摎(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

摎(きょう)とは『キングダム』に登場する武将で、元秦国王である昭王(しょうおう)に使えた将軍(秦国六大将軍)の1人であり、同じ秦国六大将軍である王騎(おうき)の元婚約者である。摎は昭王の実の娘で、身を守るため王騎の家で召使いの子として育った。幼い頃から王騎を見て育ち、成長してからは王騎の側近となって鍛錬を重ね、男顔負けの武人と噂される程にまで成長した。城を百個落としたら結婚するという王騎との約束達成目前で趙国三大天である龐煖(ほうけん)により討ち取られ命を落としている。

王騎(おうき)

王騎(おうき)とは、元秦国王である昭王(しょうおう)と後の秦国王・嬴政(えいせい)に仕えた大将軍である。”秦の怪鳥”の異名を持ち、分厚い唇と巨大な体、三本に尖った顎髭が特徴的。誰に対しても分け隔てなく丁寧語で会話をする。オネエっぽい口調やセリフが多く「ンオッフウ」「ココココ」という独特な笑い方をする。特徴的な武器である大矛を振るい、圧倒的な武勇を戦場全体に示す。個の武力も際立って強いが、数多くの戦を積んで得た経験値、常に戦況を見渡せる知略、軍団の力を発揮させる事のできる指揮力、全てにおいて最強級の実力の持ち主。昭王の時代、王騎の父が摎を“召使いの子”ということにして引き取ったため、同じ屋敷の中で家族のようにして育つ。ある日王騎が屋敷内で矛を振るって鍛錬しているのを見ていた幼い摎が、「王騎が城を沢山取って天下の大将軍になるのなら、自分も大将軍になる。そして、城を百個取ったら摎を王騎の妻にしてほしい」と話していた。王騎はそれに対し「ンホホウ、いいですよぉ」と返していた。その後摎は大将軍になり、九十九個目の城を取った際に、王騎は摎の野営を訪れ「いよいよ最後の一つですね」と言って天幕を出て行った。王騎が摎と子どもの頃に交わした約束を覚えていた事を知り涙する摎だった。しかし摎は百城目の城・馬陽(ばよう)で、新趙国三大天の一人である龐煖(ほうけん)の夜襲を受け討ち取られてしまった。その場に駆け付けた王騎は、怒り狂って龐煖に切りかかり龐煖を倒した。しかし龐煖は数時間後意識を取り戻し、王騎と再び戦うために山に籠り修行の日々を送った。数年後、王騎は一線を引いていたが、趙軍の襲来に際し将軍に復帰した。摎を殺した龐煖が趙軍の総大将だと知り、過去の因縁に決着するために秦軍総大将として因縁の馬陽へ出陣したものの、そこで龐煖に破れ、最期を迎える事となる。その際に王騎は仲間達に最期の言葉を掛け自身の人生を回想。息を引き取る寸前、今わの際の幻か迎えに現れた霊魂か、王騎の前に摎が現れ、それに気づいた王騎は、「摎も笑っています」と言って摎の元へ向かうかの様に最期を迎えた。

昌文君(しょうぶんくん)

昌文君(しょうぶんくん)とは、秦国大王・嬴政(えいせい)を常に側で支え続ける存在である。昭王(しょうおう)の時代には秦国六大将軍である王騎(おうき)と共に中華を股にかけて戦った実績の持ち主である。その当時から前線で活躍し、王騎とは百人将時代からの盟友である。その後も秦国の命運を左右する場面には必ず登場し、武人としても文官としても力を発揮していく。昭王と摎が親子関係という秘密を、王騎が唯一明かした相手も昌文君である。摎は、昌文君の事を「爺」と呼び慕っていた。戦場で摎の天幕を訪れる王騎に同行する事もあり、摎を娘のように大切にしていた王騎が総大将として戦に出る際には、王騎が昌文君に「摎の事を頼みますよ」と口にする程の信頼関係があった。摎は昌文君の助けは不用な程の武の力を持っていたが、昌文君の戦場における細かな気遣いがあると非常に安心できるというのが王騎の言い分だった。摎が趙国三大天で・龐煖(ほうけん)に打ち取られた場に居合わせ、出来事の一部始終を目撃する。後に昌文君が文官として王宮に仕えた際には、六大将軍・摎が女であった事、龐煖に打ち取られた事は王騎と共に隠蔽した。後に、再び龐煖が趙国総大将として秦国に攻め入ってきた際には、この事実を大王・嬴政に明かし説明している。

昭王(しょうおう)

昭王(しょうおう)は元秦国の大王であり、後に秦の始皇帝となる秦国王・嬴政(えいせい)の曽祖父に当たる。戦神と呼ばれる程戦好きの王であり、摎の実の父である。中華全土を股にかけて戦う将軍達とは大きな距離があり、自身の指示も届かないため、秦国内で最も力を有した六人の将を”六大将軍”に選抜し、秦国に六将制度を作り上げ、戦争の自由を与えた。その六大将軍は摎の他に、白起(はくき)、王齕(おうこつ)、胡傷(こしょう)、司馬錯(しばさく)、王騎(おうき)であった。後宮で暮らす宮女であった摎の母は、昭王の子を身ごもるものの、当時の後宮は「誰が世継ぎを産むか」で血で血を洗う政争が繰り広げられる無法地帯だった。低い身分の生まれでなんの後ろ盾もなかった摎の母は、「このままでは自分も自分の娘も容赦なく殺される」という現実に直面していた。そこで子の命を守るために行商に頼んで摎を外部へ逃がし、自らは屋敷に火をつけ自殺をしてしまったため、摎は昭王の娘である事は周囲に明かされないまま、王騎一族に育てられた。摎は王騎の元で武将としての力を身に着け、戦場に立って武功を上げるようになった。そんな摎の元に、ある日昭王は王騎をねぎらいに南安(なんあん)の地に赴き、摎と初めて顔を合わせる事になった。顔を見た瞬間、双方共が自分達が親子だと気づいてしまった。摎が自分の子であると気づき、感極まる昭王だったが、後宮から赤子が無断で外に出たという悪しき前列を公に認める訳にはいかず、もしそれが表沙汰になると関係者全員を処罰しなければならないため、摎の出自を語る事を禁じた。そして摎も、その事情を理解した。摎はその後、自身が女である事が敵国に知れては不都合だと言い、仮面を付けるようになったが、その本当の理由は昭王の娘である事が周囲に知れないようにするためであった。

龐煖(ほうけん)

龐煖(ほうけん)は、趙国最強の武将と謳われる「新趙国三大天」の一人。摎の他に、秦国六大将軍である王騎や、六大将軍同等の力を持つと言われる麃公(ひょうこう)ら名だたる武将を打ち取ってきた強者。自らの事を”武神”と称し、自分より強いものを求め彷徨っている。摎が”王騎の妻になる条件”とした城を百個取るという目標達成目前の馬陽において、摎軍の野営地を単独で襲った。摎は善戦したものの敗れ、命を落としてしまう。そこに駆け付けた王騎が、怒り狂い龐煖を崖からつきおとした。龐煖は命を落としたものと思われたが、数時間後意識を取り戻し、王騎と再び戦うために山に籠り修行の日々を送った。数年後、摎を討ち取った馬陽にて、再び王騎と対峙し討ち取っている。

摎の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「お城を百個とったら摎を王騎様の妻にしてください」

召使いの子として王騎(おうき)一族の城で育った摎は、日ごろから鍛錬をする王騎の身近で育った。幼いころ摎は、「王騎が城を沢山取って天下の大将軍になるのなら、自分も大将軍になる。そして、城を百個取ったら摎を王騎の妻にしてほしい」と願い出ていた。王騎はそれに対し「ンホホウ、いいですよぉ」と返していた。摎が将軍となって、百個目となった城、馬陽(ばよう)陥落を目前に控えた時、王騎は摎の野営を訪れ、「いよいよ最後の一つですね」言って天幕を出て行った。子どもの頃にかわした、「お城を百個とったら王騎の妻にする」という約束を王騎が覚えていた事を知り、涙する摎だった。

王騎の最期を迎えに来た摎

秦国へ対し進行してきた趙国軍が12万と対抗するため、秦国は王騎を総大将に任命した。王騎は馬陽(ばよう)へ出陣し、趙国三大天であり、この戦を画策していた李牧(りぼく)の策略にはまり追い詰められ、同じく趙国三大天である龐煖(ほうけん)と対峙した。王騎は過去に摎を討ち取られた因縁もあり龐煖に挑むが、致命傷を負わされてしまった。致命傷を負った王騎を主人公の信(しん)が救出し、王騎の愛馬で逃走。趙国軍が追って来ない所まで王騎を運び、王騎はそこで最期を迎えた。その際に仲間達に最期の言葉を掛け、自身の人生を回想。息を引き取る寸前、今わの際の幻か迎えに現れた霊魂か、王騎の前に摎が現れた。それを見た王騎は「摎も笑っています」と言って摎の元へ向かうかの様に最期を迎えた。奇しくも摎を討ち取った因縁の相手である龐煖に敗れた王騎であるが、愛する摎が迎えに来た事により、自身の人生に悔い無しと言って最期を迎える事ができたのである。

摎の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

史実での摎

摎は、作中では「きょう」と表現されているが、史実では「きゅう」と読まれる事もある。また設定では、戦神・昭王の娘となっているが、史実では、女性だという記述はないため男性だと解釈するのが一般的である。更に、龐煖(ほうけん)に討たれたという史書も無い。尚、摎の苗字は楊(よう)で楊摎(ようきゅう)だと説もある。歴史書によると、楊摎は将軍として韓を攻撃し、陽城・負黍を取り、首級4万を挙げ、さらに趙を攻撃し20県を奪い、斬首した者および捕虜は9万に達したとされている。武将としてはかなりの武功を上げ続けたとされている。

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嬴政(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

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嬴政(えいせい)とは『キングダム』に登場する若き王で、後の秦の始皇帝である。若くして大王としての風格を纏う。400年続く戦乱の時代に誰もが成し得なかった中華統一を達成する事で、戦乱の世を終わらせようとしている。幼少時代は人質の子として趙国(ちょうこく)で育った。大王即位後も王弟・成蟜の乱で王宮を追われた王宮を奪還するため、主人公の信と出会い、信の「大将軍になる」という夢と共に、お互いが思い描く夢を成し遂げる事を誓い合いって、中華統一を目指す。

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王賁(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王賁(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王賁(おうほん)は、『キングダム』に登場する秦国の武将で、幼少期から軍事教育を受けたエリートのみで構成される、玉鳳隊の隊長である。また、王賁は長年槍使いとして鍛錬を重ねてきた、槍使いの達人でもある。秦国大将軍・蒙驁(もうごう)の右腕的な副将である王翦(おうせん)将軍を父に持つ。秦国六大将軍・王騎(おうき)も属する王一族の本家筋の出である。自身の出自に誇りが強く、下人の出である主人公の信(しん)の事を見下している事が多いが、信と楽華隊隊長・蒙恬の同世代の武人と互いに競い合って成長している。

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輪虎(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

輪虎(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

輪虎(りんこ)とは『キングダム』に登場する武将で、趙国三大天の一人である廉頗(れんぱ)の側近の一人である。廉頗の側近は輪虎の他に介子坊(かいしぼう)・姜燕(きょうえん)・玄峰(げんぽう)といった名だたる将軍の顔ぶれとなっており、それらは「廉頗四天王」と呼ばれている。趙国の大将軍であった廉頗は、輪虎をはじめとする「廉頗四天王」と共に魏国へと亡命し、魏国へと進行してきた主人公の信(しん)達の居る秦国軍と激戦を繰り広げた。輪虎はその戦の中での山陽の戦いで、信との一騎打ちに敗れている。

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キングダム 運命の炎(キングダム3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

キングダム 運命の炎(キングダム3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。

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カイネ(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

カイネ(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

カイネは『キングダム』に登場する、趙国軍総司令・李牧(りぼく)の側近の女剣士である。騎馬術や剣術を得意とし、李牧の護衛も務めている。李牧には全幅の信頼を寄せ尊敬している。秦国との戦の時に、飛信隊軍師・河了貂(かりょうてん)が戦場を見学している際に、カイネと偶然出会い親しくなった。その後、河了貂とは敵同士として闘う事もあったが、以後も気にかけており、たびたび仲間に引き入れようと誘う。カイネと同じく李牧の配下である傳抵(ふてい)に将来の嫁と呼ばれている。

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蒙毅(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

蒙毅(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

蒙毅(もうき)は『キングダム』に登場する秦国の若き軍師である。祖父は秦国大将軍である蒙豪、父は中華最強を自負する秦国将軍の蒙武、兄は物語の主人公・信と共に切磋琢磨して己の実力で将軍となった蒙恬というエリート軍人一家の出身。突出した武の力を誇るもそれに任せた戦法を取ることが多い蒙武を、知略の面で支えたいと考えて軍師を目指し、秦国軍総司令・昌平君の軍師学校の門を叩く。信と生活を共にする少女・河了貂とは軍師学校の同期で、特別軍師認可を受けている彼女と軍略囲碁でまともに戦えるのは蒙毅だけである。

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王翦(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王翦(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王翦(おうせん)とは『キングダム』に登場するキャラクターで、秦の筆頭将軍「白老(はくろう)」蒙驁(もうごう)の副将である。常に兜をつけており素顔は謎に包まれている。非常に高い戦術眼を持ち、知略を用いて戦う。また非常に慎重な人物でもあり、勝てる戦以外はしない主義である。非常に優れた武将であるが「自分が王になる」という強い野心を持っており、その危険な思想を秦国から警戒されている。王翦(おうせん)は、キングダムの主人公信(しん)のライバルである王賁(おうほん)の父親である。

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