ファイナルファンタジーI(FF1)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジー(FF)」とは、1987年に発売されたファミリーコンピュータ(FC)用ゲームソフト。ジャンルはロールプレイングゲーム(RPG)。以降、様々なゲーム機にリメイクされている。
FFシリーズの記念すべき第1作目。
闇に覆われた世界に、クリスタルを手にした4人の若者が現れる。
彼らは「光の戦士」として、この世界の闇を払い、平和を取り戻すために冒険の旅に出る。
少し偏屈な魔女。大事な水晶の目を盗まれて困っている。
言葉を話す不思議なホウキと洞窟で暮らしている。
「とくれせんたぼーび」という呪文を教えてくれる。ホウキが「サッサカサカサ」、とヒントをくれる。
これを逆から読んでコマンド入力するとマップ上で世界地図が見られる。
各ハード毎にボタンが変化するため、この呪文も変わる。
例えばプレイステーションポータブル(PSP)版では「トクレセンタボュシッダ」となっていた。
バハムート
ドラゴンの王。
FFシリーズでは召喚獣としておなじみのキャラクターだが、1作目ではクラスチェンジのため試練を課すキャラクターとして登場する。
4体のカオス
出典: ameblo.jp
土のリッチ 、火のマリリス 、水のクラーケン 、風のティアマットのこと。
クリスタルを遮るためにカオスに送り込まれた4体の強敵。
後の「ファイナルファンタジーIX」や「ファイナルファンタジータクティクスアドバンス」にも登場する。
カオス
出典: middle-edge.jp
FFのラストボス。
2000年前のカオス神殿に存在し、世界を滅ぼすために4体のカオスを未来に送り込んでいる。
その正体はガーランド。
一度は光の戦士に敗北するが、その後2000年前にタイムトリップし、カオスとして甦った。
『ファイナルファンタジーI』のゲームシステム
戦闘システム
出典: ameblo.jp
戦闘は敵味方交互のターン制となっており、敵モンスターを全て倒すと戦闘が終了する。
プレイヤーキャラ4人全員が死亡あるいは石化状態になるとゲームオーバーとなる。
前回セーブを行った場面からの再開となるため、セーブ可能な場所ではこまめにセーブすることが大事。
戦闘画面は、サイドビューといわれる、画面右側にプレイヤー4人が縦に並び、画面左側に敵モンスターが表示される方式を採用。この方式がFFシリーズの伝統となっていく。
プレイヤーキャラクターが戦闘中に行動するときに表示される、剣を振ったり毒になったりするようなアニメーションは、当時としては珍しいものであり、斬新であった。
また、戦闘時のキャラクターやモンスターが攻撃したりダメージを受けたりするときに表示されるのは数字と必要な情報のみとされ、よりスピーディな戦闘を楽しむことができた。
自分のパーティキャラクターは縦に並んでいるが、上部に配置したキャラクターほど敵に狙われやすい。
この隊列順はマップ移動中に変更することが可能である。
魔法
キャラクターのジョブ(職業)によって魔法を使用することができる。
魔法は町の中にあるショップ「魔法屋」(黒魔法屋、白魔法屋)で購入することによってのみ習得できる。
習得できる魔法は、ジョブにより異なる。
魔法は1から8までのレベルに分かれており、各レベルごとに白魔法、黒魔法それぞれ4つ存在する。
ただし一人のキャラクターが覚えられる魔法数の限度は1つのレベルにつき3つまで。
FC版では一度覚えると消去できないので慎重に。
また、魔法の使用回数は魔法のレベルごとに決められており、キャラクターのレベルが上がるほど、魔法の使用回数も増えていく。「MP」とはこの「使用回数」のことを指す。
レベルが低いうちに高レベルの魔法を購入することも可能ではあるが、魔法レベルが上がるまで使用することはできない。
FF1では後のシリーズと違い、魔法ごとの効果範囲が固定である。
本作の固有の魔法として、アンデッドにダメージを与える「ディア」系、味方全体を回復する「ヒール」系などが存在する。また、雷系の攻撃魔法「サンガー」、回復魔法が「ケアルラ」ではなく「ケアルア」であるなど、後のシリーズの名称と異なる魔法もある。
白魔法は、白魔術士(白魔道士)、赤魔術士(赤魔道士)、ナイトが習得可能。
黒魔法は、黒魔術士(黒魔道士)、赤魔術士(赤魔道士)、忍者が習得可能。
乗り物
出典: ff1.opatil.com
FF1に登場する乗り物は3種類である。
船は、海を移動することができるが、川や湖は移動できない。
港町プラボカで海賊を倒すことで入手できる。
船から上陸できる場所は港だけだが、カヌーを持っていれば川の河口に船を止めることができる。
移動スピードは徒歩の2倍。
カヌーは、 川や湖の上を進むことができる。
これを持っていれば、川や湖に入ったときに自動的にカヌーに乗る。
飛空船(飛空艇)は、空飛ぶ船。
伝説の乗り物。どんな地形の上でも空を飛んで移動することができる。
着陸できるのは平地のみで、山や町があると着陸できない。
移動スピードは徒歩の4倍で、飛行中はモンスターとの戦闘が発生しない。
ジョブ(職種)
出典: game2i.com
「ジョブ」とは職業のことである。
当時はまだジョブという言葉はなく、(「ファイナルファンタジーIII」の「ジョブチェンジシステム」が初出)クラスチェンジと言っていた。
その後各ハードに移植される際にはジョブとして統一されるようになった。
ゲーム開始時に4人のキャラクターのジョブを選択する。
物語の後半、「クラスチェンジ」によって、それぞれの上位のジョブになることが可能となる。
このジョブの選択により、ゲームの難易度が著しく変わる。
クラスチェンジ後は新たな武器や魔法を使用できるようになり、キャラクターのグラフィックも変わる。
FC版ではグラフィックの頭身が上がって精悍になる。後の作品やリメイク版では頭身の変化はない。
戦士 → ナイト
ほとんどの武器や防具を装備できる。攻撃力も高く、前衛として優秀。戦士を二人以上入れると戦闘がかなり楽になる。
クラスチェンジしてナイトになると、一部の白魔法を覚えられる。
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目次 - Contents
- 『ファイナルファンタジーI』の概要
- 『ファイナルファンタジーI』のあらすじ・ストーリー
- 『ファイナルファンタジーI』の登場人物・キャラクター
- 光の戦士(Warriors of Light)
- セーラ・コーネリア
- コーネリア王
- 賢者ルカーン
- ビッケ
- エルフの王子
- ガーランド
- マトーヤ
- バハムート
- 4体のカオス
- カオス
- 『ファイナルファンタジーI』のゲームシステム
- 戦闘システム
- 魔法
- 乗り物
- ジョブ(職種)
- 戦士 → ナイト
- シーフ → 忍者
- モンク → スーパーモンク
- 白魔術士 → 白魔導士
- 黒魔術士 → 黒魔導士
- 赤魔術士 → 赤魔導士
- ミニゲーム15パズル
- メニュー関連
- 武器、装備
- 『ファイナルファンタジーI』のアイテム
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- 『ファイナルファンタジーI』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
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