【西尾維新】「きみとぼくの壊れた世界」の名言・名セリフ集!【言葉遊びの天才】

ファンから「言葉遊びの天才」と称される西尾維新の、『きみとぼくの壊れた世界』の名言・名セリフ集を紹介する。本作は本格ミステリーで、西尾らしい言い回しや驚きの展開、魅力に満ちたキャラクターが次々と現れるファンにはたまらない内容となっている。

人は才能よりも環境に左右される生き物だから。

p48
櫃内様刻

作者の思考がほとんど因数分解できない。

p55
櫃内様刻

作者の思考がほとんど因数分解できない。
ルーツや元ネタが分からないなんてレベルではなく、日本語の構成法から違うような雰囲気だった。

考えて書いているのではない、書くべきものを考えているのだ。

p55
櫃内様刻

夢中になって、僕は本当に数沢くんのことを読中、完全に忘却してしまっていた。
こんな小説が国語の試験に出されたら僕の得点は確実に七割を割るだろう。
多分この作者は「夢十夜」における第六夜を思わせる手法で、創作活動に勤しんでいるに違いない。
考えて書いているのではない、書くべきものを考えているのだ。

暗記能力と公式の応用能力に秀でているが、仮説から仮説を導き出すような、綱渡りのような枝分かれを実感として味わうには、 夜月には根気が足りないのだ。

p63、64
櫃内様刻

夜月は頭はいいけれど、先の先の更に先を読むというような考え方からは無縁だ。
暗記能力と公式の応用能力に秀でているが、仮説から仮説を導き出すような、綱渡りのような枝分かれを実感として味わうには、
夜月には根気が足りないのだ。
根気、それはとても大事だ。その単語は決して体育会系だけのものではない、勉強にしたって、遊びにしたって、
いつだって我慢しきれない人間が失敗する。
何事もタイミングが大事だ。

問題を、困難を楽しめずに何が人生なものか、そんなことでは生きていけない。

p70
櫃内様刻

きみは二千円札を平気で使ってしまう種類の人間に違いない。

p71
病院坂黒猫

人間として間違った行為とはね、 「空を飛ぶ」「真空中で生活する」「光速を超える」「摂取したエネルギー以上のエネルギーを生産する」 など、そういったことだよ。

p71、72
病院坂黒猫
「間違っていない?ああそうとも、きみは恐らく今までの人生一度だって間違ったことがないと主張するのだろう。
だがそんなものは誰だってそうだ、主観的観点から「間違った」行為に及んだ者など歴史上も一人だっているものか。
人間として間違った行為とはね、
「空を飛ぶ」「真空中で生活する」「光速を超える」「摂取したエネルギー以上のエネルギーを生産する」
など、そういったことだよ。

後悔をしないのと後ろを振り向かないのとは意味が違う

p75
病院坂黒猫

後悔をしないのと後ろを振り向かないのとは意味が違うと、小学校の校長先生が訓話を垂れていなかったかい?

情報ならばともかく、説教は真っ平だよ

p75
櫃内様刻

無限に近くても無限じゃない。病院坂。情報ならばともかく、説教は真っ平だよ

箱彦、お前は本当にナイスガイじゃないか。お前の前世は神様か?

p81
櫃内様刻

ライオンを躾けるよりもまだ手のかかりそうな数沢くんを、暴力を使ってとは言え説き伏せるなんて労力を 無償で払ってくれる人間がいるとは、とても信じられない。

p82
櫃内様刻

本当っていうのは、嘘じゃないってだけだ。

p132
櫃内様刻

本当っていうのは、嘘じゃないってだけだ。
決して真実のことを指してるんじゃない。
本当よりも真実味のある嘘ってのが、この世のほとんどを構成しているんだよ。

unabara_i6
unabara_i6
@unabara_i6

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