川西太一(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
川西太一(かわにし たいち)とは『ハイキュー!!』に登場する白鳥沢学園のミドルブロッカー。県内王者白鳥沢で2年生ながらレギュラー入りする実力の持ち主。ブロックが最大の武器であり、リードブロックやコミットブロックを状況に応じて使い分ける事ができる。試合中トスが上がる事は多くないが上がったらしっかりと決め切るスパイク力も兼ね備えている。派手さは無いがチームの絶対的エース牛島にも実力を認められている県内屈指のミドルブロッカー。高校卒業後は東京の大学に進学しており学生を楽しんでいる。
川西太一のプロフィール・人物像
所属:白鳥沢学園高校 2年5組
身長:188.3cm
体重:74.0kg (高校2年10月現在)
ポジション:ミドルブロッカー
最高到達点:330cm
背番号:12
好物:すきやき
誕生日:4月15日
最近の悩み:花粉症デビューしちゃったかもしれない
CV:大森大樹
川西太一(かわにし たいち)とは『ハイキュー!!』に登場する白鳥沢学園の2年生ミドルブロッカー。個々の強さが目立つ白鳥沢の中では派手さは無いが、2年でレギュラーに抜擢される実力を持っている。相手に合わせてブロックを自在に使い分ける事ができ、負ける勝負はしないスタイルの賢い選手。ブロックだけでなくスパイクでもチームに貢献しており、リードしている場面は勿論、接戦の時でも淡々とスパイクを決め切る。セッター白布賢二郎(しらぶ けんじろう)から厳しい状況でトスを任されるなど信頼も厚い。
川西太一のポジション・能力
能力パラメータ(5段階評価)
パワー3 / バネ2 / スタミナ4 / 頭脳4 / テクニック3 / スピード3
川西は頭脳が評価4となっており、賢い選手ということが分かる。スタミナも申し分なくフルセットを戦い抜く体力が備わっている。
ポジションはミドルブロッカー。作中では対角に入る天童覚(てんどう さとり)の方が目立っており、川西の描写は少ないが自分の仕事を淡々とこなす陰の仕事人として試合では活躍している。ブロックが得意でリードブロック(トスが上がったのを見て止めにいく)とコミットブロック(相手スパイカーに合わせて跳ぶ)を相手に合わせ使い分けることができ、確実にスパイクを止めに行く。ノリに乗っている時は天童が得意とするゲスブロック(トスが上がる前に直感で止めに行くブロック)も使い分ける事ができる。また試合中の状況判断能力もかなり優れており相手の動き、トスが上がる可能性を見極めることができる。スパイクでもチームに貢献しており、上がったトスをしっかりと決め切る描写がしっかりと描かれている。
川西太一の来歴・活躍
春高県予選決勝
春の高校バレー宮城県予選決勝で白鳥沢の選手たちが詳しく描かれた。白鳥沢は県内最強のチームで全国大会常連校。個人個人の能力が高く大エースを軸としたパワーバレーがチームのスタイルである。烏野のコーチ烏養も試合前日のミーティングで「レシーブが乱れたり確実に点数を獲りたい場面ではほぼウイングスパイカー…特に牛島にトスを集める。理由は一つ、それで点が獲れるから」「こっちのガードお構いなしにブン殴られる、今までに経験した事ない力でな」と言っていた。
第1セットは超高校級エース牛島若利(うしじま わかとし)が一人で11得点の活躍を見せ、25-16で白鳥沢が先取する。第2セット序盤、白鳥沢の3年生ミドルブロッカー天童覚が読みと直感のブロック“ゲスブロック“で3連続ポイントを生み出し、流れを作る。しかし烏野も影山飛雄(かげやま とびお)が負けじと日向翔陽(ひなた しょうよう)に天童の頭の上を打ち抜かせるトスを見せつけ、流れを渡さないよう対抗する。2セット終盤、20-20と烏野も白鳥沢に食らいつき互角の戦いを見せる。22-21白鳥沢リードの場面、牛島の強烈なスパイクに対して烏野は3枚ブロックで壁がある事を意識させ、リベロ西谷夕(にしのや ゆう)の方へスパイクを打たせる“トータルディフェンス“が綺麗に決まる。カウンターで月島がスパイクを決め切り、22-22の同点とする。牛島攻略の糸口が掴めた烏野は勢いに乗り、その後も白鳥沢に食らいつく。烏野リードの30-29を迎えた場面、試合中に月島が白鳥沢のスパイクにワンタッチをかけ続けセッター白布に少しづつストレスを与え続ける。相手ブロックを振り切りたいという思いとストレスが含まれた乱れたトスを月島蛍(つきしま けい)は見逃さず、わざと隙間を作り牛島にスパイクを打たせた。その隙間をしっかりと閉め、この試合初めて牛島のスパイクを烏野が止め、2セット目は31-29で烏野がセットを取り返した。第3セット、白布に焦りが出てき烏野に流れが傾くかと思われたが白布が落ち着きを取り戻し25-20で白鳥沢があっさりとセットを取り返し、優勝に王手をかけた。
川西の実力
第4セット目7-7の同点の場面、川西が実力を見せる。烏野のシンクロ攻撃に対して「ウ〜来たこれ嫌な攻撃(やつ)、でも」と冷静に判断し4枚ある攻撃を絞って烏野の東峰を止めた。スパイクレシーブをして体制が崩れた澤村を切り捨ててレフト側に上がる可能性が高いだろうと瞬時の判断をしたのだ。スパイクが打たれるまでのほんの少しの時間だが判断力は優れたものを持っていることが分かった。
また川西のブロックを見た天童は「相変わらず雑食ブロックだな!」と一言。続けて「アイツは基本的にリード・ブロック。でも調子ノってる時はゲスってるし、今回のチビ10番にはコミットで跳んでる。負ける勝負はしないスタイルなんだよ」と発言した。それを聞いた3年生の瀬見英太(せみ えいた)は「それ1番賢いじゃん」と突っ込んだ。しかし天童は「うっせー!ブロックはどシャってナンボだ!」と川西のスタイルに文句を言っていた。自分のスタイルを貫き通す天童にとって川西のプレースタイルは理解ができないようだ。
序盤、少しだけ点差が開いたがその後は烏野も離されずに20-20と食らい付く。烏野の攻撃、ブロック・スパイクで動き回り点をとっていた日向を見ていた川西は「烏野はセッターが下がって前の3枚は攻撃。通常なら10番にコミットだけど、動き続けの10番に連続で攻撃させるか?」「10番以外の二人に的を絞る」と冷静な判断で烏野の攻撃を見事ワンタッチした。しかしワンタッチはしたものの、このラリーは烏野に取られ21-20と一歩リードされる。しかし白鳥沢も慌てる事なく川西が今度はスパイクで点を取り21-21と追いつく。烏野は月島の1人時間差、コンビミスが上手く点数に結びつき24-22と先にセットポイントと迎える。有利かと思われたが牛島が2点を奪い返し24-24とすかさずデュースに持っていった。その後一進一退の攻防が続き4セット目は27-27までもつれる展開になる。田中龍之介(たなか りゅうのすけ)のストレートスパイクとトスが少し乱れたが日向が上手く相手コートにボールを落とし、29-27で烏野が取り、フルセットに持ち込む事に成功した。
運命の第5セット、白鳥沢のメンバーはスターティングメンバーそのまま、烏野は疲れが見え始めた影山に替え菅原でスタートした。5セット目は今までのセットとは異なり、東峰旭(あずまね あさひ)・菅原孝支(すがわら こうし)が得点を重ね4-1と烏野がリードする。しかし白鳥沢も簡単に勝たせてくれず、牛島がスパイク・サーブで3連続得点をし、すぐに同点に追いつく。調子を上げた牛島が止まらずその後も得点を重ね、7-4とする。天童・大平も点数を取り、白鳥沢リードの9-6とする。烏野は一点を返し9-7になったところでセッターを菅原から影山に替える。体力が回復した影山が入ったことで烏野が反撃に出る。日向とのコンビから勢いを取り戻し、なんとか白鳥沢に食らいついた。第5セットは15点マッチだがお互い一歩も引かず、19-19の長いデュースにもつれこむ。烏野はセットポイントを取られるピンチにリベロ西谷が奮闘、相手のサーブとスパイクを拾い得点につなげる事に成功する。20-19、烏野がセットポイントを迎えた。この試合で牛島に対しクロスを閉めていた烏野は最後の最後でストレートを閉めにいき勝負に出た。牛島も簡単には止めさせまいと寸前でクロスにスパイクを放つ。なんとか拾い繋げる烏野は守る事を考えす攻め続け、チャンスボールを作り出す。体制が整った烏野はスパイカー5人が全員攻撃に入り、最後の攻めに出た。ブロックを完全に置き去りにした烏野は後ろから日向がスパイクを放ち、白鳥沢のリベロのレシーブを弾き得点を決めた。フルセットの激闘を烏野が制し春高予選を優勝、白鳥沢は準優勝となった。
試合後、牛島・天童以外の白鳥沢の選手はあまりに早すぎる春高の終わりに大粒の涙を流していた。感情を表に出さない川西も悔し涙を流していた。監督の鷲匠鍛治(わしじょう たんじ)は選手たちに「ミーティングは戻ってから、表彰式終わったらバス乗れ」と指示を出した。不甲斐ない試合をしたら走って学校まで帰らないと行けないと思っていた選手たちはその指示に少し驚いていた。その後鷲匠は「と、後で100本サーブ」と続けて選手に言う。選手たちはそれに対し、何か納得したような表情をしていた。
試合後のミーティング
試合後、学校に戻った白鳥沢の選手たちはミーティングと新チームの引き継ぎをしていた。最後に牛島が1、2年生ひとりひとりにアドバイスを送る。川西は1番最初に牛島から「天童なき後、お前がブロックの要だ。もっと自信を持っていい。それとサーブを強化しろ。」と助言をもらっていた。試合の活躍でも川西の能力は高いものがあると分かるが牛島からも実力を認められている事がわかった。
卒業後
川西は高校卒業後、東京の大学に進学していた。ブラックジャッカルとアドラーズ(日本国内最上位のバレーボールチーム)の試合を仙台に見に行きたかったらしいが交通費が足りなく、バイトをしている描写が描かれていた。
川西太一の関連人物・キャラクター
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