牧場物語(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『牧場物語』とは、パック・イン・ビデオ(2007年に後のマーベラスに吸収)より1996年にスーパーファミコンで発売された経営シミュレーションゲーム。『牧場物語』は生みの親である和田康宏の代表作。舞台となっているのは、昔主人公の祖父が経営していた牧場のある町「花の芽村」。荒れ果てた牧場を再建し、作物や家畜を育て、町の住人とコミュニケーションをとり、自由に牧場生活を楽しむことが目的となっている。

結婚候補の女の子5人にはそれぞれ恋愛イベントがある。愛情度を表すハートが4つになった時に発生する。イベントをクリアすることで愛情度が上がり、一気にハートが5つになる。発生から3日でなくなってしまうため、その間にクリアする必要がある。しかしクリアしなくても結婚はすることができる。

マリア

主人公の家に町長が大慌てで訪ねてくる。「うちのマリアを知らんかね?」と聞かれ、町長の娘であるマリアを探すことになる。教会に行くと牧師から「どうやらマリアちゃんは、君のことでお父さんと揉めたらしいですよ。」という情報をもらう。また探し、裏山にある木こりの家に行き、木こりに話を聞いているとベッドの後ろに隠れていたマリアが出てきて「ごめんなさい、私…帰ります。」と言ってマリアは主人公にキスをして終わる。

アン

主人公の家に道具屋のアンが来て「風見鶏見なかった?うちの屋根についてたあれ。」と聞かれる。話を聞き進めると道具屋の屋根の上についていた風見鶏が風で飛ばされたという。主人公の牧場の方に飛んで行ったということで牧場内を探していると、にわとり小屋で風見鶏を発見する。届けに行くとアンは「思い出にしがみついてるわけじゃないけど。とっても大切なものなの。」と言ってアンは主人公にキスをして終わる。

ニーナ

主人公が外に出ると「ニーナちゃんが山へ薬草を取りに行ったっきり戻ってこないんだ。探してくれ。」と花屋から言われる。裏山の洞窟の岩をハンマーで砕いて進んでいくと、具合の悪そうなニーナを見つける。「薬草。小さな白い花の咲いてる草。」と言われるので、洞窟の奥の方で採ってニーナに持って行く。「ありがとう。これでママも元気になるわ。」と言ってニーナは主人公にキスをして終わる。

エレン

主人公の家に食堂の娘のエレンがやってきて「私のピィちゃんが逃げちゃったの。もし見かけたら知らせてね。」と頼まれる。裏山の池に行き、青い鳥のピィちゃんを発見し話しかけるとピィちゃんは主人公の頭の上に止まる。そこにエレンがやってきて「ごめんね。もういいの」「せっかく自由になれたんだもの。バイバイ、ピィちゃん。元気でね。今までありがとう」と言うと、ピィちゃんはそのまま飛んで行く。それを見届けたエレンは主人公にキスをして終わる。

イヴ

主人公の家に木こりがやってきて「大変だ!狩人のじいさんが洞窟に閉じ込められちまったよ!」と教えてくれる。裏山の洞窟に行くと酒場の看板娘のイヴがいて「お願い、おじいちゃんを助けて。」とお願いされる。洞窟の奥まで行くと倒れている狩人を発見する。話しかけると「お前か。わしももう年じゃ。何かあったらイヴのことは頼んだぞ。」と言われる。洞窟の外に狩人と一緒に出るとイヴが待っていて、狩人とイヴが話をした後、イヴが主人公にキスをして終わる。

エンディング

2年目の夏の30日、主人公の牧場に両親が尋ねてくる。立派な牧場主として成長した息子を見て両親は安心する。主人公の築き上げてきた幸せな牧場生活はこれからも続いていく。

『牧場物語』のゲームシステム

体力が0になった時の様子。こうなると移動以外の行動ができなくなるので、食事をするか温泉に入るかして体力を回復する必要がある。

今作はプレイ期間が2年半(1年目の春から3年目の夏まで)とされている。1日は午前6時から始まり午後6時までの12時間。自宅やニワトリ小屋などの室内に入ると時が止まり時間が経過しない。また午後6時以降は、外にいても時間が経過せず、翌日にならない。本作ではプレイ画面等に時計の表示がない。その代わり1年目の夏までに1回目の増築を終わらせると入手できる時計がある。それを逃すと時間を見ることができなくなる。体力の概念があり、最初は100(最大200)から始まる。時計と同じで体力ゲージがないため、主人公のアクションで体力の減り具合を判断する必要がある。

畑仕事

せっせと水やりをする主人公。

春と夏のみ畑にタネをまき水をあげることで野菜(カブ、ジャガイモ、トマト、とうもろこし)が育つ。雨の日は水やりをしなくて良い。育った野菜は収穫し出荷することで収入を得ることができる。ただし午後5時以降に入れた作物は腐って翌日になくなるため、その前に出荷する必要がある。秋と冬は野菜を育てることができないが、後の作品では育てることができるようになった。

カブ

春〜夏にかけて育てることができる。春に種を蒔いておくと夏の間も成長する。一つの種で一つ実をつける。種を蒔いてから5日で収穫可能。カブの出荷額は60G。

ジャガイモ

春〜夏にかけて育てることができる。春に種を蒔いておくと夏の間も成長する。1つの種で1つ実をつける。種を蒔いてから7日で収穫可能。ジャガイモの出荷額は80G。

トマト

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