食戟のソーマ(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『食戟のソーマ』とは平成24年に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された、附田祐斗原作、佐伯俊作画による料理・グルメ漫画および、それらを基にしたアニメ作品。下町の定食屋で育った主人公・幸平創真は店を継ぐつもりだったが、父親が突如店を閉めることを宣言し、創真は名門料理学校・遠月学園に進学することになる。そこには様々なジャンルの凄腕料理人がいた。彼らと「食戟」という名の料理バトルを行い、その中で成長をしていく物語である。

『食戟のソーマ』の概要

『食戟のソーマ』とは平成24年に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された、附田祐斗原作、佐伯俊作画による料理・グルメ漫画および、それらを基にしたアニメ作品。2015年から2019年にかけて、ウェブコミック配信サイト・「少年ジャンプ+」にてスピンオフ作品『食戟のソーマ L'etoile-エトワール-』も連載されていた。
2015年からアニメ化され、2015年には1期アニメ『食戟のソーマ』、2016年に2期『食戟のソーマ 弐の皿』、2017年に3期前半『食戟のソーマ 餐の皿』、2018年に3期後半『食戟のソーマ 餐の皿』、2019年には4期『食戟のソーマ 神の皿』が放送された。

主人公は下町の定食屋で育った少年・幸平創真。父親と共に店を切り盛りする料理好きの少年だったが、ひょんなことから名門の料理学校・遠月学園に編入することになった。厳しいカリキュラムの中、独自の発想と技術を発揮しながらも新しい知識を身に着けてどんどん成長していく。仲間たちとの友情を育みながら様々な問題に立ち向かっていく。「友情・努力・勝利」がテーマの『少年ジャンプ』らしい作品となっている。

『食戟のソーマ』のあらすじ・ストーリー

下町の定食屋「食事処 ゆきひら」で父親と共に店を営んでいた主人公・幸平創真。中学校を卒業後は自分の家の定食屋を継ごうと考えていたが、父親が昔の仲間から仕事の誘いを受け、いきなり「数年間店を閉める」と言って海外へと渡ってしまった。父親は名門料理学校・遠月茶寮料理學園(通称:遠月学園(とおつきがくえん))への編入を創真に言い渡す。

幸平創真は編入試験にて神の味覚の持ち主であり、学園の最高決定機関「遠月十傑評議会」に所属している薙切えりなと出会う。編入試験の審査員として薙切えりなは、卵料理を作る事を指示。
手羽先の煮凝りを卵に纏わせた「化けるふりかけごはん」を作る。薙切えりなを満足させる一品だったにも関わらず、庶民が出す庶民料理を認めたくないという私情により不合格となってしまう。
しかし、その後残っていた「化けるふりかけ」をえりなの祖父であり、学園総帥でもある薙切仙左衛門が口にした後に不合格書類を文字通り握りつぶす。

無事合格し、学生寮である「極星寮」に入りながら学生生活を送ることになった創真。寮の仲間たちや同級生、上級生の先輩との友情を育みながら厳しい学生生活を送ることとなる。退学のかかった宿泊学習や秋の選抜、実地研修の「スタジエール」、学園祭である「月饗祭」、そして進級試験。時には実力が数段上の料理人たちに立ち向かいながら、持ち前の向上心と独創的な発想で困難を乗り越えていく。

入学~宿泊研修

遠月学園入学を得て、さまざまな実力者達と出会い、困難なカリキュラムをこなし周囲に創真の実力を認識させる段階でもある。

また、創真が遠月伝統ルールである食戟を経験する段階でもある。

秋の選抜戦

1年生のなかでも優秀な生徒のみが出場できる「秋の選抜」が開かれる。
今まで出会った1年生達をはじめ新しい実力者達、1年生全員が優勝を目指すべく奮闘する秋の選抜。

遠月学園の頂点を目指す創真にとって最初の壁でもある。

スタジエール

1年生達を対象とした、学園外での実店舗での実施研修。別名スタジエール。
実務経験を通じて、今まで知る事のなかったプロの現場を体験する。

月饗祭

遠月学園の文化祭。別名「月饗祭」。
創真達は月饗祭を通じて、遠月学園十傑と呼ばれる学園最強集団の実力を目の当たりにする。

中枢美食機関編

薙切薊が現れ、遠月学園総帥の薙切仙左衛門をその席から引きずり下ろし、変わりに総帥の席に就く。

その結果、学園のシステムが今までとかわり、創真達が窮地に立つことになる。

食戟のソーマ L'etoile-エトワール-

本編にも登場する、遠月学園の卒業生 四宮小次郎を主人公としたスピンオフ作品。
ストーリーは、伊藤美智子、作画は昭時大紀にて、「少年ジャンプ+」にて連載された。

『食戟のソーマ』登場人物・キャラクター

幸平創真(ゆきひら そうま)

CV:松岡禎丞

下町の定食屋「食事処 ゆきひら」で育った少年。父親との二人暮らしで、母親は既に他界している。中学校を卒業した後、遠月学園高等部へと編入。決して天才的な才能があるわけではないが、独創的な発想から絶品料理を生み出す。その一方で、ゲソピー(ゲソとピーナッツを合わせたもの)を始めとするゲテモノ料理を作り出すこともある。
普段はマイペースで拍子抜けするような性格だが、一度厨房に立つと情熱的な男に豹変する。時には格上の相手に対して挑発するような発言をし、周囲をハラハラさせてしまうこともある。
得意料理は大衆料理。遠月学園に入学してからは創作料理も得意としている。実家の「食事処 ゆきひら」に相当なプライドを持っており、自身も将来はその店を継ぐことを目標としている。
最終的には遠月十傑評議会第一席にまで登り詰める。

薙切えりな(なきり えりな)

CV:種田梨沙(1期、2期)/金元寿子(2期OVA、3期)

初登場時は遠月学園高等部1年生。遠月学園総帥・薙切仙左衛門の孫。中学部を首席で卒業し、学園の中で大きな権力を持つ「遠月十傑評議会」に過去最年少で就任した。育ちの良さから、お嬢様のようなプライドの高さと振る舞いをみせる。
「神の舌(ゴッドタン)」と呼ばれる優れた味覚を持ち、幼い頃から様々な料理人の味見役として駆り出されていた。その「神の舌」を最高のものにすべく、父親である薊から厳しい教育を受けていた。適さない調理法をした料理を「ゴミ」として捨てさせるなど、度を過ぎた教育から、薊は後に遠月学園を追放されている。しかしその教育はえりなの心にずっと残っており、父親に対しトラウマを植え付けられている。
他人の料理に対し厳しく冷たくなってしまったえりなだったが、遠月学園の仲間たちに支えられて徐々に心を取り戻していく。
そんな薊のトラウマも連帯食戟を通じて克服し、最終的には遠月学園総帥にまで登り詰める。

田所恵(たどころ めぐみ)

zappazeppr1
zappazeppr1
@zappazeppr1

Related Articles関連記事

食戟のソーマの十傑まとめ

食戟のソーマの十傑まとめ

『食戟のソーマ』とは、原作:附田祐斗、作画:佐伯俊による日本の漫画作品である。小説やアニメなど、多数のメディアミックスが成された。 創真は日本屈指の料理の名門校『遠月茶寮料理學園』へと編入する。そして、そこで出会う仲間やライバルと共に研鑽を積んでいく。 『十傑』とは、遠月に存在する最も優れた10人の料理人である。創真は遠月で最も優れた料理人になるため、十傑の打倒を目標とする。

Read Article

食戟のソーマの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

食戟のソーマの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「食戟のソーマ」は、原作:附田祐斗、作画:佐伯俊による漫画作品。 下町の定食屋の倅である「幸平創真」は、一人前の料理人になるべく家業を手伝いながら料理の修業に励む日々を送っていた。中学卒業の折、幸平は父親の紹介により世界屈指の料理学校「遠月学園」に通うことになる。遠月学園での幸平の活躍と成長を描く料理漫画。料理を通して人生について語られる名言が数多い。

Read Article

ZOC(ゾック)の徹底解説まとめ

ZOC(ゾック)の徹底解説まとめ

ZOCとは、藍染カレン・西井万理那・雅雀り子・巫まろ・鎮目のどか・共犯者 大森靖子による6名アイドルユニット。2018年から活動を開始しており、過去4名脱退・卒業している。 大森靖子によりプロデュースされているユニットだが、プロデューサーとアイドル達という上下関係ではなく、あくまでも共に活動する対等な意味を込めて共犯者と定義している。 大森靖子が社長を務める株式会社TOKYO PINKに所属しており、2021年1月よりavex traxよりメジャーデビュー開始。型破りの次世代アイドルだ。

Read Article

食戟のソーマ(しょくげき)【基本情報・随時更新】

食戟のソーマ(しょくげき)【基本情報・随時更新】

「食戟のソーマ(しょくげき)」は、『週刊少年ジャンプ』で2012年52号から連載され、原作・附田祐斗先生、作画・佐伯俊先生、料理研究家・森崎友紀先生の協力のもと、日本屈指の料理学校で主人公・幸平創真(ゆきひらそうま)を始めとする個性豊かな生徒達が、“一流の料理人”を目指し切磋琢磨しながら友情と絆を育む“新感覚料理バトル<食戟>”漫画。

Read Article

目次 - Contents