楚水(キングダム)の徹底解説・考察まとめ

楚水(そすい)とは『キングダム』に登場する、主人公の信が隊長を務める飛信隊の副長。飛信隊入隊前は、郭備隊で副長を務めていた為、複数居る飛信隊の副長達の中でも隊としての豊富な経験を持つ。農民出身者が中心の飛信隊において、元郭備隊の騎馬隊をまとめ上げる等、隊でも重要な役割を果たしている。郭備千人将の戦死がきっかけで飛信隊に加入したが、道半ばで倒れた郭備の事を心の片隅に置いて戦う等、義に厚い人柄。飛信隊に於いても作戦立案から、補給の手配、先陣を切っての突撃等、マルチにこなす事の出来る頼れる存在である。

楚水のプロフィール・人物像

CV:小松史法(第2シリーズ)/広瀬竜一(第3シリーズ)
楚水(そすい)とは『キングダム』に登場する、主人公の信(しん)が隊長を務める飛信隊の副長。飛信隊入隊前は、秦国の郭備(かくび)千人将が率いる郭備隊の副長を務めていた。郭備が信と同じく下僕の出でありながらも、隊を率いる隊長を務めるという共通点があった事もあり、道半ばで倒れた郭備の事を片隅に置いて飛信隊として戦い続けている。郭備隊で副長を務めていた為、複数居る飛信隊の副長達の中でも隊としての豊富な経験を持つ。飛信隊は農民出身が多い為、歩兵が中心であったが、軍師の河了貂(かりょうてん)加入後に楚水が騎馬隊をまとめ上げ、飛信隊は歩兵と騎馬隊が見事に融合した部隊になった。楚水は作戦立案から、補給の手配、先陣を切っての突撃等、マルチにこなす事の出来る飛信隊にはなくてはならない頼れる副長である。

楚水の武器・技・能力

知・武・勇の三拍子が揃ったマルチプレイヤー

獄突陣

楚水は、知・武・勇の三拍子が揃っていることを強みとしている。しかし決して器用貧乏なわけではなく、それぞれを巧みに使い分け、いざ武の力で押し切る必要のある時は、普段の落ち着いた雰囲気とは別人のような雄々しい姿を見せる。楚水から各騎兵逹に「楚水騎兵隊、獄突陣で突き進め」という指示が指示が出された時は、各人の底力を発揮して、離脱は許さない、血を吹きながら突き進むという事を意味する。

経験豊富で軍略にも明るい

軍略に乏しい飛信隊に策を授ける楚水

楚水は、軍略にも明るく、常に冷静に状況を分析して、その場に応じた行動や提案をとる事ができる。その力がよく示されているのが、飛信隊加入直後の作戦会議で描かれている。農民出身者の多い飛信隊は、軍略に明るいものがいなかったため、楚水加入直後で千人将となったばかりの信も、千人隊として明確な作戦を練ることはできないでいた。そこで、楚水に説明を求めたが、飛信隊の面々は楚水の軍略の説明を全く理解できなかった。信自身も、説明を理解しきれないと気付き、やっぱ止めようと楚水に待ったをかけた。飛信隊は腕っ節には自信があるが、頭を使うのはあんま得意じゃないと飛信隊の性格を正直に楚水に話した。いきなり連携技をやろうとしても本番じゃきっと大失敗するというのが隊長である信の率直な意見だった。しかし、渕副長はそれでは千人隊になった意味がないと、当然の意見を言ったが、楚水は状況を的確に判断し柔軟に考え「信隊長の意見が正しいと思います、説明しながらこれでは戦えない気がしていた」と話した。そして、楚水は飛信隊の幹部逹の言葉から戦術を考え直し、今の飛信隊としてできるできるだけ至極単純で簡単な連携戦術を提案した。それは「いついかなる時、いかなる敵と戦っていようと、合図があれば隊長の信が狙いを定めた敵に向かって、千人一丸となって襲いかかること!」というものであった。その作戦を忠実に遂行した飛信隊は、見事に敵陣を打ち破る事に成功し武功をあげた。

楚水の来歴・活躍

元郭備隊700人を率いて飛信隊に加入

元郭備隊700人を率いて飛信隊に加入した楚水

秦国大将軍・蒙驁(もうごう)が魏国へと進行した山陽の戦いにおいて、魏国は趙国から亡命してきていた元趙国三大天である廉頗(れんぱ)とその側近である廉頗四天王が対峙していたた。その廉頗四天王の一人である輪虎(りんこ)は、夜間に300人を率いて秦国が落とした城市に忍び込み、秦国の千人将を片っ端から暗殺して回っていた。輪虎にリストアップされた1人として、秦国の次期将軍として期待されていた郭備千人将が含まれており、郭備は輪虎に背後から声をかけられた瞬間に暗殺されてしまった。郭備は飛信隊の信を探し出し、同じ下僕の出で将軍を目指すと話す信を激励にやってきた直後の話であった。郭備は信の噂を聞き、よく部下達に信の話をしていたという。郭備の他、多数の千人将を失った蒙豪将軍は、臨時の千人将として、三百人将だった楽華隊の蒙恬(もうてん)、玉鳳隊の王賁(おうほん)、そして飛信隊の信を抜擢した。郭備を失ってしまった郭備隊の700名は、郭備隊の副長だった楚水の取りまとめにより飛信隊に編入。郭備と共通点の多い信に対し、忠誠を誓った。この際に郭備は、信に対し「志半ばにして倒れた郭備の事を心の片隅に置いて戦う事について許して欲しいと」願い出ている。信はこれを快諾し、飛信隊は精鋭揃いの郭備隊の合流でさらに力を増す事になった。

信と輪虎の一騎打ちで、信の勝利に貢献

信と輪虎の一騎打ちの間に割り込み、郭備の仇を目の前にした楚水

山陽の戦いで対峙した、廉頗四天王・輪虎と飛信隊・信との戦いは、一騎打ちとなり、輪虎は信と騎馬同士がぶつかった事でよろめいた信の隙をみて、信の太ももに剣を突き刺した。脚を負傷した事で馬上での戦いが厳しい状況に追い込まれた信は、輪虎の一撃を避けた隙に飛び掛かり輪虎を馬から落とし、戦いは地上戦へと突入した。輪虎は信に対し、「その足で立ち上がれるのかい」と問いかけるが、痛みをこらえて立ち上がった信は「問題ない。片足の状況も、きっちり特訓済みだ」と、自らがダメージを受けていない事を不敵な笑みでアピールした。信と輪虎の一騎討ちが続く中、魏兵の一人が輪虎の加勢に出てきた。それに気付いた楚水が魏兵を阻止するべく敵に近寄ったが、楚水の元隊長である千人将・郭備の仇である輪虎の目の前に出てしまった。普段は冷静沈着である楚水だったが、瞬間的に輪虎に対して殺意が芽生え、討ち取るチャンスだと思ってしまう。しかし、輪虎に切りかかった楚水に対し、反射的に輪虎は楚水に一太刀で反撃に出た。そのため、一騎打ち中だった信への注意が外れた瞬間、信は輪虎に一撃を与える事に成功する。結果的に楚水の援護もあり、信は輪虎を討ち取る事に成功したのである。

魏火龍七師の一人の凱孟に重傷を負わされる

魏火龍七師の一人の凱孟の一撃を受けた楚水

秦国が魏国を攻略しようとした著雍戦では、序盤で魏火龍七師の一人の凱孟(がいもう)の強烈な一撃を食らってしまい、瀕死の重傷を負輪されてしまった。強大な武力を誇る秦国六大将軍だった王騎(おうき)や摎(きょう)ですら生前、戦う事を避けていたという、凱孟の一撃は、常人であれば死んでもおかしくないくらいの一撃だが、楚水はその後しっかりと復活する事ができた。楚水は敵をなぎ倒すようなシーンは描かれていないが、楚水の強さは武によるものより、その強靭な生命力と頑丈さにある事が示された。

楚水の関連人物・キャラクター

信(しん)

HANMAy5
HANMAy5
@HANMAy5

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王賁(キングダム)の徹底解説・考察まとめ

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王賁(おうほん)は、『キングダム』に登場する秦国の武将で、幼少期から軍事教育を受けたエリートのみで構成される、玉鳳隊の隊長である。また、王賁は長年槍使いとして鍛錬を重ねてきた、槍使いの達人でもある。秦国大将軍・蒙驁(もうごう)の右腕的な副将である王翦(おうせん)将軍を父に持つ。秦国六大将軍・王騎(おうき)も属する王一族の本家筋の出である。自身の出自に誇りが強く、下人の出である主人公の信(しん)の事を見下している事が多いが、信と楽華隊隊長・蒙恬の同世代の武人と互いに競い合って成長している。

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キングダム 運命の炎(キングダム3)のネタバレ解説・考察まとめ

キングダム 運命の炎(キングダム3)のネタバレ解説・考察まとめ

『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。

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蒙毅(キングダム)の徹底解説・考察まとめ

蒙毅(キングダム)の徹底解説・考察まとめ

蒙毅(もうき)は『キングダム』に登場する秦国の若き軍師である。祖父は秦国大将軍である蒙豪、父は中華最強を自負する秦国将軍の蒙武、兄は物語の主人公・信と共に切磋琢磨して己の実力で将軍となった蒙恬というエリート軍人一家の出身。突出した武の力を誇るもそれに任せた戦法を取ることが多い蒙武を、知略の面で支えたいと考えて軍師を目指し、秦国軍総司令・昌平君の軍師学校の門を叩く。信と生活を共にする少女・河了貂とは軍師学校の同期で、特別軍師認可を受けている彼女と軍略囲碁でまともに戦えるのは蒙毅だけである。

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