マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス(TE)のネタバレ解説・考察まとめ

『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』とは、PC用ソフト『マブラヴ オルタネイティヴ』のスピンオフ小説、およびそれを原作とした漫画やアニメ等のメディアミックス作品である。本編開始の11か月前を舞台に、アラスカの国連軍基地で進められる次世代戦術機開発計画「プロミネンス計画」を描く。
2007年より『テックジャイアン』で連載された小説を主軸に、2009年からの漫画化や2012年のTVアニメ放送、2013年の家庭用ゲーム発売と多角的に展開している。

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『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』の概要

『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』とは、アダルトゲームメーカー「âge(アージュ)」のPC用ビジュアルノベル『マブラヴ オルタネイティヴ』のスピンオフである小説、およびそれを原作とした漫画、アニメなどのメディアミックス作品である。通称は「トータル・イクリプス」や「TE」。
雑誌『テックジャイアン』で連載され、2007年12月25日より刊行されている小説を主軸としている。漫画はイシガキタカシ作画のものが、『月刊コミック電撃大王』2009年9月号から2011年11月号にかけて連載された。単行本は全3巻。また、 ROHGUN作画の『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス rising』が、『月刊コミック電撃大王』2012年7月号から2016年7月号にかけて連載された。単行本は全6巻。
アニメ『トータル・イクリプス』は2012年7月から12月にかけて放送された。2013年5月には家庭用テレビゲームも発売されている。

本作は、地球外起源種「BETA」の侵攻により滅亡の危機に瀕した人類が、人型兵器「戦術機」を駆って戦う姿を描いたロボット・アクション作品である。
『マブラヴ オルタネイティヴ』本編が開始される11か月前から始まるサイドストーリーで、舞台はアラスカの国連軍ユーコン基地で進められている先進戦術機技術開発計画(プロミネンス計画)実験部隊。各国のテストパイロットやメカニックたちによる戦いの物語が描かれる。

『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』のあらすじ・ストーリー

人類存亡を懸けた次世代戦術機開発の記録

物語の舞台は2001年。BETAの圧倒的な物量の前にユーラシア大陸の大半が失われ、人類が泥沼の戦いを続けてから30年近くが経過した時代である。日本帝国では最前線を支える次期主力戦術機の開発が急務となっており、国連主導の先進戦術機技術開発計画「プロミネンス計画」の一環として、日米共同の戦術機改修計画(XFJ計画)が提案される。

帝国斯衛軍の衛士である篁唯依(たかむら ゆい)は、この計画の責任者としてアラスカの国連軍ユーコン基地へと向かう。一方、アメリカ陸軍の若きエリート衛士ユウヤ・ブリッジスもまた、テストパイロットとして同地を目指していた。

本編『マブラヴ オルタネイティヴ』の開始から約11か月前を起点とし、人種間の対立や各国の政治的思惑が渦巻くアラスカの地で、異なる背景を持つ衛士やメカニックたちが織りなす熱き人間ドラマが展開される。運命的な出会いを果たしたユウヤと唯依を中心に、人類存亡の鍵を握る新型機の開発と、襲い来るBETAとの過酷な戦いが描かれていく。

『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』の登場人物・キャラクター

アルゴス試験小隊(第125戦術機試験部隊)

ユウヤ・ブリッジス

CV:小野大輔

アメリカ陸軍所属の少尉であり、本作の主人公。米国人の母と日本人の父を持つハーフだが、幼少期に受けた苛烈な人種差別体験と父親の失踪が原因で、自身の出自や日本という国に対して強い嫌悪と葛藤を抱いている。
衛士としての腕前は極めて高く、F-22搭乗経験に加え、F-15を駆り単機で3機のF-22を相手に4分近く立ち回るという、司令部の予測を覆すほどの空戦技術を誇る。また、F-35の開発にも携わった経歴を持つ。
日米合同の新型戦術機開発プロジェクト「XFJ計画」の首席開発衛士(メインテストパイロット)としてユーコン基地に配属され、不知火・弐型に搭乗。初の実戦では99型電磁投射砲(レールガン)を用いて驚異的な戦果を挙げた。コールサインは「アルゴス1」、後に「プラーミァ13」となる。

篁 唯依(たかむら ゆい)

CV:中原麻衣

本作のもう一人の主人公でメインヒロイン。日本帝国斯衛軍の中尉。「XFJ計画」の日本側開発主任を務める責任者であり、譜代武家である篁家の当主でもある。
性格は実直かつ生真面目で、他人にも己にも厳しい「堅物」として知られる。衛士としての実力も極めて優秀であり、かつては斯衛軍の実戦部隊「白き牙(ホワイトファング)中隊」の中隊長を務めていた。コールサインは「ホワイトファング1」。
配属当初は、日本に対して反抗的な態度を取るユウヤ・ブリッジスと激しく対立するが、開発を通じて次第に深い信頼関係を築いていく。その生まれと立場から常に私情を排して生きてきたため、芽生え始めた恋愛感情には極めて疎く、自身の恋心を持て余すという初心な一面も併せ持っている。

ステラ・ブレーメル

CV:大原さやか

スウェーデン王国陸軍少尉。類まれなる美貌と卓越したプロポーションを併せ持つ、アルゴス試験小隊きっての大人の女性である。
部隊では主に狙撃や指揮官補佐を担当し、冷静な判断力で仲間を支える。クールな性格と思われがちだが、任務を離れれば家庭的な温かみやお茶目な一面を覗かせることもある。衛士としての実力は高く、的確な判断力と精密な狙撃能力を武器に戦場を駆ける。
当初は随伴任務機であるF-15E ストライク・イーグルに搭乗していたが、物語中盤(第十八話)からはF-15・ACTVに乗り換えた。また、最終決戦である「桜花作戦」時には自国軍へと戻り、JAS-39 グリペンを駆って陽動作戦に参加している。コールサインは「アルゴス4」。

タリサ・マナンダル

CV:野川さくら

ネパール陸軍少尉。勇猛な山岳少数民族「グルカ」の血を引く衛士。ボーイッシュで好戦的な性格の持ち主。
非常に好戦的かつケンカっ早い性格で、その気質は戦術機の操縦にも如実に現れている。アルゴス試験小隊では「切込隊長」として、激しい機体制御を伴う近接機動格闘戦を得意とする。一方で、上官であるイブラヒムに対しては非常に従順な態度を見せており、単なる上司と部下の関係を超えた深い想いを抱いているような節も見受けられる。
当初は「F-15・ACTV アクティヴ・イーグル」の2番機に搭乗していたが、後に「不知火・弐型」の2番機へと乗り換えた。小隊内では、その猪突猛進な機動で戦端を切り開く重要な役割を担っている。

ヴァレリオ・ジアコーザ

CV:浜田賢二

イタリア共和国陸軍少尉。自らを「彷徨える愛の狩人」と称するプレイボーイ。
享楽的で軽薄な言動が目立ち、女性を見ればとりあえず口説くような軽快さを見せるが、その内面には仲間への思いやりと面倒見の良い兄貴分としての素顔がある。
衛士としての実力は本物であり、激戦の続くヨーロッパ戦線での豊富な実戦経験に裏打ちされた、冷静かつ的確な判断力と卓越した機動制御能力を誇る。アルゴス試験小隊においては、その確かな技術で部隊の連携を支える重要な存在である。
搭乗機は「F-15・ACTV アクティヴ・イーグル」の1番機。コールサインは「アルゴス3」を用いている。

ヴィンセント・ローウェル

CV:杉田智和

アメリカ陸軍技術軍曹。ユウヤと共に派遣されたメカニック。「不知火・弐型」の専任整備士。ユウヤとは米軍時代からの長きにわたるパートナーであり、公私ともに彼の最大の理解者である。
軽薄で女好きな外見に似合わず、その実態は極めて努力家で任務に誠実な男。整備技術の高さは周囲から厚い信頼を寄せられており、複雑な改修機である不知火・弐型のコンディションを支え続けている。
また、日系人への偏見を一切持たず、配慮や労りといった対人スキルにも長けている。尖った性格の多いテストパイロットたちの間で、人間関係の調整役としても優秀な能力を発揮する、アルゴス試験小隊には欠かせない精神的支柱の一人である。

イーダル試験小隊(ソビエト連邦陸軍)

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