食戟のソーマ(しょくげき)【基本情報・随時更新】

「食戟のソーマ(しょくげき)」は、『週刊少年ジャンプ』で2012年52号から連載され、原作・附田祐斗先生、作画・佐伯俊先生、料理研究家・森崎友紀先生の協力のもと、日本屈指の料理学校で主人公・幸平創真(ゆきひらそうま)を始めとする個性豊かな生徒達が、“一流の料理人”を目指し切磋琢磨しながら友情と絆を育む“新感覚料理バトル<食戟>”漫画。

斎藤綜明(さいとう そうめい)

遠月学園高等部3年生の男子生徒。「遠月十傑評議会」の第五席。
モヒカンと鼻の横一文字の傷が特徴。常に巨大な包丁のような物を持ち歩いており、さらしを巻いている。不良っぽい外見に似合わず古風な口調で話す。十傑のメンバー全員と比較すると、身長が高く、背の高さは2番手。

第六席・紀ノ国寧々

紀ノ国寧々(きのくに ねね) 声-花澤香菜(DVD同梱版)

遠月学園高等部2年生の女子生徒。「遠月十傑評議会」の第六席。

丸メガネとおさげ髪が特徴。口数は少ないが、時折的を射たような発言をする。第91期生最強と目されており別格とされている。

和食料理全般を得意とするが、その中でもそばを「スペシャリテ」にするほど得意としている。実家が「江戸そば」の流儀を現代まで継承してきた神田のそば屋で、幼い頃から「和のエリート」としてそば作りに必要な技術を始め、日本舞踊・書道・薙刀など様々な日本文化の稽古に明け暮れる。地道な積み重ねを厭わず、技術を磨くことを好むタイプのため、それら全てを己の血肉にしてきた。

中枢美食機関の残党狩りの食戟では圧勝している。連帯食戟では第1戦で創真と対戦する。くじで決まったテーマ食材が偶然にも「そば」だったこともあり、自身の技量を遺憾無く発揮し周囲の観客を沸かせる。

第七堰・一色慧

#一色慧を参照

第八席・久我照紀

久我照紀(くが てるのり) 声-梶裕貴(DVD同梱版)

遠月学園高等部2年生の男子生徒。「遠月十傑評議会」の第八席。中華料理研究会(通称「中華研」)主将。

常にテンションが高く口やかましい性格で、相手を挑発するような発言が目立つ。1年生のことは眼中になく、虎視眈々に3年生を引きずり下ろそうとしている。十傑の男子で最も低い身長を気にしており、それを指摘されると激怒する。創真のことは「幸平ちん」と呼んでいる。

中華料理の中で辛さを追求した四川料理を得意としている。激辛料理に大汗をかきながらも病み付きになって食べ続ける人を見るのが楽しくて仕方がないからという理由で、四川料理にこだわっている。一般の店にもレシピを提供しており、学外からも問い合わせが来ている。

裕福な家庭に生まれ幼い頃から親に連れられて海外をいろいろ回り、小学生の頃には本格中華を食べ歩いていたという。十傑入りしてからもその権限で四川・湖南・貴州などに行きまくっているという。

元々中華料理を手広く研究していた中華研において部内で食戟を繰り返し、四川料理特化型へと変貌させた。数十人もの部員を生米を使用した中華鍋を振る鍛錬で動きを完璧なまでに揃えたり、10人同時に全く同じスピードで調理を行い「久我照紀謹製麻婆豆腐」を寸分違わず同じ味に仕上げるほどの実力を持つまでに鍛え上げていくなど、高い統率力を持つ。指導は少しのミスでも連帯責任とするなど厳しく、中華研は久我以外の全員がスキンヘッドと化している。

1年次の紅葉狩り会で上級生に挑戦状を叩きつけたが、司に惨敗を喫し、「翌年の月饗祭で5日連続売上1位を達成したら食戟をする」約束を交わした。2年次の紅葉狩り会で創真に自分に何か一つ勝ったら食戟を受けると約束し、月饗祭では中央エリアに「久我飯店」を出店。当初は赤字を出した創真をまるで相手にしていなかったが、久我飯店に並んださばききれない行列客を創真の店に奪われ、4日目の売上のみ敗北を喫し、両者痛み分けという形に終わった。

中枢美食機関発足後、十傑の会議をボイコットし続けており、叡山の敗北後に女木島、一色と共に十傑の権限を剥奪された。しかし、十傑の座を諦めてはおらず、進級試験での葉山との熊肉勝負に苦戦する創真の前に現れ中華研の総力を挙げて創真をサポートした。その後、席次を奪い返すため連隊食戟にて反逆者チームとして参加する。

第九席・叡山枝津也

叡山 枝津也(えいざん えつや) 声-杉田智和

遠月学園高等部2年生の男子生徒。「遠月十傑評議会」の第九席。

インテリヤクザに近い外見が特徴。眼鏡を着用している。プライドが高く、自分に刃向かう者には容赦しない性格。料理人ではなく「全ての料理人を従える者」と自負している。学園に入学した理由も「金になるから」とのこと。中等部の頃より武闘派として名を馳せており、負かした相手を従わせては次々に手下を増やし続け、高等部に進級する頃には一大勢力を築き上げていたという。

入学初年度から様々なフードコンサルティングを務め、その年に稼いだ総額はその学年全生徒の入学金をあっさりと越え、これまで手掛けた案件の数は500を超えていることから、「錬金術士(アルキミスタ)」の異名を持つ。自ら食戟の場に出ることはほとんど無いにも関わらず満場一致で十傑に選出された。調理を行うイメージはあまりないが、そのコンサルティングの実績はあらゆる料理に精通している裏返しであり、竜胆から「コンサル業にのめり込まなかったら、現十傑メンバーの何人かは食われてたかもしれない」と評されるほど、料理の実力は高い。

唐揚げ専門店「もず屋」の東京進出を手掛けていたが、創真が商店街を立て直したことで「もず屋」の売上が下落する。創真の才能に興味を示し、自分の傘下に入るように圧力をかけるが、拒否されると一変して創真を「自らのキャリアを汚した存在」と見なし、潰すことを宣言する。

「秋の選抜」ではテーマや開催概要などの草案の製作を担当し、予選の審査員に「ハウビー食品」の千俵姉妹を招く。本戦では創真への刺客として傘下の美作を送り込むが、計画は失敗に終わった。月饗祭では直接は出店せず他の模擬店を買収し売上を稼いでいた。

中枢美食機関発足後、極星寮を取り壊すため行動を起こし、食戟を八百長策により掌握し全学生に絶望を突きつける。創真から食戟を挑まれても正面からは相手にせず、配下を極星寮に差し向け取り壊しを強行しようとする。しかし、恵らの抵抗にあい数々の脅しにも全く怯まない創真の挑戦を受け、初めて彼の前で料理を披露することになる。テーマ食材「さつま地鶏」に対して特に仕込みや下準備することなく即興で「海南鶏飯」を提供し、審査員を歓喜させるも、創真の「ゆきひら流羽根チ-ズ付き手羽先餃子」を食べた審査員たちの翻意により敗北する。創真に敗れたことで薊に自身の十傑や学園からの追放処分を進言するが、薊からは策の失敗を指摘された上で残留。楠ら機関のメンバ-からは馬鹿にされるなど屈辱を味わうこととなり創真に対して更なる復讐心を抱くようになる。

第十席・薙切えりな

#薙切えりなを参照

学園関係者

薙切仙左衛門

薙切仙左衛門(なきり せんざえもん) 声-銀河万丈

遠月学園総帥。えりなとアリスの祖父。

日本の料理界を牛耳る首領[。右目の辺りに大きな傷を持ち、長い髭を生やした威圧的な外見の老人。徹底的な少数精鋭主義者であり、学園内では「食の魔王」と呼ばれ恐れられているが、料理に対する審査は公正で、たとえ身内であっても決して贔屓はしない。日頃の鍛錬から老齢に見合わないほど筋肉質の体格であり、優れた料理を試食した際には上半身を露にする「おはだけ」を披露する。学園行事のチラシやパンフレットを飾るイラストは自身が描いている。

城一郎や堂島とは彼らが学生の頃からの付き合いで、周囲の期待から挫折してしまった城一郎に道を示した。城一郎を通して創真の遠月学園への入学を促した張本人であり、高等部の編入試験を陰から見て創真の実力を知り、えりなが私情で下した不合格判定を取り消して創真を正式に編入させた。

秋の選抜では本戦一回戦と決勝戦の審査委員長を務め、創真・黒木場・葉山の三つ巴となった決勝では三者の料理の実力をほぼ互角と見なした上で、最も独創性に溢れた料理人の顔が見える必殺料理(スペシャリテ)として葉山の作品に軍配を上げた。

月饗祭最終日に、突如として現れた薊によって十傑の過半数が寝返ったことにより、総帥の座を追われる。その後、創真の下を訪れ、彼の遠月編入を城一郎に勧めた事実や、えりなの過去や薊の危険性について教え、創真にえりなを助けて欲しいと頭を下げて懇願した。

ローラン・シャペル

ローラン・シャペル 声-水島裕

遠月学園のフランス料理部門主任を務める講師。
学園の講師の中でも特に評価が厳しく「笑わない料理人」と呼ばれ、プロの業界で活躍中の卒業生たちからも恐れられている。10年ほど前に遠月に赴任し、当時在籍していた四宮たちとは彼らが卒業してからも親しい間柄。

調理演習では創真の実力を認めて笑顔を見せ、A評価を与えた。新入生の宿泊研修には引率として同行し、秋の選抜では解説役もしている。「SHINO'S TOKYO」のプレオープン最終日には乾らと共に来店した。

中枢美食機関設立の際は、薊の思想を内心批判しているが、成果を出す彼に対し表立った翻意を示すことができずにいる。

大御堂ふみ緒

大御堂ふみ緒(だいみどう ふみお) 声-横尾まり/生天目仁美(若年期)

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