フリクリ（FLCL）のネタバレ解説・考察まとめ
『フリクリ（FLCL）』とは2000年から2001年にかけて展開された日本のOVA作品。小学6年生の主人公ナオ太が謎の「ベスパ女」ハル子との出会いをきっかけに、奇想天外な出来事に巻き込まれていくSF青春ドラマである。個性的な登場人物たちの掛け合いと実験的な演出が盛り込まれた作風は、ハイテンポでカオスな魅力に溢れている。多くの謎を持つ独創的な世界観は、海外を中心に高く支持を受け根強いファンを獲得した。
出典： twitter.com
カンチ
ナオ太の頭から現れたロボット。普段は、青緑のボディでナンダバ家の家事をこなしている。喋ることはできないが、感情はあるようでハル子のいじりに照れる一面も。その正体は、アトムスクが封じられたメディカルメカニカ製のロボ。ナオ太を取り込むことで、ボディが赤くなりアトムスクの力を一時的に得ることができる。
最終話では、取り込まれたナオ太がカンチの中からアトムスクの力を手に入れて脱出。カンチが持っていたアトムスクの能力は失われることとなったが、その後もナンダバ家で普通に生活している姿が見られる。
ナンダバ家
ナンダバ・カモン
出典： flcl.fandom.com
ナンダバ・カモン
CV：松尾スズキ
ナオ太の父親であり、陽気でオタク気質な性格の持ち主。パン屋「しげくに」で働いている。以前は元編集長を務めていたこともあり、マバセ市長のスキャンダルを知らせるジャーナリストな一面も持ち合わせている。ナオ太同様ハル子に轢かれたことがあるが、ワープ能力は発現しなかった。その他、ハル子に拘束されナンダバ家の押し入れに隔離されたこともあり、親子ともども彼女の不条理を受けている。
ナンダバ・シゲクニ
CV：糸博
ナオ太の祖父。マーシャと呼ばれる野球チームの監督を務めている。タスクと付き合っていたマミ美をよく思っておらず、「サゲマン一号」と罵った。
ミユミユ
CV：庵野秀明
ナンダバ家で飼われている猫。作中でハル子は敬語でミユミユに話しかけているが、これはミユミユを媒介としてフラタニティの上司とやりとりをしているシーンとなっている。
ナンダバ・タスク
ナオ太の兄。留学で海外へと旅立っている人物である。作中未登場のキャラクターだが、ナオ太やマミ美に与えている影響は大きい。留学目的が野球であるため、その腕は確かなものであったと作中でも語られている。
できる兄がいるからこそ、ナオ太はバットを振ることにコンプレックスを感じており、タスクがバットを振り街を出て行ってしまったからこそ、マミ美は消極的なナオ太を次の「タッくん」として選んだ。2人の関係性が描かれる本作において、重要な人物である。
ナオ太の学校関係者
ニナモリ・エリ
ニナモリ・エリ
CV：伊藤実華
ナオ太と同じクラスの同級生にして委員長を務める優等生。父親はマバセ市の市長である。
第3話ではメインキャラクターとして登場。ナオ太と同様大人ぶった子どもであり、父親のスキャンダルが報道され親の離婚騒動となった際もみんなの前では気丈に振る舞う。
しかし、本心では両親に離婚してほしくない思いがあり、学校行事の発表会で両親が仲良く見に来てくれることを願っていた。
最終的に、自身が子供であることを知り、まだ子供のままでいいという考えを持つようになる。物語終盤のナオ太の成長よりも、ひと足先に大人へと近づいたキャラクターである。
マナベ・ガク & マサムネ・マサシ
CV：宮島章&鈴木和人
ナオ太の同級生。
思春期の男子らしく都市伝説的な噂話や、下ネタが大好きな2人組。
ミヤジ・ジュンコ
ナオ太たち思春期の少年たちに翻弄される担任教師。「禁止！禁止！」が口癖である。登場する度、ナオ太たちとメディカルメカニカの戦闘に巻き込まれ、自家用車を破壊される不遇な人物。
特殊入国管理官
アマラオ
出典： twitter.com
アマラオ
CV：大倉孝二
眉毛に海苔をはりつけている赤髪の男。実際の眉毛は、細く毛量もない。政府の機関である特殊入国管理局、管理官。フラタニティやメディカルメカニカの動向に目を光らせ、彼らの攻防から人々を守るために動いている。ハル子やメディカルメカニカについて多くの情報を知っている人物。
その理由は管理官である以上に、ハル子と共に過ごし利用されていた過去が大きい。ナオ太と同様、頭から物質が出現するN.Oの能力者であるが、その力は小さくゴム銃を出すのが精一杯。その過去と管理官である立場からナオ太に、ハル子から手を引けと大人の助言する。しかし、未だに彼女に多少なりとも好意があるらしくハル子に完敗した後には「あんな小学生がいいのかよぅ 僕じゃだめなのかよぅ〜」と悲壮の声を漏らしていた。
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目次 - Contents
- 『フリクリ（FLCL）』の概要
- 『フリクリ（FLCL）』のあらすじ・ストーリー
- ハル子に轢かれ角が生えたナオ太
- バット（ギター）を振るナオ太
- ハル子の目的を知るナオ太と新たな「タッくん」を育てるマミ美
- ナオ太は1つ「大人」へと近づく
- 『フリクリ（FLCL）』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ナンダバ・ナオ太
- ハルハラ・ハル子
- サメジマ・マミ美
- カンチ
- ナンダバ家
- ナンダバ・カモン
- ナンダバ・シゲクニ
- ミユミユ
- ナンダバ・タスク
- ナオ太の学校関係者
- ニナモリ・エリ
- マナベ・ガク & マサムネ・マサシ
- ミヤジ・ジュンコ
- 特殊入国管理官
- アマラオ
- キツルバミ
- 『フリクリ（FLCL）』の用語
- メディカルメカニカ
- フラタニティ
- N.O（エヌ.オー）
- アトムスク
- 『フリクリ（FLCL）』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- ナンダバ・ナオ太「すごいことなんてない ただ当たり前のことしか起こらない」
- ハルハラ・ハル子「空に向かって打ち返してみ 真のスラッガーは現実のボールを打つ前に まず心の中でアーチを放っているのさ」
- ハルハラ・ハル子「タッくんはさ まだ子供だから」
- サメジマ・マミ美「さよなら ナオ太くん」
- 『フリクリ（FLCL）』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 『フリクリ（FLCL）』に似せた4文字の各話サブタイトル
- フラタニティは『トップをねらえ2！』にも登場
- 庵野秀明も作品に参加
- 大人気漫画『チェンソーマン』に影響を与えた作品
- 『フリクリ（FLCL）』の主題歌・挿入歌
- ED（エンディング）：the pillows『Ride On Shooting Star』
- 挿入歌
- 作中エピローグ：the pillows『LITTLE BUSTERS』
- 予告挿入歌・第6話：the pillows『LAST DINOSAUR』
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- 第1話・第3話・第5話：the pillows『RUNNERS HIGH』
- 第1話・第3話・第4話：the pillows『STALKER』
- 第1話・第6話：the pillows『Come Down』
- 第1話：the pillows『Bran-new Lovesong』
- 第1話・第2話・第3話・第5話：the pillows『Advice』
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