からくりサーカス(Karakuri Circus)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『からくりサーカス』とは、藤田和日郎によって小学館『週刊少年サンデー』にて1997年~2006年にかけて連載されたアクション漫画。人間と自動人形(オートマータ)、そして懸糸傀儡(マリオネット)を操る人形破壊者「しろがね」の間に巻き起こる戦いを描いた物語。同時に才賀勝という少年が成長していく姿も描いており、敵との攻防だけではなく、様々な人間模様が同時並行的に進んでいる作品である。

ファティマ

CV: 佐倉綾音(2019年)
演:下橋美紀(2012年・第1弾)/遠藤沙季(2019年・第1弾)

サハラで活動する女性のしろがね。
最終決戦にも自動人形との戦いのメンバーとして参加した。
再起不能となったコロンビーヌに対して、女性としての喜びが何かを語るシーンがあり、その後のコロンビーヌに影響を与える。
戦いの中ではミンシアと一緒に息のあった戦いを繰り広げ、フランシーヌ人形を追い詰める。最期は手術をうける鳴海を守るため、1人でパンタローネとアルレッキーノに挑み致命傷をおうが、間一髪で鳴海に助けられる。
だがその時はすでに手遅れの状態であり、死ぬ瞬間を鳴海に見られたくないという思いから、生きている間に鳴海に別れを告げて独りで亡くなった。

エドワルド・ダール

ノルウェーのしろがね。
しろがね随一のパワーをほこり、感情を露わにするしろがねとしては珍しいタイプである。
サハラでの最終決戦に参加し、途中ティンババティと同士討ちをせざるを得ない場面があったが、鳴海に助けられるフランシーヌ人形との戦いに挑んだ。
激闘の中自らの死を悟り、瀕死の鳴海に自らの血を輸血し、最期は自動人形数十体を引き連れて自らに仕掛けた爆弾を使い自爆した。

ティンババティ

CV:藤原貴弘

ケニアのしろがね。
紳士的だが力を誇示する性格で、力を持つものこそが正義だという考えを持ち鳴海と敵対するが、鳴海との腕相撲で負けたことを機に和解する。
ケニアでの最終決戦では、鳴海の手術を助けるため、コロンビーヌと相討ちとなって死ぬ。

スティーブ・ロッケンフィールド

CV:小上裕通

イギリスのしろがね。
結婚をしており妻と妻の連れ子と共に暮らし、普段はオックスフォード大学で医学について教えている。
鳴海から影響を受けたしろがねの1人であり、最後まで鳴海を守り続けた。
瀕死の鳴海の手術をトーアから引き継いでやりとげた。
真夜中のサーカスのテントが総攻撃を受けるときに、脱出ロケットの定員の都合上鳴海とミンシアを脱出させ、自らは死を選んだ。
鳴海と別れる際、息子のリッチーの学芸会があるため、観に行ってあげてくれと伝えた。

シュヴァルツェス・トーア

CV:江川大輔

サハラでの最終決戦に参加したドイツのしろがね。
ロッケンフィールドとは旧知の中。
かつて自らをゾナハ病にしたフランシーヌ人形を見た時、美しいと思ったことをずっと悔いていた。
感情が豊かであり、しろがねたちが作戦(無理をする鳴海を休ませるため)で鳴海を約立たず呼ばわりした時は、1人反論するなど空気が読めない。
最期は致命傷を負いつつ、鳴海の手術を途中まで担当し、ロッケンフィールドにバトンを渡して死ぬ。

ドミートリィ・イワノフ

ロシアのしろがね。
しろがねになる前は、ロマノフ王朝を守る戦士であったが、革命の時に護るべき人を守れなかったことをずっと後悔していた。
その後サハラでの戦いにて鳴海と出会い、戦い続けていればいつか本当に護りたい人を護れるという考えに心を打たれ、最期は鳴海をかばって死ぬ。

しろがね犬

人以外で唯一のしろがね。
白金からアクア・ウイタエを使った自己複製の実験台として使われたことにより生まれた。
梁師匠と共に中国のアクア・ウイタエの泉を守っていたところ、鳴海たちと出会う。
その後、パンタローネとチャイナホーのにおいを辿り、サハラにある真夜中のサーカスの本拠地を突き止める。
最終決戦ではルシールのスカートに噛み付き、戦いのメンバーに自ら名乗りをあげるが、テントに入った後なぜかフェイスレスと行動を共にしルシールからあやしまれる。
最終決戦後は、しばらく姿をみせなかったが、フェイスレスと共に再び現れる。
最後は、勝のピンチを自分のピンチと感じたのか、勝をかばって死んだ。

しろがね-O(オー)

「しろがね」をベースにして人工的に身体を強化・調整した改造「しろがね」。
特徴的な銀色の眼球をしており、虹彩がないかあるいは虹彩しかない。そのため多くがサングラスで目元を隠している。自動人形の破壊に対して強い使命感と達成感を得られる、睡眠が必要ない、年をとらない、マリオネットなしで戦えるなど、ただの「しろがね」よりも身体面に関しては有利な点が多い。反面、他の人間への配慮にかけ協調性がないなど、人格面に関しての問題が多い。

ジョージ・ラローシュ

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