食戟のソーマ(しょくげき)【基本情報・随時更新】
「食戟のソーマ(しょくげき)」は、『週刊少年ジャンプ』で2012年52号から連載され、原作・附田祐斗先生、作画・佐伯俊先生、料理研究家・森崎友紀先生の協力のもと、日本屈指の料理学校で主人公・幸平創真(ゆきひらそうま)を始めとする個性豊かな生徒達が、“一流の料理人”を目指し切磋琢磨しながら友情と絆を育む“新感覚料理バトル<食戟>”漫画。
それぞれ極星寮107号室、211号室の寮生。ガラの悪い2人組の男子生徒。黒髪の方が青木で、金髪のオールバックが佐藤。連載当初は他の寮生たちと比べて登場回数が極端に少なく、本編では長らく名前すら紹介されていなかったが、秋の選抜編から他の寮生たちの応援役として徐々に登場回数が増え始め、第116話で初めて名字のみ呼ばれた。スタジエールでは2人とも同じ研修先であった。
極星勢の中では秋の選抜に選ばれなかったものの、2人とも夏合宿とスタジエールに合格しており、プロから一定の評価を受ける程度の実力はある。
向上心も他の生徒に比べて非常に強く、えりなに料理を酷評されてもへこむどころか「神の舌がなんぼのモンじゃ!」と逆に闘志を燃やし、えりなが極星寮に匿われてからは吉野らも含めリベンジに励んでいる。
アニメでは第4話で正式に名前が紹介されている。
遠月学園(高等部1年)
イサミ・アルディーニ
遠月学園高等部1年生の男子生徒。タクミの双子の弟で、同じく「トラットリア・アルディーニ」の跡取り息子。
タクミとは似ても似つかない太った体格の大柄な少年で、金髪のタクミと違い逆立った黒髪をしている。毎年夏バテで激痩せする体質で、秋冬にかけて元の体型に戻るという。短気で暴走しがちなタクミと対照的に、普段はマイペースでのんびりしており、人当たりも良い。
タクミと同じくイタリア料理を得意とする。調理速度はタクミよりも遅いと本人は語っているものの、動きは機敏であり、双子ならではの絶妙な連携で、タクミと共に優れた料理を作る。アニメ版では「味の地平の探求者」の異名をつけられた。
幼少期は比較的痩せており、髪の色以外はタクミと瓜二つの美少年だった。また、当時はタクミより料理の実力が低いことにコンプレックスを抱いていたが、タクミに諭されてからは2人で協力し合うようになる。タクミのことを慕っているが、その奥にはいつか兄を超えたいという対抗心も抱いている。
秋の選抜Bブロック予選では、「トマト風味のカレーカルツォーネ」で87点を獲得したが、タクミには及ばず予選敗退となった。
スタジエール時には体型は元に戻っており、派遣先の店の新メニュー開発に参加するなど確実に実力を上げていた。
北条美代子
遠月学園高等部1年生の女子生徒。
気の強い性格で、アホ毛が特徴。長身でスタイルもいい。非常に重い中華鍋を片手で軽々と扱う男子顔負けの腕力の持ち主。運動神経もよく、バスケで軽々とダンクシュートを決めるほど。
横浜中華街で50年続く中華料理の名店「北条楼」の料理長の娘。中等部3年の時点で部門長をも黙らせるほどの腕前を持ち、卒業後は実家の店の厨房に入ることが決定しているが、部門長をはじめ男尊女卑の考えを持つ店員たちからは快く思われていない。そのため、周囲を屈服させるために料理人としての絶対的な箔を得ようと、遠月十傑第一席の座を狙っている。秋の選抜後は、従業員と少しずつ打ち解けてきている。
中華料理を得意としており、調理時はチャイナドレスを着用する。中華料理を得意とする十傑第八席の久我からたびたび中華料理研究会へ勧誘されているが、辛さ重視の彼の方針が気に入らず、中華研には入っていない。アニメ版では「鉄腕火龍小姐(アイアンドラゴンガール)」の異名をつけられた。
元遠月第一席の四宮に食戟を挑んだ恵に興味を持って接触するが、創真の協力を得ての出来事だったと知ると「見込み違いだった」と一転して侮蔑する。秋の選抜Bブロック予選では、パイナップルを上手く組み合わせたカレー炒飯「菠蘿咖喱炒飯(ボゥルオカリーチャーハン)」で87点を獲得するも、恵とは1点差で予選敗退する。だが、非力な恵が荒くれ男の漁師たちから可愛がられている様子を見て、力で男たちを黙らせるしかないと思っていた自分との違いを感じ取り、自分の敗北を素直に認めた。予選終了後には恵への態度を改め、正式に友人になることを誓い、予選を突破した恵にエールを送った。
創真とは恵の紹介で知り合い、月饗祭で久我と勝負しようと考えていた創真に彼の居城である中華料理研究会を案内した。
貞塚ナオ
遠月学園高等部1年生の女子生徒。
陰湿な性格で、非常に長い黒髪で顔の半分以上を隠し、学園の警備員からも恐れられるほど不気味な雰囲気を絶えず放っている。普段は黒髪で隠れてほとんど見えないが、素顔はかなりの美少女である。創真とはゲテモノ料理を好む者同士馬が合う。
「鍋の前の魔女(ボイリング・ウィッチ)」の異名を持ち、煮込み料理を得意としている。おぞましさの中に真の旨さがあるという料理観を持ち、干物や乾物などクセの強い食材にも造詣が深い。自身が所有している調理室は子供が泣いて逃げ出すような禍々しい雰囲気を放っており、たびたび異臭騒ぎを起こしている。
えりなへの盲目的な憧れと「神の舌で罵倒されたい」というマゾヒスト願望によって彼女の側近の座を狙っているため、緋沙子を敵視している。中等部2年の時にえりなの側近の座を賭けて緋沙子と食戟を行うも敗北し、その時に敗退の条件としてえりなの半径50メートル以内に接近することを禁じられるが、執着心が失われることはなく、それ以降は双眼鏡でえりなを何度も覗き見たり手紙を毎日30通送るなどのストーカー行為を続けていた。
秋の選抜Bブロックでは、くさやをアクセントに加えた「漆黒のラクサカレー」で84点を獲得したが、再び緋沙子に敗れて予選敗退する。しかし緋沙子との格の差を見せ付けられ、痛烈に罵倒されたことにより、今度は彼女を「緋沙子お姉様」と呼んでストーカー的な態度を示し始めた。
月饗祭では郁魅との出店場所を巡る食戟に敗れ、中央エリアに「暗黒干物商會」を出店した。
テレビアニメ第1期の後期エンディングアニメーションは、ナオのストーカー視点からえりなたちを描いたものとなっている。
美作昴
遠月学園高等部1年生の男子生徒。
創真よりもはるかに大きな巨体と分厚い唇にドレッドロックスの髪型が特徴。「微に入り細を穿つ」がモットーであり、大柄な体格で粗暴な雰囲気に似合わず、愛用のバイクに万全な盗難対策をしたり服の裏に自ら刺繍を入れるなど、非常に繊細な作業をこなす。
周到なる追跡(パーフェクト・トレース)と称する事前に調べた相手の料理を完全にコピーし、さらにその品にオリジナルの要素を付け加えることで相手を完全に上回るという、高い技術を持つ。各種の料理にも造詣が深く、その手のエキスパートに匹敵する知識や技術を持つ。
狙いをつけた生徒についてストーカー紛いの行為で徹底的に調べ上げたうえであらゆる手段を使って挑発し、勝負の場に引きずり出すことでこれまで99の食戟に勝利してきた。相手の料理人にとって最も大切な道具(包丁)を賭けさせることで料理人としての誇りを踏みにじるなど卑劣な性格をしており、その在り方から「KING・of・ストーカー」の異名を持つ。叡山からも「料理人としては完全なる屑」と評されている。
出自は高級レストランの跡取り息子であり、幼少期から写真で見た料理を完璧に再現できる才能を発揮していたが、父親(声 - 野川雅史)からは認められなかった。それでも父に認められたい一心でコピー料理の技術を磨き続け、ある時店の大事な客人たちを招いて行われた新作品評会で父のレシピにアレンジを加えたところ父を超えてしまったため、激怒した父に遠月学園へ厄介払いされる形で入学する(美作本人は父親が自分から逃げたと解釈している)。入学後も同様の手段を使い続けていたところを叡山に拾われ、彼の手駒となった。
秋の選抜Aブロックを4位の91点で通過し、本戦出場を決めた。本戦一回戦第四試合の「スイーツ」対決ではタクミと対戦し、試合直前にイサミを侮辱することでタクミとの試合で食戟を行うことに成功する。試合ではタクミの考えをことごとく先読みし、あらかじめ隠し味として仕込んでおいた塩レモンを使用した「美作のセミフレッド」で彼に勝利する。その後、創真のもとに現れてタクミと同様の手段で挑発して食戟を受けさせるも、彼からこれまで奪ってきた包丁100本を賭けるよう要求される。試合本番でも創真の料理を完全にコピーした「美作のビーフシチュー」で彼を追い詰めるも、それまで積み重ねてきた経験を表現した創真の前に最終的には敗北する。退学して料理人を辞めようとしたが、創真から料理人の真のあり方を示されて再起を促され、タクミからも退学しないよう釘を刺された。
月饗祭では、秋の選抜での借りを返すべく創真からの協力要請に応じ、「周到なる追跡」でコピーした創真の料理手順で模擬店の営業をサポートした。
連隊食戟では反逆者チームとして参加する。
川島麗
遠月学園高等部1年生の女子生徒。
リボンで結んだ長い黒髪が特徴のアイドル風美少女。高等部1年生が行う食戟の司会進行を担当しており、創真と郁魅の食戟の際にも担当した。可愛らしい仕草や台詞の言い回しによって男子生徒からの人気を集めているが、自己顕示欲が強く内心では自分以上に目立つ女子生徒を敵視するなど実際はかなり腹黒いため、女子生徒たちの怨念をかき立てることも少なくない。
秋の選抜予選では、Bブロックの司会進行を担当。アニメ版では本戦の司会も担当した。
中枢美食機関設立後は機関の思想に洗脳され、連隊食戟の司会進行を務めた際にはあからさまに薊寄りの発言をしている。
遠月学園(高等部2年)
小西寛一
遠月学園高等部2年生の男子生徒で「丼物研究会」の主将。
リーゼント頭とちょび髭と革ジャンが特徴。丼物へのこだわりは本物で研究会のレシピは創真が一目置くほどだが、小心者であるために「丼研」での人望は薄く、郁魅からもほとんど頼りにされていない。
えりなに「丼研」を潰されかけて気力を失っていたが、たまたま見学に来た創真の協力によって助けられ、廃部の危機を脱した。その後、郁魅との関係は比較的良好の様子であり、秋の選抜の予選で彼女を応援する姿は完全に「娘の運動会に来たお父さん」状態であった。
秋の選抜終了後は、選抜での郁魅の活躍もあり、部員の数が大幅に増えている。
豪田林清志
遠月学園高等部2年生の男子生徒。学園創立期から続く「ちゃんこ鍋研究会」(通称「ちゃん研」)の第76代主将。
力士のような風貌で、語尾に「ごわす」を付けて話す。高校生相撲大会で地区優勝したことが遠スポによって報じられている。調理棟の拡張と「ちゃん研」の存続を賭けた「食戟」でえりなに敗れ、近年めぼしい実績がないことを理由に「ちゃん研」を廃部にされたうえ、部室を破壊されてしまった。
月饗祭の時点では同好会として再開し、薊が新総帥就任後は再び研究会となっていたが、残党狩りで敗れ再び取り壊された。
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『食戟のソーマ』とは平成24年に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された、附田祐斗原作、佐伯俊作画による料理・グルメ漫画および、それらを基にしたアニメ作品。下町の定食屋で育った主人公・幸平創真は店を継ぐつもりだったが、父親が突如店を閉めることを宣言し、創真は名門料理学校・遠月学園に進学することになる。そこには様々なジャンルの凄腕料理人がいた。彼らと「食戟」という名の料理バトルを行い、その中で成長をしていく物語である。
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目次 - Contents
- 概要
- あらすじ・ストーリー
- 遠月学園への編入と初めての食戟(JC第1・2巻)
- 地獄の宿泊研修(JC第3~5巻)
- 唐揚げ夏の陣(JC第5巻)
- 秋の選抜(JC第6~13巻)
- スタジエール(JC第13・14巻)
- 月饗祭<げっきょうさい>(JC第14~16巻)
- 薊政権誕生、そして中枢美食機関(セントラル)発足(JC第16~18巻)
- 残党狩り(JC第18~20巻)
- 進級試験(JC第20~24巻)
- 連隊食戟<レジマン・ド・キュイジーヌ>(JC第24~)
- 登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 幸平創真
- 薙切えりな
- 田所恵
- タクミ・アルディーニ
- 新戸緋沙子
- 水戸郁魅
- 薙切アリス
- 黒木場リョウ
- 葉山アキラ
- 遠月学園(極星寮)
- 一色慧
- 吉野悠姫
- 榊涼子
- 伊武﨑峻
- 丸井善二
- 青木大吾・佐藤昭二
- 遠月学園(高等部1年)
- イサミ・アルディーニ
- 北条美代子
- 貞塚ナオ
- 美作昴
- 川島麗
- 遠月学園(高等部2年)
- 小西寛一
- 豪田林清志
- 甲山鉄次
- 楠連太郎
- 遠月学園(中等部)
- 早津田みつる
- 遠月十傑評議会(成績順)
- 第一席・司瑛士
- 第二席・小林竜胆
- 第三席・女木島冬輔
- 第四席・茜ヶ久保もも
- 第五席・斎藤綜明
- 第六席・紀ノ国寧々
- 第七堰・一色慧
- 第八席・久我照紀
- 第九席・叡山枝津也
- 第十席・薙切えりな
- 学園関係者
- 薙切仙左衛門
- ローラン・シャペル
- 大御堂ふみ緒
- 汐見潤
- 薙切インターナショナル
- 薙切レオノーラ
- 薙切宗衛
- ベルタ&シーラ
- 学園卒業生
- 堂島銀
- 四宮小次郎
- 水原冬美
- 関守平
- ドナート梧桐田
- 乾日向子
- 角﨑タキ
- 木久知園果
- 中枢美食機関<セントラル>
- 薙切薊
- 創真の関係者
- 幸平城一郎
- 倉瀬真由美
- 小金井アキ
- 富田友哉
- 用語
- 遠月茶寮料理學園(とおつきさりょうりょうりがくえん)
- 食戟(しょくげき)
- 連隊食戟(レジマン・ド・キュイジーヌ)
- 遠月十傑評議会(とおつきじゅっけつひょうぎかい)
- 極星寮(きょくせいりょう)
- 研究会
- 宿泊研修
- 遠月リゾート
- 薙切インターナショナル
- 秋の選抜
- 月天の間(がってん-)
- 遠月スポーツ
- 実地研修(スタジエール)
- 紅葉狩り会
- 月饗祭(げっきょうさい)
- 中枢美食機関(セントラル)
- 残党狩り
- 一色ルール
- 進級試験
- すみれ通り商店街
- カレーのプリンセス
- BLUE(ブルー)
- 読み切り
- あらすじ・ストーリー
- 登場人物・キャラクター
- 書籍情報
- 漫画本編
- スピンオフ
- 小説
- その他関連書籍
- テレビアニメ
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- 食戟のソーマ 最饗のレシピ
- 食戟のソーマ 友情と絆の一皿
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