三國志VIII・三國志8 REMAKEのネタバレ解説・考察まとめ

『三國志VIII・三國志8 REMAKE』とは、中国の後漢末期から三国時代をモチーフにした歴史シミュレーションゲーム『三國志シリーズ』の8作目である。2001年にオリジナル版の『三國志VIII』が発売され、2024年に『三國志8 REMAKE』としてリメイクされた。プレイヤーはゲーム中に登場する君主や武将の一人となり、自勢力を拡大するため内政や軍備を行い、中国大陸の統一を目指す。リメイクされた『三國志8 REMAKE』では登場人物のグラフィックや音声データ、シナリオなどが大きく刷新されている。

「戦闘」コマンド

「戦闘」での操作画面。各部隊ごとに順番が回ってくるので、コマンドを入力して操作する。

「1.攻撃」:敵の部隊や建物に通常攻撃を行う。兵種によって射程距離が変わる。
「2.戦法」:武将が持っている戦法を発動する。戦意が一定以上の時、1つの戦法につき1度だけ発動可能。
「3.策略」:総大将のみ実行可能で、戦局を大きく変える威力を持つ。策略ゲージがたまると発動できる。
「4.待機」:部隊の行動を終了する。
「5.退却」:戦闘から離脱して自勢力の都市へ退却する。
「6.内通」:あらかじめ内通している敵の武将が部隊長の場合、味方に寝返らせる。
「7.埋伏」:あらかじめ埋伏を仕掛けた敵の武将が部隊長の場合、部隊を恐慌状態にする。
「8.戻る」:行動開始前の状態に戻す。(行動が終了していない時のみ有効)

戦闘コマンドでは、敵味方が部隊を動かして戦闘を行い、敵部隊の殲滅を目指していく。各部隊が1日に1回だけ行動でき、すべての部隊の行動が終了した時点で1日が終わる。敵の部隊を全滅(援軍は含まず)させて勝利を勝ち取るのが基本だが、攻撃側は城拠点の破壊、守備側は30日経過でも勝利となる。兵種には大きく分けて歩兵・騎兵・弓兵の3種があり、「1.攻撃」で通常攻撃を行う。射程圏内に親密度の高い武将がいれば、連携により攻撃力が高まる。また、必殺技の要素を持つ「2.戦法」を駆使することも勝利には不可欠。戦法は全部で35種類あり、数多くの戦法を持っている有能な武将もいれば、少ししか持っていない武将もいる。総大将が「3.策略」をどのタイミングで使うかにより、戦況が大きく変わる場合が多い。

『三國志VIII・三國志8 REMAKE』のイベント

『三國志VIII・三國志8 REMAKE』ではプレイ中に様々なイベントが発生する。通常のイベントと歴史イベントの2種類がある。

通常イベント

盗賊の退治など、さまざまな通常イベントが用意されている。

通常イベントは「都市」画面で行動している際に発生する。他の武将と町中で出会った際、「いっしょに飲まないか」や「狩りに行かないか」といったお誘いを受ける。「はい」と承諾すると親密度が上がり、得意とする戦法を教えてもらったり、経験値が上がることもある。また子どもが生まれた際は、毎年1月に子育てのイベントが発生する。子育てイベントは14歳になるまで続き、イベントで積み重ねた選択肢によって、どのような武将に成長するかが決まる。16歳になると武将としてゲーム中に登場する。

「演義伝」で選ぶことにより発生する通常イベントもある。都市の各施設で民心を上げていくと、行方不明者の捜索や悪徳役人の摘発などのイベントが発生し、解決すると金や名声を得られる。結婚相手を、演義伝のイベントで見つけることもできる。

歴史イベント

歴史イベントには、シナリオ開始時にすでに織り込まれている歴史イベントと、ゲーム開始後にプレイヤーが選択して発生させる「演義伝」での歴史イベントの2種類がある。

シナリオ開始時にすでに発生している歴史イベント

数多くのシナリオの中には、歴史イベントの発生を前提にしているものもある。

シナリオ自体が歴史イベントの発生を前提にしている場合があり、プレイヤーはその状況にどう対処していくかがポイントになる。

「演義伝」での歴史イベント

プレイヤーが「演義伝」で選択して発生する歴史イベントがあり、わざと発生させないこともできる。

もう1つの歴史イベントとして、「演義伝」でプレイヤーが選択することにより発生するものがある。実行するかどうかはプレイヤーに委ねられるため、あえて歴史イベントを起こさずに新しい歴史を作っていくことができる。歴史イベントもワンクリックだけでは終わらず、複数の段階を経て発生させるものがあり、プレイヤーの好みでアレンジしてもよい。例えば劉璋側の主人公で「劉備入蜀」の歴史イベントを実行する際に、落鳳坡や張松の謀略露見までは発生させるが、それ以後の歴史イベントは中断し、劉備の入蜀を阻止するような遊び方もできる。

「演義伝」での歴史イベントも豊富で、初期の時代では董卓や呂布を巡るイベントが数多く発生する他、夏侯惇の左目のエピソードや孫策・周瑜と大喬・小喬のラブストーリー、荀彧の空箱、馬超と韓遂の離間の計、孫策と于吉の確執、甘寧と淩統の和解などもラインナップされている。

『三國志VIII・三國志8 REMAKE』の登場人物・キャラクター

ゲーム内に登場する代表的な人物を、「魏」・「呉」・「蜀」・「後漢末期~三国時代」・「女性」の5つのカテゴリーに分けて紹介していく。参考として、字(実名以外の名)や『三國志8 REMAKE』での能力値も併記する。

曹操(そうそう)

CV:井上和彦
字:孟徳(もうとく)
ゲーム内での能力値:統率99、武力73、知力93、政治97、魅力96
魏の武帝であり、「治世の能臣、乱世の奸雄」と評された英雄。呂布や袁術、袁紹などの群雄を次々と倒して全土統一の期待が高まったが、赤壁で孫権・劉備の連合軍に敗れ、三国の時代に突入する。

司馬懿(しばい)

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