『風の谷のナウシカ』を一生楽しむための雑学・都市伝説まとめ!【宮崎駿・高畑勲のジブリ作品徹底解説】
スタジオジブリ作品『風の谷のナウシカ』を楽しむための雑学をまとめた。宮崎駿監督による原作漫画の回想録やナウシカの声を務めた「島本須美」についてなど、『風の谷のナウシカ』に関連するものを徹底的に紹介する。
映画に出てくる巨神兵は、原作の化石みたいな形態ではないですが、宮崎さんもそのイメージをつかむために、ああでもないこうでもないとなかなか堅まらないみたいでむずかしかったようでした。僕はずっとトップクラフトで寝泊りしていたんですが、朝起きて机の上を見ると、紙が一枚置いてあって、宮崎さんから今日の指示と昨日の絵に関する文句が書かれてあることがありました(笑)。
宮崎さんには最初の頃、敬語で話していたんですが、アップが近づいた頃には、それも忘れて言い合ったので(笑)、宮崎さんはどうかわかりませんが、僕自身は納得のゆく仕事が出来たと思います。宮崎さんと一緒に仕事をしてみて感じたことは、技術面もさることながら、そのものの見方や考え方、頑固たる信念で動く態度に大きな影響を受けました。最近の世の中では、みんないいものや好きなものをはっきり感じたり、口に出して言うことが何か気はずかしいものと感じる傾向がありますが、そんな中で、はっきりと自分のものを持ち、自分自身のすなおな気持ちを信じきって掲示しつづけている人が宮崎さんなのです。「ナウシカ」は宮崎さんにとってはスキップ気分で作っていたという印象を僕は受けたのですが、宮崎作品というものは修飾語のつかないことば、人間の生理・喜怒哀楽に訴えかける運動曲線をもった作品であり、その中での“動き”が息の長い人気の秘密だと僕は思います。
ロマンアルバムのインタビュー
1984年発売の「風の谷のナウシカ」ロマンアルバムに掲載された、
庵野秀明のインタビュー記事
――庵野さんがナウシカをやるようになったきっかけはなんですか?
庵野:
ぼく自身、宮崎さんのファンで、どうしてもナウシカをやりたくて。「マクロスの演出の高山(文彦)さんが昔トップ(クラフト)にいた方でデスクの酒井さんに紹介してもらったんです。で、オーディションを受けることになって原画とDAICONのビデオ見てもらい、使ってもらえることになったんです。
――庵野さんは巨神兵のシーンを担当されたと聞いたのですが。
庵野:
ええ。でも初めはBパートの頭の空中戦のコンテを見せられて『こういうのやりませんか?』っていう話だったんですけど、巨神兵のシーンをだれもやりたがらないっていうんでやってみないかという話になりまして、やらせていただけるんならなんでもやりますって感じで(笑)。宮崎さんは話術がうまいからいかにもおもしろそうに話すんですよ。まずレイアウト用紙にイメージイラストをかいて見せられて『巨神兵がドロドロと溶けながらゆっくり動きつつ、あちこちから煙のような蒸気を出して2回ほど光線を吐く!バクハツもある!!』って、話だけ聞くと非常におもしろそうなんですね。で、やってみてから初めて『こ、こんなに大変なカットだったのか!』ってね(笑)
出典: ghibli.jpn.org
スキゾ・エヴァンゲリオンのインタビュー
出典: ghibli.jpn.org
――それで、いろいろ伝説が残ってますね。宮崎監督にすごい描き直しくらったとか。
庵野:
いや、人物がまさかあんなに描けないとは思わなかったって(笑)。
――巨神兵の横のクシャナが、なかなかうまくいかなかったとか。
庵野:
いや、人物はまるで描けません。メカやエフェクト専門でしたね。宮さんもまさか、メカが描けて人物がまるでダメといタイプがホントにいるとは思わなかったらしくて。最初はまとめてキャラも描かせてたんですが、そのうち、「人間、あまり得意じゃないね」「人間ヘタだね。」「人間描けないね」「もういい。マルチョンで描いとけ!あとはオレがやるから」「この未熟者め!」と(笑)。
結局巨神兵や戦車とか爆発等は僕が全部描いて、キャラだけはラフで丸チョン。それを宮さんが第二原画で描くという。ド生意気ですよね(笑)。ド新人のくせに超生意気でしたね(笑)。最初の頃は宮さんの前で上がってたくせに、途中からタメ口きいてたりしましたからね。そんなバカで生意気なところが良かったんでしょうね。逆に親しくしてもらいました。
――それで宮崎さんという人を見て、どういうふうに思ったんですか。
庵野:
いや、すごい人です。僕の第二の師匠です。
――どういうところが一番?
庵野:
いや、もう全部ですよ。宮さんはすごいです。アニメーターとしては、天才ですね。スピードもアイデアもテクニックも。あとは思想的な部分とか、やっぱりすごいと。
――思想的な部分がすごい?
庵野:
物の作り方とか、考え方とかからスタートして、技術的なものまで。僕はかなり影響をうけています。
――宮崎さんに言われて、今まで残っている言葉は、何かあります?
庵野:
確か毛沢東の言葉だと思うんですけれども。物をなし遂げる3つの条件っていって、若いこと、貧乏であること、あとは無名であること。
この3つが揃っていればできるというのを言ってましたね。僕らが「王立宇宙軍」を製作したときも、その意味で応援してくれたんです。若い連中がそういうことをするのはけっこうなことだと。
出典: www.amazon.co.jp
宮崎駿と庵野秀明 サハラで語る
997年の「もののけ姫」と「劇場版 エヴァンゲリオン」対決の後に、宮崎駿と庵野秀明の対談。
サハラを旅する宮崎監督のもとに、サプライズで庵野監督が登場するというもの。
このときの対談は、テレビで放映もされました。
出典: ghibli.jpn.org
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宮崎:
だから、今後一切、『エヴァンゲリオン』に手を出さない方がいいと思う。
庵野:
その辺は大丈夫です。もう、ツキモノは落ちましたから。それで、取あえずは少女漫画をやろうと思うんですけれど(笑)。
宮崎:
おれと同じような道を歩んでいるな。
庵野:
そうなんですよ。後で気がついて嫌だなあと思って。
宮崎:
芸がないね(笑)。
庵野:
ね(笑)。
ナウシカ巨神兵実写化!『館長 庵野秀明 特撮博物館』に期待を込めて。
出典: www.moegame.com
「価値を感じない人には粗大ゴミに見えるかもしれないけど
僕は(特撮ミニチュアは)文化遺産だと思う。
国もアニメやゲームだけでなく、(特撮に)お金を回してほしい」
出典: www.moegame.com
館長 庵野秀明
出典: weekly.ascii.jp
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館長はエヴァ総監督! 特撮展覧会実施 -庵野秀明×宮崎駿×樋口真嗣の新作公開 | クリエイティブ | マイナビニュース
news.mynavi.jp
2012年夏、エヴァンゲリオン総監督の庵野秀明を館長に迎えた企画展が東京都現代美術館にオープンする。
ナウシカが巨◯な理由
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ホーホケキョ となりの山田くん(ジブリ映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ホーホケキョ となりの山田くん』とは1999年に公開されたスタジオジブリの長編アニメーション映画である。監督を高畑勲が務め、スタジオジブリ作品において唯一松竹によって配給された作品となっている。原作は朝日新聞に連載されていた、いしいひさいち作の『となりの山田くん』。映画では4コマ漫画のエピソードを繋げたオリジナルストーリーで進んでいく。5人と1匹の犬によるほのぼのとした日常の中で、怒り笑い涙ありの様々なドラマがユニークに描かれた家族の絆の作品である。
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ハウルの動く城の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『ハウルの動く城』とは、2004年公開のスタジオジブリ制作の長編アニメーション作品である。脚本・監督は宮崎駿。 帽子屋の少女・ソフィーは兵隊に絡まれていたところを魔法使いのハウルに助けられるが、魔女の呪いによって90歳の老婆に姿を変えられてしまう。店にいられなくなったソフィーは旅に出、その途中でハウルの動く城に出会うのだった。ファンタジックな世界観や美術、個性的なキャラクターが魅力の作品。ハウルとソフィーの戦火の恋がストーリーの軸となっているため、本作にはロマンチックな名言も数多く登場する。
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もののけ姫の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『もののけ姫』とは、1997年公開のスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画である。原作・脚本・監督は宮崎駿。 中世の日本を舞台に、エミシの村で暮らす少年アシタカが村を襲ってきたタタリ神から村を守ったことで、死の呪いを受けてしまう。呪いを絶つために旅立ったアシタカは、山犬に育てられた少女・サンと出会う。人間と自然の対立を描いた壮大な作品である。本作には、人やもののけそれぞれの立場や考え方を表したセリフも多く、考えさせられるような印象的な名言が数多く登場する。
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天空の城ラピュタの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『天空の城ラピュタ』とは、1986年公開のスタジオジブリ初制作の長編アニメーション作品である。原作・脚本・監督は宮崎駿。鉱山で働く少年パズーは、ある時、空から降ってきた不思議な女の子・シータを助ける。追われている彼女を助けようとするパズーだが、自分の古い名前がラピュタであることを打ち明けたシータは、敵に捕まってしまったパズーの身代わりとして連れ去られてしまったのだった。本作には、「バルス!」や「見ろ!人がゴミのようだ!」など有名でキャッチーな名言が多く登場している。
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紅の豚の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『紅の豚』とは、1992年公開のスタジオジブリ制作の長編アニメーション作品である。監督は宮﨑駿。1990年に『月刊モデルグラフィックス』で連載された『宮崎駿の雑想ノート』の『飛行艇時代』を原作としている。 世界大恐慌に揺れるイタリア・アドリア海。豚の姿になった「ポルコ・ロッソ」が、飛行艇を乗り回す空中海賊「空賊」たちを相手に賞金稼ぎとして空中戦を繰り広げる。中年男性向けを意識して制作されたため、「飛行機」や「空軍」などロマンがあり、渋い名言も多い。
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目次 - Contents
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- 【ジブリファンも絶対に必見!】宮崎駿が制作したルパン三世2ndシリーズ伝説の最終回『第155話:さらば愛しきルパンよ』
- 島本 須美(しまもと すみ)
- フライシャーのロボットと宮崎駿のロボット兵
- 海外の【風の谷のナウシカのパッケージ】が酷いww
- 庵野秀明の「風の谷のナウシカ」回想録
- ナウシカ巨神兵実写化!『館長 庵野秀明 特撮博物館』に期待を込めて。
- ナウシカが巨◯な理由
- 【映画チラシ】風の谷のナウシカ・宮崎駿/名探偵ホームズ・青い紅玉 海底の財宝
- ジブリヒロインの年齢一覧画像
- Twitter上で、トラックの荷台に乗った王蟲が話題
- オーマ(巨神兵)ライス
- 【巨神兵は東亜重工製】体にその刻印がある
- 『風の谷のナウシカ』の裏設定、トリビア、都市伝説
- 『ナウシカ』のオウムみたいなオムライス! つまりオウムライス!
- 関連参考