ブラッククローバー(ブラクロ)の銀翼の大鷲まとめ

『ブラッククローバー』とは『週刊少年ジャンプ』連載の田畠裕基によるファンタジー漫画。魔力のない少年アスタが、魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指して魔法騎士団に入団し活躍する姿を描いている。
「銀翼の大鷲」は魔法帝の下に存在する9つの魔法騎士団のうちの1つで、古くから安定した実績を重ねていることから「古豪」と呼ばれる。本作のヒロインのノエル・シルヴァの兄、ノゼル・シルヴァが団長を務める。

白夜の魔眼のアジト攻略

白夜の魔眼が度重なり襲撃してきたことにより、クローバー王国はアジトを総攻撃するために精鋭たちで王撰騎士団(ロイヤルナイツ)を結成する。王撰騎士団の選抜試験ではソリドがノエルのいるチームと対決する。ノエルのことを蔑むソリドは執拗にノエルを追い、単独で戦闘する。しかし成長したノエルの敵ではなく、ノエルの攻撃魔法に怯えながらも実力差を認められないまま敗北してしまい、王撰騎士団にも選ばれなかった。銀翼の大鷲で合格したのはニルス・ラグス1人のみだったが、特別参加としてノゼルが選ばれた。
白夜の魔眼のアジト襲撃は順調に行われたが、途中で転生魔法が発動し、人間の一部がエルフに体を乗っ取られてしまう。銀翼の大鷲では王撰騎士団に選ばれたニルス・ラグスがエルフとなり、人間と敵対する。ノゼルは戦況を立て直すべく、エルフ5人と戦って気絶してしまった王撰騎士団の団長メレオレオナに代わり指揮を執る。白夜の魔眼のアジトを追って王都へ向かうとき、ノゼルはノエルのことを王族と認めともに王都へ向かうよう指示した。

王都にあるシルヴァ邸はエルフに乗っ取られた魔法騎士によって襲われていた。ネブラとソリドはエルフと戦うが、ネブラが重傷を負ってしまう。ソリドも倒されそうになったが、そこにノゼルとノエルが駆けつける。ノゼルと共に、今まで蔑んでいたノエルが必死に自分たちを守る姿を見て、ソリドはノエルの実力と成長を再確認し、彼女のことを認めるようになる。そしてネブラも、自分が敵わなかったエルフをノエルが打倒したことで、彼女のことを認め始める。ノゼルもまた、エルフと戦うノエルの成長を目の前で見たことで、母親と似ていた彼女を失うことを恐れ、戦いに巻き込まない為にあえて遠ざけていた本心を告白し、自身の今までの態度を謝罪した。

その後の戦いはこの世とあの世を結ぶ「影の王宮」へと移っていく。「影の王宮」へ飛び込んだノゼルは、光魔法の使い手パトリと交戦する。パトリは悪魔によって騙され絶望したことで、ダークエルフと化していた。ノゼルは水銀魔法の性質で魔光魔法をすべて跳ね返し圧勝し、ダークエルフに苦戦していたアスタとユノに格の違いを見せつけた。その後はアスタとユノの方が事情を知っていると判断し顕現した悪魔の討伐を任せて、ノゼル自身は仲間たちのサポートへ向かった。
エルフを騙して人間と争わせた悪魔は無事にアスタたちの活躍により退治された。

アスタの裁判

白夜の魔眼との戦いの裏にあったのは悪魔の暗躍だった。これによりクローバー王国では悪魔を危険視する流れになり、アスタに宿る悪魔が問題となる。今までの活躍でアスタのことを認めていたノゼルは、優秀な魔法騎士を失うわけにはいかないとして、フエゴレオンと共にユリウスの命で魔法裁判所に乱入し、ユリウスからの任務を伝える。これによりアスタは処刑を免れる。

ヤミとウィリアムの救出任務

スペード王国は悪魔憑きによる恐怖政治が行われていた。また侵略国家の一面も持ち合わせ、クローバー王国にも侵略してくることになる。この襲撃で黒の暴牛のヤミと、金色の夜明け団長のウィリアム・ヴァンジャンスが拉致された。より悪魔の力を発揮できるようにするためだ。
ノゼルはヤミとウィリアムの救出任務に参加し、スペード王国に乗り込む。一方、クローバー王国には古くから語り継がれてきた巨大な怪物「魔神」が現れる。ネブラとソリドは他の団員と共にこれを迎え撃つが、全く歯が立たなかった。この魔神はアスタが見事に撃退した。
スペード王国に乗り込んだノゼルは、ノエルとメギキュラとの戦いに乱入する。メギキュラは母を殺した悪魔だ。ノゼルは仇をとるために奮戦、そしてノエルとの連携攻撃によってメギキュラの心臓を破壊することに成功した。ノゼルとノエルの2人の前にはアシエの幻影が現れ、ノエルとノゼルを共に抱きしめて「二人とも…本当に強くなったね」と言った。

クローバー王国の精鋭たちはヤミとウィリアムの救出に成功するが、最上級悪魔のルチフェロが顕現してしまう。ノゼルは他の団長と一緒にルチフェロに挑むが、文字通り一蹴されてしまった。しかし時間を稼いだことでアスタたちが多少回復し、アスタとユノたちの活躍によりルチフェロを撃破できた。

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