ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』とは2016年に公開されたロマンチック・コメディである。ブリジット・ジョーンズシリーズ最後の完結作ということで大きな話題を呼んだ。43歳になっても相変わらずシングルトンのブリジット・ジョーンズだったが、今回はイケメン億万長者ジャックと元恋人マークのと間で恋の三角関係を繰り広げる。果たしてブリジットはどちらを選ぶのか。そして今度こそ彼女は幸せをつかめるのだろうか。世界中の女性に愛されたブリジット・ジョーンズのドタバタ恋愛劇がついに完結する。

母に元気づけられたブリジットは、張り切って仕事をこなす。その日はある国の将軍をゲストに招いて、インタビューする予定だった。しかし将軍でなく間違えて彼の運転手にインタビューし、それを生放送で放映してしまったのだ。メディアショーでの大失態と今回の責任を問われ、ブリジットはアリスにクビを言い渡される。混乱したブリジットは財布も携帯も家と車のキーも置き忘れてきてしまい、アパートの外で雨に降られながら途方に暮れた。

ずぶ濡れのブリジットが朦朧としていると、まるで白馬の王子さまのようにマークが現れる。マークは「ずっと世界を救いたいと思ってきたが、君が僕の世界だ」と改めて愛の告白をした。あの日見かけた妻カミラは、ただ荷物を取りに来ただけだったのだ。安心したブリジットだったが、無理がたたったのか急に破水し、すぐに陣痛が始まる。しかも仕事先から電話が来たマークは、イラついて自分の携帯を投げ捨ててしまい、タクシーを呼べなくなってしまった。そこで行きつけのイタリア料理店の配達車に便乗させてもらい、ブリジットを病院に運ぼうとする。しかし道路が渋滞してしまい、マークはブリジットを抱きかかえて、病院に急ぐ。間もなくイタリア料理店店主から連絡を受けたジャックも駆け付け、2人でブリジットを抱えながら病院に運ぶ。陣痛の痛みで朦朧となったブリジットは、無意識のうちにジャックではなくマークの手を握っていた。そこでブリジットが「あなたの子じゃなかったら?」と問うと、「それでも愛せる。君への愛と同じ。ありのままの君をずっと愛せるのは僕だ」とマークは答えた。そしてブリジットは無事、男の子を出産する。命の誕生を前に、マークとジャックも仲直りし、しっかりと抱きしめ合う。そしてついにどちらが親なのか検査をすることになった。

バージンロードの先に

それから1年後。ブリジットはみんなに祝福されながらバージンロードを歩いていた。その先にはジャックとマークの姿があった。しかし最終的にブリジットが選んだのは、子どもの父親であるマークだった。ジャックは息子の子守役として2人の結婚式を温かく見守っている。澄み渡った青空の下、お祝いのガーデンパーティーが開かれた。ブリジットは長年書き綴ってきた日記に向かって「親愛なる日記。こうしてついに私ブリジット・ジョーンズはシングルトンを卒業」と心の中で語り掛けた。愛する者に囲まれ、幸せを掴んだブリジットの心も青空のように晴れ晴れとしていた。

『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の登場人物・キャラクター

主要人物

ブリジット・ジョーンズ(演:レニー・ゼルウィガー)

吹き替え:松本梨香

前作まではヘビースモーカーで太っちょなブリジットだったが、今作では禁煙しワークアウトで理想の体重を手に入れ、以前とは比べ物にならない程スマートな女性となった。
仕事上ではテレビ局のレポーターからテレビプロデューサーに転身し、ベテランとして活躍している。
しかしドジな面は相変わらずで、大事なメディアショーで恥をさらすなど大失態を繰り返す。
プライベートでは、元恋人マークと知り合ったばかりの億万長者ジャックと同時期に関係を持ってしまい、父親がどちらか判別できない子を妊娠してしまう。
そこで2人とも定期健診に立ち会わせたり、両親学級に参加させたりするが、ブリジットの心は揺れに揺れた。
しかし最終的にはマークを愛していることに気付き、お腹の子も彼の子だと判明する。
そして長きに渡って繰り広げたシングル生活を卒業し、ついにマークと幸せを掴んだ。

マーク・ダーシー(演:コリン・ファース)

吹き替え:井上倫宏

前作でブリジットにプロポーズしたマークだったが、すれ違いが続き、結局彼女とは別れてしまう。
その後カミラという女性と結婚するが、現在は離婚協議中だ。
そんな中ブリジットと思いがけなく再会し、焼け木杭に火が付き、一夜を共にする。
ブリジットがジャックとマークどちらの子を妊娠したかわからない状況には戸惑ったが、ブリジットとお腹の子の支えになろうと奮闘する。
しかし元来の生真面目さが出てしまい、スマートなジャックにどうしても敵わず、すっかり自信を失くしてしまう。
ジャックがついた嘘で一時期ブリジットと疎遠になるが、やはりブリジットを愛していることに気付き、彼女の出産に立ち会う。
そして生まれた赤ちゃんも自分の子であることが判明し、ついにブリジットと結婚式を挙げる。

ジャック・クワント(演:パトリック・デンプシー)

吹き替え:井上和彦

アメリカ人起業家で、婚活サイト「クウォンティファイ」の創設者。
恋愛成就のアリゴリズムを見つけた数学者であり、初恋の相手がアルゴリズムという根っからの学者肌な男性だ。
ブリジットから妊娠を告げられた当初は戸惑うが、彼女に優しく花束を渡し、父親になろうと決意する。
恋愛に熟知したジャックはやることなすことすべてスマートで、理論上でも最高の相性であるブリジットとの関係に絶対の自信を持つ。
しかし、愛は計算でするものではないとブリジットに諭され、結局振られてしまった。
それでも出産の際にはブリジットに寄り添い、彼女の結婚式には子どものベビーシッターとして参加した。

ブリジットの親類縁者

パメラ・ジョーンズ(演:ジェマ・ジョーンズ)

吹き替え:沢田敏子

前作までは普通の主婦であったが、今作ではいきなり村議会の選挙に立候補する。
最初は保守的な公約で選挙キャンペーンをしており、ブリジットの未婚の妊娠にも戸惑いを見せた。
しかしブリジットの言葉で考えを改め、シングルマザーを応援する革新的な選挙キャンペーンに宗旨替えをする。
そしてブリジットの妊娠を心から応援した。
ブリジットの出産後はすぐに駆け付け、初孫の誕生に大喜びする。

コリン・ジョーンズ(演:ジム・ブロードベント)

吹き替え:川久保潔

ブリジットが妊娠した際、身内ではまっさきに父であるコリンに相談している。
父親が誰か分からない子を妊娠して親をがっかりさせていないか心配するブリジットに、「よくある話だ」と軽く受け流して彼女を励ます。
母パメラは古い考えを押し付け、ブリジットを結婚させようと躍起になっているが、コリンはいつもありのままの娘を受け入れている。

ジェフリーおじさん(演:ジェームズ・フォークナー)

パメラの選挙キャンペーンを手伝うジェフリーおじさん(左)

パメラとコリンと仲が良く、長い付き合いがある男性。
パメラの選挙キャンペーンの手伝いをしている。

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@cikapirikaj1

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