LION/ライオン 〜25年目のただいま〜(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』とは2016年に公開されたドラマ映画で、アメリカ合衆国、オーストラリア、イギリスの3国が共同して作成した。サルー・ブライアリーのノンフィクション本が原作となっている。5歳の少年サルーが家族と離れ離れになり、オーストラリアに養子として迎えられる。そして大学生になったサルーがGoogle Earthを使って故郷を探し出す物語である。家族愛が描かれた感動の物語である。
『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』の概要
『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』とは、2016年に公開されたアメリカ合衆国、オーストラリア、イギリスの3国が共同して作成されたドラマ映画である。脚本はルーク・デイヴィーズ、監督はガース・デイヴィスが務めており、原作はノンフィクション本『25年目の「ただいま」 5歳で迷子になった僕と家族の物語』である。
主演は映画『スラムドッグ$ミリオネア』で若手男優賞を受賞したデーヴ・パテールが務めた。また映画『ドラゴンタトゥーの女』で注目を集めたルーニー・マーラ、映画『ロード・オブ・ザ・リング』で有名なデビッド・ウェナム、これまでに5度もアカデミー賞を受賞したオーストラリア人女優のニコール・キッドマンなど豪華なキャスト陣が勢ぞろいした。約1,200万ドルという低予算でつくられたが、最終興行収入は全世界で1億ドルと大ヒットとなった。
映画のキャッチコピーには「迷った距離1万キロ、探した時間25年、道案内はGoogle Earth」が使われた。
撮影は2015年1月にインドのコルカタで始まる。その後4月中旬にはオーストラリアに舞台を移し、メルボルンとホバートで撮影が行われた。特に、ニコール・キッドマンのシーンはオーストラリアで撮影された。
この作品は第41回トロント国際映画祭で初披露され、その後アメリカ合衆国では2016年11月25日にワインスタイン・カンパニーによって公開された。
物語は実話に基づいており、主人公のインド人少年、サルー・ブリーアリーが幼少期に電車で眠ってしまった事から、インドから遠く離れた場所で迷子になる。ホームレスから養護施設を経由したのち、オーストラアリア人夫婦に養子としてもらわれ、大切に育てられる。大学生活を楽しんでいたサルーだが、ある事をきっかけに幼少期を思い出し、本当の家族を探すことを決める。Google Earthを駆使して自分の本当の家族と再会するまでの感動的な旅を描いている。
SNSでは、「後半の作品の意味、タイトルの意味に感動した」「世界の貧困問題が衝撃的だったが、知ることができて良かった」など称賛の声が上がっている。
『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』のあらすじ・ストーリー
電車で眠ってしまったサルー
1986年、インドのカンドワで荒涼とした丘の斜面を歩いている幼い少年、サルー・ブライアリーは兄のグドゥ・カーンと一緒に列車から石炭を盗んでいた。サルーの家族は大変貧乏で、盗んだ石炭を牛乳に交換してもらっていた。2人は近くの鉄道線路に向かい、やって来る貨物列車に向かって駆け出した。列車の中にはたくさんの石炭が積まれており、サルーとグドゥはその石炭を風呂敷に詰め込んだ。列車の中で警備員に見つかり、追われる緊張感を味わったが、2人は巧みにその場から逃げ切り町に戻って手に入れた石炭を牛乳に交換してもらった。サルーとグドゥはその日の冒険で新たな勇気を養い、町に帰るときには手に入れた牛乳を誇らしげに抱えていた。サルーは揚げ菓子のジャレビにも興味津々だった。お金がない彼らにとって、それは贅沢品だった。兄弟は遠い家に向かい、母親のカムラと幼い妹のシェキラが待っていた。カムラは女手一つで家族を養っていた。家庭は貧しいため、夜中でも採石現場で働かなければならなかった。
翌朝、グドゥは出稼ぎに行くことになる。しかしサルーも一緒に行きたいと頼み込み、兄弟は一緒に自転車に乗り駅に向かった。「隣の駅で仕事を探してくるから待っていろ」と言われベンチで待っていたサルーは眠ってしまった。眠りから覚めてもグドゥは帰ってこなかった。不安に押し潰されそうになりながらも、サルーは勇気を振り絞り、列車の中に入った。しかし、列車は動き出してしまった。サルーは急いでドアを探し降りようとしたが、ドアはロックされており、開けることが出来なかった。
サルーは仕方なく、列車が停まるのを待った。不安と孤独感が心を押し潰す中、彼は暗闇の中で寂しさと不安に包まれながら、未知の目的地へ向かう列車の中で再び眠りに落ちてしまった。1600キロもの長い旅路を延々と走り抜けた列車は、ついに停車駅であるカルカッタ(現在のコルカタ)に到着した。列車が停まった瞬間、通勤ラッシュ時のように多くの乗客が駅に押し寄せ、サルーはその中からかき分けて駅へ降りた。
サルーは駅の窓口で「ガネトレイに帰りたい」と言ったが、ここは彼の使う言語とは異なるベンガル語が主要な言語として使用されており、駅員に理解されなかった。孤独と迷子になったサルーは、仕方なく駅の構内にいるホームレスの少年たちの中に身を投じることにした。しかし、その少年たちも彼の言葉を理解できず、コミュニケーションを取ることができなかった。
さらに、眠りについた後、ホームレスの少年たちを拉致する大勢の大人たちが駅に現れた。サルーはパニックに陥り、周囲の混乱に紛れて必死で駅から逃げ出し、橋の下へ避難した。そこから2ヶ月間はゴミを漁って生活していた。そこで心優しい青年に出会い、警察で保護されるも家へ帰ることはできず、孤児院へと預けられる。
養子にもらわれるサルー
しばらく経ったある日、サルーは線路の近くをブラブラ歩いていた時、優しい女性であるヌーレが声をかけてきた。サルーはヌーレに自分が迷子になってしまったことを話した。ヌーレは優しく微笑みながらサルーをアパートの部屋に招き入れると、彼に食べ物やジュースを与え、体を清潔にしてくれた。
最初はサルーもヌーレに対して信頼を寄せていた。ヌーレが「翌日に人助けが好きなラーマという男性が来て、お母さんのところに連れて行ってくれる」と言い、その日はヌーレの自宅で眠りについた。約束通り翌日、ラーマと名乗る男性が現れた。サルーはラーマが「この子は合格だ」と言ったのを聞き、何かがおかしいと感じた。怪しい男達がサルーの周りを取り囲んだ瞬間、サルーは即座に部屋を飛び出し、その場から逃げ出した。
2ヶ月が経過したある日ごみの中から拾ったスプーンを持ち、街中のレストランの前に座っていたサルーは、店内で1人食事をする男性の食べる真似をしていた。その行動が周囲の人々の注目を浴び、やがて声を掛けられ警察に保護されることになる。保護されたサルーは、国の運営する孤児院に送られた。孤児院では食事の配給や読み書きの授業など、基本的なケアは提供されていたが、衛生環境は悪く虐待もあった。サルーは辛抱強く我慢を重ねる日々を送った。
ある日、ミセス・スードという人権活動家の女性が孤児院を訪れ、サルーと面会した。彼女はサルーの家族を探すためにカルカッタ中の新聞広告に彼の写真と情報を掲載したものの、家族からの反応がなかったこと、そしてもう家族とは会えないかもしれないという現実を告げた。さらに、サルーが養子としてオーストラリアの家庭の元へ行くことも伝えた。
ミセス・スードから食事の作法や簡単な英語などを教わった後、サルーはいよいよオーストラリアへと旅立つことになった。そこで彼はスー・ブライアリーとジョン・ブライアリー夫妻に会い、家族の一員として迎えられた。ブライアリー夫妻は非常に優しく、サルーも行儀よく彼らに接し、穏やかな日々を過ごした。最初の1年間は何の問題もなく、サルーは新しい家庭での生活に順応した。しかしサルーに続いて養子として受け入れられたマントッシュは、過去に虐待を受けていたせいか精神的に不安定で、癇癪を起こすことがあった。マントッシュの問題行動は悪化し、ブライアリー夫妻は彼の世話に苦労することになった。
25年目にわかった真実
20年が経ち、サルーはブライアリー夫妻の愛情をたくさん受け、たくましく成長していた。サルーの大学進学を祝し、家族でお祝いをする場面に、マントッシュの姿はなかった。彼は家を出て独自の生活を歩んでおり、家族とはうまくいっていなかった。サルーはマントッシュに対して懸念を抱き、彼を訪ねて行く決意をした。サルーはマントッシュに対し、「ママを悲しませるな」という言葉をかけ、家族の和解を願った。
2008年、サルーはタスマニアを離れ、ホテル経営を学ぶためにメルボルンの大学に進学した。そこでルーシーという女性と出会い、付き合うことになる。2人はすぐに同棲を始めた。ある日、ルーシーと一緒にクラス仲間の部屋に行ったとき、サルーの人生に大きな転機が訪れた。台所で見かけた食べ物が、サルーの記憶の中に眠っていた幼少期の出来事を蘇らせた。その食べ物は、幼少期に食べたくてたまらなかった揚げ菓子であるジャレビだった。ジャレビを食べた瞬間にサルーは昔迷子になった事を思い出したのだった。それをその場にいた同級生に話すと、親身になって聞いてくれ、「Google Earthで探すのはどうか」とアドバイスをくれた。サルーは自宅に帰ってから、Google Earthでインドを見ては、懐かしい気持ちでいっぱいになった。そして、その日から本格的に生まれ故郷を探し始めた。
2010年、タスマニアにて、サルーはルーシーを紹介しようとスーとジョンのもとに滞在していた。サルーは大学を無事に卒業し、ホテルの支配人として働き始めていた。ルーシーはサルーに実の家族のことを尋ねることを提案したが、サルーはスーとジョンを裏切る事になるのではないかと躊躇した。
夕食の席では、サルーとマントッシュが顔を合わせる。マントッシュは挑発的な態度を見せ、サルーが「兄弟ではない」と主張すると、怒りを爆発させた。サルーはマントッシュの態度に耐えかね、「ママへの態度が許せない」と言い、その場の雰囲気は険悪となった。
自分の生まれ故郷を探し始めたサルーは、最初は単なる探求心から始めたものだったが徐々にそれが執念に変わっていた。恋人のルーシーとの関係に亀裂が生じ、ルーシーとは別れた。仕事もやめて部屋にこもって故郷を探し続けた。サルーは母や兄妹が未だに自分を探し続けていると信じ、自身だけが無事に生きていることに苦悩していた。
探索は難航しサルーは次第に世捨て人のような生活を送るようになった。ある日、ジョンから連絡がありスーの具合が悪化し、マントッシュが再び行方不明になったことを知った。ジョンはサルーの現状を心配しており、サルーが仕事を辞めたことについても気にかけていた。しかし、サルーはそれらの話を聞き流すようにしていた。
ある日、街中で偶然ルーシーと再会し、スーの状態が悪化していることを告げられた。しかし、サルーは会うことをためらった。ルーシーは「そう思わず支えてあげて」とサルーに語りかけた。彼女はサルーが自分の選択を尊重し、家族への思いに向き合うように助言した。
スーの家を訪れたサルーは、マントッシュの事や、養子を迎えた経緯などをスーから聞いた。スーは「あなたたち2人を家族にし、一緒に生きていこうと決めたの。ジョンと私が結婚したのも、同じ理念からだったわ。不運な子供たちを助けることには意義があると思うの」と言った。サルーは考え込み「でも、そのために苦しむことになったんじゃないですか?」と聞いた。スーは微笑みながら「苦しみなんて、どうでもいいわ。私が歩んできたのは、これしかなかったから。あなたが力になってくれるなら、私たちは一緒に進んでいけるわ」と答えた。
サルーは改心し、マントッシュの元を訪れ眠っているマントッシュに謝罪の言葉を言い、2人は和解した。
25年目のただいま
ある日、サルーはパソコンを開いてグーグルマップを見ていると、兄とはぐれた駅や給水塔の場所を偶然見つけた。サルーが記憶していた村の本当の名前は、「ガネストレイ」ではなく、「ガネッシュ・タライ(Ganesh Talai)」であることが明らかになった。この村は、インド中西部のカンドワに位置しており、別名でガネーシャ・タライとも呼ばれていた。サルーはこの事実をルーシーに告げると、彼女は大変喜んだ。そして、サルーは育ての母親であるスーにもついに真実を伝えた。スーはサルーの選択を受け入れた。
2012年、サルーはついに生まれ故郷であるインドのカンドワへと向かう。生き別れてから25年が経過していた。村の路地の景色には確かな記憶があり、サルーは自分の家へと向かった。しかし、家はヤギのいる家畜小屋に変わっていた。がっかりしながらも、サルーは通りかかる村の女性に英語で話しかけるが、言葉は通じなかった。25年の歳月でサルーはヒンディー語を忘れてしまっていた。すると、英語が通じる村の男性が現れた。サルーはかつてここに住んでいたこと、兄弟や母親を探していることを伝えた。男性の案内で特定の路地に向かった。そこで待っていると、女性たちの集団が近づいてくるのが見えた。その中にいる老女に見覚えがあり、それはサルーの母親であるカムラだった。カムラは「ずっと探していたのよ」と泣きながら伝えた。サルーも涙がこぼれる中「許して」と繰り返し、かつてスイカを運んでいた際に負った頭の傷跡を見せて、親子であることを確かめた。2人は村人たちに祝福されながら、25年ぶりに抱き合い涙を流した。そして、その場には妹のシェキラもいたが、兄のグドゥの姿は見当たらなかった。カムラが「グドゥは神のもとへ行った」と言った。グドゥはサルーが行方不明になった日に、すぐ近くで列車に轢かれて死んでしまったのである。
サルーは育ての母であるスーに電話をかけた。「僕は無事だよ、答えが全部見つかったんだ。何もかもが解明された。あなたたちは僕の家族で、ママはいつまでも僕のママだ。心から愛してるよ、ママ、パパもね。マントッシュも」と言った。
カムラは、サルーの帰りを信じ続けて遠くへ引っ越すことはなかった。そして、サルーは驚くべき真実を知らされた。実際の名前は「サルー」ではなく、「シェルゥ」であった。幼かったサルーはシェルゥと発音出来ず、サルーと言っていたのだった。シェルゥとは、「ライオン」を意味していた。
2013年、ガネッシュ・タライには、育ての母であるスーの姿があった。サルー、スー、そしてカムラの3人は抱きしめ合い、共に喜びを分かち合っていた。映画は結末を迎え、最後に「インドでは毎年8万人以上の子供が行方不明になっています。この映画を通じて、世界中の恵まれない子供たちを支援しましょう」というメッセージと共に幕を閉じた。
『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』の登場人物・キャラクター
主要人物
サルー・ブライアリー(演:デヴ・パテル )
日本語吹替版:平野潤也
幼い頃に迷子になり、オーストラリアでブライアリー夫妻の養子として育つ。大学ではホテル経営を学んでおり、同じクラスのルーシーと恋人同士である。
同じ養子として迎えられたマントッシュの家族に対する態度に不満を持っていたが、和解する。
大学の友達のホームパーティーで思い出のお菓子ジャレビを食べた事をきっかけに、自分が生まれ育った故郷のガネストレイを探す。
幼少期のサルー・ブライアリー(演:サニー・パワール)
日本語吹替版:山崎智史
インドのガネトレイで、母・兄・妹の4人で貧しい暮らをしている。
兄の出稼ぎについて行った時、カルカッタ行きの電車に乗ってしまい、故郷と遠く離れた場所で迷子になってしまう。
2ヶ月間1人でゴミ漁りなどをして生き抜いた後、孤児院で引き取られ、オーストラリアのブライアリー夫妻の元で養子となる。
ルーシー(演:ルーニー・マーラ)
日本語吹替:山賀晴代
サルーと同じ大学に通う同級生で、恋人。サルーが故郷を探し続ける間、献身的にサルーを支えていた。
大学ではホテル経営を学んでいる。
オーストラリアの家族
スー・ブライアリー(演:ニコール・キッドマン)
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目次 - Contents
- 『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』の概要
- 『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』のあらすじ・ストーリー
- 電車で眠ってしまったサルー
- 養子にもらわれるサルー
- 25年目にわかった真実
- 25年目のただいま
- 『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- サルー・ブライアリー(演:デヴ・パテル )
- 幼少期のサルー・ブライアリー(演:サニー・パワール)
- ルーシー(演:ルーニー・マーラ)
- オーストラリアの家族
- スー・ブライアリー(演:ニコール・キッドマン)
- ジョン・ブライアリー(演:デヴィット・ウェンナム)
- マントッシュ・ブライアリー(演:ディヴィアン・ラドワ)
- インドの家族
- カムラ・ムンシ(演:プリヤンカ・ボース)
- グドゥ・カーン(演:アビシェーク・バラト)
- シェキラ
- その他
- ミセス・スード(演:ディープティ・ナバル)
- ヌーレ(演:タニシュタ・チャテルジー)
- ラマ(演:ナワーズッディーン・シッディーキー)
- バラット(演:サチン・ジョアブ)
- プラマ (演:パラビ・シャーダ)
- ウェイター(演:ベンジャミン・リグビー)
- 『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』の用語
- 養子
- Google Earth
- シェルゥ
- ジャレビ
- 『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 生まれ故郷を見つけ出すシーン
- 実の家族との再会するシーン
- スー「恵まれない子たちを助けることには意義がある」
- 『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 映画公開後のサルーの活動
- インドの過酷な現状
- 『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:スター・シア「ネヴァー・ギヴ・アップ」