007シリーズとは、イアン・フレミングによる架空の英国秘密情報部のスパイ・ジェームズ・ボンドを主人公とする小説シリーズ、およびそれを原作とした映画シリーズである。日本では「007シリーズ」と呼ばれる。ここでは、10月5日はジェームズ・ボンドの日に制定されているというトリビアや、ボンドには結婚歴があるという設定、名監督のスティーブン・スピルバーグやクエンティン・タランティーノが007の映画を撮りたがっていたといったさまざまな雑学をまとめた。
Qはイギリス情報局秘密情報部(MI6)の架空の研究開発であるQ課の課長である。Qは『死ぬのは奴らだ』、『カジノ・ロワイヤル』、『慰めの報酬』を除くすべてに出演している。
フレミングの小説にはQは登場しない
フレミングの小説にはキャラクターのQは登場しない。
イアン・フレミング自身を題材にした映画『スパイメーカー』の主役はショーン・コネリーの息子ジェイソン・コネリー
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1990年、イアン・フレミング自身を題材にした映画『スパイメーカー』が公開された。監督はフェルディナンド・フェアファックス。主演はショーン・コネリーの息子であるジェイソン・コネリー。
スティーヴン・セガールはスタントアクション指導中にショーン・コネリーの手首を骨折させてしまったことがある
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スティーヴン・セガールは、若い頃、スタントアクション指導中にショーン・コネリーの手首を骨折させてしまったことがある。
昔は007を「ゼロゼロセブン」と読んでいた
今でもゼロゼロセブンと呼ぶ人はいるが、正しくはダブルオーセブン。
ただし映画でもzerozeroと読んでる時もある。
コネリー=ボンド時代の数作品のオープニングシーンはスタント・コーディネーターのボブ・シモンズが演じていた
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007シリーズといえば、構えられた銃口の中にボンドのシルエットが登場するオープニングのシーン、通称「ガンバレル」のシークエンスで始まる。毎回、その作品のボンド俳優が演じているが、コネリー=ボンド時代の数作品はスタント・コーディネーターのボブ・シモンズが演じていた。体格はコネリーとそっくりだが顔つきが違う。
『007/ドクター・ノオ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
『007/ドクター・ノオ』は1962年公開の、イーオン・プロダクションズ製作の007シリーズの第1作目。ショーン・コネリーがMI6諜報員ジェームズ・ボンドを演じている。
シリーズ第1作は100万ドルというシリーズ中最も低予算で製作された
シリーズ第1作は100万ドルというシリーズ中最も低予算で製作された。しかし6000万ドルに近い興行収入を上げ、1962年の映画の世界興行成績で第1位となった。
『007/ドクター・ノオ』の初公開の1963年当時の邦題は『007は殺しの番号』
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当時からのボンド・ファンの中には公開当時のタイトルのままで呼ぶ人もいる。
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目次 - Contents
- 007シリーズの概要
- 裏設定・都市伝説・トリビアについて
- 007シリーズ全体の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作者のイアン・フレミングはジェームズ・ボンドの権利をたった1000ドル(約8万円)で売却した
- 原作のボンドは高血圧
- Mはイアン・フレミングの母親のニックネーム
- 10月5日は「ジェームズ・ボンドの日」
- ボンドのモデルは原作者自身
- 2012年ロンドンオリンピックの開会式でボンドがエリザベス2世女王をエスコート
- 007以外の00要員が作中に登場する場面はほとんどない
- ボンドの愛銃はワルサーPPK
- スピルバーグは「007」監督を希望するも断られた
- クエンティン・タランティーノも007を撮りたがっていた
- プロデューサーを務めるマイケル・G・ウィルソンはキャストとして劇中に登場する
- MI6の初任給は年間2万4500ポンド(約308万円)
- インディの父親ヘンリー・ジョーンズ役を007の初代俳優であるショーン・コネリーに依頼した理由はスピルバーグが007シリーズを作りたいとルーカスに提案したのが始まり
- ショーン・コネリーは引退後、ジェームズ・ボンドではなくヘンリー・ジョーンズ役が生涯で一番好きな役だと語っている
- Qは『死ぬのは奴らだ』、『カジノ・ロワイヤル』、『慰めの報酬』を除くすべてに出演している
- フレミングの小説にはQは登場しない
- イアン・フレミング自身を題材にした映画『スパイメーカー』の主役はショーン・コネリーの息子ジェイソン・コネリー
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- 『007/カジノ・ロワイヤル』のボンドのスーツはイタリア製のブリオーニ
- 『007/カジノ・ロワイヤル』のヴェネツィアの建物崩壊シーンはスタジオのジオラマ撮影
- 『007/カジノ・ロワイヤル』でボンド役に起用されたダニエル・クレイグはシークレットブーツを着用
- 火事で『007/カジノ・ロワイヤル』の解体中のセットなどが燃えた
- ダニエル・クレイグがロンドンの古本屋で『カジノ・ロワイヤル』の初版本を買おうとしたことからボンドに決まったとスクープされた
- 『007/慰めの報酬』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『007/慰めの報酬』のカミーユのイブニングドレスはプラダ製
- ほぼノースタントのアクションシーン
- 『007 スカイフォール』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- シルヴァの活動拠点のモデルは軍艦島
- Mの本名はオリビア・マンスフィールド
- 『007 スペクター』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- マドレーヌの勤務先はオーストリアの山頂レストランがモデル
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