ジョジョ第4部(ダイヤモンドは砕けない)のネタバレ解説・考察まとめ
『ジョジョの奇妙な冒険 Part4(第4部) ダイヤモンドは砕けない』とは、荒木飛呂彦による『ジョジョの奇妙な冒険』の単行本29〜47巻に収録されている漫画、およびそれを元にしたアニメや実写映画などのメディア展開作品である。1999年の日本M県S市の杜王町(もりおうちょう)にて、主人公の東方仗助が、町に潜む連続凶悪殺人鬼と、次々と登場するスタンド使いに挑む、サスペンスホラー風の漫画となっている。
「アンジェロ」のあだ名される犯罪者。凶悪犯罪で死刑執行されたにもかかわらず、生き残り脱走を成功させる。
脱走したアンジェロはスタンド使いであった。
脱走後、仗助の祖父が過去に自分を捕まえた警察官であることを知る。
スタンド「アクアネックレス」は、水分と同化することができるスタンド。
飲み物をはじめ、水蒸気や雨にもまぎれることができ、飲み込んだ、または吸い込んだ相手の内部から攻撃して操ったり死に至らしめることができる。
物質同化タイプのスタンドでパワーは低めのようである。
アンジェロに家を見張られ続けていた仗助と承太郎。
家に侵入したアクアネックレスを退けるも、最後の最後に人質を取り調子にのったアンジェロは仗助の髪をけなし、激高した仗助によって岩と融合化させられたアンジェロは杜王町の新名所となった。
小林玉美(こばやしたまみ)
仗助たちの高校のOBで年齢は20歳。乙女座。
虹村形兆のスタンドの矢で射ぬかれスタンド使いになり、康一に因縁をつけお金をせびろうしているところを仗助と億康に見つかり退散。
しかし康一の家に上がりこみ、でっちあげで康一の家族に罪悪感を植え付けスタンドの能力で自分に有利な展開へ持っていく。
スタンド「ザ・ロック」人の"罪悪感"に対して自動的に発言する錠前型スタンド。
罪悪感の大きさがそのまま心と身体の重圧としてはね返る。
小林玉美の前で嘘はつけない。
問題が解決するか、何らかの方法で罪悪感を感じなくなると自動的に消える。
間田敏和(はざまだとしかず)
高校の3年生。身長165cm。獅子座。アンジェロや玉美と同じく、虹村形兆のスタンドの矢で射抜かれスタンド使いとなった。性格はかなり歪んでいる。
小林玉美の情報によって間田について調べ始めた仗助は間田の学校ロッカーを調べる。そこには木製のデッサン人形があった。
スタンド「サーフィス」は触れたものそっくりに変身できるスタンド。
姿恰好、声、性格までほぼ完ぺきにコピーし、スタンドは変身元の人間の性格を反映した態度をとる。
変身後でも頭にゴミでもついてんのかと思うくらいの小さなネジがついている。また、木なのである程度の強度がある。
人形と対面した変身元の人間は鏡に写ったように人形と同じような動きを強制される。
音石明(おといしあきら)
ギターを愛するロッカー。19歳。 虹村形兆によって矢で貫かれスタンド使いとなる。
虹村形兆から弓と矢を奪ったあとしばらく身をひそめていたが、力を蓄えたため動き出した。スタンド「レッド ホット チリペッパー」は電気エネルギーで動く遠距離型スタンド。触っている対象を電気エネルギー化し、コンセントや電線などの電気回路へ引き込む事ができ、この能力で弓と矢を奪い、形兆を殺害した。
電気を媒体にして動くので、電気エネルギーのないところで動くには、バイクのバッテリーなどが必要。
電気エネルギーがなくなると活動を停止してしまう。
また電気エネルギーがある限り再現なくドーピングでき、町中が停電になるほどの電気を使って強化されたレッドホットチリペッパーのパワーとスピードは非常に強力。
ジョセフ・ジョースター
空条丈太郎の祖父であり、東方仗助の父であるジョセフジョースター。79歳
生涯妻であるスージーQを愛すなどと聖人のようなことを吐きながら、東方朋子と浮気した際にできた隠し子が東方仗助だ。
すでに老いぼれており、若かったころのマッチョな体は見る影もなくなっている。
若いころ修行で身に着けた「波紋の呼吸法」によって肉体を若く保つことができるが、妻と一緒に年を重ねるため、波紋の呼吸法はやめている。
スタンド:ハーミットパープルは茨のようなスタンドで、ロープ代わりに利用できるほか、遠くのもの探る能力や、電子機器につないで操作することも可能。
透明な赤ん坊
仗助とジョセフが散歩中に泣き声で発見した赤ん坊。
周りには親らしい人はおらず、透明なため服やベビー用品を買いに行くことに。
スタンドは「アクトン・ベイビー」
しかし赤ん坊のためスタンド能力が制御できないため暴走しており、次第に自分だけではなく回りのものも透明にし始める。
無差別に自分のまわりも透明にし始め、焦ったジョセフが自分の不注意から赤ん坊を池に落としてしまう。
すっとろいことにイライラしていた仗助にも罵倒され、池に落ちた赤ん坊を探すも透明な水の中で透明なため見つからない。
ジョセフは危険を承知の上で、自分の手首を切って血によって水中に色を付けることで仗助は赤ん坊を見つけて助け出すことができた。
赤ん坊はしばらくジョセフが面倒を見ることになった。
ネズミ
音石明の情報からねずみを矢で射ったと聞いた承太郎は、仗助を誘ってネズミ狩りへ赴く。
生き物博士の承太郎はネズミの習性を熟知しており、民家に住みついていたスタンド能力を持ったネズミを難なく倒す。
スタンド「ラット」は、兵器のような見た目のスタンド。メカメカしい。
スタンドからは毒針を発射でき、命中した相手をドロドロに溶かしてしまう。
自白剤を音石に用いた結果、矢で打ち抜いたネズミは全部で2体いたとのことで、もう一匹を捜索することになる。
監視カメラでの映像から、耳に穴が開いていることから生き残ったネズミを「虫食い」と命名する
追跡途中バックトラックといわれる技術で2人の追跡をまいたり、岩への跳弾で毒針を命中させたりネズミらしからぬ頭脳プレーを見せ苦戦を強いられるが、承太郎から託されたライフル弾でついに仗助は虫食いを仕留めた。
杉本鈴美(すぎもとれいみ)
岸部露伴は地図にない道を発見し、好奇心から探検しようと広瀬康一を誘う。しかし、どう進んでも元の場所に戻ってしまい、道に迷ってしまった。
道に迷った2人の目の前に現れたのが杉本鈴美である。しかし露伴は有無を言わさず鈴美を"本"にしてしまい記憶を読む。
スタンドのことは書かれておらず、プライベートなところまで読んだところで解除し、話を聞くことに。
15年前ここで起こった殺人事件について語り始める鈴美。
その被害者である1人と一匹は、まだ捕まっていない殺人鬼の恐怖を伝えるべく、幽霊になって現世にとどまっていたのであった。
決して振り向いてはいけない小道で。
脱出の方法を教わる康一と露伴。この振り向いてはいけない小道で振り向いたら最後、魂があの世に持って行かれるらしい。
恐怖心で振り向かせようとする何かに耐えながら出口を目指す2人。しかし罠にはまった康一が振り向いてしまうが、露伴の"ヘブンズドアー"で機転を利かせ康一を救い脱出する。
後日、杉本鈴美の墓参りに出向いた露伴は寺の住職から事件の更なる詳細を聞かされ、自分のスタンドは運命までは読めないと悟る。
辻彩(つじあや)
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目次 - Contents
- 『ジョジョの奇妙な冒険 Part4(第4部) ダイヤモンドは砕けない』の概要
- 『ジョジョの奇妙な冒険 Part4(第4部) ダイヤモンドは砕けない』のあらすじ・ストーリー
- ジョセフの隠し子・東方仗助
- 「弓と矢」を巡る戦い
- 少女の幽霊に会える小道
- 吉良吉影との死闘
- 『ジョジョの奇妙な冒険 Part4(第4部) ダイヤモンドは砕けない』の登場人物・キャラクター
- 東方仗助(ひがしかたじょうすけ)
- 空条承太郎(くうじょうじょうたろう)
- 広瀬康一(ひろせこういち)
- 虹村億泰(にじむらおくやす)
- 岸辺露伴(きしべろはん)
- 山岸由花子(やまぎしゆかこ)
- トニオ・トラサルディー
- 矢安宮重清(やんぐうしげきよ)
- 吉良吉影(きらよしかげ)
- 川尻浩作(かわじりこうさく)
- 虹村形兆(にじむらけいちょう)
- 片桐安十郎(かたぎりあんじゅうろう)
- 小林玉美(こばやしたまみ)
- 間田敏和(はざまだとしかず)
- 音石明(おといしあきら)
- ジョセフ・ジョースター
- 透明な赤ん坊
- ネズミ
- 杉本鈴美(すぎもとれいみ)
- 辻彩(つじあや)
- 『ジョジョの奇妙な冒険 Part4(第4部) ダイヤモンドは砕けない』のメディア展開
- 小説
- アニメ
- 実写映画
- 『ジョジョの奇妙な冒険 Part4(第4部) ダイヤモンドは砕けない』の用語
- M県S市杜王町
- 弓と矢
- オーソン (OWSON)
- 黄金の精神
- 『ジョジョの奇妙な冒険 Part4(第4部) ダイヤモンドは砕けない』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 『ジョジョの奇妙な冒険 Part4(第4部) ダイヤモンドは砕けない』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 第4部のテーマは「人の心の弱さ」
- 読者アンケートの結果は良好
- 初期の構想では『ジョジョ』は第4部完結
- 『ジョジョの奇妙な冒険 Part4(第4部) ダイヤモンドは砕けない』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):THE DU「Crazy Noisy Bizarre Town」(第1話 - 第14話)
- OP(オープニング):batta「chase」(第15話 - 第26話)
- OP(オープニング):青木カレン・ハセガワダイスケ「Great Days」(第27話 - 第39話)
- ED(エンディング):Savage Garden「I Want You」