三國志VIII・三國志8 REMAKEのネタバレ解説・考察まとめ

『三國志VIII・三國志8 REMAKE』とは、中国の後漢末期から三国時代をモチーフにした歴史シミュレーションゲーム『三國志シリーズ』の8作目である。2001年にオリジナル版の『三國志VIII』が発売され、2024年に『三國志8 REMAKE』としてリメイクされた。プレイヤーはゲーム中に登場する君主や武将の一人となり、自勢力を拡大するため内政や軍備を行い、中国大陸の統一を目指す。リメイクされた『三國志8 REMAKE』では登場人物のグラフィックや音声データ、シナリオなどが大きく刷新されている。

シリーズ初の本格的リメイク作品

長い歴史とヒット作を持つコーエーテクモだが、三國志シリーズの本格的なリメイク作品はこの『三國志8 REMAKE』が初となる。これまでにも過去の作品をアーカイブで復刻したり、見た目を新しくして発売したことはあったが、いずれも小手先の修正にとどまり、腰を据えてリメイクに取り組んだのは初めて。ファンからは、他の作品でも同様のリメイクに取り組んでほしいという声が上がっている。

身近で選ぶ結婚相手

『三國志8 REMAKE』では結婚の仕組みがあり、男性は3人、女性は1人まで配偶者を選ぶことができる。親密度が高まれば簡単に結婚できるが、行動範囲が自勢力に隣接する都市までに限られるため、同じ勢力内の異性と結婚することが多い。身近に異性がいない場合は結婚が難しくなり、その場合は「演義伝」の通常イベントで結婚相手を探すこととなる。

16年後を見据えた子育て

毎年1月に発生する子育てイベント。子どもとどのように過ごすかで、成長後の姿が変動する。

『三國志8 REMAKE』での大きな楽しみとして、子育てがある。毎年1月に子育てのイベントがあり、選択結果が子どもの成長に大きな影響を及ぼす。武力の高い武将になってほしいのか、それとも知性を磨いてほしいのか。その結果は16年後、子どもが武将として登場した時にわかる。ゲーム内に登場するのは当該プレイに限られるが、「新武将の登録機能」で同じ能力を持つ武将を作成すれば、別のプレイ時にも登場させることができる。

一筆書きが攻略のポイント

他勢力を攻略する際は、どの順番で都市を攻めていくかが重要になる。

『三國志8 REMAKE』では、君主や都督になると自勢力内の都市間で自由に拠点を変更できるが、太守や軍師の場合、拠点を変更すると一般の武将に強制格下げされてしまう。他勢力に攻め込むには、常に最前線の都市にいる必要があり、攻め込んだ結果として周囲が味方の都市ばかりになると、次の攻略ポイントがなくなる事態に陥る。常に太守として最前線に拠点を置き続けるため、一筆書きの順番で各都市を攻略していくと優位に進められる。

追っかけと化す親密武将

義兄弟や相生といった親密度の高い武将は、ゲーム内のあらゆる場面で手助けしてくれてありがたい存在だが、主人公が別の都市に拠点を移した際、行動を共にする習性を持っている。アップデートによって一定の改善がされたが、初期の頃は全員が追っかけのようにゾロゾロついてきて、中には重要都市の守備を放棄する武将もいたため、危機を迎えることがあった。

yama0
yama0
@yama0

目次 - Contents