし恋愛あるなしに関係なく、特別な絆で結ばれているカップルが多く存在し、命をかけて守る仲間として描かれている。主人公・ルフィは恋愛に興味がないが、複数の女性から好意を寄せられている。
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ONE PIECE(ワンピース)の武装色の覇気が使えるキャラクターまとめ
「覇気」とは、尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE』に登場する意志の力である。「武装色の覇気」はその1つで、気合により「見えない鎧をまとう」イメージを持つことで攻撃力、防御力が飛躍的に向上する。鍛えようによっては細身の女性でも鋼鉄の壁に穴を開け、炎や雷撃にも耐える防御力を得る。使用者の体のみならず武器にも纏わせることができ、ただの矢に鋼鉄並みの硬度を与えるとも可能。武装色の覇気使用時、覇気を纏わせた部分、武器が黒く硬化する。
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ONE PIECE(ワンピース)の武器・兵器まとめ
尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中では様々な武器を用いて戦いを行っているキャラクターが沢山登場している。「剣」「刀」「銃」などのほか、毒ガスなどの化学兵器や、人体改造の末に生み出された人間兵器など多岐にわたる。また作中で大きな謎の一つにあげられている三種の「古代兵器」も、重要な要素だ。本記事では『ONE PIECE』に登場する武器・兵器をまとめて紹介する。
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ONE PIECE(ワンピース)キャラクターの誕生日・年齢まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎による海洋冒険漫画である。海賊王の称号と「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を目指し、海賊たちが鎬を削る。登場人物は出身地や食べ物の嗜好、年齢などが設定されている。一部の誕生日はその人物の性格、名前、嗜好や信条、能力を基にした記念日や語呂合わせで考えられており、キャラクターへの親しみが増す。作中では2年間が経過している為、各人2歳ずつ年を重ねている。
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ONE PIECE(ワンピース)の道具まとめ
大人気海賊漫画『ONE PIECE(ワンピース)』には、面白おかしくて個性豊かな道具がたくさん登場する。『ONE PIECE』に欠かせない「悪魔の実」も道具の一つであり、食べれば人知を超えた摩訶不思議な力が手に入る代物だ。その他、電話の機能を持つカタツムリ「電伝虫」や、炎や水などを蓄え放出することができる「貝(ダイアル)」などが登場する。「電伝虫」は、外見にユニークなものも多く、フィギュアなどグッズ化されているものも多い。
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ONE PIECE(ワンピース)の扉絵連載・短期集中表紙連載まとめ
少年漫画『ONE PIECE』(ワンピース)には、各話の扉絵を利用して描かれる扉絵連載・短期集中表紙連載が存在する。本編と並行して連載されることがあり、内容は本編での活躍を終えたキャラクター達を主役に据えたサイドストーリーだ。 扉絵連載・短期集中表紙連載に描かれたキャラクターは、本編に再登場する可能性が高い。またストーリーの重要な伏線が描かれたり、本編未登場のキャラクターが先行して登場することがあるため、本編同様に目が離せない内容になっている。
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ONE PIECE(ワンピース)の劇場版・映画作品まとめ
『ONE PIECE(ワンピース)』とは、世界的な人気を誇る尾田栄一郎による少年漫画。1997年に『週刊少年ジャンプ』にて連載を開始し、2年後の1999年にTVアニメがスタートした。翌年の2000年にシリーズ初の劇場版『ONE PIECE』が公開され、21.6億円の興行収入を記録。そこから不定期に劇場版が作成・公開されるようになった。劇場版15作品目となる『ONE PIECE FILM RED(ワンピース フィルム レッド)』は興行収入100億円を超える大ヒットを記録している。
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ONE PIECE(ワンピース)の能力・武術まとめ
大人気海賊漫画『ONE PIECE(ワンピース)』に登場するキャラクターは、それぞれ特殊な能力や武術を使う。代表的な能力は、食べれば不思議な力が宿るとされる悪魔の実の能力だ。圧倒的実力者を持つキャラクターは、悪魔の実の能力者であることが多い。しかしそれ以外にも魚人や人魚が使う武術があったり、各々が自己流で磨いた剣術があったりする他、強者と恐れられる実力者達は、人の内なる潜在能力である「覇気(はき)」という能力などを使いこなす。
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ONE PIECE(ワンピース)の夢・野望・理想・正義まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。ひとつなぎの大秘宝「ワンピース」を巡り、あまたの海賊たちが鎬を削る。主人公のモンキー・D・ルフィやその仲間たちも含め、登場人物たちは各々夢や野望を持っている。「海賊王」の名称を狙う海賊は多いが、誰よりも自由な海賊を目指すルフィに対し、「黒ひげ」と名乗るマーシャル・D・ティーチが海賊の支配を望むように、夢や野望、理想や正義は各キャラクターの人物像に更なる深みを与える要素となっている。
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ONE PIECE(ワンピース)のタイヨウの海賊団・魚人海賊団まとめ
尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中ではマリージョアに暮らす「天竜人」たちは、地上の人々や魚人・人魚族を蔑み、奴隷として支配している。ボア・ハンコック姉妹やコアラなども奴隷のうちの一人だったが、そんな彼らを解放してまわっていたのが「魚人島の英雄」フィッシャー・タイガー率いる「タイヨウの海賊団(魚人海賊団)」である。本記事では「タイヨウの海賊団(魚人海賊団)」に所属していたメンバーをまとめて紹介する。
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ONE PIECE(ワンピース)の新世界まとめ
「新世界」とは、尾田栄一郎の海洋冒険漫画『ONE PIECE』の航路で、「偉大なる航路(グランドライン)」と呼ばれる航路の後半の海である。グランドラインはでたらめな海流や天候により、通常の航海術が通用しない。新世界は、相応の戦力、精神力が要求されるグランドラインでさえ「楽園だった」と称される過酷な海で、そこを生き抜いた猛者が闊歩する。皇帝のように新世界に君臨する「四皇」と呼ばれる大物海賊たちの傘下に入ることが、新世界を生き抜く術だとされている。
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ONE PIECE(ワンピース)の新巨兵海賊団まとめ
尾田栄一郎による大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中に登場する巨人族によって組織されたのが「新巨兵海賊団」である。メンバーはハイルディン、ゲルズ、スタンセン、ロード、ゴールドバーグで、全員が巨人の国・エルバフ出身の戦士。およそ百年前にも巨人族のみで構成され、世界を震撼させた伝説の「巨兵海賊団」が存在しており、ハイルディンは幼いころから「巨兵海賊団」の復活を目標に修行を続けていた。
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ONE PIECE(ワンピース)の医薬品・薬物まとめ
『ONE PIECE(ワンピース)』は、海賊を題材とした少年漫画。作品内には様々病気や奇病が存在し、それらの病を治すための医薬品も登場する。植物を介する伝染病「樹熱(きねつ)」の特効薬「コニーネ」や、ワノ国にある毒を浄化する効力がある「邪含草(じゃがんそう)」がそれに当たる。しかし世界には未だ特効薬がない病もあり、麦わらの一味の船医トニートニー・チョッパーは、知識と医者としての腕を身に着け、自身がどんな病気でも治せる「万能薬」になることを目指している。
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ONE PIECE(ワンピース)の事件・決闘・戦争まとめ
尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中では歴史のターニングポイントとなるような巨大な戦争や、普段仲のいい麦わらの一味の間での本気の戦いなど、様々な印象的なバトルシーンがたくさん登場している。特に海賊連合と海軍が本気でぶつかり合いを見せた「頂上戦争」は、ファンの間でも人気が高いエピソードだ。本記事では『ONE PIECE』の作中で描かれた戦争・決闘・事件などをまとめて紹介する。
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ONE PIECE(ワンピース)の世界政府加盟国まとめ
世界政府(せかいせいふ)とは、漫画『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する組織の名称の一つ。『ONE PIECE』の世界をとりまとめる国際組織である。800年前に20人の王達によって設立されたとされた。20人の王の末裔達は、”天竜人(世界貴族)”と呼ばれており、現代でも強い権力を持っている。170に及ぶ国が加盟しており、加盟国の中から50人の王が聖地マリージョアに集まって4年に一度行う会議を世界会議(レヴェリー)と呼ぶ。作中には世界政府に加盟する多数の国が登場する。
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目次 - Contents
- 光月おでんの概要
- 光月おでんのプロフィール・人物像
- 光月おでんの武器
- 天羽々斬(あめのはばきり)
- 閻魔(えんま)
- 光月おでんの能力・必殺技
- 覇気
- 桃源白滝(とうげんしらたき)
- 銃・擬鬼(がん・もどき)
- 桃源十拳(とうげんとつか)
- 光月おでんの来歴・活躍
- 生まれつきの破天荒・おでん
- 錦えもんたちと出会い、九里の大名となる
- 白ひげ海賊団への加入、天月トキとの出会い
- ロジャー海賊団への加入
- ラフテルへの到達、ロジャー海賊団の解散
- オロチへの襲撃
- カイドウとの戦い
- おでんとオロチの約束
- おでんの最後
- おでんの手紙
- 光月おでんの関連人物・キャラクター
- ゴール・D・ロジャー
- シルバーズ・レイリー
- スコッパー・ギャバン
- クロッカス
- シャンクス
- バギー
- エドワード・ニューゲート(白ひげ)
- 光月トキ(こうづき とき)/天月トキ(あまつき とき)
- 光月モモの助(こうづき もものすけ)
- 光月日和(こうづき ひより)
- 錦えもん(きんえもん)
- 黒炭カン十郎(くろずみ かんじゅうろう)
- イヌアラシ
- ネコマムシ
- 雷ぞう(らいぞう)
- 菊の丞(きくのじょう)
- アシュラ童子(あしゅらどうじ)
- 河松(かわまつ)
- 傳ジロー(でんじろー)/狂死郎(きょうしろう)/丑三つ小僧(うしみつこぞう)
- しのぶ
- イゾウ
- 黒炭オロチ(くろずみ おろち)
- カイドウ