川尻早人(ジョジョの奇妙な冒険)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

川尻早人(かわじり はやと)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場する11歳の小学生。父親の川尻浩作を吉良吉影に殺害され、偽物であることを見抜く。しかし吉良吉影のスタンド能力「バイツァ・ダスト」によって過酷な運命に巻き込まれていく。第4部の登場人物の中では珍しくスタンド能力を持たない一般人の少年だが、家族想いで芯が強い。最終的には母親を守り運命に打ち勝つことから、彼の言動は読者の共感を呼び、胸を打つものとなっている。

『ジョジョの奇妙な冒険 Part4(第4部) ダイヤモンドは砕けない』の概要

『ジョジョの奇妙な冒険 Part4(第4部) ダイヤモンドは砕けない』とは、荒木飛呂彦による『ジョジョの奇妙な冒険』の単行本29〜47巻に収録されている漫画、およびそれを元にしたアニメや実写映画などのメディア展開作品である。スタンド(幽波紋)シリーズの第2弾であり、ジャンルとしてはサスペンス・ホラー漫画に分類される。
本作はこれまでの『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズと異なり、日本のとある町に限定して物語が繰り広げられるのが特徴となっている。1999年の日本のM県S市杜王町(もりおうちょう)にて、主人公の東方仗助(ひがしかた じょうすけ)が、町に潜む連続凶悪殺人鬼や次々に現れるスタンド使いたちに挑む物語となっている。

本作は第1部から続くテレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの一つとしてアニメ化しており、3rd Season『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』というタイトルで2016年4月から12月まで3クールに渡って放送された。また、実写映画は『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』のタイトルで2017年8月4日に公開された。監督は三池崇史、主演は山﨑賢人。

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川尻早人(かわじり はやと)とは

川尻早人(かわじり はやと)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場する11歳の小学生。身長は95cm。川尻浩作と川尻しのぶの息子。物語の終盤に登場する。初登場時は両親の盗撮や盗聴を趣味とする薄気味悪い少年だったが、父親の正体を怪しむようになってからは、感情豊かな少年になっていった。独自の調査によって父親が偽物であることを見破るが、吉良吉影のスタンド能力「バイツァ・ダスト」によって時間を巻き戻され、過酷な運命に巻き込まれていく。
第4部の登場人物の中では珍しくスタンド能力を持たない一般人の少年だが、家族想いで芯が強い。母親を守るために孤軍奮闘することになる。最終的には母親を守り、運命に打ち勝つことから、彼の言動は読者の共感を呼び、胸を打つものとなっている。

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川尻早人(かわじり はやと)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「ママが………パパの前で………裸になるなんて………………………久しぶりだな…………」

早人の初登場時のセリフ。早人は浩作(吉良吉影)としのぶが一緒の部屋にいるところを盗聴、盗撮しており「ママが………パパの前で………裸になるなんて………………………久しぶりだな…………」と呟く。川尻早人がただの小学生ではなく、日常的に両親を監視している事が伺えるシーン。この後「ぼくは愛しあってる両親から産まれた子供なのか?」という台詞も続くが、早人が幼少期から夫婦仲が冷え切っていた事を漠然と察していた事が伺える。

「パパの顔をしているけど…パパじゃあない あいつはうちのパパじゃあない だ…誰なんだ!? あいつは!?」

密かに両親のことを観察していた早人は、父親の異変に気づく。学校に行かずに監視カメラで撮影した父親の不審な点を洗い出していた早人は、屋根裏を確認し、猫草を発見してしまう。
一方の吉良も早人の不審な動きに気付いて踵を返すが、早人は寸でのところで隠れることに成功した。そして、吉良の「もしあの小僧が私の事に気付いたのなら殺さなければならない所だった」という独り言を聞いて、早人は「パパの顔をしているけど…パパじゃあない あいつはうちのパパじゃあない だ…誰なんだ!? あいつは!?」と心の中で叫ぶのだった。
まだ本物の父親が殺害されていることまでは知らないものの、早人が自分の父親が別人に成り代わられていることを知る衝撃のシーンとなっている。

「ぼくは生まれて初めてマジに心の底から神様にお祈りした…『どうかこのぼくに人殺しをさせてください』……と」

成長した吉良吉影のスタンド「バイツァ・ダスト」の罠にはまり、岸辺露伴や空条承太郎たちの爆死する運命が確定した後、時間が巻き戻った直後のセリフ。スタンド能力を持たない小学生に過ぎない早人では吉良吉影を倒す事など不可能だったが、彼は屋根裏部屋の猫草(空気弾を発射するスタンド「ストレイ・キャット」の使い手)の存在を知っていた。
そして早人は吉良吉影を殺すため、猫草を持ち出し「ぼくは生まれて初めてマジに心の底から神様にお祈りした…『どうかこのぼくに人殺しをさせてください』……と」と決心する。ファンの間でも非常に評価が高い、早人の悲壮な決意が伝わってくる名シーンである。

「ぼくがついてるよ……ママはぼくがずっと守ってあげる……」

無敵の「バイツァ・ダスト」に立ち向かう決意をした早人は、母親のしのぶにキスをして心の中で「ぼくがついてるよ……ママはぼくがずっと守ってあげる……」と独白する。
絶望していた早人が吉良吉影から母親を守ろうとしている事が伺えるシーン。直前にしのぶはお気に入りのコーヒーカップを壊してショックを受けていたが、早人にキスをされて「悪くない気分だったりして」と機嫌を直している。

「やった! 間に合った! 『運命』に勝った!」

「バイツァ・ダスト」が作り出す時間のループの中で、早人が朝の内に東方仗助の電話番号を調べ、密かにモーニングコールをした事で仗助は寝坊せず、いつもより少し早く集合場所にやってきていた。そして億泰と共に吉良吉影が自分の本名を明かす現場に遭遇し、窮地に陥った吉良吉影は身を守るため「バイツァ・ダスト」を解除し「キラークイーン」を呼び戻す事になる。この機転により、本来爆死するはずだった露伴が死ななくなり、それを見た早人は「やった! 間に合った! 『運命』に勝った!」と力強く宣言する。無敵と思われた「バイツァ・ダスト」を、スタンド能力も持たないただの小学生である早人が苦心の末に打ち破った事を象徴するシーンである。

「ぼくが触ればいいんだッ!」

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虫喰い/虫喰いでない(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

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虫喰い/虫喰いでないとは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』に登場するスタンド使いのネズミたち。音石明がスタンド使いを生み出す矢で遊び半分でネズミを射たところ、凶悪なスタンドを身に着けてしまった。空条承太郎と東方仗助が駆除に乗り出し、農場を舞台に死闘を繰り広げることになる。 スタンドは一発命中すれば人間でもスタンドでもドロドロに溶かすことができる毒針を発射する「ラット」で、2匹とも同じ能力を身に着けている。

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【デッドマンズQ】ジョジョ第4部から続く吉良吉影の奇妙な人生【ジョジョリオン】

【デッドマンズQ】ジョジョ第4部から続く吉良吉影の奇妙な人生【ジョジョリオン】

『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』に登場するスタンド使い・吉良吉影。杜王町に潜み、長年にわたって人の「手」を求めて殺人を繰り返していた。シリアルキラーでありながらも、人として「平穏」な人生を好む。『デッドマンズQ』や『ジョジョリオン』でも引き続き描かれ続ける吉良吉影の奇妙な人生について解説する。

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