ONE PIECE（ワンピース）の道具まとめ

『ONE PIECE』の概要

『ONE PIECE（ワンピース）』は、漫画家・尾田栄一郎が描く、海賊を題材とした少年漫画だ。1997年に集英社の『週刊少年ジャンプ』で連載を開始し、2022年には連載25周年を迎えた長寿作品。TVアニメやゲーム、小説など、メディアミックス展開されており、日本だけでなく世界で人気がある。単行本の日本国内での発行部数は4億を超えており、単行本初版発行部数の日本記録などの出版に関する国内最高記録をいくつも保持しており、記録を更新中だ。少年漫画の王道とも言えるバトル、ギャグ、感動をメインとしながらも、ストーリーには権力と世界の闇、差別、宗教といった社会問題も取り込まれている。世界の在り方をあらためて考えさせられるようなテーマも多く、それらを総勢1,000を超えるキャラクターが彩る。

キャラクターも去ることながら、『ONE PIECE』に登場するたくさんのユニークな道具も魅力的だ。作中には、『ONE PIECE』に欠かせない「悪魔の実」を始め、電話の機能を持つカタツムリ「電伝虫（でんでんむし）」や、炎や水などを記憶することのできる「貝（ダイアル）」などが登場する。

道具について

『ONE PIECE』には、ユニークな道具がたくさん登場する。『ONE PIECE』の物語の上で欠かすことのできない「悪魔の実」もその一つだ。主人公モンキー・D・ルフィが食べた「ゴムゴムの実」や麦わらの一味の考古学者ニコ・ロビンが食べた「ハナハナの実」などが代表的である。

その他、電話機能を持つカタツムリ「電伝虫」や、炎や水などを記憶することのできる「貝（ダイアル）」などが登場する。「電伝虫」は擬態機能を持っているため、外見に様々な種類があり、フィギュアやキーホルダーなどグッズ化がされるほど人気がある。

『ONE PIECE』に登場する道具

悪魔の実

「悪魔の実」は、食べれば摩訶不思議な能力が手に入る果実の総称。食べたものは人知を超えた能力を手にすることができるが、代わりに海に嫌われてしまい泳げない体質になる。『ONE PIECE』の作中に登場する実力者の多くは、「悪魔の実」を食べて何らかの能力を手にしている場合が多い。「悪魔の実」を食べたものを「悪魔の実の能力者」と呼び、作中では専ら「能力者」と省略されて表現される。

「悪魔の実」には3種類あり、超人的な力を手に入れることができる「超人系（パラミシア）」、動物に変身したり動物の能力そのものを使うことができる「動物系（ゾオン）」、自然の力そのものが手に入る「自然系（ロギア）」が存在。「超人系」、「動物系」、「自然系」と希少さのレベルが上がり、能力も強くなるとされている。ただ「動物系」の「悪魔の実」の中には、絶滅した動物に変身できる「古代種」や、幻想の生物に変身できる「幻獣種」などがあり、それらは「自然系」と同等の希少さがある。

「悪魔の実の能力者」には、通常の武器の効果が無効化される場合が多い。しかし『ONE PIECE』の世界の人々が潜在的に秘めている意志の力「覇気」で対抗することが可能。また、「海が固形化したもの」と言われる「海楼石（かいろうせき）」という道具には、海と同等の力があるため、「能力者」の力を封じる対抗手段として有効だ。

主人公モンキー・D・ルフィは、「超人系悪魔の実」である「ゴムゴムの実」を食べた。それにより、全身がゴムのように伸び縮みするゴム人間になった。しかしワノ国編で「ゴムゴムの実」の本当の名は、「ヒトヒトの実 モデル”ニカ”」という「動物系」でしかも「幻獣種」の「悪魔の実」であることが明らかになった。

ONE PIECE（ワンピース）の悪魔の実と能力者まとめ - RENOTE [リノート]

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『ONE PIECE』（ワンピース）とは、海賊を題材にした尾田栄一郎の描く少年漫画。海賊王になることを夢見る少年モンキー・D・ルフィが、仲間とともに大海原を大冒険する物語である。作中には「悪魔の実」と呼ばれる不思議な果実が登場し、「悪魔の実」を食べて何らかの能力を得たものを「能力者」と呼ぶ。様々な能力者が繰り広げる数々のバトルは、『ONE PIECE』の中でも最大の魅力とも言える。この記事では、「悪魔の実」とその能力者についてまとめてみた。

記録指針（ログポース）

偉大なる航路（グランドライン）の航海に必要不可欠なコンパス。腕時計のように手首に装着することが可能で、球形のガラスの中に針が浮かんでいるような見た目をしている。東西南北だけでなく、上下を指し示すことができるコンパスだ。

偉大なる航路では、通常のコンパスが役に立たない。というのも、偉大なる航路の島々は特殊な磁気をはらんでいるため、磁気によって方向を指し示す通常のコンパスは使いものにならないのだ。「記録指針（ログポース）」は、その島に滞在することで磁気を蓄積し、その磁気と引き合う次の島の方角を指し示すというもの。この特定の磁気のことを作中では、「記録（ログ）」と呼ぶ。島によって「記録（ログ）」の溜まる速度はまちまちで、半日で溜まる島もあれば、1年かかる島もある。

偉大なる航路の後半の海・新世界では、更に異なる「記録指針」を使用する。形状はほぼ同じだが、3つの指針がついたものになる。3本の指針はそれぞれバラバラの島を指し示し、行き先は3つの中から任意で決めることができる。針の動きが異常な島ほど磁気が荒れているということになり、つまり何か危険である島な場合が多い。

永久指針（エターナルポース）

「記録指針（ログポース）」の永久保存版。通常の「記録指針」は、「記録（ログ）」が上書きされてしまうが、「永久指針（エターナルポース）」は、特定の磁気を永久に保存することが可能。目的地の「永久指針」を手に入れることができれば、スムーズな航海をすることができる。「記録指針」が腕時計のような形をしていたのに対して、「永久指針」は砂時計のような見た目をしている。

カメポース

劇場版映画『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』に登場する道具。

ログ（記録）が溜まらない特殊な島・偉大なる航路（グランドライン）のメカ島へ行くための特別なコンパスである。形は通常のコンパスに似ているが、蓋を開けると中に水が張っており、1匹の小さな小さなカメが入っている。このカメはいつどんな時でもメカ島のほうを向いているという。

ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵（ワンピース）のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』とは、『ONE PIECE』（ワンピース）を原作とした劇場版第7作品目。2006年3月に公開された。SMAPの元メンバー・稲垣吾郎がゲスト出演することで話題にもなった。
主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味は、難破した海賊船から奪った宝箱の中にいたローバという老女をメカ島に送り届ける。その報酬としてメカ島に伝わる「金の冠」という宝をもらうため、島に伝わる「ゆらりうた」の謎解きに挑むのだった。

海楼石（かいろうせき）

偉大なる航路（グランドライン）のワノ国発祥の不思議な鉱石。海と同じエネルギーを持っている。「海が固形化したもの」と言われており、「悪魔の実の能力者」の力を無効化する効力がある。このため対能力者用の武器や手錠、足かせ、牢獄の檻や鍵などにこの「海楼石（かいろうせき）」が使われている。ダイヤモンド並の硬度を持っており、その加工は容易ではない。「海楼石」を加工する技術はワノ国にしかないという。

ダンスパウダー

霧のような雲を発生させて空へ散布することで、雲が成長し、雨を降らせることができる粉。つまり、人工的に雨を降らせることができる道具である。

昔、雨が降らないとある国の科学者が造り出したと言われている。その国はダンスパウダーができた時に、名の通り踊り喜んだ。しかし「ダンスパウダー」は人工的に雲を成長させて雨を降らせるため、風下の隣国に自然に降るはずだった雨まで奪ってしまうという事実が判明。これにより戦争が起き、多くの命がなくなった。以来、世界政府は「ダンスパウダー」の製造・所持を固く禁じたのである。

アラバスタ編では、当時王下七武海だったサー・クロコダイルが、この「ダンスパウダー」を使ってアラバスタを混乱に陥れた。

「ダンスパウダー」のモデルは、現実の世界に存在する「ヨウ化銀」という鉱物であるとのこと。