ハリー・ポッターシリーズの魔法学校まとめ
『ハリー・ポッター』とは、イギリスの作家J・K・ローリングが生み出した児童文学、及びそれを原作としたメディアミックス作品。1990年代のイギリスと魔法界を舞台としており、主人公ハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校での学校生活と闇の帝王ヴォルデモートとの戦いを描いている。作中にはホグワーツの他、ダームストラング専門学校とボーバトン魔法アカデミーが登場し、同世界には全部で11の魔法学校が存在することが明かされている。そこで、世界の魔法学校の名前や、どこにあるのかという情報を一覧で紹介していく。
ホグワーツで最も高い位置にある塔。この塔の屋上で天文学の授業が行なわれる。授業以外は立ち入り禁止であるが、第1巻『賢者の石』では、ハリーとハーマイオニー、ネビルが、ドラゴンのノーバートを厄介払いするために、この塔へ訪れている。第6巻で「天文台塔の戦い」の舞台となった。
校長室
校長の部屋。壁には歴代の校長の肖像画が飾られている。盟約により歴代校長の肖像画たちは現役の校長に仕える。これら歴代校長の肖像画はホグワーツ以外の場所にも飾られていることが多いため、必要に応じてほかの場所にある自分の肖像画へ移動し、その場の状況を見たり伝言を伝えたりできる。ただし、セブルス・スネイプは校長職に就きながらも職務を放棄していたとされており、彼の肖像画は飾られなかったことが第7巻で描写されている。後にハリー・ポッターの尽力により、彼の肖像画が飾られた。
教職員の私室と同様、内装はそのときの校長によって異なり、アルバス・ダンブルドアの場合は色々な魔法の道具が置かれていた。
校長室に入室するためには、校長室の前門の左右にあるガーゴイルの石像に合言葉を言う必要がある。
入室するための呪文はこまめに変更され、教職員など一部の者しか知らない。アルバス・ダンブルドアは、入室の呪文を菓子の名前に統一している。セブルス・スネイプは合言葉を「ダンブルドア」に設定しており、ほかの教職員が校長室に入ることを許さなかった。
ホグワーツの正当な校長であると認められた者以外が校長として入ろうとすると、入室を拒絶される。第5巻では、ダンブルドアを学校から追い出したドローレス・アンブリッジが校長室への入室を拒まれた。
監督生のバスルーム
監督生とクィディッチチームのキャプテンが使用を許可されているバスルーム。ふかふかのタオルの山、色とりどりの泡がでる蛇口、金の額縁のブロンドの人魚の絵などがある。第4巻『炎のゴブレット』で、ハリーが卵の謎を解くために利用した。
それ以外の一般の生徒にはシャワー室が使用できることが示唆されているが、各寮にあるのか、使用できる時間は決まっているのかなどについては明らかにされていない。これは、原作者のJ・K・ローリングが、作品が児童書であることを考慮したためか、シャワーなどの性的表現に繋がるものを徹底的に排除して描写しているためである。
同じように教職員のシャワー事情についても全く明かされていない。
3階の女子トイレ
女子学生のゴースト・嘆きのマートルが棲んでいるトイレ。かなりの癇癪持ちであるため、誰も近づかない。洗面台の蛇口のひとつは蛇型の傷のようなものがあり、そこが後述する「秘密の部屋」への入口となっている。
秘密の部屋
創設者の1人、サラザール・スリザリンがホグワーツを去るときに秘密に造った部屋。3階の女子トイレに入り口が隠されており、その入口を開くには蛇語(パーセルタング)で命じなければならない。秘密の部屋の秘密はスリザリンの子孫とその他一部の者に受け継がれたが、噂としては広く知れ渡っていた。何世紀にもわたって歴史家や歴代校長によって校内をくまなく捜索されてはいたが、パーセルマウスでなければ部屋にたどり着くことは不可能であるため、部屋の存在は長い間神話と結論付けられていた。
巨大で獰猛な蛇の怪物・バジリスクが棲んでいたが、ハリーとの死闘のすえ、退治される。
ホグワーツの建立当時は水道などのライフラインが揃っていなかったため、そもそもトイレに相当するものがなかったとされる。後にトイレが増設されたことにより、偶然にも秘密の部屋の入口が女子トイレになった。男性であったサラザール・スリザリンが秘密の部屋を隠すために女子トイレを選んだ訳ではない。
必要の部屋
「あったりなかったり部屋」と呼ばれており、それぞれの目的に合致した道具や本などが満載の部屋である。ホグワーツ城の8階にあり、入るためには壁の前を三回歩き回りながら、自分の目的を心に強く思い浮かべることが必要である。一般にはその存在を知られていない。「目的」が変わるごとに、その内装や中にある道具も入れ替わる。「違う目的の部屋」に変わっても、そのときは違う部屋が現れるだけであり、「前の目的の部屋」の状態は保存されるようだが、必要に応じ「同じ目的の部屋」がカスタマイズされることはある。中に人が居るときは、「別の目的の部屋」に姿を変えることができない。
薬草室
ホグワーツ城の裏手にあり、薬草を栽培している温室。屋根は尖っており、ドラゴンの装飾が施されている。マンドレイクや有毒食虫ヅルなど、貴重で扱いが難しく危険な植物が栽培されている。薬草学の授業に使われる。1年生用・2年生用などいくつかの棟があるよう。ここで栽培された薬草は医務室や授業でも使用される。
クィディッチ競技場
魔法界のスポーツ・クィディッチを校内でするための競技場。ユニフォームに着替えるための更衣室が併設されている。一般的なクィディッチ競技場と同じく、楕円形のピッチの両端に3つずつ輪のゴールがそびえ立つ。観客席は木製で造られ、各寮のシンボルカラーに飾られ、高くそびえ立つ。
ふくろう小屋
学校の郵便配達用ふくろうと、生徒のふくろうが飼われている小屋。ハリーのふくろうであるヘドウィグやロンのふくろうであるピッグウィジョンも、普段はここにいる。学校からふくろう便を送るにはここから飛ばす。門限の時間でなければ基本的に制限はないよう。ふくろうを持っていない者や事情により自分のふくろうを使えない場合は、学校のふくろうを自由に使ってよい。
禁じられた森
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目次 - Contents
- 『ハリー・ポッター』の概要
- 「魔法学校」とは
- ホグワーツ魔法魔術学校(Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry)
- 設立:993年頃
- 立地:イギリス・スコットランド高地のどこか
- 入学条件
- 運営形態
- 城内の設備
- 大広間
- 厨房
- 天文塔
- 校長室
- 監督生のバスルーム
- 3階の女子トイレ
- 秘密の部屋
- 必要の部屋
- 薬草室
- クィディッチ競技場
- ふくろう小屋
- 禁じられた森
- 黒い湖
- 制服
- 寮
- 歴代の校長
- アルバス・ダンブルドア
- セブルス・スネイプ
- 主な生徒・卒業生
- ハリー・ポッター
- トム・マールヴォロ・リドル/ヴォルデモート卿
- ダームストラング専門学校(Durmstrang Institute)
- 設立:遅くとも1294年頃
- 立地:探索不可能(スウェーデンもしくはノルウェー最北)
- 入学条件
- 運営形態
- 城内の設備
- 制服
- 寮
- 歴代の校長
- ネリダ・ヴァルカノヴァ(Nerida Vulchanova)
- ハーファング・マンター(Harfang Munter)
- イゴール・カルカロフ
- 主な生徒・卒業生
- ビクトール・クラム
- ゲラート・グリンデルバルド
- ボーバトン魔法アカデミー(Beauxbatons Academy of Magic)
- 設立:遅くとも1294年頃
- 立地:ピレネー山脈のどこか
- 入学条件
- 運営形態
- 城内の設備
- 制服
- 寮
- 歴代の校長
- マダム・オリンペ・マクシーム
- 主な生徒・卒業生
- フラー・デラクール
- ニコラス・フラメル
- ペレネレ・フラメル
- イルヴァーモーニー魔法魔術学校(Ilvermorny School of Witchcraft and Wizardry)
- 設立:17世紀(1634年以前ということが明かされている)
- 立地:グレイロック山
- 入学条件
- 運営形態
- 城内の設備
- 制服
- 寮
- サンダーバード寮
- ワンプス寮
- ホーンド・サーペント寮
- パクワジ寮
- 歴代の校長
- イゾルト・セイア
- 主な生徒・出身者
- ティナ・ゴールドスタイン
- クイニー・ゴールドスタイン
- 魔法処(マホウトコロ、原語:Mahoutokoro School of Magic)
- 設立:不明
- 立地:南硫黄島
- 入学条件
- 運営形態
- 城内の設備
- 制服
- 寮
- ワガドゥー(Uagadou)
- 創設:1000年以上前
- 立地:月の山脈
- 入学条件
- 運営形態
- 城内の設備
- 主な生徒・卒業生
- ババジデ・アキンバデ(Babajide Akingbade)
- カステロブルーショ(castelobruxo)
- 設立:不明(ホグワーツと同じくらい古い)
- 立地:ブラジルの熱帯雨林の奥地
- 入学条件
- 運営形態
- 城内の設備
- 制服
- 歴代の校長
- ベネディータ・ドゥラド(Benedita Dourado)
- 主な生徒・卒業生
- リバチウス・ボラージ
- その他の魔法学校
- コルドフストリーツ(Koldovstoretz)
- オーストラリアの魔法学校