途中でやめられない!続きが気になる脱獄ミステリー
アニメから入り、気づけばのめり込んでしまい、漫画まで全て読みました。物語は、一つの孤児院から始まります。優しいマザー(孤児の母代わり)がいて、子供たちは可愛く、幸せな生活を送っています。子供達は定期的に頭脳テストを受け、頭のいい子が多く、特に天才的な3人の子供が後々物語を進めていきます。実は、孤児院には秘密がありました。子供は里親が見つかると出て行くのですが、実はその里親は本当は居らず「出荷」として鬼の手元に渡っていた。。。孤児院は、鬼に食べさせる子供を育てるための農場だった。。。人間は、鬼社会での「食料」であり「家畜」だった。。。この時点で、かなり度肝を抜かれます。読者は、人間が食べられる側になるという事実を突きつけられ、弱肉強食の世界に思いを馳せるでしょう。また面白いのは、その後、孤児院から脱走しようとする子供達の作戦や、マザーとの駆け引きです。ハラハラドキドキする展開で、つい話を読み進めてしまいます。天才3人のうちの1人エマ(女の子)は、行動力があり、明るく、仲間思いで諦めない性格がとても好感を持てます。またそのエマをサポートする男の子2人が、全く違うタイプで格好いいので「どっち派?」と盛り上がれるでしょう(笑)ハラハラドキドキ驚異の脱獄ミステリーです。