三國志VIII・三國志8 REMAKEのネタバレ解説・考察まとめ

『三國志VIII・三國志8 REMAKE』とは、中国の後漢末期から三国時代をモチーフにした歴史シミュレーションゲーム『三國志シリーズ』の8作目である。2001年にオリジナル版の『三國志VIII』が発売され、2024年に『三國志8 REMAKE』としてリメイクされた。プレイヤーはゲーム中に登場する君主や武将の一人となり、自勢力を拡大するため内政や軍備を行い、中国大陸の統一を目指す。リメイクされた『三國志8 REMAKE』では登場人物のグラフィックや音声データ、シナリオなどが大きく刷新されている。

『三國志VIII・三國志8 REMAKE』の概要

『三國志VIII・三國志8 REMAKE』とは、中国の後漢末期から三国時代をモチーフにした歴史シミュレーションゲーム『三國志シリーズ』の8作目である。歴史小説『三国志演義』と歴史書の『三国志』をベースにしており、2001年6月29日にWindows版の『三國志VIII』が発売された。翌2002年1月25日には機能強化したパワーアップキットが追加され、PS2やMac、PSPやSteamなど他機種への移植も進んでいる。

2024年10月24日には『三國志8 REMAKE』として大幅に刷新したリメイク版が発売された。プレイヤーはゲーム中に登場する君主や武将の一人となり、自勢力を拡大するため内政や軍備などを行っていく。本作では約1000名の登場人物から主人公を選ぶことができ、最終的には中国統一を目指して覇権を争う。リメイク版の『三國志8 REMAKE』では登場人物のグラフィックや音声データを一から作り直すとともに、新シナリオや新要素を織り込んでプレイヤーがより没入しやすい仕掛けが施されている。

『三國志VIII・三國志8 REMAKE』のあらすじ・ストーリー

西暦180年から280年にかけての中国で、さまざまな英雄や武将が活躍して覇を競った三国時代。この作品ではその登場人物の一人となり、さまざまなシナリオやストーリーを体験しながら、最終的に中国全土の統一を目指していく。選択できる武将数は当初551人だったが、パワーアップキットやPS2・PSP版で611人に、REMAKEでは1000人に増えている。武将の身分は、君主・太守・軍師・一般・在野・頭領・同志・都督(軍団長)の8種類があり、勢力に属するかどうかや、合戦や内政での活躍具合によって変化していく。

『三國志8 REMAKE』では後漢の衰退から諸葛亮の死後まで、数多くのシナリオが用意されている。シナリオ内では豊作や賊の発生、結婚・子育てなどの通常イベントが起こる他、歴史的なイベントも発生する。シナリオには大きく分けて「1年ごとのシナリオ」と「諸葛亮死後を描いたシナリオ」、「仮想のシナリオ」の3種類がある。

1年ごとのシナリオ

後漢が衰退する184年のシナリオ「黄巾の乱と大将軍何進」から始まり、諸葛亮最後の戦いとなる234年のシナリオ「曹叡の淮南親征と五丈原の戦い」まで、1年ごとに細かくシナリオが設定されている。プレイヤーは51年分にわたるシナリオの中から、好きな時代と人物をピンポイントで選択して遊ぶことできる。

諸葛亮の死後を描いたシナリオ

1年ごとのシナリオ以外にも、諸葛亮の死後を描いた4本のシナリオが用意されている。
241年「全琮の魏進攻と蒋琬の上庸攻略作戦」
249年「司馬懿の政権奪取と姜維の北伐」
257年「諸葛誕挙兵と相次ぐ姜維の北伐」
263年「鍾会鄧艾の漢中進攻と蜀漢最後の戦い」

仮想のシナリオ

歴史に沿ったシナリオ以外にも、猛将だけを集めた「猛将集結」や知将だけを集めた「知将集結」など仮想のシナリオも追加されており、想像力をふくらませながらプレイすることができる。

『三國志VIII・三國志8 REMAKE』のゲームシステム

ゲーム開始時に主人公とシナリオを選択してゲームを進めていく。

『三國志8 REMAKE』では、最初に主人公とシナリオを選択してゲームをスタートする。全部で3つの選択方法があり、「シナリオから選択」と「武将から選択」の2つがよく使われている。もう1つの「おすすめから選択」は三國志初心者向けの選択肢で、おススメの武将とシナリオがセットで提示されるため、初めての人でも遊びやすくなっている。プレイヤーは選択した主人公となって、3ヶ月ごとに開かれる「評定」に出席し、太守から与えられる合戦や内政などの任務をこなしつつ、他武将との関係を深めたり自分の能力を鍛えるなどして都市の中で生活していく。

他武将との関係は、ゲーム中での重要な要素の1つ。他武将との交流を繰り返していくと、「義兄弟」や「相生」といった特別な関係になる場合があり、合戦や内政などのさまざまな場面で協力を得られる。逆に、合戦で敵武将を討ち取ると、その親族から「仇敵」に認定されて恨まれ続けることになる。関係を深めるためには「名声」を高めることも重要で、ゲーム内での行動により武名・文名・悪名の3種類の名声が変動していく。

特徴

『三國志8 REMAKE』の特徴の1つであるシナリオ選択画面。主人公を選んでから、どの時代に生きるかを選べる。

主人公ごとに整理されたシナリオ

『三國志8 REMAKE』ではゲーム開始時に「武将から選択」することができ、お目当ての武将を選んでから、どのシナリオにするかじっくり吟味することができる。選択画面では、各シナリオごとに武将の所在地や勢力図が変わっていくため、各武将の生涯を振り返る意味でも興味深い機能。劉備のように拠点を次々と変えていった武将の場合、その変遷がわかりづらいが、シナリオ選択画面を見ればすぐに理解できる。

多彩な配下武将プレイ

1000名の中から主人公を選ぶことができ、有名な猛将や知将だけでなく、あまり知られていない武将も数多く登場し、女性のキャラクターも50人以上用意されている。純粋に中国の統一を目指すのもよし、裏切りを繰り返す人生を送ったり、下野して在野からやり直すことも可能で、さまざまな生き方を選択できる。

大軍を撃破する爽快感

『三國志8 REMAKE』では、登場人物同士の親密度が、戦闘での攻撃力に影響を及ぼすこととなる。親密度の高い武将同士が連携攻撃すると、通常よりも大きな破壊力を持つため、必殺の戦法で大軍を一気に撃破する爽快感を味わえる。

歴史イベントを再現する「演義伝」

三国志の時代に起こったさまざまな歴史イベントは、「演義伝」という形で提供され、歴史に沿った展開をゲーム内で体験できる。有名な「赤壁の戦い」や「三顧の礼」などの有名エピソードはもちろん、劉備入蜀や董卓・呂布関係のあれこれ、孫策の旗揚げ、馬超の逆襲など、大小さまざまな歴史イベントが多数用意されている。

クリア条件

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