ポケットモンスター(ポケモン)の都市伝説・豆知識・裏設定まとめ
『ポケットモンスター』は、ゲームフリークが開発しているゲームソフトシリーズの名称である。略称は『ポケモン』。「集める、育てる、戦う」のコンセプトに従い、ポケモンと呼ばれる生き物を収集、育成、そして対戦させるRPGである。『ポケモン』には稀に背筋に寒気を覚えるような設定が盛り込まれている。2016年で20周年を迎えた長寿シリーズなだけに、様々な裏設定や都市伝説が囁かれている。
ガラルバリヤードは『ソード・シールド』から登場するポケモンだ。
黒い鼻が凍傷に見える、手の部分が包帯を巻いているように見える、特性が雪山登山者と符号しているように見える、という点から生まれた都市伝説である。
ダークライは死んだ少年が考えたポケモン
ダークライとは人に悪夢を見せる力を持つ幻のポケモンだ。このポケモンはビジュアルが良いこともあって大変な人気を誇るが、実はある少年が死去する前に考えたポケモンであるという都市伝説がある。
その少年はオリジナルポケモンとしてダークライを描いたが、その日の晩に悪夢にうなされて亡くなってしまう。その後母親がその絵をゲームフリークに持っていき、経緯を説明。それに同情したゲームフリークがその絵のポケモンをダークライとしてゲームに登場させたというもの。ミオシティという町にいる「ダークライの悪夢にうなされている少年」は、この少年をモデルにしたのではないか、という話まである。
なお、実際にはゲームフリークのグラフィックデザイナーがダークライをデザインしたことが、公式書籍などで明らかにされている。
ルージュラは人間とポケモンのハーフ
ルージュラは「ひとがたポケモン」という分類のポケモンで、文字通り人とよく似た姿をしている。そのせいか、ルージュラは人間とポケモンのハーフであるという都市伝説が生まれることとなった。
その昔、人間とポケモンの間に生まれたルージュラは人間の学校に通っていたが、人間とは姿が違うことから学校でいじめを受けていた。その結果ルージュラは人間を憎むようになり、超能力を習得した。そんなルージュラを人間は恐れ、雪山に追放したが、ルージュラは逆にそこで吹雪を操る能力を手に入れた、というものである。ルージュラのタイプがエスパー・こおりであるのはこのためとされる。
なおルージュラの話ではないが、ポケモン世界の神話の中では、実際に人間とポケモンが結婚した話が出てくる。
ポケモン世界は現実世界の未来説
ポケモンの世界は現実の世界の未来の姿であるという説がある。これは主に、アンノーンというポケモンがアルファベットを変形させたような形をしていることに由来する。アンノーンの図鑑説明には「こだいの もじに にた すがたの ポケモン」と記述されており、アルファベットなどの文字が古代の文字とされるほど、ポケモン世界は遠い未来の世界なのではないかと言われているのだ。
ロトムの鳴き声のスロー再生
ロトムはあらゆる電子機器の中に潜り込んで操作する事が出来る特殊なポケモンとして知られ、『サン・ムーン』や『ソード・シールド』では図鑑やスマホなどと融合して主人公の冒険をサポートしてくれる。
しかしロトムのタイプがゴーストということもあってか、ロトムにも怖い一面が存在する。その1つがこの都市伝説で、ロトムの鳴き声をスロー再生すると「タスケテ」と聞こえるという。しかしながら助けてと聞こえるかどうかはかなり個人差があり、少々こじつけが強い都市伝説である。
モンジャラの正体は溺死した女の子
モンジャラとは初代から登場する、ツル草に覆われて目しか見えないポケモンだ。ツル草が無くなった時のモンジャラの姿は謎に包まれており、ポケモン界の研究員も知らない様子。そんな事情から生まれたのがこの都市伝説である。
かつて、カントー地方のマサラタウン南側にある草むらで遊んでいた小さな女の子が誤って川に転落し、女の子は川の中のツルに足が絡まってそのまま溺死してしまった。しかし、女の子はその川のツルと一体化し、モンジャラとして蘇ったという。さらにモンジャラは一人が寂しかったため、川に遊びに来た子供達を川の中へと引きずり込もうとしたが、その子供達が大人を呼んだために失敗してしまった。以来、モンジャラを恐れた人々はその川の周りに柵を立てたと言われている。
なおこの話の初出は某大手サイトの二次創作漫画であり、そこからネットで都市伝説として広まったそうである。
「もりのようかん」とナタネとアカギ
「もりのようかん」は『ダイヤモンド・パール・プラチナ』にあるダンジョンの一つ。誰も住んでいないかなりボロい建物で、不気味な雰囲気が漂う内部では少女と老人の幽霊がたびたび出現する。この洋館で何があったのか、具体的な説明はなされないが、ここで殺人事件が起きたのではないかと噂されている。
そしてナタネとは、この洋館があるハクタイシティのジムリーダーである。ナタネは自然や植物、くさタイプのポケモンを愛する快活な女性だが、この洋館で起きた殺人事件の犯人ではないかという噂が存在する。
それはナタネが洋館のある「ハクタイのもり」でうろうろしている姿を目撃されていることに由来する。また洋館へ行くにはひでん技の「いあいぎり」が必須だが、ハクタイシティでナタネに勝つと「いあいぎり」のひでんマシンを貰えることなども、ナタネが洋館事件の犯人である根拠とされている。
しかしナタネ自身が「もりのようかん」の調査を主人公に頼むことや、公式から「ナタネが洋館の周りをうろうろしているのは、この事件のことを気にしているが幽霊が怖くていつも建物の前で引き返してしまう」というような話もあり、ナタネ犯人説を否定する人も多い。
また「もりのようかん」では「あんなえたいのしれ…にモ…をもっていかれるとは…」と殴り書きされている書物が存在する。この穴を埋めると「あんな得体のしれないやつらにモーターをもっていかれるとは…」となると考えられており、この「モーター」は「ロトム」のことを指しているのではないかとされる。
ギンガハクタイビルの隠し部屋の手記などから、ギンガ団ボスのアカギは幼少の頃ロトムと暮らしていたとされ、これらのことから「幼少期のアカギがロトムを何らかの理由により何者かに奪われてしまったのではないか」という説もある。公式の詳細な見解は存在しないが、『ウルトラサン・ウルトラムーン』にてアカギが「ロトムのいる世界には何もしない」というような発言をしており、アカギとロトムの間に何らかの接点があるのは確実とされる。
ジュカインの名前に隠された意味
ジュカインは『ルビー・サファイア』から登場するポケモンで、いわゆる御三家の1匹キモリの進化系である。
ジュカインの名前の由来は「樹海」と考えられている。しかし樹海で自殺する人が多いことから単なる由来に留まらず、「樹海+in」で樹海に入ること、すなわち自殺を意味しているのではないか、という噂が存在する。
なおジュカインが「じばく」や「だいばくはつ」などの命を賭す技を覚えたことはない。
シンオウ地方のミカルゲと北海道開拓時代の囚人
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目次 - Contents
- 『ポケットモンスター』の概要
- 『ポケットモンスター』の都市伝説・噂
- ゲンガーの正体はピクシーに憑依したゴーストである
- バタフリーとモルフォンの取り違え説
- レジ系のポケモンと原爆の関係
- ネンドールのだいばくはつ
- ジーランスとホエルオーの元ネタは潜水艦と戦艦
- レッド死亡説
- げんがは なかはしこうよう
- ピカチュウバージョンのパッケージ裏
- 七夕のポケモン、ジラーチとその声優の命日
- ミミッキュの正体はポリゴン説
- ドンファンはインド象から進化したポケモン
- メタモンはミュウツーの失敗作
- 『ブラック・ホワイト』の主人公は『ブラック2・ホワイト2』の時点では死亡している説
- 「いかりのみずうみ」の赤いギャラドス
- アルセウスの正体はギンガ団のボス・アカギ
- シオンタウンは存在しない場所
- プルリルとブルンゲルの元ネタ
- トルネロス、ボルトロス、ランドロスのれいじゅうフォルムに玄武モチーフがいない理由
- シンオウ神話と日本神話
- アルセウスとレジギガス
- クノエシティジムはいかがわしい店
- 『ブラック・ホワイト』のストーリー
- ガラルバリヤードのモチーフは登山家
- ダークライは死んだ少年が考えたポケモン
- ルージュラは人間とポケモンのハーフ
- ポケモン世界は現実世界の未来説
- ロトムの鳴き声のスロー再生
- モンジャラの正体は溺死した女の子
- 「もりのようかん」とナタネとアカギ
- ジュカインの名前に隠された意味
- シンオウ地方のミカルゲと北海道開拓時代の囚人
- ホウオウは原爆の象徴
- ビクティニのモチーフは原爆説
- グラードンとカイオーガの伝説のモデルは日本軍とアメリカ軍の戦い
- ポケットモンスターの裏設定・裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ミュウとミュウツーとフジ老人
- ユンゲラー裁判
- グリーンとラッタ
- パラスの進化
- シーキンセツの黒い噂
- ブラック企業を匂わせる言葉
- デボンコーポレーションの闇
- シーキンセツの職員だったクスノキ館長
- クスノキ造船所の設計士ツガの過去
- テッセンとシーキンセツ
- ソライシ博士の父親
- ヒトツキに宿る魂は人間のもの