おじゃる丸(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『おじゃる丸』とは、NHK Eテレにて、1998年から放送している子供向けテレビアニメ番組。原案者は、犬丸りん。これまでに、漫画化、映画化、ゲーム化のメディア展開もなされている。ヘイアンチョウの妖精・おじゃる丸が、小学生のカズマをはじめ様々な個性的な登場人物と出会う。そして、月光町で出会う仲間たちと起こる愉快な物語が描かれている。子供向け番組ではあるが、愉快な仲間たちの織り成す物語に大人も癒され、楽しむことができるのが『おじゃる丸』の魅力である。

「あっぱれ、おじゃる様!みごと子鬼めらを追い払われました!」は、おじゃる丸が子鬼トリオを追い払った際に電ボが発したセリフである。
その時々でおじゃる丸が子鬼トリオを追い払った手段を電ボが称えている。毎回、おじゃる丸は子鬼トリオが現れてもまともに戦おうとするそぶりを一度も見せたことがない。それでも、そんなおじゃる丸や周りの人々の言動を受け、結局子鬼トリオはシャクを取り返せず帰っていく。そのため、おじゃる丸は何もしていないといえるが、お仕えする電ボはそんなおじゃる丸のこともたてている。

『おじゃる丸』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

月光町に現れた17歳のおじゃる丸

17歳になったおじゃる丸「おじゃる17」

17歳になったおじゃる丸がヘイアンチョウから月光町に遊びにくる話がある。17歳のおじゃる丸は「おじゃる17」と呼ばれている。「おじゃる17」は、幼い頃にしばらく月光町で暮らしていたとことがあったと話した。今はヘイアンチョウで暮らしているとし、久しぶりに訪れた月光町を懐かしむ。シャクや帽子は変わらず身に付けており、口癖の一人称「マロ」や語尾の「おじゃる」は変わっていない。しかし、見た目はかなりの好青年に成長していた。そんな「おじゃる17」を見かけ、カズマの同級生である小町ちゃんは、一目惚れをしてしまう。月光町の人々を驚かせ「おじゃる17」は幻のように去っていった。

誰もたどりつけない月光町シンボル「月光タワー」

誰も足を踏み入れたことのない月光町のシンボル「月光タワー」

月光町のシンボルとなっている「月光タワー」。
小高い坂の上に建っていて、月光町の至るところから見られるが誰も足を踏み入れたことはないと言われている不思議なタワーである。
カズマは一度自分の家のベランダからもタワーが見られることに気づき、タワーが見える場所を調べようと月光町を散策したこともある。

人助けロボット「メガでんボ」現る

人助けロボット「メガ電ボ」

からくり人形を作るのが好きなトミーが発明したロボットである「メガ電ボ」。その名の通り、見た目は電ボを大きくしたもの。運転席には電ボが実際に乗っていて「メガ電ボ」を操縦をしている。このロボットは人助けをするロボットである。困っている人の前に現れては、代わりに荷物を運んであげたり、手が届かないものをとってあげたりとお助けをしている。

月光町のちっちゃいもの自治組織「ちっちゃいものクラブ」

月光町のちいさいものたちが集まる「ちっちゃいものクラブ」

その名の通り月光町で暮らすちいさいものたちが会員となり、満願神社で定期的な集会を行っている「ちっちゃいものクラブ」。毎回様々なことをテーマに各々の意見を語りあっている。会長はおじゃる丸が務めている。メンバーは、「おじゃる丸」、「電ボ」、ハムスターの「公ちゃん」、カタツムリの「カタピー」、カメ姉妹の「亀田カメ」、「亀田トメ」、貧乏神の「貧ちゃん」である。
そんな「ちっちゃいものクラブ」にはファンクラブがあり、設立は満願神社の狛犬ツインズの弟「ニコリン坊」。二コリン坊はファンクラブ開設前、「ちっちゃいものクラブ」に入会するため、入会テストを受けたが落ちてしまった。そんなことがあってもあきらめきれず結果、ファンクラブを設立することにした。ファンクラブを設立したのは「二コリン坊」であるが会長は狛犬ツインズの兄「オコリン坊」が務めている。

『おじゃる丸』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):北島三郎「詠人」(第1〜10シリーズ・第16シリーズ〜)

作詞・作曲 - 大地土子 / 編曲 - 宮崎慎二 / 歌 - 北島三郎
1998年10月7日発売の北島三郎の楽曲。
おじゃる丸のオープニングソングとしては、第1シリーズ〜10シリーズと第16シリーズ以降で2度使用されている。
第1シリーズ〜10シリーズのオープニング映像では、楽曲とともにおじゃる丸が小鳥たちに運ばれた後、ウシの牛車に乗る構成となっている。第16シリーズ以降は、初代をアレンジしている。オープニング映像では、初代に登場した冒頭のおじゃる丸が小鳥たちに運ばれるシーンは省略されている。

OP(オープニング):北島三郎「夢人」(第11〜15シリーズ)

作詞・作曲 - 大地土子 / 編曲 - 宮崎慎二 / 歌 - 北島三郎
2008年4月9日発売の北島三郎の楽曲。
おじゃる丸のオープニングソングとしては、第11〜15シリーズで使用されている。
オープニング映像では、おじゃる丸が牛車に乗る途中小鬼トリオが邪魔をするが、最後は夕日と共に仲良く歩く流れとなっている。

EP(エンディング):SUS4「プリン賛歌」(第1シリーズ)

作詞 - 犬丸りん / 作曲・編曲 - 竹中敬一 / 歌 - SUS4
プリン賛歌の初代であるSUS4の楽曲。おじゃる丸のエンディングソングとしては第1シリーズで使用されている。
エンディング映像では、スタッフクレジットの横でおじゃる丸達がプリンを持って踊っている。サビの部分では、おじゃる丸以外のキャラクターたちが変わっている。

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