ONE PIECE（ワンピース）の海賊旗まとめ

『ONE PIECE（ワンピース）』の概要

『ONE PIECE（ワンピース）』とは、尾田栄一郎による漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。略称は「OP」、「ワンピ」。
1997年より『週刊少年ジャンプ』（集英社）にて連載されている少年漫画で、2021年6月の時点で原作の単行本は99巻まで刊行されている。また、2021年1月4日発売のジャンプ本誌（5・6合併号）を以て1000話に到達。2020年4月の時点で日本国内の累計発行部数は3億9000万部を、全世界累計発行部数は漫画作品として世界最高記録である4億8000万部を突破。主人公モンキー・D・ルフィは、海賊王を夢見て、「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を巡り、海へ冒険するストーリー。テーマは、冒険や友情といった少年漫画の王道だが、戦争や権力、領土問題、宗教、差別など様々な社会問題を風刺する内容も盛り込まれている。

『海賊旗』とは

作中には多くの海賊団が登場し、それとセットで「海賊旗」も登場する。「海賊旗」は、本来“抵抗すれば皆殺し”という意味を持つが、『ONE PIECE（ワンピース）』では、ルフィが「ドクロのマークは…“信念”の象徴なんだぞ！！」（148話）「これは命を誓う旗だから」（148話）と明言しているように、物語を進めていく上で重要な意味をもつ。「海賊旗」は、1つの海賊団につき1つあるが、海賊に属さない者や、組織のシンボルマークとは分けられる。また、海賊旗は、必ずしもドクロマークではなく、船長をモチーフにして描かれたものが多い。

『ONE PIECE（ワンピース）』の海賊旗まとめ

麦わらの一味海賊旗

麦わらの一味の海賊旗は、船長であるルフィを模したドクロマークだが、ここでは、各船員のシンボルマークを紹介する。

モンキー・D・ルフィ

麦わらの一味海賊団船長、モンキー・D・ルフィのシンボルマーク。
海賊旗は、トレードマークである麦わら帽子をかぶったどくろマークである。
初代の海賊旗と、新世界バージョンでは特に違いはない。
麦わら帽子は、四皇シャンクスから「いつか立派な海賊になって返しに来い」と約束し、預かったもの。
「ゴムゴムの実」の能力者で、全身がゴムになり、体を自在に伸縮させられる「ゴム人間」である。
「夢・信念・仲間」のためなら死をも恐れず、一味だけでなく、出会った仲間たちのお陰で航海ができていることを強く認識している。
そのため仲間のことを何よりも大切に思っており、仲間からの信頼も厚い。

ロロノア・ゾロ

麦わらの一味海賊団副船長、兼、戦闘員ロロノア・ゾロのシンボルマーク。3本の日本刀を扱う剣士で、戦闘中は黒い手ぬぐいを巻いている。そのため描かれているドクロも黒い手ぬぐいを巻いており、背後には使用している刀を背負っている。
初代のシンボルマークは、使用していた刀、和道一文字、三代鬼徹、雪走の3本が描かれている。

新世界編に入った後は、刀が変わり三代鬼徹、秋水、閻魔になっている。
また新世界編では、ロロノア・ゾロは左目に傷を負った隻眼になっており、シンボルマークにもそれが反映されている。
「世界一の剣豪になる」という野望のため、船内では鍛錬を積み、ストイックに強さを求道している。
強敵や死線にも臆さず、己を高めるものとして好んで挑む。
極度の方向音痴だが、本人にその自覚は一切なく、はぐれても仲間を逆に迷子扱いにする一面がある。

ナミ

麦わらの一味航海士、ナミのシンボルマーク。
初代では、指で表したお金のマークと、頭にバンダナを巻いており、ウインクと舌を出したドクロマークが描かれている。

新世界バージョンでは、左腕に刻まれたタトゥーと同じマークが後ろに描かれている。
タトゥーは、母親同然のベルメールが大切にしていたみかん畑と、父親代わりとも言える存在であるゲンゾウの風車がモチーフとなっている。
「偉大なる航路」の出鱈目な気象にすぐに順応した航海術と、気象に関する精通した知識をもっており、体で天候を感じ取ることができるという天性の才能により、船の操舵の指揮を執る。
怒るとかなり怖く、仲間がふざけていると、悪魔の実の能力者でも関係なくゲンコツを食らわす。

ウソップ

麦わらの一味狙撃手ウソップのシンボルマーク。
初代では、後ろの骨の1本がパチンコで、バンダナを巻き、鼻の長いドクロマーク。