そのアイディアに唸る!高度に改変されたNHKアニメキャラ!

NHKにて放送されていたアニメの中には、「思い切ったな!」「よく考えたな!」と思うようなアイディアのキャラも登場します。そんなキャラの数々をご紹介します。

妖怪ウォッチよりも前にいたかわいい狛犬!オコリン坊・ニコリン坊(『おじゃる丸』)

『おじゃる丸』とは

犬丸りん原案のNHKアニメ。1998年から放送されているロングランアニメ。一見子供向けのキャラクターデザイン、設定ながらセリフ回しやキャラクターのアクが強く、大きなお友達にも人気です。大まかなカテゴリーは『ドラえもん形式』。ヘイアンチョウからやって来た妖精の少年おじゃる丸が、エンマ代王から奪った勺(自由自在に動く)を使い、人間の世界月光町で暮らすというもの。宇宙人や勺を取り返そうとする子鬼トリオなど、キャラクターの強さはかなりのもの。

狛犬

狛犬と言えば、神社仏閣でよく見かけますね。「犬」と名がついていますが、想像上の動物だそうです。神様や仏様を守るのがお勤めです。そのためか、いかつい風貌なのが定番。

『妖怪ウォッチ』のコマさん、コマ次郎よりも前に、NHKはかわいい狛犬キャラを出していました。

左が兄のオコリン坊、右が弟のニコリン坊。

満願神社なる神社の狛犬で、普段は石化しています。で、この神社に貧乏神が取りついてしまったため神社の参拝客は激減したという…。神社を立て直すため、賽銭箱を背負って金策に励んでいます。兄弟仲はいい模様です。しかし何故に関西風の話し方なんでしょう、ニコリン坊。

出典: p.twipple.jp

公式擬人化も果たしました。

暴走族スタイルに変身!?風神・雷神(『カスミン』)

『カスミン』とは

2001年から2003年にかけ、NHKで放送されたアニメ。両親の海外出張に伴い、霞町の霞家で暮らすことになった春野カスミ。しかし、霞家はヘナモンという、妖怪のような存在の暮らす家でした。とはいうものの作品自体は時折ホラー的要素が垣間見える程度で、基本的にはほのぼのした不思議系統の物語。しっかり者のカスミンことカスミは家事の腕を認められたり、家具型のヘナモンと仲良くなったりと、何だかんだでこの家に馴染んでいくのでした。

【ヘナモン】自然物や道具などが古くなり命を得た存在の総称。精霊もしくは付喪神のようなもの。人間と変わらない姿の者もいれば、元の道具が妖怪化したような物もいます。「変なモン」と称されることもあり、古くは人間から恐れられ封じられた過去もあって、弱いヘナモンは人間を恐れている描写もありました。その一方で個体差こそあるものの人智を超えた能力を持っており、生意気盛りの子供は「人間は何にもできないんだよ」と小馬鹿にした発言もとります。詳しい発生源については不明ですが、保育園があったり見合いという言葉が出たりと、親子関係を持つヘナモンもいます。能力(術とも表現)を使う時、大抵のヘナモンは両腕を交差して耳をつまみ、舌を出すという共通のポーズを使用。ヘナモン界という異界や、独自の風習、常識概念があります。霞家は人間界で暮らすヘナモンのお世話を仰せつかる名家中の名家。しかし相容れないとしながら人間との共存を図る霞家に反発する霧一族など、敵対ヘナモンも存在します。ちなみにカスミンは「ベチャポンテン」というヘナモンに似ているそうです。初対面のヘナモンからはたいていベチャポンテンに間違われて、「え、人間!?」と驚かれるのが一つのお約束になっていました。ただ、ベチャポンテンは最終回まで登場せず。

風神雷神

風神雷神と言えば、大体下画像のような姿を連想します。

自然界でも特に脅威の雷と、時に竜巻や台風を起こす風は神のようにあがめられてきました。それがNHKアニメ『カスミン』では…。

風神

雷神

揃ってパンクスタイルというか、暴走族の兄ちゃん風にアレンジされました。愛用のバイクが駆け巡るのは地上ではなく、空。「人間が驚く」とは風神の談。初登場時は霞家当主、仙左右衛門から「チャラチャラした奴ら」と言われていましたが部下としては信頼されており、実際能力も高いです。能力なしの肉弾戦でもそこそこ強いことが伺えますが、相手の人数があまりに多い場合は冷や汗を流していました。初登場時より霞家の長女、蘭子に(主に移動手段として)いいようにこき使われていますが、ヘナモンを統べる龍王の家臣でもあります。到着時、合図のように雷鳴と強風が発生。

【風神】第2話初登場。カスミンが人間だと知らずにバイクに乗せ、「バイクは急に止まらない」と名言的な言葉を呟きましたが、カスミンの正体を知って驚き「生きた心地がしなかった」とのこと。蘭子と似た美しい容姿でお淑やかな蝶子が現れた際は、蘭子との連絡を絶ってまで蝶子に尽くしていました。その気になれば嵐が起こせます。高い能力やいかつい風貌に対し、優しい性格。蘭子に頭が当たらないらしく、蝶子に尽くしていることがばれた際汗だくで雷神に助言を求め、「下僕」呼ばわりされても「そうだって言えばそうなんですけど…」と言い淀んでいました。留守録メッセージは口笛で始まり投げキッスで終わるという、女性限定の物としか思えない内容です。バイクの色は青。ヘナモンの存在を探知するレーダー付きです。エンジンを吹かした時点でタイヤに風がまとわりつきますが、風神の能力によるものかは不明。

【雷神】同じく第2話登場。風神とセットで登場します。雷神同様に嵐が起こせますが、雨を降らせることも可能な様子で、一度「嵐を起こせ」と命令を出されながらも、雷までは発生させませんでした。雷を操るヘナモンは他にもいますが、基本他ヘナモンは子供なので、多少感電、もしくは気を失う程度。第4話では、直撃ではないものの甥姪に対し、文字通りの雷を落としました。風神同様、蝶子が来た際はそちらに尽くし、風神と点数の稼ぎ合いをしています。蘭子にばれた際風神に助言を求められて「俺に振るな」と言い返す辺り、同じく蘭子に頭が上がらないご様子。留守録メッセージは陽気なチャラ男風。バイクの色は赤。停まっている時はタイヤのホイールに稲妻の意匠が見られます。走行中、タイヤ部分の雷で同乗者が感電しないのが、雷神の能力によるものかは不明。

数少ない風神雷神の「能力使用」シーンが見られるエピソードです。

進化しすぎ!科学者ダーウィンの進化の果ては…?(『マリー&ガリー』)

えどまち
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@edono78

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