菅原孝支(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
菅原孝支(すがわら こうし)とは、漫画『ハイキュー!!』に登場する烏野高校バレー部の3年生で副主将。ポジションはセッター、背番号は2。同じポジションの1年生レギュラー影山飛雄(かげやま とびお)の才能を開花させた偉大な先輩のうちの1人。試合では、篤実なセッターとして他校に知られている。性格がよく、明朗闊達で思いやりがあり、人に対してもバレーボールに対しても真っすぐ。3年生の主将澤村大地(さわむら だいち)には少々悪ノリしやすいと言われる。3年生同士は仲が良く、部活を通して培ってきた友情は厚い。
1か月ほど部活を休んでいた東峰が体育館に顔を見せる。その日、烏養新コーチが初めて体育館に来て、早速「チーム町内会」(社会人バレーボールチーム)のメンバーを呼び、練習試合を始めようとしていた。東峰は半ば強引に練習試合に参加させられるのだが、それが東峰の部活への復帰になった。菅原は、東峰のいる町内会チームに入りプレーする。そして「エースが待ってる、トスを呼んでいる」先へ、東峰の好きな「ネットから少し離した高めのトス」を上げる。東峰が部活を休んでいる時間、菅原自身もセッターとして自信を失いかけていたのである。東峰が部活に復帰して自分のトスを打ってくれることは、菅原にとってもとても嬉しいことだった。
「もっとここに居たい、仲間と一緒に戦っていたい、自分の手でトスを上げたい、何度でも」
インターハイ予選宮城県大会3回戦で、烏野高校は強豪青葉城西高校と対戦することになる。菅原は、1セット目の中盤から2セット目の中盤にかけてセッターとしてコートで活躍する。菅原と影山は傍から見れば同じポジションを争うライバルだ。しかし、同じチームで戦う2人は「それぞれのベストを尽くして目の前の試合に勝つ」という同じ目標をもって切磋琢磨する存在だ。菅原のプレーは、味方チームのリズムを整える効果だけでなく、烏野にはタイプの違う2人のセッターが居るというアピールにもなり、相手チームを混乱させた。何より、菅原にとって、コートの外から観察していた相手チームの特徴や癖をプレーに生かしたり、チームメイトに伝えるなどして、全員が常に考えながらプレーする大切さを伝えるという大きな役割まで果たすことができた。そして、圧倒的な才能とセンスを持つもう1人のセッター影山に交代するまでワンプレーかと悟ったときに放った言葉が「もっとここに居たい、仲間と一緒に戦っていたい、自分の手でトスを上げたい、何度でも」である。
「行くぞ、春高」
烏野バレー部はインターハイ予選を終え、3年生が部に残留するか決定する時期になっていた。菅原と澤村は進学クラスで、面接でも勉強に集中した方がよいのではないかと言われるが、菅原ははじめから春高バレーが終わるまで残留することを決めていた。菅原、澤村、東峰は3人揃って、インハイ予選後の部活に顔を出した。その時に菅原が後輩に「行くぞ、春高」と声を掛けた。
「結婚は待ってください!」
春高宮城県大会決勝戦のファイナルセットで、スターティングメンバ―となった菅原は、周りの声が聞こえなくなるほど緊張していた。そこで、同級生でマネージャーの清水潔子は菅原の手を握る。そのとき、菅原は「結婚は待ってください!」と別の意味で緊張し、清水は「大丈夫、菅原と結婚の予定はない」と言い、菅原は「それは分からないだろ」と言う。ほかの3年生の澤村と東峰は「手なら俺が握ってやる」と参加してきた。菅原は、「やめろ、清水のにおいが取れちゃうだろーが」と3年生らと一緒に騒ぎ、その場は完全に和んだ。
「でも、勝負に出なきゃ勝利もない」
菅原は自分より10センチ以上大きな相手と戦うことになった白鳥沢戦ファイナルセットで、強者を相手に、怖くても勇気を振り絞って戦い続けた。「ツーアタックは嫌いだ、怖いから。スパイクも同じ。「でも、勝負に出なきゃ勝利もない」と言い、執拗に攻撃する体勢で挑む。このときのシンクロ攻撃は相手方ブロッカーに阻まれるが、菅原はめげずに次の攻撃に繋げる精神力の強さを見せた。
「2-0で掻っ攫うぞ」
烏野は、春高全国大会の2回戦で、優勝候補・稲荷崎高校と対戦した。1セット目は接戦の末、烏野が取った。2セット目は稲荷崎に大量リードされた後半、月島にサーブが回ってきたところで菅原がコートに入る。その時、弱気になっていた選手たちを励ましたことばが「2-0で掻っ攫うぞ」である。菅原は丁寧なワンプレーでチームに貢献する。まず、サーブで尾白アランに膝をつかせ牽制し、宮治のブロックアウトしそうなスパイクを丁寧に拾うファインプレーを見せた。菅原がコートにいる間は、選手やチームが安定して大きなミスもなく、リズムを取り戻すことが多い。
「チャンスは居るぞ!絶対逃がすな!」
春高全国大会2回戦の相手は、優勝候補の稲荷崎高校だった。強豪に挑む古豪烏野はセットカウント1-1で、稲荷崎相手に善戦していた。3セット目に突入し、菅原はコート内の選手たちに「チャンスは居るぞ!絶対逃がすな!」と声を掛けた。烏野バレー部が不遇な時期にコツコツ頑張ってきた澤村や東峰には馴染みのあることばで、菅原の2つ上の主将が「チャンスがあったら掴めよ」ということばが思い出される。
「調子乗って凹んでんじゃねぇーっ!」
鴎台戦2セット目16-16で烏野はシンクロ攻撃を繰り出すが、エース東峰は相手方ブロック「不動の昼神」に捕まり、スパイクを決められない。ここで烏野はタイムアウトを取るのだが、東峰はスマンと言い落ち込む。「不動の昼神」とは、鴎台の2年生のミドルブロッカー昼神幸郎(ひるがみ さちろう)のことで、月島と同様190センチの高身長を生かしてリードブロックを操る鴎台のブロックの司令塔である。落ち込む東峰に、澤村は「オォイ、世界の終わり顔ヤメロォ」と声を掛ける。その後、菅原は「調子乗って凹んでんじゃねぇーっ!」と言って元気づけようとした。そのおかげで、東峰は「自分はなんてダメなんだタイム」が無駄だってわかっても、頭が勝手にソッチ行っちゃうんだよな、危なかった、ありがとな」と言っている。
「学年なら、関係無いんで」
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木兎光太郎(ぼくとこうたろう)とは『ハイキュー!!』シリーズの登場人物で東京都の梟谷学園高校3年生で主将でありエースである。 真っ直ぐで攻撃的なプレイは敵味方関係なく圧倒し、士気を高める。得意なスパイクコースは超インナークロス。 常にテンションは高いが、意外なところでメンタルがやられ気分の浮き沈みが激しい。 高校卒業後はVリーグDivision1の「MSBYブラックジャッカル」に所属。
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目次 - Contents
- 菅原孝支のプロフィール・人物像
- 菅原孝支のポジション・能力
- 菅原孝支の来歴・活躍
- 菅原孝支、烏野バレー部に入部する
- 「堕ちた強豪、飛べない烏」
- 烏野バレー部、新1年生を迎える
- 烏野のエース東峰が部活に復帰する
- 烏野高校で毎年恒例のゴールデンウィーク合宿が始まる
- インターハイ予選に向けて、マネージャー清水が激励のことばをかける
- インターハイ予選宮城県大会が始まった
- インターハイ予選を3回戦まで勝ち進む
- インターハイ予選3回戦、青葉城西戦
- 春高バレー全国大会へ向けて、烏野バレー部は再始動する
- 烏野バレー部、関東の強豪4校と出会う
- 春高バレー宮城県予選を勝ち抜く
- 春高宮城県予選決勝トーナメントへ駒を進めた烏野高校
- 天才セッター及川率いる青葉城西高校を破る
- 春高宮城県大会決勝、白鳥沢学園戦が始まった
- 白鳥沢戦ファイナルセットでスターティングメンバーに起用される
- 春高バレー全国大会出場を決め、3年生全員で初詣でに行く
- 春高バレー全国大会が始まる
- 優勝候補の一角、稲荷崎高校を破る
- 「約束の地」で音駒高校と戦う
- 準々決勝の相手は全国トップクラスのブロックを誇る鴎台高校だった
- 烏野バレー部3年生は卒業した
- 菅原孝支、24歳になる
- 菅原孝支の関連人物・キャラクター
- 影山飛雄(かげやま とびお)
- 日向翔陽(ひなた しょうよう)
- 澤村大地(さわむら だいち)
- 東峰旭(あずまね あさひ)
- 烏養繋心(うかい けいしん)
- 清水潔子(しみず きよこ)
- 菅原孝支の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「”最強の敵”だったならさ、今度は”最強の味方”じゃん」
- 「技術があって、やる気もありすぎるくらいあって、何より周りをみる優れた目を持っているお前に、仲間のことが見えないはずがない」
- 「エースが待ってる、トスを呼んでる」
- 「もっとここに居たい、仲間と一緒に戦っていたい、自分の手でトスを上げたい、何度でも」
- 「行くぞ、春高」
- 「結婚は待ってください!」
- 「でも、勝負に出なきゃ勝利もない」
- 「2-0で掻っ攫うぞ」
- 「チャンスは居るぞ!絶対逃がすな!」
- 「調子乗って凹んでんじゃねぇーっ!」
- 「学年なら、関係無いんで」
- 「お前からそれを聞けただけで、ここに来た意味がある。誰が何と言おうとある…お前がこのチームをそんな風に思ってくれるなら、きっとその先もそう思える。ずっと先も」
- 春高全国大会が終わった直後、旅館のベランダで語り合う3年生たち
- 菅原孝支の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 影山のサインを考える菅原
- 稲荷崎戦に勝った日の夜、旅館で盛り上がる烏野のメンバー
- 及川徹からのあだ名は爽やか君