ネビル・ロングボトムはハリー・ポッターシリーズのもう1人の主人公!努力と信念で這い上がった男
ネビル・ロングボトムといえば、ハリーと同じグリフィンドール生として登場する男の子。勉学も魔法もあまり得意ではない彼、当初は頼りないキャラクターというイメージを抱いていた方は多いのではないでしょうか。そんな彼が、シリーズ後半では見違えるほど立派に成長します。人知れぬ努力、そして己を信じる心で這い上がってきた男ネビルについて、この記事でまとめました。その成長ぶりは、本作のもう1人の主人公といっても決して過言ではないでしょう。
ルーピン先生がまね妖怪と対決させ、自信をつけてくれた
ネビルが、「世界一怖いものはスネイプ先生」と言うと、周りは大笑いした。
そんな中、ネビルは見後スネイプを老婆に変化させ、ボガートを退治した。
ここでポイントなのは、「ボガートは世界一怖いものに変化する」ということだ。
周りからは理解されなくても、当時のネビルにとっては、怒られるばかりのスネイプは鬼のような
存在だったのだろう。
そんな恐怖に打ち勝ち、ルーピンに褒められたことで自信は深まり、
恐怖と立ち向かう心を身につけていったのだろう。
正しいと思うことをしようと、最大限の努力をする
「ネビルは努力を惜しまないやつさ。だからこそグリフィンドールの生徒なんだよ!」とネビルの成長ぶりを誇らしげに語った。
誰よりも闇の勢力を嫌う気持ちが強い
ダンブルドア、指揮をとっていたハリーがいなくなり、
ダンブルドア軍団は困難を極めただろう。
世界は闇の力にのまれつつあり、スネイプが校長となった今、
怯える者も出たに違いない。
そんな状況を見て、自分がやらねばとネビルは感じた。
闇の力で死んでいった友達、拷問をかけられた両親を思い出し、憤怒したことだろう。
ネビルのなかにある「かたきを取りたい」という想いも大きくなっていったのでしょう。
ネビルはハリーと同様にヴォルデモートに対抗する力はあったのか?
ヴォルデモートがネビルを襲っていたらどうなったのだろうか。
それは、その両親がリリーと同じように、息子を助ける為に命を投げ出す心構えが出来ていたかに懸かっていたと思われる。
もしその心構えが無かった場合は、ネビルはその時点で殺されていただろう。
また、反対に両親が庇ったとすれば、呪いは跳ね返り、
ネビルが傷を負って生き延びた男の子になっていただろう。
生き残った男の子にネビルがなっていたら?
そうなった場合、ネビルはハリーと同じように、
ヴォルデモートに立ち向かうことができたのだろうか?
この答えは、わからない。
実際、ヴォルデモートはネビルよりも何か強いものを、
ハリーに感じ取ったのだから。
入学からしばらくの間のネビルに、ヴォルデモートをしのぐ強さを
感じることはできない。
ヴォルデモートの力を受け継いでいる状態でも、
まだ成熟していない心では、その力に屈したかもしれない。
しかし、そう考えるのは、ネビルを軽んじる行為かもしれない。
ハリーは元々才能に溢れる子供だった、しばしその行動は傲慢ともとれ、
ファンの間では「全く成長しない主人公」などとも言われている。
その点から見ると、作中でネビルほど成長した人物はほかにいない。
ネビルが生き残った男の子になったとしたら、
その驚異の成長と、もともと持っていた真のグリフィンドール正になる気質から、
ハリーとは違う糸口で、役割を全うできたのではないか。
ネビルにもハリーと同等の資格はあったかもしれない
もう一人の男の子とは間違いではなく、
ネビルもその条件に適した、ヴォルデモートに対抗できる力を持っていたと考えられる。
事実、第7巻でネビルはヴォルデモートの最後の分霊箱を破壊し、ヴォルデモートの消滅に大きく貢献した。
ハリーと異なる点をあげれば、ハリーは早熟型で、
ネビルは晩成型だったといえる。
なのでヴォルデモートは先にハリーを狙ったことが正しいともいえるし、
間違っていたともいえる。
ハリーとの仲
原作ではネビルが「僕はハリーを見てきて気づいたんだ、君の存在が皆に希望を与えているって」ということを言っており、「ダンブルドア軍団」に参加する中で彼なりにハリーを尊敬しています。
そしてハリーの立場を引き継ぐほどに、周りからの信頼や責任感、リーダーシップを持ち合わせたのでしょう。
制作者もネビルには期待している
「スピンオフを作るならネビルがいい」
本作のスピンオフ企画について聞かれた際、
すぐさま「個人的にはネビルがいい。ロンやハーマイオニー、マルフォイもいいけど、やっぱりネビルが一番いい」と真っ先にネビルの名前を挙げた。
その理由としては、ネビルには思いやりがあるからだという。
彼はキャラクターの親しみやすさや優しさが観客の心をとらえていることを察知しているようだった。
しかし彼はスピンオフにはあまり乗り気ではなく、この話が実現することはなさそうだ。
「もしネビルが選ばれし者だったとしても、彼は上手くやる」
J.K.ローリングはそう語っている。
ネビル・ロングボトムとは、努力と自分を信じる力で這い上がった男
ネビルの両親
結局、
聖マンゴ魔法疾患傷害病院から退院することはなかったようです。
しかし現在では「薬草学」の教授になり、ホグワーツで教鞭をふるっている。
原作終了後にハンナ・アボットと結婚し、幸せな生活を送っているようだ。
この結果をもたらしたのは、他ならすネビル自身の努力による証なのだ。
しかし彼は謙虚で、周りの者への感謝を忘れない心を持っている。
それは不幸な生い立ちを持ち、それでも腐らずに、周りの協力を得つつ、
本来持っている優しさ、強さ、努力する精神を最大限発揮した成果なのだ。
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