
007シリーズとは、イアン・フレミングによる架空の英国秘密情報部のスパイ・ジェームズ・ボンドを主人公とする小説シリーズ、およびそれを原作とした映画シリーズである。日本では「007シリーズ」と呼ばれる。ここでは、10月5日はジェームズ・ボンドの日に制定されているというトリビアや、ボンドには結婚歴があるという設定、名監督のスティーブン・スピルバーグやクエンティン・タランティーノが007の映画を撮りたがっていたといったさまざまな雑学をまとめた。
ダニエル・クレイグがロンドンの古本屋で『カジノ・ロワイヤル』の初版本を買おうとしたことからボンドに決まったとスクープされた

出典: blog.livedoor.jp
ダニエル・クレイグがロンドンの古本屋でイアン・フレミングによる『カジノ・ロワイヤル』の初版本を買おうとしたことからボンドに決まったとスクープされた。
『007/慰めの報酬』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
『007/慰めの報酬』は2008年公開の007シリーズの第22作目。6代目ボンドであるダニエル・クレイグが演じた2作目の作品である。
007/慰めの報酬(映画)のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
『007/慰めの報酬』(原題: Quantum of Solace)とは、2008年公開のスパイアクション映画で、「ジェームズ・ボンド」シリーズの第22作品目。ダニエル・クレイグが架空のMI6諜報員ジェームズ・ボンドを演じる2作目の作品である。興行収入は全世界で5億8900万ドルを記録した。 謎の組織の幹部、ミスター・ホワイトを捕えたボンドは、上司のMの元にホワイトを連行した。だが仲間内の裏切りに遭い、ホワイトを逃してしまう。新たな手掛かりをもとに、ボンドはハイチでのミッションに挑むのだった。
『007/慰めの報酬』のカミーユのイブニングドレスはプラダ製

グリーンの資金パーティにて。離れた所からグリーンの様子を伺っているカミーユ。
カミーユが、グリーンの資金パーティに現れた時に着用していた黒いドレスは、イタリアの高級ブランド、プラダである。ボンドが着用するスーツ、トムフォードとつり合いの取れた高級なドレスを、という事で選ばれた。シンプルだが、綺麗な彼女の肌に良く似合うドレスだ。
ちなみにカミーユを演じたオルガ・キュリレンコは、ウクライナ出身の女優。カミーユはロシア人とボリビア人の混血という設定なので、役作りの為に日焼けで肌を小麦色にしたという。従来のボンドガールとは違って性的魅力は抑え気味だが、ボンドと共に闘うカミーユは、クレイグ版の「ジェームズ・ボンド」シリーズの中では特に人気の高い女性キャラクターである。
ほぼノースタントのアクションシーン

イタリアにて、ホワイトをMの元に連行する為にアストンマーティンを操るボンド。敵の銃撃を受けて、車のドアが外れた直後のシーン。
「ジェームズ・ボンド」シリーズといえば、派手なアクションシーンが売りのひとつ。一部のカーチェイスシーンを除いて、その殆どが主演のクレイグ自身が演じたものである。
危険と隣り合わせの激しいアクションシーンを、スタントマンを極力使わずに俳優自身が演じるのは、「ジェームズ・ボンド」シリーズでは通例である。それらの緊迫感が生み出すリアリティーが、作品により一層の臨場感を与えているのだ。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は2021年公開の007シリーズの第25作目。6代目ボンドであるダニエル・クレイグは本作を持ってボンド役を引退した。
007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』とは、シリーズ第25作目にあたる2021年のスパイ・アクション映画。主演のダニエル・クレイグは、本作を以てジェームズ・ボンド役を引退した。テロなどを陰で操る秘密組織・スペクターとの闘いを終え、00エージェントを退いたジェームズ・ボンドは、ジャマイカで平穏な日々を過ごしていた。ある日、CIAの旧友フィリックス・ライターから助けを求められ、誘拐された科学者の救出任務を引き受ける事になる。凶悪な最新技術を備えた謎の黒幕を追うボンドに、最大の危機が迫る。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でのマドレーヌの回想シーンと子役の体当たりの熱演

マドレーヌの幼少期を演じたコリーヌ(右下)の名演が光るシーン。
映画の冒頭部分で幼いマドレーヌが、2階の自室でたまごっちで遊ぶシーンがあるが、形状から判断するに1990年代後半に発売された物と見られ、このシーンは西暦2000年より少し前の設定ではないかと推察される。
「能面の男」サフィンの急襲を受けた際、物陰に隠れたマドレーヌだが、偶然たまごっちのアラーム音が鳴り、サフィンに存在を察知されてしまった。
また、サフィンから逃れて氷の湖に転落したマドレーヌだが、この水中シーンは子役のコリーヌが、水深の深いウォータータンクで泳いで撮影したもの。
映画の公開前、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われたプレミアでは、その迫真の演技が観客の目をくぎ付けにし、コリーヌのシーンの終わりには会場全体に拍手が湧いたという。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の直前にダニエル・クレイグが中佐に
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』公開直前の2021年9月、イギリス海軍はダニエル・クレイグを、作中のボンドと同格となる名誉中佐に任命した。
映画・演劇への顕著な貢献がその理由で、2022年9月8日にエリザベス2世が死去したため、10月18日にウィンザー城で執り行われた式典ではアン王女がクレイグに勲章を授与した。
Related Articles関連記事

007シリーズの歴代ボンドガールまとめ
007シリーズとは、英国秘密情報部のエージェント「ジェームズ・ボンド」の活躍を描いた小説、および映画シリーズである。原作は作家のイアン・フレミングが1953年に生み出した小説『カジノ・ロワイヤル』が初作品で、映画はショーン・コネリーがボンドを演じた1962年の『007は殺しの番号』から始まった。本作には、毎回入れ替わる形で表れてはジェームズのパートナーとして活躍するヒロイン、通称「ボンドガール」が存在する。グラマラスで魅力的なボンドガールが登場することも、本シリーズも見所である。
Read Article

007/カジノ・ロワイヤル(2006年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『007/カジノ・ロワイヤル』(原題: Casino Royale)とは、2006年公開のスパイアクション映画で、「ジェームズ・ボンド」シリーズの第21作目。ダニエル・クレイグが架空のMI6諜報員ジェームズ・ボンドを演じた最初の作品である。 マダガスカルで爆弾密造犯の監視をしていたボンドは、犯人の携帯電話に残されたメッセージから、黒幕の存在を知る。バハマに向かったボンドは、黒幕の武器商人・ディミトリオスらが企てる大型旅客機爆破テロを阻止すべく、奔走するのだった。
Read Article

007/慰めの報酬(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『007/慰めの報酬』(原題: Quantum of Solace)とは、2008年公開のスパイアクション映画で、「ジェームズ・ボンド」シリーズの第22作品目。ダニエル・クレイグが架空のMI6諜報員ジェームズ・ボンドを演じる2作目の作品である。興行収入は全世界で5億8900万ドルを記録した。 謎の組織の幹部、ミスター・ホワイトを捕えたボンドは、上司のMの元にホワイトを連行した。だが仲間内の裏切りに遭い、ホワイトを逃してしまう。新たな手掛かりをもとに、ボンドはハイチでのミッションに挑むのだった。
Read Article

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』とは、シリーズ第25作目にあたる2021年のスパイ・アクション映画。主演のダニエル・クレイグは、本作を以てジェームズ・ボンド役を引退した。テロなどを陰で操る秘密組織・スペクターとの闘いを終え、00エージェントを退いたジェームズ・ボンドは、ジャマイカで平穏な日々を過ごしていた。ある日、CIAの旧友フィリックス・ライターから助けを求められ、誘拐された科学者の救出任務を引き受ける事になる。凶悪な最新技術を備えた謎の黒幕を追うボンドに、最大の危機が迫る。
Read Article

007 スカイフォール(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『007/スカイフォール』(原題: 『Skyfall』)とは、2012年公開のスパイアクション映画で、「ジェームズ・ボンド」シリーズの第23作目。ダニエル・クレイグがMI6諜報員ジェームズ・ボンドを演じる3作目の作品である。全世界での興行収入は約11億ドル。 ボンドはトルコでのミッション中に、女性エージェントの誤射により渓谷に落下し、行方不明となっていた。数か月後、MI6本部が何者かに爆破された。その一報を目にしたボンドはロンドンに戻り、007への復帰テストに臨むのだった。
Read Article

007 スペクター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『007 スペクター』(原題: 『Spectre』)とは2015年公開のスパイアクション映画で、「ジェームズ・ボンド」シリーズの第24作品目。ダニエル・クレイグがMI6諜報員ジェームズ・ボンドを演じる4作目の作品である。全世界での興行収入は約8億8000万ドル。前作『007 スカイフォール』(原題: 『Skyfall』)に次ぐシリーズ2位の興行成績を収めた。ボンドはメキシコで、ある組織の殺し屋スキアラを追っていた。ボンドの出生の秘密と極秘組織の正体に迫る、シリーズの中でも異彩を放つ名作だ。
Read Article

【007シリーズ】シブすぎる!歴代ジェームズ・ボンドを演じた俳優まとめ【ショーン・コネリー】
日本では「007シリーズ」として知られる『ジェームズ・ボンド』の作品群。1962年に第1作が公開されて以来、2022年までに25作品が生み出されてきました。最初の公開から四半世紀以上という年月を経ているわけですから、映画のキャスト陣も当然変わります。この記事では、歴代ジェームズ・ボンドを務めた俳優についてまとめました。どの方もシブすぎて、溜息が出るほどカッコイイですね!
Read Article

次作は一体誰になる!?これまでの歴代ジェームズボンドを振り返る!
ダニエル・グレイクのジェームズボンドシリーズが終了し、次作では一体誰が次のジェームズボンドに選ばれるのかと、映画界ではすでに話題となっています。これまでジェームズボンドに選ばれたイケメン俳優たちとその作品を振り返ります。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 007シリーズの概要
- 裏設定・都市伝説・トリビアについて
- 007シリーズ全体の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作者のイアン・フレミングはジェームズ・ボンドの権利をたった1000ドル(約8万円)で売却した
- 原作のボンドは高血圧
- Mはイアン・フレミングの母親のニックネーム
- 10月5日は「ジェームズ・ボンドの日」
- ボンドのモデルは原作者自身
- 2012年ロンドンオリンピックの開会式でボンドがエリザベス2世女王をエスコート
- 007以外の00要員が作中に登場する場面はほとんどない
- ボンドの愛銃はワルサーPPK
- スピルバーグは「007」監督を希望するも断られた
- クエンティン・タランティーノも007を撮りたがっていた
- プロデューサーを務めるマイケル・G・ウィルソンはキャストとして劇中に登場する
- MI6の初任給は年間2万4500ポンド(約308万円)
- インディの父親ヘンリー・ジョーンズ役を007の初代俳優であるショーン・コネリーに依頼した理由はスピルバーグが007シリーズを作りたいとルーカスに提案したのが始まり
- ショーン・コネリーは引退後、ジェームズ・ボンドではなくヘンリー・ジョーンズ役が生涯で一番好きな役だと語っている
- Qは『死ぬのは奴らだ』、『カジノ・ロワイヤル』、『慰めの報酬』を除くすべてに出演している
- フレミングの小説にはQは登場しない
- イアン・フレミング自身を題材にした映画『スパイメーカー』の主役はショーン・コネリーの息子ジェイソン・コネリー
- スティーヴン・セガールはスタントアクション指導中にショーン・コネリーの手首を骨折させてしまったことがある
- 昔は007を「ゼロゼロセブン」と読んでいた
- コネリー=ボンド時代の数作品のオープニングシーンはスタント・コーディネーターのボブ・シモンズが演じていた
- 『007/ドクター・ノオ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- シリーズ第1作は100万ドルというシリーズ中最も低予算で製作された
- 『007/ドクター・ノオ』の初公開の1963年当時の邦題は『007は殺しの番号』
- 『007/ロシアより愛をこめて』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『007/ロシアより愛をこめて』のポスターの手はジェームズ・ボンドの手ではなく水野晴郎の手
- 『007/ロシアより愛をこめて』の初公開時のタイトルは『007/危機一発』
- 『007/ゴールドフィンガー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ゴールドフィンガーは原作者イアン・フレミングの隣人
- ショーン・コネリーはレーザーのシーンで本当に股を火傷するところだった
- 『007は二度死ぬ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 日本が舞台の007、『007は二度死ぬ』がある
- 『女王陛下の007』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ボンドは結婚したことがある
- 『007/死ぬのは奴らだ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『007/死ぬのは奴らだ』の曲はポール・マッカートニー
- 『007/黄金銃を持つ男』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『007/黄金銃を持つ男』で敵役を演じたクリストファー・リーは原作者イアン・フレミングと従兄弟
- 『007/私を愛したスパイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『007/私を愛したスパイ』のジョーズ役の候補としてジャイアント馬場が考えられていた
- 『007/カジノ・ロワイヤル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『007/カジノ・ロワイヤル』のボンドのスーツはイタリア製のブリオーニ
- 『007/カジノ・ロワイヤル』のヴェネツィアの建物崩壊シーンはスタジオのジオラマ撮影
- 『007/カジノ・ロワイヤル』でボンド役に起用されたダニエル・クレイグはシークレットブーツを着用
- 火事で『007/カジノ・ロワイヤル』の解体中のセットなどが燃えた
- ダニエル・クレイグがロンドンの古本屋で『カジノ・ロワイヤル』の初版本を買おうとしたことからボンドに決まったとスクープされた
- 『007/慰めの報酬』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『007/慰めの報酬』のカミーユのイブニングドレスはプラダ製
- ほぼノースタントのアクションシーン
- 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でのマドレーヌの回想シーンと子役の体当たりの熱演
- 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の直前にダニエル・クレイグが中佐に