約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland

『約束のネバーランド』とは白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本のダーク・ファンタジー・サスペンス漫画。2016年8月に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された。GFハウスという孤児院で育てられた主人公のエマとその仲間達による、過酷な運命を自分の手で変えようともがき奮闘する物語である。ジャンプのセオリーである“友情、努力、勝利”を違う角度から描いている点や、独特な世界観、ミステリー要素を含むストーリー性などで人気を集め、テレビアニメ化や小説化、映画化と多岐にわたる支持を得ている。

punisuke1234r9のレビュー・評価・感想

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
8

子どもたちと、圧倒的強者との頭脳戦が熱い!「約束のネバーランド」のここが好き!

主人公エマが暮らしている「ハウス」。そこで、身寄りのない子供たちがみんなで仲良く暮らしているところから物語は始まります。何一つ疑うもののない、これ以上にない幸せな生活。そんな中でも、”出てはいけない”と言われている「外の世界」にだけは、少し疑問を感じていました。
その疑問が、ある出来事を境に明らかにされることになります。自分たちの今までの幸せな暮らしの裏を、知ってしまうのです。
全てを覆すほどの絶望。それでも、彼女は幼馴染のノーマンとレイとともに、そこから抜け出す術を考え始めるのでした。その絶望に抗うために。
これは、「週刊少年ジャンプ」に掲載されている作品には珍しく、女主人公です。
女の子ならではの愛嬌を持ちながら、それでも男の子と対等に渡り合えるほどの身体能力も兼ね備えている、ちゃんと「ジャンプの主人公」なのです。
そんな彼女たちが、ある出来事を境に、いかにして生き残り、立ち回るのかを考えることになるのですが、抜いては抜き返され、抜き返されては抜き、その押し問答のような頭脳戦に目が離せなくなります。
また、伏線も十分にちりばめられていて、読み進めるにつれ、歯車がかみ合っていく感覚を覚えたら、もう、次から次にページを読み進めることでしょう。
子どもたちが絶望に立ち向かっていく姿、ぜひ、目の当たりにしてみませんか。