このハラハラにきみはもう目を離せない
この作品は、生まれてこの方親がいない孤児院というのがコンセプトとなっています。そこのママことシスタークローネの下で、たくさんの子供たちが毎日楽しく生活をしていました。そこでもとびぬけて、ほかの子供たちよりもひと際目立つ3人が物語のキーパーソンとなっています。一人目はみんなのお姉さん、主人公のエマ、2人目は、誰もが認める天才ノーマン、3人目は謎の多き少年レイです。この孤児院では一人一人、買い取り先の親が見つかるとその孤児院からでて外の世界で暮らせます。それをみんなは悲しがることなく楽しみに毎日を過ごすのでした。しかしあるとき、コニーという一人の少女の親が決まり、荷物を持ち門の外へ向かうのを見送るママと少年少女たち。その時、コニーがいつも手にしていた人形を見つけた主人公のエマ。それを届けに行こうと門の外へ向かうコニーのもとへと向かいます。すると、そこにいたのは無残にも死んでしまっているコニーの姿、そしていやな気配を感じすぐさま身を隠すエマ。なんとそこには今まで見たこともない、悪魔のような存在、”鬼”の姿がありました。何とか見つかることなく、やり過ごせたエマ。そこで気付いてしまう。この孤児院を出てしまうと全員死んでしまう。そこで、エマはこの孤児院(グレイスフィールド)からの脱獄を決意するのであった。そこで立ちはだかるは最強、最愛のママ。果たしてエマたちは、ノーマン、レイその他多くの子供たちとともに外の世界に逃げることは出来るのか。そして外の世界でエマを待ち受けるものは何なのか。ハラハラしながらも続きが気になってしまい、目が離せないとても面白い作品となっています。