錦山彰（龍が如く）の徹底解説・考察まとめ

元々は由美という名前だったが、実の夫に命を狙われる立場となってしまい、身を守るために整形して「妹の美月」として戸籍を与えられた。
桐生、錦山とは幼馴染で、同じ児童養護施設「ヒマワリ」の出身。錦山の想い人でもある。

風間新太郎（かざましんたろう）

東城会直系堂島組の若頭であり、堂島組内「風間組」の組長でもある人物。かつては天才的な銃の腕を持つ凄腕の元ヒットマンでもあった。
私財で児童養護施設「ヒマワリ」を創設しており、錦山や桐生にとっては父親のような存在。

松重（まつしげ）

『龍が如く 極』に登場した錦山組員。元は風間組に所属していたが、シノギの勉強のため風間の命で錦山組に派遣された。松重は錦山のことを、桐生と違って威厳が無く大した成果も上げていないという理由で見下している。
錦山に命令された際に土下座を強要したり、風間組の店からみかじめを取るなど、その言動は仁義に基づいているとは言い難い。

最後は優子を亡くして自暴自棄になっている錦山に向かって「お前はどこまでヘタレなんだよ、桐生の方がまだ根性あったぜ」と吐き捨て、「堂島組長を殺ったのはこの俺だ」と激昂した錦山に腹を裂かれて死亡した。

日吉公信（ひよしきみのぶ）

『龍が如く 極』に登場した優子の主治医。医者でありながらキャンブル狂いであり、多額の借金を抱えている。
妹の治療を必死に懇願する錦山に「臓器ブローカーとのコネを持っている」と嘘をついて、紹介料として3000万円を持ってくるように促す。
錦山から金を受け取った後はそのまま夜逃げして優子を見殺しにした。

その後、『龍が如く ONLINE』の錦山彰（決戦）のストーリーで再登場。
ギャンブル狂いは治っておらず、裏カジノに入り浸っていたところを錦山に見つかり、自分自身が臓器ブローカーに売り飛ばされる末路を辿る。

錦山彰の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「最後のケジメくらい……俺につけさせろや」

「100億円事件」の黒幕である神宮と100億円の大金を消すために、自爆する覚悟を決めた時のセリフ。
神宮は桐生と由美を銃で負傷させ、とどめを刺そうとしていた。そんな絶体絶命の2人を助けるために、錦山は神宮にナイフを刺して止め、「最後のケジメくらい……俺につけさせろや」と桐生に向けて言い放った。
錦山は元々仲間思いの性格だったが、桐生へのコンプレックスや、由美の失踪、妹の死などで豹変してしまい、極悪非道の道を辿っている。この言葉は、そんな彼に仲間思い・家族思いの部分が残っていたことが分かる名セリフだ。幼馴染みである桐生、由美と再会し、様々な騒動を経て自分の罪を認め、それを償うためにも自爆の覚悟を決めた彼の男らしさが詰まったシーンでもある。

「馬鹿な兄貴でごめんな…… 優子。」

『龍が如く ONLINE 』の錦山彰（決戦）のキャラストーリーにて、妹を見殺しにした日吉に対し、助けるフリをして臓器ブローカーに売り飛ばした。その際に呟いたのが「馬鹿な兄貴でごめんな…… 優子。」というセリフである。
なお、日吉への仕打ちは復讐と同時に「優子と同じ目に遭っている被害者を出すわけにはいかない」という思いも含まれている。
優子の死が引き金となって修羅の道へ進む事となった錦山だが、人間らしさは消失していないことを表すセリフでもある。

錦山彰の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

錦山彰の声優・中谷一博は『龍が如く7 光と闇の行方』の主人公・春日一番の声優も担当

錦山彰の声優である中谷一博は、『龍が如く7 光と闇の行方』の主人公・春日一番の声優も務めている。キャラクターとして直接の関係はないが、春日は背中に龍になりかけた昇り鯉「龍魚」を彫っており、それが桐生と錦山両方の要素が盛り込まれているとしてファンの間で話題になった。

声優担当の中谷一博が「台本を見たくなくなるほど辛かった」追加シナリオ

『龍が如く』のリメイク作品となる『龍が如く 極』では、追加シナリオが組み込まれている。
錦山がどのようにして道を踏み外してしまったのかが描かれており、錦山の声優担当である中谷一博はこの台本を読んだ後「しばらく台本を見たくなくなるほど辛かった」と語っている。