ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』とは2016年に公開されたロマンチック・コメディである。ブリジット・ジョーンズシリーズ最後の完結作ということで大きな話題を呼んだ。43歳になっても相変わらずシングルトンのブリジット・ジョーンズだったが、今回はイケメン億万長者ジャックと元恋人マークのと間で恋の三角関係を繰り広げる。果たしてブリジットはどちらを選ぶのか。そして今度こそ彼女は幸せをつかめるのだろうか。世界中の女性に愛されたブリジット・ジョーンズのドタバタ恋愛劇がついに完結する。
ブリジットが訪れた野外フェスに出演したイギリスの大物シンガー。
2019年「世界で最も売れ行きの良いアーティスト」の1人と取り上げられる程の有名人である。
しかしブリジットはなんとなく見たことのある顔だとしか思わず、本人をどこかのスタバの店員さん呼ばわりしてしまう。
野外フェスのシーンでは大ヒット曲を熱唱し、ステージは大盛り上がりとなる。
ダニエル・クリーヴァー(演:ヒュー・グラント)
前作前々作では、ダニエルはブリジットを翻弄する浮気男として登場する。
しかし今作の最初で飛行機事故に見舞われ、遺体が見つからないままお葬式が行われた。
最低男であったダニエルだったが、ブリジットは心からお悔やみを捧げる。
しかしブリジットの結婚式の当日、驚くべきニュースが報じられた。
なんとダニエルが無事に発見されたというのだ。
今作ではお葬式の写真と新聞記事だけで、ダニエル生身の本人は全く登場していない。
しこのこのシリーズの名物キャラクターなだけあって、存在感はピカイチである。
『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の用語
江南スタイル
ジュードの子どもの洗礼式のお祝いパーティーで、ブリジットは江南スタイルのダンスを子ども達と踊る。
江南スタイルとは韓国の人気ラッパーPSYの曲で、まるで乗馬をしているようなコミカルな振り付けのダンスが一大ブームとなった。
マークは江南スタイルを「ソウル郊外の街じゃなくて?」などと聞く。
続いて「漢江って川の南って意味だ」などと固い説明を始めて、ブリジットを苦笑いさせる。
相変わらず生真面目で堅物なマークの発言が、思わず笑いを誘う場面だ。
羊水穿刺(せんし)
お腹の子の父親が誰か調べるために、ブリジットは羊水穿刺という検査に申し込む。
羊水穿刺とは、長く細い針を妊娠したお腹に刺して、少量の羊水を採取し、胎児に異常がないかなどを調べる検査のことである。
この検査にてDNAも調べることができ、父親を特定できるはずだった。
しかしドクター・ローリングスが見せた検査用の長すぎる針に、ブリジットは恐怖を感じてしまい、結局は検査は受けられなかった。
イルカに優しい劣化コンドーム
ブリジットはジャックやマークと関係を持った時、自分の持っていたコンドームを使用した。
生分解性でイルカに優しいという植物性コンドームだなのだが、ブリジットには「ふしだらな女になっても環境に配慮してたい」というポリシーがあった。
しかしそれは何十年も前に買ったもので、使用期限はとっくに切れていたようだ。
おかげで、ブリジットは思いがけない妊娠をしてしまった。
『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
野外フェスに登場したエド・シーラン
野外フェスでブリジットとミランダは、たまたま傍にいた見知らぬ男性に写真を撮ってくれるよう頼む。すると男性は自分も一緒に映ろうとするので、ミランダは失礼なヤツだと怒ってしまう。実はこの男性、有名シンガーのエド・シーランで、後にフェスに登場しステージは大盛り上がりとなる。エド・シーランとはイギリスのシンガソングライターで、グラミー賞を4回も受賞した大物歌手である。ここでは本人役としてフェスに出演し、素晴らしい歌声を披露している。ブリジットはなんとなく見たことがある顔だと思うのだが、どこかのスタバの店員さんかと思い込んでいた。マスコミ関係者のブリジットがエド・シーランを知らないとは皮肉な話であるが、ブリジットらしさ全開のシュールで笑えるシーンだ。
ブリジット「計算で人を好きになるんじゃない」
マークに嘘をついて自分の子ではないと思わせたことをジャックから聞き、ブリジットはショックを受ける。計算ずくで物事を進めるマークに嫌悪感を抱き、「計算で人を好きになるんじゃない」と言い渡す。そして人を好きになるとは「自分と正反対だったり、帰る場所みたいな人だから」とブリジットは持論を展開する。いかにもブリジットらしい、正直で真っすぐな発言だ。これが彼女らしさであり、3作にも渡って世界中で愛された彼女の魅力である。
マーク「ありのままの君をずっと愛せるのは僕だ」
前々作で初めてマークがブリジットに告白した時のセリフが、「ありのままの君が好きだ」だった。前作では住む世界が違う故にすれ違う2人だったが、やっぱりマークはありのままのブリジットを受け入れた。そして今作でも出産に苦しむブリジットに「ありのままの君をずっと愛せるのは僕だ」と改めて告白する。ドジばかりでカッコ悪いけど、真っすぐで素直な生き方をするブリジットを受け入れてくれたマークだからこそ、ブリジットは彼を心から愛したのだ。
『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
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目次 - Contents
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の概要
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』のあらすじ・ストーリー
- ダニエルのお葬式
- 誕生日の決意
- フェスで火遊び
- マークと恋の再燃
- 思いがけない妊娠
- 一夜のお相手の正体
- マークに妊娠報告
- 真実の告白
- 競い合うマークとジャック
- 母の応援
- ドタバタな出産劇
- バージンロードの先に
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ブリジット・ジョーンズ(演:レニー・ゼルウィガー)
- マーク・ダーシー(演:コリン・ファース)
- ジャック・クワント(演:パトリック・デンプシー)
- ブリジットの親類縁者
- パメラ・ジョーンズ(演:ジェマ・ジョーンズ)
- コリン・ジョーンズ(演:ジム・ブロードベント)
- ジェフリーおじさん(演:ジェームズ・フォークナー)
- ブリジットの友達
- シャザー(演:サリー・フィリップス)
- ジュード(演:シャーリー・ヘンダーソン)
- トム(演:ジェームズ・キャリス)
- その他の人々
- ドクター・ローリングス(演: エマ・トンプソン)
- ミランダ(演:サラ・ソルマーニ)
- アリス(演:ケイト・オフリン)
- カミラ・ダーシー(演:アグニ・スコット)
- エド・シーラン(演:エド・シーラン)
- ダニエル・クリーヴァー(演:ヒュー・グラント)
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の用語
- 江南スタイル
- 羊水穿刺(せんし)
- イルカに優しい劣化コンドーム
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 野外フェスに登場したエド・シーラン
- ブリジット「計算で人を好きになるんじゃない」
- マーク「ありのままの君をずっと愛せるのは僕だ」
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「プナニにパワーを」
- ブリジットの日記もデジタル化
- 生き返ったダニエル
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:エリー・ゴールディング「Still Falling For You」
- 挿入歌:ジェス・グリン「Hold My Hand」
- 挿入歌:エド・シーラン「Thinking Out Loud」