OCTOPATH TRAVELER(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『OCTOPATH TRAVELER』は「HD-2D」をコンセプトとしたドット絵調のグラフィックが特徴のRPGで、スクウェア・エニックスとアクワイアによる共同開発、スクウェア・エニックスによる発売のゲームソフトである。2018年にNintendo Switch版、2019年にMicrosoft Windows版がリリースされた。本作では8人の主人公による8通りの物語が短編小説のように描かれ、各主人公のストーリーを最後まで進めた後のシナリオで接点がないように見えた8人の物語が集約される。

出典: game8.jp

リバーフォードの領主であり、エアハルトからは「剣の腕よりも底知れぬ恐ろしさがある」と言われている。かつては傭兵団「シュヴァルツェコール」の団長で8年前の戦乱でオルベリクの祖国であるホルンブルグを滅ぼし、エアハルトにアルフレート王を討たせた張本人である。この事件は裏でリブラックが糸を引いており、リブラックがヴェルナーと接触したことで相互の私欲のため利用しあったことに起因する。リブラックはヴェルナーに資金や人脈を提供し、傭兵団シュヴァルツェコールを結成させる。その後ならず者たちに辺境の村を襲わせては自身の傭兵団で鎮圧をするといった自作自演を何度も行い、国内での影響力を強めていった。そして傭兵団の一員であったエアハルトをホルンブルグに密偵としてホルンブルグに送り込み、情報操作を行わせていたのである。

なお、ホルンブルグ滅亡後はリブラックの底知れぬ悪意を感じ取り、深く関わると自滅することを悟って縁を切っている。傭兵団は解散させ、リバーフォードに拠点を移すと前領主であるハロルドの父親を処刑し、領主の座を奪ってからは領民を火あぶりの刑に処すなどの悪政で独裁政治を行った。しかしレジスタンスの蜂起に加勢したオルベリクとエアハルトにより敗れ、最期は自害する。

ハロルド

左の人物がハロルド

ヴェルナーの対抗組織レジスタンスのリーダーを務めている。父親はかつてリバーフォードを治めていたがヴェルナーにより処刑された。敵討ちのため組織レジスタンスを結成し、蜂起の際はオルベリクやエアハルトの加勢により父親の無念を晴らせた。ヴェルナーが討たれた後は自身が新たな領主となる。

プリムロゼ編登場人物

ジェフリー・エゼルアート

中央の人物がジェフリー・エゼルアート

プリムロゼの父親で、かつてはノーブルコートの領主だった。厳格だが娘のプリムロゼをはじめとして多くの人々に慕われており、彼が治めていた頃のノーブルコートは平和だったという。

ノーブルコートで裏社会の組織である黒曜会が勢力を増しつつあった時代、協力を求められるが断り続け最期はシメオンらにより暗殺された。生前に黒曜会の首謀者、目的、繋がりの調査をした末に「フィニスの門」の存在を知る。

ヘルゲニシュ

出典: game8.jp

サンシェイドの酒場の支配人である。非常に横暴で彼に歯向かった人間は何人も殺された。酒場の稼ぎ頭であるプリムロゼに対しては高く評価している様子だが、あくまでも「売り上げに貢献する道具」としてである。黒曜会とのつながりもあり、プリムロゼにその現場を押さえられて最後は始末される。

アリアナ

出典: ameblo.jp

エゼルアート家の元侍女だがジェフリーが暗殺されたことで仕事を失い、黒曜館で娼婦をしていた。

ルフス

出典: game8.jp

黒曜会の幹部で左腕にカラスの刺青がある「左腕の男」である。スティルスノウの外れで娼館を管理しており、娼婦の売買のためヘルゲニシュと通じていた。ヘルゲニシュには合流場所を書かれた地図を渡しており、これをプリムロゼに奪われ自身が殺されるきっかけになった。黒曜会においては情報網を握り、組織の存在を嗅ぎつけた者を粛正する役目を持っていた。

レブロー

出典: ameblo.jp

一番左の人物がレブロー

ノーブルコートの元自警団副団長でジェフリーに近い存在だった。ジェフリーの死後は独自に黒曜会の調査をし、仲間が何人も殺されていることから自分では手に負えないと悟る。しかしプリムロゼと再会し、彼女の決意によって黒曜会のアジトに乗り込む。

アールバス・エルメロ

出典: toragame.com

黒曜会の幹部で右腕にカラスの刺青がある「右腕の男」である。黒曜会の資金と権力を司る存在であり、左腕の男であるルフスと共にあることで組織が機能していた。ジェフリーの生前はノーブルコートの自警団団長だったが、黒曜会に寝返って幹部になる。

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