ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』とは2016年に公開されたロマンチック・コメディである。ブリジット・ジョーンズシリーズ最後の完結作ということで大きな話題を呼んだ。43歳になっても相変わらずシングルトンのブリジット・ジョーンズだったが、今回はイケメン億万長者ジャックと元恋人マークのと間で恋の三角関係を繰り広げる。果たしてブリジットはどちらを選ぶのか。そして今度こそ彼女は幸せをつかめるのだろうか。世界中の女性に愛されたブリジット・ジョーンズのドタバタ恋愛劇がついに完結する。
「プナニにパワーを」とは、マークが弁護した女性パンクロックバンドの合言葉。プナニとは女性器を意味しており、今作ではフェミニズム運動の合言葉にもなっている。ロシアでフェミニズム活動をしてきたバンドメンバー達はイギリスに亡命し、女性の権利を訴える裁判を起こした。優秀な弁護士マークは、この裁判を勝訴に導く。この勝訴により、彼女らを支援する女性達のデモ行進が始まる。しかしこのデモ行進のおかげで大渋滞が発生し、産気づいて病院に向かうブリジット達の行く手を阻んだ。急いで病院に駆け付けようとしたシャザー達やパメラも、このデモのおかげでなかなか病院にたどり着けない。フェミニストの正義のために戦ったマークだったが、その結果大変な目に遭うというなんとも皮肉な結果になってしまう。ジョークに皮肉を織り交ぜることが大好きなイギリス人らしさが表れている場面だ。
ブリジットの日記もデジタル化
父親が誰かわからない子を身ごもった事で、母にもマークにも見捨てられたと感じたブリジットは思いの丈を日記にぶつける。しかしその日記はなんとタブレット。前作前々作では古式ゆかしく日記帳に思いを綴っていたブリジットだったが、当り前のようにタブレットを使いこなしていた。こんなちょっとした場面に大きな時代の流れを感じる。
生き返ったダニエル
前作前々作では、最低な浮気男ぶりを披露していたダニエルだったが、今作の冒頭でいきなり彼のお葬式が始まる。ダニエルは飛行機事故で行方不明になってしまったという設定だ。しかし今作の最後で、彼は見事な復活を遂げる。新聞で「出版界のプレイボーイ、生きて発見」と報道されたのだ。多くの女性に愛されそして憎まれた軽薄男ダニエルが、そんなにあっさりとくたばる訳がないのだった。
『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の主題歌・挿入歌
主題歌:エリー・ゴールディング「Still Falling For You」
エリー・ゴールディングはイギリスで大人気のシンガソングライター。
「Still Falling For You」は全英シングル総合チャート第11位を獲得し、イギリスだけでも200,000セールスを記録した。
挿入歌:ジェス・グリン「Hold My Hand」
今作の予告編で流れた曲。
ジェス・グリンはグラミー賞受賞歴もある実力派歌手で、2019年『フォーブス』誌の「ヨーロッパの30歳以下の最も影響がある30人」にも選出されている。
「Hold My Hand」は全英シングル・チャートで3週連続で1位に輝いた大ヒットシングルだ。
挿入歌:エド・シーラン「Thinking Out Loud」
エド・シーラン本人が野外フェスで熱唱した曲。
エドワード・シーランはグラミー賞を4回も受賞している大物歌手だ。
「Thinking Out Loud」はイギリスのシングルチャートでも1位を獲得した、甘く切ないラブソングだ。
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目次 - Contents
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の概要
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』のあらすじ・ストーリー
- ダニエルのお葬式
- 誕生日の決意
- フェスで火遊び
- マークと恋の再燃
- 思いがけない妊娠
- 一夜のお相手の正体
- マークに妊娠報告
- 真実の告白
- 競い合うマークとジャック
- 母の応援
- ドタバタな出産劇
- バージンロードの先に
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ブリジット・ジョーンズ(演:レニー・ゼルウィガー)
- マーク・ダーシー(演:コリン・ファース)
- ジャック・クワント(演:パトリック・デンプシー)
- ブリジットの親類縁者
- パメラ・ジョーンズ(演:ジェマ・ジョーンズ)
- コリン・ジョーンズ(演:ジム・ブロードベント)
- ジェフリーおじさん(演:ジェームズ・フォークナー)
- ブリジットの友達
- シャザー(演:サリー・フィリップス)
- ジュード(演:シャーリー・ヘンダーソン)
- トム(演:ジェームズ・キャリス)
- その他の人々
- ドクター・ローリングス(演: エマ・トンプソン)
- ミランダ(演:サラ・ソルマーニ)
- アリス(演:ケイト・オフリン)
- カミラ・ダーシー(演:アグニ・スコット)
- エド・シーラン(演:エド・シーラン)
- ダニエル・クリーヴァー(演:ヒュー・グラント)
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の用語
- 江南スタイル
- 羊水穿刺(せんし)
- イルカに優しい劣化コンドーム
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 野外フェスに登場したエド・シーラン
- ブリジット「計算で人を好きになるんじゃない」
- マーク「ありのままの君をずっと愛せるのは僕だ」
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「プナニにパワーを」
- ブリジットの日記もデジタル化
- 生き返ったダニエル
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:エリー・ゴールディング「Still Falling For You」
- 挿入歌:ジェス・グリン「Hold My Hand」
- 挿入歌:エド・シーラン「Thinking Out Loud」