インソムニア(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『インソムニア』とは2002年に公開されたアメリカの映画である。監督を務めるのはクリストファー・ノーラン。本作はエーリク・ショルビャルグが手がけた同タイトル映画のリメイク作品。ロス市警のドーマー刑事と相棒のハップは少女の撲殺遺体が発見された白夜の田舎町に派遣される。しかし犯人の捜索中にドーマーは誤ってハップを射殺してしまう。更にその現場を犯人に目撃されたことで弱みを握られ不眠症に陥ったドーマーが、毅然とした刑事の姿を失いながらも殺人犯に立ち向かっていくサスペンス・スリラー。

エリー・バー(演:ヒラリー・スワンク)

吹替:本田貴子(ソフト版)/本田貴子(テレビ朝日版)/朴璐美(テレビ東京版)

アラスカ、ナイトミュート市警察の女性警察官。ドーマーの過去に扱った事件を熱心に勉強してきており、彼のことを尊敬している。事件の調査中もドーマーから色々なことを吸収しようといていた。真面目でまっすぐな人物。彼女が事件の解決に懸命に取り組んでいることを知っていた分、後ろめたさがドーマーを襲う。

フレッド・ダガー(演:ニッキー・カット)

吹替:宗矢樹頼(ソフト版)/田中正彦(テレビ朝日版)/加藤亮夫(テレビ東京版)

ナイトミュート市警察の1人であり、事件の責任者。口元に髭を生やした男性。ドーマーが初めてケイの死体を調べた時や、ケイの自宅を訪れた際に同行している。ケイの遺体を前に手がかりなしだと思っていたフレッドだが、ドーマーからするとたくさんの手がかりが残されていた。

チャーリー・ニューバック(演:ポール・ドゥーリイ)

中央の男性。

吹替:藤本譲(ソフト版)/島香裕(テレビ朝日版)/稲垣隆史(テレビ東京版)

ナイトミュート市警察の署長。体の大きい男性。ドーマーたちがナイトミュートに派遣されたことを非常に驚いており、再会は8年ぶりであった。ロサンゼルス市警察からドーマーたちの動向を報告するよう言われていたが、その仕事を拒否する。

リッチ(演:ローン・カーディナル)

後ろの男性。

吹替:山野井仁(ソフト版)/なし(テレビ朝日版)/魚建(テレビ東京版)

髪をオールバックにし、後ろで束ねている男性。ナイトミュート市警察は裏表のある人がいないと署長が話していたが、いかにも真面目そうな男性。現場に行く時は率先して動く。

ファーレル(演:ラリー・ホールデン)

左の男性。

吹替:川村拓央(ソフト版)/なし(テレビ朝日版)/なし(テレビ東京版)

霧の中犯人を追っている時に撃たれた人物。犯人の弾丸はファーレルの左腿を貫通した。その後、彼は入院する。

フランシス(演:ジェイ・ブレイゾー)

吹替:佐藤弘(ソフト版)/なし(テレビ朝日版)/飯島肇(テレビ東京版)

ナイトミュート市警察の警察官。大柄で白髪の髪に丸い眼鏡をかけた男性。場の雰囲気を和らげる存在。体力勝負に出るのは難しそうな体型をしている。

女性検視官(演:ポーラ・ショー)

吹替:谷育子(ソフト版)/なし(テレビ朝日版)/なし(テレビ東京版)

ケイの遺体の検視を行なってきた白髪の女性。最初にドーマーとハップがケイの遺体の調査をした際、そばに控えていた。

ナイトミュートの住人

ケイ・コネル(演:ヤン・ケイ・クリスタル・ロウ)

横たわっている女性。

吹替:なし(ソフト版)/なし(テレビ朝日版)/なし(テレビ東京版)

フィンチに撲殺された17歳の少女。ブロディの本を全巻所持しているファン。ランディとタニヤが浮気していることをフィンチに相談していた。だがフィンチがキスをすると彼女はゲラゲラ笑ったのだと彼は言う。尊敬されていると思っていた相手からキスの行為を笑われたフィンチはその後、ケイが笑うのを止めたくて殴っていた。

ランディ・ステッツ(演:ジョナサン・ジャクソン)

吹替:川島得愛(ソフト版)/鉄野正豊(テレビ朝日版)/日野聡(テレビ東京版)

ケイのボーイフレンド。ケイの体にはランディから受けた暴力の跡が残っていた。フィンチの案でランディに罪を被せることに成功する。逮捕される直前、ランディは無言でドーマーを見つめながらパトカーに乗った。

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映画『メメント』は2001年に公開されたアメリカのサスペンス映画である。クリストファー・ノーラン監督が名を知らしめた代表作になっている。主人公レナード・シェルビーは強盗に襲われ、妻を殺害される。その際に頭を負傷し、10分しか記憶が持たない病気になってしまう。復讐のため、写真や自分の体にメモに記憶を刻みながら犯人をさがす。時間を遡りながら物語が進む難解な映画となっている。

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『プレステージ』とは2006年に公開されたアメリカの映画である。監督はクリストファー・ノーラン。主演をヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールが務める。第79回アカデミー賞において撮影賞と美術賞にノミネートされた。1995年に発売されたクリストファー・プリースト作の小説『奇術師』が原作となっており、2人の奇術師による因縁の戦いが描かれている。彼らのショーの舞台裏で起きていることを観客は知らない。映画には様々な仕掛けが施されており、人知を超えた世界へと誘われていく。

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