孤児院で元気に育てられた子供が絶望の淵に突き落とされながらも這い上がるアニメ
初めて見た時になんなのこれ??
となって一気見してどハマりした作品です。
とにかく引き込まれます。
主人公は孤児院に住む特に成績優秀な子供達3人、エマ、ノーマン、レイ。
この孤児院では、子供たちはマザーによって大切に育てられ、里親が見つかるか12歳になったら孤児院を旅立つことになる。
ある日、エマとノーマンは一人の子供が旅立った後でその子の忘れ物を届けに出口に向かったところ、その子供が鬼に殺されているのを見つけてしまう。
自分達は食料で、この孤児院は食料を育てるための農場なのだと理解し、絶望する。
エマ、ノーマン、レイの3人は孤児院に住む子供達全員を連れて孤児院を脱走するための計画を立てる。しかしマザーは脱出の計画を企てていることを知り、それを阻止しようとする。
という流れなのですが、とにかく絶望感がすごいですこれ。
子供達は「自分は食べられるために生まれてきた」といういきなり厳しい現実を受け止めないといけないこと、体には発信器が埋め込まれていて、居場所が常にわかるようになっていること、孤児院は高い壁に囲まれていて外の世界がどうなっているか全くわからないこと、など仮に脱出しても生きられるのかどうかすらもわからない、不安なことだらけの状況です。
子供達は自分自身と葛藤しながら、或いは仲間を支え合いながら、或いは自らを犠牲にしながら、この困難な状況を一つ一つ乗り越えていこうとするのですが、この中で発生するマザーと子供との騙し合い、駆け引きが面白いです。
とにかく先読みができない展開にアニメを見ているとハラハラしてしまいます。超オススメのアニメです。