ハリー・ポッターシリーズのクィディッチまとめ
『ハリー・ポッター』シリーズとは、イギリスの作家J・K・ローリング原作のファンタジー小説。1990年代のイギリスと魔法界を舞台に、物語の主人公ハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校での学校生活と、両親を殺害した強大な闇の魔法使いヴォルデモートとの因縁と戦いを描いた物語である。「クィディッチ」とは、作中に登場する飛行用箒を活用した魔法界のスポーツ。主人公のハリーは、自身の所属する寮の代表チームに100年ぶりに選出された1年生選手として活躍する。
南アメリカでも全域にクィディッチは浸透しているが、北アメリカ同様クォドポットと人気を二分している。19世紀にはアルゼンチンとブラジルがそれぞれワールドカップの準々決勝に進出している。またペルーもクィディッチに傾倒しており、これは、ペルー原産のドラゴンバイパーツースの調査のために国際連盟から派遣されたヨーロッパの魔法族から伝わったとされる。
タラポト・ツリースキマーズ(ペルー):20世紀において、南アメリカで最も技術の高いクィディッチ・チーム。ヨーロッパに遠征したおりにも、この技術の高さを絶賛されたとされる。
現実世界で行われた「クィディッチ」
成り立ち
現実世界にも、『ハリー・ポッター』シリーズのクィディッチを元にした球技が存在する。
アメリカの学生によって2005年に始められた。日本にも「日本クィディッチ協会」「日本クアッドボール協会」という団体があり、世界40以上の国々に計2万人あまりの競技者がいる。
(名称に“クアッドーボール”が使われている点については後述する)
7人対7人で対戦する競技で、性別は「各人の認識する性別に準ずる」とするジェンダーフリーなスポーツである。プレイヤーは箒を股にはさんで競技場を走る。原作との違いとして、14名の他にどちらにも属せずスニッチを持って走るスニッチランナー(1名)というポジションがある。これは魔法で自由飛行するスニッチの動きを再現したもの。黄色いソックスにはいったテニスボールを「スニッチ」として、このボール入りソックスを腰に下げて走る。
この競技は複数の既存の競技をもとにしており、ラグビー、ドッジボール、鬼ごっこ、レスリング、ラクロスなどの要素が見られる。
Japan Quidditch Association【日本クィディッチ協会】 -
quidditchjapan.org
JAPAN QUADBALL ASSOCIATION
quadball.jp
一般社団法人日本クアッドボール協会は、クアッドボール競技の日本における普及を目的として設立された非営利団体です。
「クアッドボール」への名称変更
2005年の発足当初は「マグルクィディッチ」の名称でプレーされていたが、2022年には「クアッドボール(Quadball)」へ競技名が変更された。
これはハリー・ポッターシリーズの原作者であるJ・K・ローリングが反トランスジェンダーを肯定するような言動をとっており、映画シリーズの主演俳優たちやLGBTQ擁護団体などが彼女のスタンスを批判している為である。また、それに加えクィディッチという名称自体が、映画『ハリー・ポッター』シリーズを制作しているワーナー・ブラザースが商標登録されており、スポンサーシップや放映権などで制約があった問題を解消したかった為とされている。
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目次 - Contents
- 『ハリー・ポッター』の概要
- 「クィディッチ」とは
- 「クィディッチ」の歴史
- 「クィディッチ」に使用される用具
- 箒(ほうき)
- クリーンスイープ
- コメット
- シルバーアロー
- シューティングスター
- ニンバス
- ファイアボルト
- オークシャフト79
- ムーントリマー
- ティンダーブラスト
- スイフトスティック
- ツィガー90
- ボール
- クアッフル(1個)
- ブラッジャー(2個)
- スニッチ(1個)
- クラブ(ビーター1人につき1本ずつ)
- 「クィディッチ」の競技場
- ホグワーツの競技場
- クィディッチ・ワールドカップの競技場
- 「クィディッチ」のポジション
- チェイサー
- キーパー
- ビーター
- シーカー
- 「クィディッチ」の審判
- 「クィディッチ」のルール
- 「クィディッチ」の反則
- ブラッギング
- ブラッチング
- ブラーティング
- バンフィング
- コビング
- フラッキング
- ハバーサッキング
- クアッフル-ポッキング
- スニッチニップ
- スツージング
- 「クィディッチ」の主な技
- ブラッジャー逆手打ち
- ドップルビーター防衛
- ダブル8の字ループ
- ホークスヘッド攻撃フォーメーション
- パーキン挟み
- プランプトン・パス
- ポルスコフの計略
- 逆パス
- なまけもの型グリップ・ロール
- ヒトデとスティック
- トランシルバニア・タックル
- ウロンゴング・シミー
- ウロンスキー・フェイント
- 「クィディッチ」の主な公式チーム
- 国際クィディッチ・チーム
- アイルランド代表チーム
- ブルガリア代表チーム
- 日本代表チーム
- 各地域のチーム
- イギリスとアイルランド
- ヨーロッパ
- アフリカ
- アジア
- オーストラリアとニュージーランド
- 北アメリカ
- 南アメリカ
- 現実世界で行われた「クィディッチ」
- 成り立ち
- 「クアッドボール」への名称変更