マーリン(七つの大罪)の徹底解説・考察まとめ

マーリンとは漫画『七つの大罪』に登場する「暴食の大罪(ボア・シン)」を背負う妖艶な女性で、主人公メリオダス率いる最強の騎士団「七つの大罪」の一員。強力な魔力と知識を有しているが、異常なまでの知識欲に囚われている。この世を創り出した「混沌」というエネルギー体の存在を知り、強い興味を抱く。そして七つの大罪を密かに利用し、混沌を復活させようとした。最終的に七つの大罪を裏切ったが、後に和解する。そして混沌に選ばれた王子アーサーを仲間達と協力して覚醒させた。そして彼を育てる為、共に旅立つ。

「不殺」の戒言を持つ魔神族。下位魔神から生まれた突然変異種である為、人の形をしていない。魔神族以外の生物に卵を産み付け、下級魔神や上位魔神に作り替える能力を持つ。また戒言により、彼の前で殺意を抱いた者は急速に年老いてしまう。その為、常人であればグレイロードの前では戦う事が出来ない。

フラウドリンと共にリオネス王国を占領し、戒言を盾に聖騎士達を無力化した。だが戒言の効かないマーリンによって生け捕りにされる。その後はマーリンによって交渉材料に使われたり、彼女の研究材料になってしまった。また、この時にメリオダスによって戒言を奪われている。

メラスキュラ

「信仰」の戒言を持つ十戒の1人。彼女の前で不信を抱いた者は目を焼かれてしまう。その正体は魔界の瘴気を長年浴びた蛇であった。

魂に関する魔法を駆使し、死者の魂を蘇らせて生者を襲わせた。1度はエスカノールに敗北し、黒焦げになる。その後、キャメロットの門番として再び七つの大罪の前に立ちはだかる。メリオダスを暗澹の繭に捕え、図らずも彼を暴走させた。これにより、彼はより冷酷無慈悲な魔神王に近付く事になる。

最終的にマーリンによって体内の瘴気を発散させられて蛇の状態に戻される。そして生け捕りにされ、以降の十戒との戦いの交渉の道具にされた。

続編の『黙示録の四騎士』にも再登場する。

フラウドリン

十戒の1人で「無欲」の戒言を担当している。元々はゴウセルの本体の部下であったが、彼が魔神族を裏切った事でその代わりを務めている。その為、戒言は持っていない。

3000年前の常闇の棺による封印から逃れており、本編の16年前ダナフォール王国に出現した。その際、エリザベスの前世であるリズを殺し、メリオダスと交戦した。メリオダスは恋人を殺された怒りから魔力を暴走させ、フラウドリン諸共ダナフォール王国を滅ぼしている。だがフラウドリンは密かに生き残っており、後に調査に訪れたドレファスの身体を乗っ取っている。これによりヘンドリクセンも洗脳され、2大聖騎士による聖騎士長ザラトラスの暗殺の黒幕となった。フラウドリンの策略により、キング達七つの大罪は冤罪で国を追われる事となっている。ヘンドリクセンを操り、十戒を復活させた。マーリンと直接的な関わりは無いものの、彼の策略によってマーリンもお尋ね者となっている。

魔神族

チャンドラー

魔神王が最初に生み出した配下であり、魔神王の力を分け与えられている。その力は十戒を凌ぐが、魔神王に反旗を翻した事により、罰として2体の魔神に分けられている。チャンドラーはその内の1体であり、骨までしゃぶり尽くす様な残虐性から「おしゃぶりの悪魔」という異名を持つ。メリオダスの教育係をしており、彼を溺愛していた。

十戒は七つの大罪の大罪に倒されたり、離反して戦力不足となってしまう。それを補う為に魔神王はチャンドラーとキューザックを派遣した。魔神王の命令により、意識不明のメリオダスの身柄を確保すべく七つの大罪を襲撃する。マーリン達七つの大罪は応戦するものの、全く歯が立たなかった。マーリンの魔法は悉く跳ね返され、本来の姿である幼女の姿となってしまう。

メリオダスが魔神王になるべく魔神族に寝返った事で、チャンドラーは彼の配下となる。マーリン達七つの大罪はメリオダスを止める為、再度チャンドラーと戦った。

メリオダスの前では好々爺を演じていたが、その本性は冷酷無慈悲で強力な魔法使いである。

キューザック

魔神王が最初に生み出した配下であり、魔神王の力を分け与えられている。その力は十戒を凌ぐが、魔神王に反旗を翻した事により、罰として2体の魔神に分けられている。キューザックはその内の1体であり、一瞬で相手の精神を支配して生殺与奪権を奪う事から「うたたねの悪魔」という異名を持つ。ゼルドリスの教育係をしており、彼を溺愛していた。

十戒は七つの大罪の大罪に倒されたり、離反して戦力不足となってしまう。それを補う為に魔神王はキューザックとチャンドラーを派遣した。

地上に派遣されたキューザックは、ゼルドリスが占拠したキャメロット城を根城に活動する事になる。そこへ侵入したアーサーと交戦し、彼を追い詰めた。そして彼の精神を支配し、マーリンの前で自害させてしまう。これによりマーリンの仇敵となった。

メリオダスが魔神王になるべく魔神族に寝返り、ゼルドリスが彼に協力した事で、キューザックもメリオダスの配下となる。マーリン達七つの大罪はメリオダスを止める為、キューザックと戦った。キューザックはマーリンに精神攻撃を仕掛けるが、逆に自身の精神を攻撃され、窮地に陥っている。

ゼルドリスを魔神王にする事に執着しており、メリオダスが魔神王の意識に打ち勝って吐き出した10の戒言を回収している。その後己の半身であるチャンドラーを殺し、嫌がるゼルドリスに10の戒言を取り込ませた。これによりゼルドリスの肉体に魔神王の意識が宿り、マーリン達七つの大罪は彼と戦う事になる。

原初の魔神

キューザックとチャンドラーが魔神王の罰を無視して一体化した元の姿。魔神王が最初に生み出した配下であり、魔神王の力を分け与えられている。

メリオダスを魔神王にする為、追い詰められたキューザックとチャンドラーは魔神王の罰に背いてこの姿に戻った。マーリン達七つの大罪はメリオダスの魔神化を阻止すべく、この原初の魔神と死闘を繰り広げた。一方でマーリンは密かに、メリオダスを魔神王にするべく魔法を調節している。

魔神王の許可無くこの姿に戻った為、肉体が次第に崩れ去っていく弱点を持つ。

魔神王

魔神族を力と恐怖で支配する魔神の王で煉獄に住んでいる。メリオダスとゼルドリスの父親でもある。

混沌の力によって最高神と共に生み出され、以来女神族と敵対している。マーリンの魔力に興味を持ち、彼女を陣営に取り込もうとする。これに対しマーリンは「自分の気に入る贈り物をした側につく」と発言した為「魔界の秘術に関するあらゆる知識と女神の洗脳術を防ぐ加護」を授けた。だが彼女は最高神にも同様の要求を行い、最終的に両者を裏切ってしまう。激怒した魔神王は最高神と共に、マーリンの故郷であるベリアルインを滅ぼしてしまった。

肉体が老いている為、息子であるメリオダスやエスタロッサの肉体を乗っ取ろうとした。最終的にマーリン達七つの大罪の手により、打ち滅ぼされている。

女神族

最高神

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