斉木楠雄のΨ難(斉Ψ)のネタバレ解説・考察まとめ

『斉木楠雄のΨ難』は、「麻生周一」の漫画作品。「週刊少年ジャンプ」2018年13号で最終回を迎えた。2016年にアニメ第一期を放送。朝番組「おはスタ」の中と、深夜枠二つで放送。2017年には実写映画化。2018年に第二期が放送。主人公「斉木楠雄(さいきくすお)」は超能力者であった。楠雄はごく普通の平凡な日常を望むが、楠雄の周りには「燃堂力」や「照橋心美」などの個性豊かなキャラクター達が集まり、普通とは程遠い日常を過ごすことになる。

『斉木楠雄のΨ難』の概要

『斉木楠雄のΨ難』とは、「麻生周一」による漫画作品。
「週刊少年ジャンプ」で2012年に連載を開始。2018年13号で最終回を迎え、2018年14号以降は四コマ漫画を掲載。
始めは読みきりの「超能力者 斉木楠雄のΨ難」が複数回掲載され、2012年から「斉木楠雄のΨ難」と名前を改め連載を始めた。
2016年にアニメ第一期を「EGG FIRM×J.C.STAFF」製作で放送。
朝番組『おはスタ』内で短縮した形で最速放送され、30分枠版を深夜帯でも放送。
おはスタ版は放送コードの関係でセリフなどに規制が入っている。
最終回に第二期の発表があり、2018年に第二期を放送。
第二期は深夜帯だけの放送となった。
また第二期の放送の前の週に特番『「斉木楠雄のΨ難」第2期放送直前 アニメΨ始動!おかえりなΨスペシャル!』が放送。
2017年10月には実写映画化され、主人公の斉木楠雄役に「山崎賢人」、美少女の照橋心美役に「橋本環奈」が抜擢された。
他にも、ゲーム・小説・FLASHアニメ・ヴォイスコミックなど幅広いメディア展開をしている。

本作は万能な超能力を持って生まれた「斉木楠雄」が主人公の日常ギャグ作品。
楠雄が狂言回し(語り手)となり話が進んでいく。読者に語りかけるメタフィクション要素などもある。
アニメは非常に早いペースで話が進み、キャラクター達が大量のセリフを一気に言うため、声優は常に早口状態になるのが特徴。
楠雄が直接言葉を発しているシーンはほぼなく、コマ外でセリフを発しているという設定になっている。
楠雄の声優に「神谷浩史」、友人の燃堂に「小野大輔」、同じく友人の夢原に「田村ゆかり」、霊能力者の鳥束に「花江夏樹」などの人気声優を多数起用。
花江夏樹は第一期の1クールのオープニング、第一期2クールのエンディングを担当している。

『斉木楠雄のΨ難』のあらすじ・ストーリー

主人公「斉木楠雄」は、一般人の両親「斉木國春」「斉木久留美」から生まれたのにも関わらず、強力な超能力を持って生まれた。
楠雄は努力せずともテレパシー・透視・瞬間移動など凡そ超能力と呼ばれるものは全て使用することが出来る超人的な存在であった。
しかし自分が超能力者である事が世間にバレると面倒な事になるため、楠雄は極力目立たないようにごく普通の人間を演じて日々を過ごしていた。
楠雄の超能力は成長と共に大きくなり、小学五年の頃には自分の大きすぎる超能力をコントロールするために、頭に制御装置をつけるようになった。
さらに楠雄が裸眼で人を見ると石化させてしまうため特殊な眼鏡をつけ、直接手で物を触るとサイコメトリーしてしまうため透明手袋を着用している。
自分の能力を最小限に押さえ、且つ自分で上手く操る術を身につけた楠雄は、身体能力や学校の成績は平均、口数は少なく且つ浮かない程度には会話する、そんな何処にでもいる一般人のように生きる事を望んでいた。
だが高校二年(2年3組)になった楠雄は、クラスメイトの「燃堂力」に何故か気に入られてしまい「相棒」と呼び話しかけられるようになった。
燃堂は金髪・モヒカン・左目に傷・ケツアゴ・高身長という目立つルックスをしていて、非常に馬鹿である。
楠雄は相手の心を読むことが出来るが、何も考えて居ない燃堂の思考は読むことができず、燃堂を苦手としている。
燃堂と一緒に居ることによって、クラスメイトの「海藤瞬」にも話しかけられるようになる。
海藤は容姿端麗であるが、いつも右手に包帯を巻き、自身を漆黒の翼と呼び、架空の秘密結社ダークリユニオンと戦っていると称する中二病だった。
個性が強く目立つ二人と一緒に居ることを嫌がる楠雄であるが、燃堂と海藤に当たり前にいつも一緒にいるメンバーとして認識され、三人で行動する事が増えていく。
さらにクラスの学級委員長の熱血漢「灰呂杵志」とも友人になり、クラスメイトの少女「夢原知予」に好意を持たれ、同じくクラスメイトで超美少女のマドンナ「照橋心美」にも好意を持たれるようになる。
夢原は惚れっぽい性格をしており、元々彼氏がいたが上手く行かず、その後、楠雄に乗り換えた。
心美は自他共に認める超絶美少女で、歩いているだけで心美の魅力に釘付けになった異性たち(たまに同性)は「おっふ」と感嘆の声をあげてしまう。
心美は自分が美少女である自覚があり、他人が求める無垢な美少女を完璧に演じ、他人からの好意の目線を好ましく思っていた。
他人の心が見える楠雄にはその心の声が筒抜けであり、且つ楠雄は透視能力で人間が人体模型のように見えてしまうため、心美の外見に誘惑される事はなかった。
心美ははじめ楠雄に興味を持たなかったが、自分の魅力が通じない楠雄の事を気にするようになり、次第にその気持ちが片想いであると自覚し始めた。
さらに楠雄は、売れないイリュージョニスト「蝶野雨緑」と元ホームレスで蝶野の助手「池見華寿弥」と出会う。
楠雄の超能力を見た蝶野はそれをイリュージョンだと勘違いし、楠雄を師匠として慕うようになった。

楠雄とは違うクラス(2年2組)に「鳥束零太」という少年が転校してきた。
鳥束は霊能力者であり、幽霊たちから楠雄が超能力者であることを聞いており、楠雄に弟子入り志願するが断られる。
鳥束は女好きなスケベな性格で、超能力者の楠雄と霊能力者自分が組めば女の子と楽しい事が出来ると思っていた。しかし、そういったスケベな思考回路は楠雄に筒抜けで、楠雄からクズ扱いを受けるようになる。
鳥束は当初は守護霊が見える人として女子生徒達から人気が出るが、露骨なスケベな性格が禍し暫くして女子生徒から嫌われるようになった。

新年になり、楠雄にとっては不本意であるが燃堂たちクラスメイトと初詣で出会い、國春と久留美は楠雄に友人が沢山出来た事を喜んだ。
新学期になるがある事情により進級せず、誰もその事に違和感を持つことはなく、もう一度二年生を始める。

楠雄のクラスメイトの少女「目良千里」は、父親が蒸発して家が貧しく、楠雄の行きつけの喫茶店「魔美」などでアルバイトをして生計を立てていた。
しかしPK学園ではアルバイトが禁止されており、目良の事情を把握した楠雄はマインドコントロールを使ってアルバイト禁止の校則を消滅させた。
目良は貧乏であるため労働に勤しみ、また同じく貧乏であるためとても食い意地の張った性格をしており、異様な大食いキャラとして定着していく。
夏になり、心美と夢原は二人で画策し修学旅行で楠雄と同じ班になる事に成功する。
修学旅行の班は、燃堂・海藤・照橋・夢原・目良というメンバーになった。
旅行先で夢原と心美は不良たちに絡まれ、それを海藤が助けた事から夢原は海藤に惚れ、楠雄から海藤に乗り換えた。
実際は気の小さい海藤が決死の思いで二人を助けに行ったため、楠雄が超能力で不良を撤退させ海藤をサポートしていた。

三学期に入ると、3組に「窪谷須亜蓮」が転校してきた。
窪谷須は元暴走族の総長であったが今は足を洗い、ごく普通の人間になるためクラスメイト達には元ヤンであることを隠していた。
過去を隠した状態で燃堂や海藤、そして楠雄と親しくなっていく。
しかし三学期に入り、海藤は窪谷須が元ヤンである事に気づいてしまい、恐怖から距離を取ろうとする。
下校中、楠雄と海藤は不良に絡まれてしまい、それを窪谷須が助け、窪谷須は二人に自分の過去を打ち明けた。
元々楠雄は初めから知っていたが、海藤は窪谷須を受け入れ親友となった。

春休みに入ると、斉木家は久留美の両親「斉木熊五郎」「斉木久美」の元へ泊まりに行った。
熊五郎と久美はずっと楠雄が超能力者であることを知らされずにいたが、國春と久留美は楠雄が超能力者であることを二人に打ち明けた。
初めは驚いた祖父母であったが、可愛い孫である楠雄を怖がることなく受け入れた。
熊五郎は表向きの態度こそ冷たいが、心の中では孫である楠雄をアイドルのように溺愛していた。

6月になった頃、楠雄が常に頭に装着している制御装置が壊れてしまう。
楠雄は制御装置がないと少し走ったつもりが高速で移動していたり、寝返りを打って家を壊したりなど、生活に大きな支障が出てしまう。
制御装置を作ったのは、斉木家の長男「斉木空助」であった。
空助は天才科学者で現在はロンドンに住んでおり、斉木家一同は空助に会うためにロンドンへ向かい、制御装置を修理してもらう。
空助は自分には無い特殊な能力を持っている弟・楠雄に強い劣等感と執着心を持っており、楠雄を何らかの形で負かす事を生き甲斐としている。
しかしその一方で楠雄に絶対に勝てない事に快感を覚えるマゾヒストでもあった。

二学期に入ると、大財閥の御曹司「才虎芽斗吏」が心美に惚れ、一流名門校からPK学園の2年3組に転入してきた。
才虎は心美にプロポーズをするが、心美には心に決めた人(楠雄)がいるため断られてしまう。
才虎は金に物を言わせ楠雄たち同級生達に圧力をかけ、強引に心美を振り向かせようとするが、心美を女神と慕う熱烈なファンクラブ「ここみんズ」に目を付けられ制裁を受けた。
その後1週間引き篭もりになるが、父親の説得で登校を再開し、ほんの少し性格が丸くなった。

動物と会話が出来る楠雄は、飼い主の家を脱走したハムスターに出会い、知り合いの野良猫「アンプ」と共に飼い主を捜索する。
しかし飼い主は別のハムスターを飼い始めてしまい、楠雄はハムスターの引き取り先を探す事になった。
ハムスターは夢原や海藤などの家を点々としたあと、燃堂の家に行く事になり「小力2号」と名づけられた。

やはり進級せずに新年度を向かえ一学期、新一年生に「梨歩田依舞」という少女が現れる。
梨歩田は自分の容姿に自信があったが、PK学園には梨歩田自身も思わず見惚れてしまう程の絶対的な美少女・心美がいることを知り、心美の前では自分の存在が霞んでしまう事を知り、心美に強い対抗心を持つ。
心美が楠雄に惚れていることを知り、心美への対抗心で楠雄にアプローチをかける。
才虎の提案から楠雄たちはクルーズ客船で旅行に行く事になるが、船が壊れてしまい無人島に漂流する。
楠雄・燃堂・海藤・夢原・心美・目良・才虎の7人は助けが来るまでの数日間無人島で暮らす事になるが、瞬間移動が出来る楠雄は夜は家に移動し、物資を調達し裏でこっそり彼らを助けた。
楠雄の超能力による功績によって一同は無事に保護された。
楠雄たちと高圧的にしか接せられなかった才虎は、次第に楠雄たち(特に燃堂)に心を開きはじめていく。

二学期に入ると、楠雄とは違うタイプの超能力者「相卜命」が転入してきた。
相卜は人のオーラを見る事が出来、さらに正格な占いで未来を予知することが出来る超能力者で、PK学園に自分の運命の相手がいると知り転入してきたという。
相卜の言う運命の相手の特徴はイニシャルが「S・K」の人物であり、PK学園の生徒達の名前とオーラを物色する。
相卜は時折オーラが見えなくなる事があり不思議に思っていたが、それは楠雄が巨大すぎるオーラを持っていたため近くに居ると他のオーラをかき消してしまうためであった。
楠雄は相卜の思考を読み、運命の相手が恐らく自分であると察し、相卜に自分のオーラを察されない様に立ち振る舞っていた。
だが突然、夢原に死相が現れ、相卜と一緒に居た夢原は学校の屋上から転落してしまう。
楠雄は夢原のピンチを察し、相卜に秘密がバレることを覚悟で夢原を助け、相卜に自分の超能力を打ち明けた。
夢原の死相は暫く消える事はなく、楠雄と相卜は協力して夢原を死から救うのであった。
楠雄のイニシャルがS・Kであることや、超能力や巨大なオーラなどを知った相卜は、楠雄が自分の運命の相手であると確信し、楠尾に想いを寄せるようになった。
相卜は鳥束に続く同級生で楠雄の秘密を知る者となり、鳥束は楠雄と相卜の三人で「Ψキッカーズ」を勝手に結成した。

梨歩田は相変わらず心美をライバル視し、当て付けに楠雄を自分のものにしようとする。
しかし楠雄は相卜に口裏を合わせてもらい、二人は付き合っている事にして梨歩田を諦めさせる。
梨歩田は楠雄が心美にちょっかいをかけながら裏では相卜と付き合ってる極悪な遊び人であると誤解する。
そんな楠雄の事を一途に思っている心美の方を心配し、心美の事を好きになった。
そして心美と行動するうちに、心美の兄「照橋信」が俳優「六神通」である事を知る。
梨歩田は六神通の熱狂的ファンで、心美と兄の信の両方を好きになる。
しかし信は心美の事しか眼中に無いシスコンで、梨歩田には全く興味がないようであった。

楠雄は2組にいる超がつくほど普通の人間「佐藤広」に憧れを抱いていた。
本人が意図せず名前もルックスも学力も運動能力も人との接し方など、全てが普通である佐藤は楠雄にとって理想の存在である。
佐藤を見かけた時はいつも真顔の楠雄も顔が明るくなり、佐藤の普通さを称えて影から佐藤を見守っている。

1年経っても誰も進級せず同じ二年生としての新年度が始まるには、実は理由があった。
年度末になると日本最大級の火山が噴火し、日本が壊滅してしまうという未来があり、楠雄は毎年これを食い止めるために奮闘するが失敗し、復元能力で地球の時間を一年間撒き戻していたのである。
そして人々が歳を取らないことに違和感を持たないように、マインドコントロールしているのだ。
毎年こうした理由で高校二年生をループしているのである。

9月ごろ、楠雄のクラスに「明智透真」が転校してくる。
明智は楠雄の幼馴染であり、過去に楠雄の超能力を目の当たりにしたことがある存在である。
幼い頃の楠雄は現在ほど慎重ではなく、超能力で苛められっ子の明智を助けたことがあった。
その時から明智は楠雄が超能力者なのではないかと疑いを持っていたが、楠雄にはぐらかされていた。
改めて出会ったことで明智は楠雄に真相を尋ねるが、楠雄はやはり明智をはぐらかす。
明智は口数が多く、且つ推理能力や洞察力に優れた人物であり、楠雄の日頃の行動を監視し、楠雄が超能力者である証拠を得ようとしていた。
思考の読める楠雄はその事を知っており、自分の秘密がバレないように対策を取っていた。
しかし明智が直接家に来て楠雄に証拠を突きつけ、直接超能力者なのではないかと尋ねる。
楠雄は咄嗟に明智を石化させ、明智と出会った頃にタイムリープして過去を変える事で現在も変えようと画策する。
だが無理に変えようとすると未来が大幅に変わる平行世界を生み出してしまい、何度タイムリープしても上手く行かなかった。
楠雄は現在を変える事を止め、明智に秘密を打ち明けた。
明智は確信を持って楠雄に真相を迫ったが、実際に超能力者であることを打ち明けられると死ぬほど驚愕する。
明智は楠雄を追い詰めるために秘密を探っていたのではなく、虐めから助けてくれたお礼を言うために探っていただけであり、楠雄の秘密は誰にも言わないと誓った。

楠雄の秘密を知る人物は家族達・相卜・鳥束・明智の8人となった。
従来どおり静かで目立たない生活を好む楠雄であるが、燃堂や心美たちのいつものメンバーと一緒に居る事も増え、また友情も感じるようになっていた。
楠雄はいつものメンバーがいつも通りに生活している事にどこか安心感を覚え、楠雄のループする高校二年生としての生活は続いていく。

『斉木楠雄のΨ難』の主要人物

斉木 楠雄(さいき くすお)

出典: www.tv-tokyo.co.jp

CV:神谷浩史

本作の主人公で超能力者。
平凡な両親の間に生まれた、生まれつきの超能力者。
頭につけたピンク色のアンテナは超能力の制御装置であり、膨大な超能力エネルギーを制御する重要な役割を持つ。
テレパシー・空中浮遊・マインドコントロールなどの凡その超能力を使うことが出来るが、一日に一回までの能力や、インターバルが必要になる能力もある。
制御装置を外しても短時間なら自在に超能力を使うことが出来るが、突然外れてしまうと気絶し、暴走した超能力が周りに危害を及ぼす。
ピンク色の髪の毛が地毛であるため、世界中をマインドコントロールし、色とりどりの髪の毛は変では無いという認識にさせている。
クールかつ冷静沈着な性格だが、個性的なクラスメイトと関わるようになってから感情表現が豊かになっていく。
物語は楠雄の狂言回しで進んで行き、楠雄が直接声に出して何かを話しているシーンはカットされている。
楠雄は穏やかに目立たない人生を願っているが、その願いに反して燃堂力や海藤瞬などの目立つ個性豊かなクラスメイト達に好かれている。
表向きは辛辣な言動を取るが、裏では超能力を使って密かに助ける事もある。
物語前半では表情が真顔から動くことはあまり無かったが、後半になるにつれて感情を表に出すようになり、それと比例して友人達を裏で助ける回数も増えていく。
必要に応じて自身を女体化・猫化させることもできる。
甘いスイーツが好きで、特にコーヒーゼリーが大好物。
本を読むことも好きであるが、他人の思考を読んでうっかりネタバレを踏んでしまうのを嫌う。
苦手なものは虫と、思考が読めない燃堂。
特にゴキブリはとても苦手で、テレポートして逃げるなど、クールな楠雄が取り乱す場面がある。
楠雄の超能力について知っているのは、両親・兄であったが、鳥束や相卜、祖父母、明智など少しずつ増えていく。

斉木 楠子(さいき くすこ)

CV:戸松遥

楠雄が女体化した姿。
制御装置は透明化の超能力で消している。
容姿端麗な姿をしており、高橋など一部の男子から一目惚れされる。
照橋・夢原・目良には名前を「栗子」と名乗り、楠雄の妹と思われている。

サイ

CV:神谷浩史

楠雄が超能力で猫になった姿。
制御装置は首輪になっている。

PK学園高校 2年巛(3)組

燃堂 力(ねんどう りき)

CV:小野大輔

楠雄のクラスメイト。
身体能力は抜群だが普段から何も考えずに行動する生粋の馬鹿。
そのため、楠雄のテレパシーを持ってしても思考が読み取れない男である。
不良をイメージさせるモヒカン頭やケツアゴなどの人相の悪い顔に反して、心優しく情に厚い性格。
しかし外見の印象から燃堂に近づくクラスメイトは少ない。
母の誕生日には、バイトで稼いだ日銭をプレゼント購入に充てた事もあった。
楠雄を「相棒」と呼び、放課後や休日も遊びに誘うが、「最も災難を招く男」として楠雄に危険視されているのを本人は知らない。
楠雄との関わりが多く、海藤なども誘い帰り道にラーメンを食べに行く事になることもある。
幼少期に「小力」というハムスターを飼っており、引き取り手を捜していたハムスターを引き取り、「小力2号」と名づけた。
「お?」が口癖。

海藤 瞬(かいどう しゅん)

出典: www.tv-tokyo.co.jp

CV:島﨑信長

楠雄のクラスメイト。
重度の中二病を煩っている。
いつもは、かつて自身が所属していた悪の秘密結社・ダークリユニオンに追われる邪気眼系キャラ「漆黒の翼」を演じている。
しかし、根は純粋で人見知りのため、窮地に陥ると「漆黒の翼」の仮面が剥がれ落ち、ヘタレになってしまう。
心優しい面もあり、楠雄がカツアゲされそうになった時には、自身を身代わりに楠雄を逃がそうとした事があった。
心美と夢原が絡まれているのを見た際には怯えながらも助けに入り、夢原に惚れられるが、海藤本人はその事に気づいていない。
母親が教育ママであるため成績は良いが、運動音痴で体力が無く、カナヅチで方向音痴。
中二病キャラが設定であることを知らない弟からは尊敬され、妹からは微妙な目で見られている。

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